Sunday, February 07, 2010

Maras, una amenaza regional (ディスカバリーチャンネル)

2009年のサンダンスで監督賞を受賞したキャリー・フクナガ監督の『Sin Nombre』が『闇の列車,光の旅』という邦題で初夏に公開されます。

それを観る前に少しだけマラ・サルバトルーチャなどについて予習をしておこうと思いyoutubeをうろうろしていたらディスカバリー・チャンネルの『Discovery Channel - Maras, una amenaza regional 』というドキュメンタリー番組を見かけたので、ここ2週間くらいかけてちびちびと見てみました。


pen マラ・サルバトルーチャの「マラ mara」について
book DRAEの定義: f. El Salv., Guat., Hond. y Méx. Pandilla de muchachos.

book Mara (pandilla)@Wikipedia: ……略…… las pandillas juveniles en Centroamérica, México, Estados Unidos y últimamente también en España.


amazon内でいくつか検索してみた商品(sorry、吟味はしていません)


数年前テレビでなにか少年犯罪関連の海外ドキュメンタリーを見ながら2chの実況板を開いていたのだけど、「怖ぇぇぇぇ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」とかいう書き込みに対して「これよりもっと怖いのがMS13。あいつらマジでヤバい」といったレスがついていた。その時にMS13についてちょっと調べ、彼らなりのイニシエーションの動画もyoutubeで見たのだけど、そういう断片的な姿だけでももう十分に気が滅入った。

今回このドキュメンタリーでまたもや深く憂鬱。どうにもならんよ、もう……と言った気持ちで頭が重く、ため息をつくばかりであった。

しかし絶望してばかりいてもしょうがないからね。何かできることはあるかもしれない。彼らギャングの人殺し連中は刑務所に収容されても更生の道を説かれるわけでもなく、ただ強靱なギャング精神をそこで身に着けより一層凶悪なギャングとなって娑婆に戻ってくるだけであると。だったらギャングの更生を支援しているNGOが資金不足のようだから、そこに支援をするとかね。そういうことなら、よその国からでもできるのかもしれないやね。


しかしね、―――また「しかし」だが―――「犯罪者の更生を主な目的とした収容施設を作ることを火付盗賊改方長官である長谷川宣以が松平定信に提案し、人足寄場が設置された」のは1789年なんだぞ。200年経った今あれらの国々の為政者はなんなの?ってことは思うよ。


つけたし 
一昨年ご近所のお宅がメキシコの16歳のお金持ち女子高生のホームステイを受け入れたのだけど、スペイン語の方が通じるみたいだからReineさんおねがいってことでたびたびskypeで通訳を頼まれ、その子とも親しくなった。

あるとき雑談の流れでその女子高生が何か若者の犯罪者集団の話を始めたので「MS13とかってこと?」と聞いたら「MS13じゃなくてほにゃらら」と。

その“ほにゃらら”を忘れちゃったのでこないだ質問したら「私があのとき言ったのはlos zetasだよ」とのレスが来た。

Los Zetas@Wikipedia

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Thursday, October 01, 2009

Pedro / ペドロ [アメリカ映画]

pedroLatin Beat Film Festival 09 / ラテンビートフィルムフェスティバル2009 / 第6回スペイン・ラテンアメリカ映画祭で上映された作品。

LBFFの公式サイトによる紹介文
ペドロ・サモラは1972年にキューバで生まれ、8歳でマイアミへ移住。17歳の時にエイズと診断を受けてからHIV啓蒙活動に身を投じ、遂にはリアリティー番組の元祖、MTV番組『リアル・ワールド』に出演、一躍有名人となった。ゲイでエイズ感染者であり、率直に人生を語るペドロ……(中略)……彼の人生を描く本作は、『ミルク』でアカデミー賞最優秀脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックが脚本を手掛けた。end

(コメント欄でいろいろと)

Pedro@IMDb
dangerほとんど英語です

監督: Nick Oceano ニック・オセアノ
脚本: Dustin Lance Black ダスティン・ランス・ブラック  Paris Barclay

出演:
Alex Loynaz アレックス・ロイナス ... Pedro Zamora ペドロ・サモラ
Justina Machado フスティナ・マチャド ... Mily ミリー: お姉さんだったかな
Hale Appleman ホール・アップルマン ... Judd Winick ジャド: 番組で仲良くなった男子
Jenn Liu ... Pam パム:
DaJuan Johnson ... Sean Sasser
Matt Barr ... Puck パック: 衝突した相手。メッセンジャー。
Karolin Luna ... Rachel レイチェル: アリゾナ出身の女子

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Friday, May 04, 2007

Spanglish / スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと [アメリカ映画]

spanglish父親が家を捨てて出て行ったきりなので、クリスティーナは母フロールの女手一つで育てられた。十分に辛かったろうに、母はクリスティーナには涙の一粒も見せはしなかった。つましい暮らしの中でも強く潔く清く生き抜こうとする母の姿は、クリスティーナにとっては故郷メキシコそのものであったし、そのまま己のアイデンティティとなっていた。

娘にそのラテン気質が受け継がれたのを確認するや、フロールはアメリカに移ることを決意した。母娘は‘経済的な方法で’国境を越え、ロサンゼルスに根を下ろした。メキシコをそのまま再現したかのようなその町で、二人は貧しいながらも愛情に溢れた生活を送る。

フロールは夜昼なく働いていたが、少し大人びてきた娘に悪い虫がつくのを危ぶみ、夜間の勤務をやめることにした。メキシコの人々とメキシコの言葉だけに囲まれて暮らしてきたフロールは英語はまるで話せなかったが、昼間の割のいい仕事を求めて遂に‘外界’へ踏み出すのだった。

フロールはジョンという腕のいいシェフとその妻デボラの家庭で家政婦として雇われることとなった。富も名声も得て子ども達も心優しく育っていて……傍目には幸せそうに見えるジョンの家庭も、一歩入るとほころびが見える。フロールとジョン一家が関わり合っていく中で、互いの人生にどのような変化がもたらされるのだろうか。
__________

こないだ観たっきり清書していなかったもの。すぐに一息に書き上げられなかったのは、忙しかったというのもあるけど、やっぱりどうも違和感というか不完全燃焼っぽさがあったせい。あの夜、観た直後に私は「何かが足りなくて何かが余計だ。途中から散漫」とメモっていた。

その後でもう一度丁寧に観ようとしたが、二度目は130分のうちの35分のところでオシマイにした。そう、その辺から話がぼやけていくんだよ。

この映画、投げっぱなしなんだよな。いろんなことが投げ上げられたまま落ちてきてないよね。回収されてない小ネタが多すぎやしないか。長尺(130分)のくせに。いろんなものを詰め込み過ぎてる。

嫌いじゃないよ。嫌いならもっとイヤそうな書き方をする。好きです。だけど、要らないものがけっこうあったと思う。例えばジョンの息子ジョージー、あの子、要ったのかなぁ? あの子がいなくてもストーリー展開は同じだったと思うぞ。

それから、もっと要らないものあっただろ。

ネタバレっぽくなりますけど

↓↓↓↓

あのね、猫も杓子も惚れた腫れたと浮かれ出すなんていうどんちゃん騒ぎは朝ドラに任せとけばいいじゃない。朝ドラと言えば、コクる⇔コクらない、結ばれる⇔結ばれないの二者択一クイズ形式で話をひっぱるためだけに脚本をこねくり回して、途中まではかろうじて存在したかもしれない物語性をあっさりと破壊するのが常ですが、なんで『Spanglish』もそんな展開にしちゃったんだか。

あれこそ要らん。
どうしてあんな安い話に逃げちゃったかね。ああいう路線に迷い込んじゃったら、作品前半の家族群像としての静かで好感を持てたストーリー展開が台無しだよ、台無し。

夫と妻が各自を省みて、相手を見つめて、ひいては夫婦のあり方を二人で捉えなおす姿とか、二組の娘と母親の関係の成熟の過程を見たかった。ノー。二組じゃない、三組だ。三つの母娘関係をもっとじっくり見たかった。もっと見たい姿があった。

『スパングリッシュ』は小さい挿話をこれもこれもと欲張ってチグハグに散りばめ過ぎ。それらがパッチワークの体を成さない作品、残念ながら。これが130分の映画でなくて1クールの連ドラだったらたぶんおもしろかったと思うよ。

(アメリカ映画)(言語: 英語ときどきスペイン語)(コメント欄にメモ)

spanglish02Spanglish @IMDb
スパングリッシュ@象のロケット
スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと@シネマトゥデイ
スパングリッシュ太陽の国から来たママのこと@映画生活
スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと@シネマカフェ
スパングリッシュ@ぽすれん
スパングリッシュ@goo映画

監督・脚本: James L. Brooks ジェームズ・L・ブルックス
出演:
Adam Sandler アダム・サンドラー ... John Clasky ジョン・クラスキー
Téa Leoni ティア・レオーニ ... Deborah Clasky デボラ・クラスキー
Paz Vega パス・ベガ ... Flor Moreno フロール・モレーノ
Cloris Leachman クロリス・リーチマン ... Evelyn Wright エヴリン・ライト(デボラの老母)
Shelbie Bruce シェルビー・ブルース ... Cristina クリスティーナ
Sarah Steele サラ・スティール ... Bernice バーニー

SPANGLISHについての参考書・辞書など(洋書)

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Wednesday, September 13, 2006

Diarios de Motocicleta / モーターサイクル・ダイアリーズ [アメリカ映画]

motocicleta(アメリカ映画 / イギリス映画)

この作品、鑑賞自体も延ばし延ばしにしていたし、blogにupするための作文にもいやに時間がかかってしまった。なんだか複雑でね。そうやってグズグズしてる時にちょうどヨコヤマ先輩が観たと日記に書いていらしたので、つられて私もようやく重い腰を上げたといったところです。もう、細部を忘れてしまいそうである。

何がそんなに書きづらかったのかって ……… 何だろう ……? 難しいんだよ …… だって …… この作品 ……… シンプルじゃん?

・登場人物がヒト/出来事/光景を目の当たりにする

・登場人物がそれで何かを感じる

・監督は登場人物がそう感じたっていう作りにしたい

・監督は登場人物がそう感じたっていう作りにしたってことを観客がわかってよねと思ってる

・観客もそのシーンで何かを感じる

・観客は登場人物もそう感じたんだなってのを理解する

・観客は登場人物がそう感じたっていう作りに監督はしたかったんだよねってことを思う

「わ。衝撃的な光景だ」ということにしたいのですね / 「ゲバラはこう感じたんだ」ということにしたいのですね / 「ゲバラはこう感じたというのをガエルにこのように演じさせたのだ」ということにしたいのですね………

ということにしたいのですね』で成り立ってるでしょ? だから、なんつうか、「…だって……だってそうなんでしょ? ということにしたいのでしょう? ……で…あたしに他に何をどう感じろと?」って思っちゃってね。それは観る前からね。この作品ができた時に既にそう思ったかもしれない。

ためしに「モーターサイクルダイアリーズ 印象的」で検索すると、多くの人が印象的だったシーンについて書いているのが読めるけど、そう、だから、それなの。もう、なんつうか、「これこれのシーンが印象的でした」という以外に書きようが思いつかない。

これが夏休みの読書感想文の課題図書だったら、とても苦労する。と思った。

ひねくれてこういうこと言ってるわけじゃないよ? そういう映画なんだからしょうがないよ。旅に出て、見て、感じて、変わって、還って、そのあと生きた男の話だよ。そのあと生きて‘史実’になった人なんだから、旅から還らなかったわけが無く、つまりは旅はきちんと終わるんだ。‘印象的’なエピソードの詰まった旅が終わるのです。


だから油断しちゃって(?)、後半は、すね毛を抜きながら観ていました。


motocicletaしかしね。
ここ大事。

脱毛器でガリガリ抜きながらも、終盤はワタクシしくしくと泣き通しでした。涙が止まらなかったんですよ。そして、『オール・アバウト・マイ・マザー』の失敗以来、私から母に映画を薦めるなんてほとんどしなかったのですが、今回は鑑賞直後に母にも薦めましたよ。「観ておいたらよいだろう」と。


私の‘印象的’だったシーンはと言うと、やっぱりアレだな、砂漠で出会った夫婦のシーン。警察から逃げつつ仕事を求めて歩き続けているのだと、疲れ果てた夫婦が言う。

ゲバラ: ¿Por qué? 警察に追われてる?
夫婦: Porque somos comunistas. 共産主義者だから
夫婦: ¿Usted anda buscando trabajo? あなたも仕事を探しているの?
ゲバラ: No, no estamos buscando trabajo. いいえ、僕たちは違います

夫婦: ¿No? ¿Entonces por qué viajan? 違う? じゃぁ、どうして旅をしているの?


私は死んじまいたかった。絶望のトリガーだった。
________

(続きはコメント欄)

motocicletaThe Motorcycle Diaries 公式
モーターサイクル・ダイアリーズ 日本公式
(右下の「Traveling Music」でサントラ各曲が聴けたり)
Diarios de motocicleta @IMDb

モーターサイクルダイアリーズ @映画生活
モーターサイクルダイアリーズ @ぽすれん
モーターサイクルダイアリーズ @象のロケット
モーターサイクル・ダイアリーズ @シネマトゥデイ
モーター~@goo映画

・DVD モーターサイクル・ダイアリーズ コレクターズ・エディション
・DVD モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
モーター~@シネマカフェ

・文庫 モーターサイクル・ダイアリーズ
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」オリジナル・サウンドトラック
・サントラ The Motorcycle Diaries [Soundtrack] [from US] [Import]
・サントラ The Motorcycle Diaries [Soundtrack] [from UK] [Import]
・ビデオ Motorcycle Diaries (Full Sub)
・ペーパーバック The Motorcycle Diaries: Notes on a Latin American Journey
・ペーパーバック Diarios De Motocicleta : Notas De Viaje / Motorcycle Diaries: Notas De Viaje (Che Guevara Publishing Project)
・ペーパーバック Diarios De Motocicleta

関連
・ペーパーバック Traveling with Che Guevara: The Making of a Revolutionary
・ペーパーバック Travelling with Che Guevara
・ペーパーバック Back on the Road: A Journey to Latin America
・CD Eco by Jorge Drexler


監督: Walter Salles ウォルター・サレス(ヴァルテル・サーレス)
原作: Ernesto 'Che' Guevara エルネスト・チェ・ゲバラ  Alberto Granado アルベルト・グラナード

出演:
Gael García Bernal ガエル・ガルシア・ベルナル (Ernesto Guevara de la Serna エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)
Rodrigo De la Serna ロドリゴ・デ・ラ・セルナ (Alberto Granado アルベルト・グラナード)

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