Sunday, February 14, 2010

Sin Nombre / 闇の列車、光の旅 [メキシコ映画]

sin nombre公式サイト(邦題『闇の列車、光の旅』)からストーリー紹介:
ホンジュラスに住む少女サイラ。よりよい未来を求め父とアメリカを目指すことにした彼女は、移民たちがひしめきあう列車の屋根の上で、カスペルというメキシコ人少年と運命の出会いを果たす。彼は、強盗目的で列車に乗り込んだギャングの一員だが……略…………

サンダンス映画祭 監督賞・撮影監督賞 受賞作品

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紹介文に「カスペルはギャングの一員」とありますが、それがつまりこないだちょっと書いたマラ・サルバトルーチャです。あれはこの作品を観るにあたってちょっと助けになると思う。

ただ『Sin nombre / 闇の列車、光の旅』という映画はマラ・サルバトルーチャの構成員の生き方ばっかりではなくて、中米の人々が北米への不法入国を目指す様をも同時に説明しています。

『闇の列車、光の旅』は今年の初夏に全国順次公開です。面白いです。是非。


とても佳い作品であるのはたしかだけれども、私の好き嫌いを言うなら、苦手といえば苦手ジャンルですということ。私は苛酷な現代事情を描き出すといった作品はなるべく観ないようにしているので。観たくないんだよ、私は映画の中では人々は浮かれてて欲しい。

それから私は不法移民という事象に対しては非情とも言えるスタンスを保つことにしているので、このようなテーマの映画を観て悲しいなどと感じることを日頃から自身に許していないというのもまた「苦手」とした理由の一つではあります。


人が絶望したり死んだりする絵図は見ていればそれは悲しいものでしょう。私だってこの映画の何箇所で泣いたかしれない。

それでも、「かなしい……」「かわいそう……」というその感想は、たとえば我が国の不法滞在者にまつわる社会問題とは切り離して考えなければならないでしょ。この映画で映し出される移民がかわいそうに思えるということと、現実に我が国に在る不法外国人がかわいそうなのかどうかというのは全く別モノであるということ。そこのところはハッキリと自分の中で分けておきたい。そういうのはうっかり混ぜちゃダメなの。「混ぜるな危険!」なの。

……って、こんなこと言ってる私がむしろ誰よりも混ぜてるのかもしれんがね。



より大きな地図で Sin Nombre 闇の列車、光の旅 を表示

(つづきはコメント欄で。私はあまり書けないけどたぶんアリ・ババ39さんたちが書いてくださる)

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Friday, February 06, 2009

Escuchando a Gabriel / ガブリエルが聴こえる [スペイン映画]

escuchando a gabrielセルバンテス文化センター東京での「土曜映画上映会」のお知らせです。

2月7日、14日、21日、28日(土)
「ガブリエルが聴こえる」
スペイン、バレンシア出身ホセ・エンリケ・マルチ監督作品(2007年)。
クラシック音楽を鍵に、愛と許しの物語をドラマチックに描きます。

上映時間 100分。
2月7日: 14:00~
2月14日: 16:30~
2月21日: 14:00~
2月28日: 16:30~

B1オーディトリアムにて。入場無料、予約不要、先着順。
(03) 5210-1800
アクセス

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ガブリエルが聴こえる@映画生活

Escuchando a Gabriel@IMDb
直訳: ガブリエル(の言うこと)に耳を傾け / を聴きながら
英題: Gabriel's Voice

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 長編部門(国際コンペティション)より:
情熱的で自立心の強いバイオリン奏者のサラは、新しい街へ越してすぐ同じ建物に住む奇妙な少年、ガブリエルに出会う。自分の世界に籠りがちな彼の内に潜む音楽的感性を発見した彼女は、少しずつ彼に惹かれてゆく。

監督: Jose Enrique March ホセ・エンリケ・マルチ
1974年バレンシア生まれ。CEUサンパブロ大学を卒業。ジャーナリスト並びに映画評論家として、テレビ、ラジオ、新聞で働く。その後、製作会社 Somnia Arsを設立し、数々の短編やミュージック・ビデオを監督した。2004年、テレビ用に作られた、低予算の実験映像作品『La estancia』が世界中の映画祭で上映された。

脚本: Maxi Valero マキシ・バレロ

出演:
Javier Ríos ハビエル・リオス ... Gabriel ガブリエル
Silvia Abascal シルビア・アバスカル ... Sara サラ
Antonio Dechent ... Carlos カルロス


(観に行ったら、メモなどはコメント欄に書いていきます)
(観に行けなかった場合、これはこれで〆)

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Sunday, October 19, 2008

Herencia / オリンダのリストランテ [アルゼンチン映画]

herencia先日アルゼンチン映画で・2000年からこっちで・ジャンル=ドラマって感じの作品をリストアップしたのだけど、そのコメント欄でいちこさんが教えてくださった作品。

セルバンテス東京で上映会があったので行ってみました。(11月1日(土)~11月24日(月) シネマ・アンジェリカにて上映されます)

オリンダのリストランテ 公式


Herencia@IMDb
直訳: 遺産,相続財産
(この原題の意味するところは、観るとわかると思う)

これがどうして『オリンダのリストランテ』というタイトルになったのかというと、んーどうなのかな、たとえば『Bella Marthaマーサの幸せレシピ)』とか『No reservations幸せのレシピ)』とか『RATATOUILLEレミーのおいしいレストラン)』とか、そういった‘語感’で惹きつけようという作戦かな?とも思ったけど、まぁよし。


お話はよかったです。悪人が出てこない世界っていいわ。いや、まぁ、悪い人がいたからこそ始まったストーリーでもあるし、意地悪な人も近くにいないではなかったけれども。終始微笑んでいられる作品でした。微笑み←これ、私が映画を観るときに一番求めている要素だからね。

上映会会場でも序盤はクスクス笑いが破裂するような小さな渦が何度かあった。


出演:
Rita Cortese ... Olinda オリンダ: 移民としてブエノスアイレスに渡って来て以来ずっとレストランを糧にそして生き甲斐に暮らしてきた。頑固で口うるさく気が短いところもあって、ウェイターのアンヘルともしょっちゅう衝突している。

Adrián Witzke ... Peter ペーター: 人探しのためドイツからはるばるやって来た。手紙の住所と名前とインスタント証明写真で撮ったような小さな写真をたよりに、ブエノスアイレスの町を駆けずり回るものの…

Martín Adjemián ... Federico フェデリコ: オリンダとはつきあいが長い。毎日のようにオリンダの店で食事をとる。紙のテーブルクロスにその日の気分で人々をスケッチする。女に目が無かったりする。

Julieta Díaz ... Luz ルス: 常連客。ベネズエラで生まれてメキシコで育った。

Héctor Anglada ... Ángel アンヘル: ウェイター。しょっちゅう皿を割ってオリンダにがみがみ怒られている。オリンダの頑固さに手を焼いてもいて、これまでに何度か辞めてやると職場放棄をしたことがある。

Graciela Tenenbaum ... Elsa エルサ: オリンダの店の前でよく花だの売っている


監督・脚本: Paula Hernández パウラ・エルナンデス

オリンダのリストランテ@goo
オリンダのリストランテ@ウーマンエキサイト
オリンダのリストランテ@映画生活

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Sunday, June 22, 2008

Mamá cumple cien años / ママは百歳 [スペイン映画]

mama cumple
(※フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館のDVDで鑑賞したので、ちょっとね、登場人物の「続柄」とか役名とか、ひょっとしたら間違えているかもしれない。メモしきれなかった)

(※字幕なし)

(※この作品単独でも理解にはそう困らないけど、『Ana y los lobos』の続編なんだった。あっちを先に観た方がよかった。順番まちがえたね)

ストーリー
アナは若い頃の一時期を過ごした大邸宅を夫のアントニオと共に訪れた。その屋敷の当主である老婦人が100歳の誕生日を迎えるので、そのお祝いに駆けつけたのである。この老婦人のことをアナは「ママ」と慕っている。家も庭園も自分の部屋も何もかもが昔のままで、アナは懐かしさに胸がいっぱいになった

庭園ではこの家の長男フェルナンドがグライダーで飛ぼうと奮闘していた。アナたちを玄関で迎えてくれたのは、三男フアンの嫁ルチであった。そのルチが言う。「フアンのことはこの家では禁句なの。おねがいね」。どうやらフアンは家を出て行って消息不明となっているらしい。

ルチの3人の娘も現れた。カルロタとナタリアは目を瞠るような美しい女に成長していた。末っ子のビクトリアは利発な子だが、まだまだ幼さも残っているようでいつまで経っても飛べない伯父フェルナンドのグライダー練習につきあってあげている。

「ホセはどこ?」とアナが二男のことを尋ねると、皆が驚いたように聞き返す。「貴女、知らなかったの? ホセは3年前に死んだのよ」。

アナがママを寝室に見舞う。老女は悪夢を見たという。ものすごい嵐が吹き荒れていたと。そして家族に対する愚痴をもアナに打ち明けた。「あなたは外国人だからこんなことも話せるの」。食事の席でカルロタが「ねえ、おばあちゃん。おばあちゃんが死んだらうちの土地はどうなるの? 区分けして売り払うのよね」と無遠慮に聞いたりするのを目にし、アナは戸惑う。

ママの100歳の祝宴を控え、懐かしい一家との嬉しい再会となるはずであったこの旅は、しかし、黒い渦となってアナを巻き込んでいく。

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これ、何年の作品だか知らずに観始めたのだけど、最初の方のシーンで「ママ」が「ホセ」の墓前で「3年前に死んで云々」と言うので、「あぁ、だったらこの作品は78~79年なんだね」と思った。フランコが死んだ75年11月20日から数えて3年ってことを言いたいんだろうな、と。そういうつもりでこの先を観るようにという指示なんだなと受け止めることにした。

私はもともと映画観るのにそういうことあんまりいちいち考えなかったんだけど、『カラスの飼育』なんかを観た後だと、やっぱりそういう風に観るように努めるもんだね。この『ママは百歳』も登場人物がおでこに札(ふだ)を貼っているようだった。

(※ただ…これ、字幕無しで図書館で一発勝負で観たので、人物関係の把握が間違ってるかもわかんないんだよな。「長男」「次男」「三男」なんて当てずっぽうです。

そこがもしも違っていると読解も間違ってきちゃうわけなので、うーーん、ほんとは何度か観たいね。DVDを入手して何度か観た方がいい。絶対)(というか、まず『Ana y los lobos』を観るべきだった)


監督: Carlos Saura カルロス・サウラ
脚本: Carlos Saura  あとたぶんRafael Azconaの手も入っていると思う

出演:
Geraldine Chaplin ジェラルディン・チャップリン ... Ana アナ
Norman Briski ... Antonio アントニオ(アナの夫)

Rafaela Aparicio ラファエラ・アパリシオ ... Mamá ママ
Fernando Fernán Gómez フェルナンド・フェルナン・ゴメス ... Fernando フェルナンド
Charo Soriano チャロ・ソリアーノ ... Luchi ルチ
José Vivó ホセ・ビボ ... Juan フアン

Amparo Muñoz アンパロ・ムニョス ... Natalia ナタリア
Ángeles Torres アンヘレス・トーレス ... Carlota カルロタ
Elisa Nandi エリサ・ナンディ ... Victoria ビクトリア

Rita Maiden ... Solange (お手伝いさんかな)
Monique Ciron ... Anny (たぶんお手伝いさん)


・今にも死にそうな百歳の老母。たった一度でいい、家族全員に集まってもらいたいと願っている。

・軍人で、軍服コレクション・銃器コレクションの部屋で銃の暴発によって死んだと言われる息子ホセ。

・アナへの憧れを断ち切れぬままこの歳まで生きてきたフェルナンド。十分に自信を持てず今でも母の指南を頼みにしている。空を飛ぶことに取りつかれているようだが、家計の逼迫という現実を認識しているかどうか怪しいものだ。

・フアンは愛人と出奔しようとしている。「こんな家、我慢ならないんだ。やっとお金ができそうだよ。二人の夢がもうすぐ叶うよ」と愛人に囁いている。

・ルチはそんな夫に向ける感情はもはやたいして持ち合わせていないようだ。それよりも金策に必死である。義母の目にはルチは「計算機のような女」と映っているようで、フアンが家出をしたのもルチのせいだと考えているらしい。この家屋敷を売却して金を作るため、ルチの行動はエスカレートしていく。

・亡くなった軍人ホセの気性を一番濃く受け継いだといわれるカルロタは、そんな母ルチの小細工に手を貸す。こともなげに。祖母の100歳パーティーの晩餐にカルロタが選んだ服は…

・ナタリアはドラッグもセックスもそれを楽しむのに何のためらいも感じない。奔放な彼女は母や姉と衝突して「みんな偽善者よ!」と泣き叫ぶ。

・アントニオはたまりかねてアナに言う。「この家は変だ。急いで帰ろう」。

Mamá cumple cien años@IMDb
ママは百歳@映画生活

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Tapas [スペイン映画]

tapas
5月~6月にかけて開催されたEUフィルムデーズ(※音注意)で上映された作品。

『TAPAS』 作品紹介ページより:
>年金で暮らすマリアノとコンチは病や孤独の不安を抱き、中年女性ラケルはインターネット上の愛にしがみつく。スーパーで働く2人の若者セサルとオポは漠然とした将来に不安を感じている。5人の行きつけのバールの経営者ロロは、新しい料理人マオを雇って、仕事以外の人生を発見する。登場人物それぞれの人生が交錯する、ちょっぴりほろ苦いが心温まるコメディ。


私の好みとまぁだいたい似てるっていう人にとっては、これもたぶん良いですよ。DVD買っちゃっていい作品だと思います。

tapasÁngel de Andrés López アンヘル・デ・アンドレス・ロペス ... Lolo (Manolo) ロロ (本名マノーロ; 「ロロのバル」の店主。無知で無神経な面あり)

tapasAmparo Moreno アンパロ・モレーノ ... Rosalía ロサリア (ロロの妻。BARのキッチンを担当している。ロロの口やかましさにブチ切れそうなのをこれまでずっと堪えてきた)

tapasMaría Galiana マリア・ガリアナ ... Doña Conchi コンチ (夫のマリアーノと二人で年金暮らし)

(※俳優ごとの、他の作品における役のイメージを保ったまんま観ちゃったりするのが私の悪いクセでね。この‘コンチばあさん’を演ずるマリア・ガリアナは『Solas ローサのぬくもり』のあのお母さんなのだが、あのイメージを保ったまんま観ちゃうと非常にヨロシクナイ。だけど、このばあさんが『Tapas』の序盤でみせる大胆な行動によって、‘ローサ母さん’のイメージは見事に払拭されるのでした。ガラスが粉々にぶち破られるかのように)

Alberto de Mendoza アルベルト・デ・メンドーサ ... Don Mariano マリアーノ (深刻な病を宣告され、入院か少なくとも通院を強く勧められているが、自分の死に方で死なせてくれと考えている。すっかり表に出なくなってしまっている。マリアーノを最近見かけないわねと近所の女房たちに聞かれた妻コンチは「この暑さじゃねぇ…」とだけ答えている)

tapasElvira Mínguez エルビラ・ミンゲス ... Raquel Merino ラケル (夫と2年前に別れてから、食料雑貨店を一人で切り盛りしている。ブエノスアイレス在住のエドガルドという男と1年前からチャットを続けてきている)

tapasRubén Ochandiano ルベン・オチャンディアーノ ... César セサル (スーパー店員。母カルメンはラケルの雑貨店によく行く。ラケルの壊れたビデオデッキを修理するようにと母に言われ、ラケル宅を訪れる)


tapasDarío Paso ダリオ・パソ ... Opo オポ (セサルの同僚・親友; この夏の休暇ではベニカッシンのフェスに出かけようと思っている。セサルといっしょに行きたい。だから早くセサルにも寝袋を入手してもらいたい。

「ベニカッシンにはイタリア女がいっぱいいるんだぜ。オランダ女? オランダ女はビッチだからなあ。だってお前、親が娘にピルを渡すんだってよ。ドイツ女はオランダ女ほどビッチじゃなくてパイオツがカイデーなの。イギリス女とスウェーデン女はのん兵衛で誰とでもヤる。で、8月に入るとイタリア女とフランス女がいよいよ来ますよ、と。ちょっと小ぶりだけど、美味しそうなんだよな」)

tapasAlberto Jo Lee アルベルト・ジョー・リー ... Mao マオ (香港の高級レストランのシェフだった)


監督・脚本: José Corbacho ホセ・コルバチョ  Juan Cruz フアン・クルス

Tapas公式(音注意)
Tapas@IMDb

直訳: 「酒のつまみ」の意味のタパスだとも思う。ロロの店にみんなが出入りしていて、そのBARにはやはりタパスを置いてあるからね。

だけど、たぶん、「隠す」っていう意味の「tapar」の直説法現在2人称単数の活用形「tapas」のつもりもあるでしょう。


(※フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館のDVDで鑑賞)

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Wednesday, June 18, 2008

Ciclo de cine chileno / 『ベッドの中で』他、チリ映画上映会 [チリ映画]

playセルバンテス文化センターのチリ映画上映会(※どちらの作品も日本語字幕で上映)

PLAY
クリスティーナは故郷を離れ独り都会で暮らす。「私を知っている人なんてこの街にほとんどいない」。病身の独居老人ミロスさんの家に住み込み、介護をしている。寝たきりのミロスさんに『National Geographic』を読み聞かせてあげるのも仕事の一つである。自由になる時間があればゲーセンでStreet Fighter IIに興ずる。そして街を歩く。「街を歩くのが好きなの」。「変わってるって言われたことはあるわね」。

ミロスさんのマンションのすぐ近くに公園がある。清掃人マヌエルのそばをクリスティーナが通り過ぎる瞬間、二人の視線がぶつかった。


ある朝いつものようにゴミ捨てに出たクリスティーナは焼却炉の蓋を開け、そこに洒落たビジネスバッグを発見する。好奇心から持って帰ってしまった。彼女は自分の小さな部屋で、バッグの中身を床に並べてみるのだった。


トリスタンはイレーネとの離婚が決まったところである。その夜、当てもなく街をうろつくトリスタンはとんだ災難に見舞われた。翌朝路上で目を覚ますと、昨夜仕事場を出る時にはたしかに肩から提げていたビジネスバッグが消えていた。

ところどころ時間が前後する造り。
なので、たった50時間前に観た映画なのにけっこう混乱してるぞ。どういう順番で何が起きて、だからココまでは書いてよくてココから先は伏せておこう…っていう作文を練るのに障壁となっている。

終わった瞬間の感情としては「ちょっと寂しかったかなぁ…」だった。

しかし、ここ要注意なんだが、他の人は(まったく)そんな風には感じなかったかもしれないのだ。私は基本的に生活と人生を見つめる目に悲哀フィルターの濃い奴がかかってしまっているので、この映画もそう見えてしまっただけのことかもしれない。


他の人はあのエンディングの情景に、彼女・彼らの明るく幸せで活力みなぎる明日を見たかもしれない。


en la cama『En la cama / ベッドの中で』

男と女がモーテルでセックスをし終えたところ。

「あのさ、君、苗字はなんだったっけ?」「あなた、私の名前、思い出せないんでしょ」

「何言ってんの。そんなんじゃなくて」「だってそれって、オサレに名前を聞き出すための常套手段よ」

「わかった。わかりましたよ。そうだよ」「へー、あなた、あたしが誰だかもわからないのにセックスしてたのね?」

「いや、君が誰だかはわかってるってば。ただ名前を忘れただけだって」

「あたし、名前についての本を持っててね…」「俺の名前は何だって書いてあった?」

「えっとね、『クラウディオ』はね…」「ちょっと待った。俺の名前、クラウディオじゃないよ」


二人は互いに名乗った。男はブルーノ。女はダニエラ。「どうも。はじめまして」「はじめまして」。


モーテルの部屋で二人の会話は続く。セックスをしてしゃべってセックスをしてしゃべって。時計の針は少しずつ進む。


ルシアとSEX』なんかケチョンケチョンに言ってきた私のことですから、それじゃぁ、こんなセックスシーン高パーセンテージの作品もどうせまた気に入らないんじゃないかって思っていたのですが、さにあらず

気に入ってしまった。というか、終盤、大泣きに泣いてしまった。

ただし、これ↑はたぶん例によって私の目に悲哀フィルターの濃い奴がかかっていたせいなので、泣く映画だなんて思って観ない方がいいと思いますよ、ということは書いておきたい。

Abetchyたちと話しながら帰って来たんだが、「いや、まぁ、Reineが大泣きしていたシーンは、たしかに、客席にそれなりの神妙な空気が漂っていたけども。いた・け・ど・も」「よっぽどなんかツボに入っちゃったんだなあと、『あー、泣いてんなあ』と思ってた」とのことでした。


私もいったい何であんなに涙が出たのかわかんなくって、我ながら戸惑ってた。


ダニエラとブルーノの目の動きを追って、二人の会話を聞きながら、何かを想像しまたは考察して、それで悲しくなって泣けてきたわけじゃないんだ。

私は何かを‘思い出して’いたんだ。ダニエラとブルーノの今後を想って泣いたんじゃない、私自身のこれまでが思い出されて、涙が止められなくなった。


私は自覚してる以上に疲れているのだと思う。

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Saturday, April 26, 2008

Perdona, bonita, pero Lucas me quería a mí [スペイン映画]

perdona, bonita, pero Lucas me queria a mi2004年11月にスペイン人の友人に近年のお薦め映画をたずねた時に名前の出た作品。その時の私のメモは、「これ、安心して笑いながら観ていられそうな気がする」だった。

他の多くのコメディ作品に比べもう一つピンと来ず、買わずに来た。優先順位がどうも高くならなかった。スペインで何の気なしに買ってきた『チル・アウト!』と同じ監督(二人組)と知って、雰囲気を想像するだけしていた。このたびフェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった


あらすじ
カルロス、ダニ、トニはゲイの仲良し三人組。マドリードのマンションで共同生活を送ってる。家賃を滞納しているので大家の催促のメッセージが留守電に入っている。大家が留守電の最後に忌々しげに吹き込む「このおかま野郎どもがっ」という恫喝も聞き慣れてしまった。

家賃分担を軽くするため、もう一人誰かに住んでもらうことにした。募集広告を出したものの、来る人来る人そろって変わり者で人選は難航を極める。しかしルカスという若者が現れた時、3人は一も二もなく彼を同居人として迎え入れた。それほどルカスは魅力的だった。

ルカスには手を出さないという協定を3人がひそかに結んで4人の新しい生活が始まったが、マドリードのゲイの半分と寝ているとなじられても何も言い返せないほどナンパな生活を送ってきたダニがどうやら抜けがけを仕掛けそうである。

トニとカルロスはダニのその気配を察しピッタリと尾行する。結局その夜、ダニとの約束にルカスは現れなかった。空振りに終わった3人が疲れて帰宅すると、ルカスがいた。床に広がる血の海に横たわるルカスの胸には8本のナイフが深々と突き刺さっていた。
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チル・アウト!』もそうだったけど、この監督(二人組)は死体の処理の物語が好きなんだね。というか、おそらく、小説であれ映画であれ、ストーリーというものを作り出す職業の人にとっては、死体をどう処理するかについてアイディアを絞るというのは必須科目なのかもな。それが書けないようでは他の作品を作り出す能力なんて無いから早々と諦めろという足切りラインというか。

と、テキトーなことを言ってみる。


Perdona bonita, pero Lucas me quería a mí @IMDb
直訳: ごめんなさいね、でもルカスはアタシを好きだったのよ
英題: Excuse Me Darling, But Lucas Loved Me

第6回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 (1997年)での仮題は『ごめん,でもルーカスは僕を好きだったんだ』

監督: Dunia Ayaso ドゥニア・アヤソ  Félix Sabroso フェリックス・サブローソ

出演:
Jordi Mollà ジョルディ・モリャ ... Toni トニ (カラオケバー店員)
Pepón Nieto ペポン・ニエト ... Carlos カルロス (クリーニング店員; おでぶ)
Roberto Correcher ロベルト・コレチェル ... Dani ダニ (ツアー添乗員)

Esperanza Roy エスペランサ・ロイ ... Juliana フリアナ (3人の家の掃除婦)

Gracia Olayo ... Estrella エストレージャ (カラオケバーの歌い手)
Ferran Rañé フェラン・ラニェー ... Miguel ミゲル (その気弱な夫)

Lucina Gil ルシーナ・ヒル ... Clara クララ (敏腕女刑事)
María Pujalte マリア・プハルテ ... Mari Carmen マリ・カルメン (部下)

Alonso Caparrós アロンソ・カパロス ... Lucas ルカス

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Saturday, April 19, 2008

Los 2 lados de la cama [スペイン映画]

2 lados de la camaEl otro lado de la cama』の続編。ミュ、ミュージカル。調子っぱずれのミュージカル。


セビーリャの友人が私好みの作品をリストアップしてくれた時に含まれていた。そしてまた、本作のマルタを演じるベロニカ・サンチェスが彼の従妹だということもあり、次に彼に会うときまでには観ておかないと失礼なのではないかと考えていた。

しかしながら、とかく続編というものは拙い出来になりがちだし、コメディというジャンルなのでその懸念はいっそう強く、他の作品をさしおいて、高い送料をかけてまでスペインから通販で購入しようという気になれなかった。

フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった


まぁ、そうだなぁ。やっぱり本作では、ストーリーをどうしても最後のセリフに繋げたかったのだなという強引さが見えてしまっているな。私としては購入は控えておいていいと思った。図書館で一発勝負で観るくらいで十分かな、と。前作のようには笑わなかったしな。

でも、買ってもいいと思うよ(←どっちなんだよ)。悪気のないコメディだから家に一枚持っていてもよいんじゃん? 通販で買わないにしても、たとえばスペイン旅行中にたまたま見かけたなら私も買うかも。値引きシールでも貼られていればなおさら。


この作品を楽しむにはやはり前作『El otro lado de la cama』の鑑賞を済ませておいた方がいいです。登場人物それぞれの人となりが前作で説明されていたり、前作で私が―――日常生活でもめったに笑わない私が―――独りで鑑賞中だというのにゲラッゲラ大声あげて笑ったシーンを踏まえた小ネタが含まれていたりするので。


Ernesto Alterio エルネルト・アルテリオ ... Javier ハビエル
Guillermo Toledo ギジェルモ・トレド ... Pedro ペドロ (髪モジャモジャ)
この二人は親友同士だが何かと張り合う。前作で起きたことがことだけにそれも無理はないよな。前作におけるいざこざがトラウマとなって影を落としています。……ってほど深刻に見るもんでもないのだけども、当事者は真剣に悩んでいる。

※エルネスト・アルテリオ、前作ではピンと来なかったんだけど、この作品を観て、わぁお父さんに似ているんだなぁと思った。


Verónica Sánchez ベロニカ・サンチェス ... Marta マルタ
ハビエルの婚約者。結婚式はもうすぐ。

Lucía Jiménez ルシア・ヒメネス ... Raquel ラケル
ペドロのカノジョ。

Alberto San Juan アルベルト・サン・フアン ... Rafa ラファ
ハビエル・ペドロの昔からの友人。箴言めいた言い回しを好み、しばしば自分なりのトンデモ論をぶつ

María Esteve マリア・エステベ ... Pilar ピラール
ラファに負けず劣らず箴言好きな、ちょっと飛んだ女の子。

Secun de la Rosa セクン・デ・ラ・ロサ... Carlos カルロス
ハビエル・ラファの昔からの友人。「彼女イナイ歴=年齢」っぽく見える人。何か言おうと口を開くがそのたんびに声のでかい他の誰かにしゃべる順番を奪われてしまう人。

Pilar Castro ピラール・カストロ ... Carlota カルロタ
ハビエル・ラファ・マルタ・ラケルの4人が飲んでいたBARで泥酔していた女。



Los 2 lados de la cama@IMDb
直訳: ベッドの両サイド
英題: The 2 Sides of the Bed
Los dos lados de la cama スペイン公式

監督: Emilio Martínez Lázaro エミリオ・マルティネス・ラサロ
脚本: David Serrano ダビ・セラーノ


vocalistaだった私(←おい、ホントかよ)は、カラオケの場以外で他人の歌っている姿を見ているとこっちが恥ずかしくなって来て苦痛でしょうがないのだけど、このシリーズのヘタウマな歌は不思議と見ていられます。

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Wednesday, April 16, 2008

Te doy mis ojos / Take my eyes [スペイン映画]

te doy mis ojos2004年11月にスペイン人の友人に近年のお薦め映画をたずねた時に、レスをくれたほとんどの人が挙げていた作品。DVを扱った作品とはわかったので、その時は購入する決意が固まらなかった。

2005年3月のスペイン旅行の際バルセロナの男友達の家でこのDVDを見かけて「これ、キツい?」と聞いたら「そうだね、キツいね。でも良いよ。良いけどつらいよ」とのことだったので、その時もやはりDVDを買わずに帰国した。

以来、ずっとためらっていたのだけど幸運にもフェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった

テーマはキツいが描写はキツくなかった。女性監督(=イシアル・ボジャイン)だからかな???

うん。描写はキツくない。殴る蹴るの映像も音声もほとんど無いと言えよう。あぁ、これならば私はためらわずに3.5年前にさっさと買っていればよかった。暴力とか「こわい」シーンがイヤだという理由で購入をためらっている方、買っちゃってよいと思います。DVDGOで18ユーロだね。


Te doy mis ojos@La higuera.netを訳す:
冬の夜、ピラールは家から逃げ出した。わずかな手荷物をまとめて、一人息子のフアンを連れて。結婚して9年、夫のアントニオの暴力に忍従してきたが、それはもはや変わらないと彼女は悟ったのだ。

アントニオもすぐにピラールを捜し回った。彼女のことを愛していると彼は言う。なにものにも代えがたいと。ピラールは俺の太陽だ、あいつは俺に自分の目までくれたんだ。

『Te doy mis ojos』は「家族の秘密」とも言える。沈黙と共謀、強迫と罪過、暗闇と光芒でできた厚い蜘蛛の巣、どの家庭にもあって、しかし外からは見えにくいその蜘蛛の巣に、主人公ピラールは囚われているのだ。

『Te doy mis ojos』では冒頭ピラールが夜分に逃走する時にパンドラの箱が開けられた。誰が誰で何をするべきなのかが示された‘家族手帳’があそこで明らかにされたのである。

ストーリーの進行とともにピラールはその‘手帳’の、あらゆる細目が誤って記入されている自分のページを書き換えていくわけである。そのページには「家庭」は「地獄」と、「愛」は「苦痛」と記載されていたし、護ってやると誓う人は、その人こそが恐怖そのものであったのだ。

しかし手帳をまるごと換えないならば、たった一ページを書き換えたところでどうなるものでもない。むしろ手帳をビリビリに引き裂くときが来たのではないか。
____________________________



Te doy mis ojos@IMDb
直訳: あなたに私の両目をあげる
英題: Take My Eyes

2008.06.07 加筆
←アマゾン(日本)で扱われているのを発見したけど―――こないだは見当たらなかったんだがなあ―――、これは「リージョン1」なので注意。

・2004年1月31日発表のゴヤ賞で7部門受賞に輝いた作品
最優秀作品賞
最優秀監督賞 イシアル・ボジャイン
最優秀主演女優賞 ライア・マルル(読み方よくわからん)
最優秀主演男優賞 ルイス・トサール
最優秀助演女優賞 カンデラ・ペニャ
最優秀オリジナル脚本賞 イシアル・ボジャイン、アリシア・ルナ
最優秀音響賞 Alex F. Capilla、Iñaki Diez、Patrick Ghislain、Pelayo Gutiérrez、Eva Valiño


監督: Icíar Bollaín イシアル・ボリャイン
脚本: Icíar Bollaín  Alicia Luna アリシア・ルナ

出演:
Laia Marull ... Pilar ピラール
Luis Tosar ルイス・トサール ... Antonio アントニオ (夫)
Candela Peña カンデラ・ペニャ ... Ana アナ (ピラール妹)
Rosa Maria Sardà ロサ・マリア・サルダ ... Aurora アウローラ (ピラール母)
Nicolás Fernández Luna ニコラス・フェルナンデス・ルナ ... Juan フアン (ピラール息)
David Mooney ... John ジョン (スコットランド人夫)

Kiti Manver キティ・マンベル ... Rosa ロサ (仕事仲間)
Elena Irureta エレナ・イルレタ ... Carmen カルメン (〃)

Sergi Calleja セルジ・カジェハ ... Therapist (DV自助サークルの主宰者)

あと、IMDbにも書いてないけど、Antonio de la Torreも出てたでしょ。セリフしっかりあったんだがな。

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Sunday, April 06, 2008

En la ciudad / イン・ザ・シティ [スペイン映画]

en la ciudad昨日はセルバンテス文化センターの「Cine en español --- スペイン語映画を見よう!」企画で四月上映作品を観てきました。今月は『En la ciudad』。Cesc Gay監督の2003年の作品。


4月5日(土)15:00より
4月11・25日(金)19:00より

19日(土)は映画はありません

毎週映画の上映を行っています!
4月からは、土曜と金曜日に開催されることになりました。
(第一週土曜、第二週金曜、以下同様)

※毎月新しい映画が上映されます。
※日本語字幕つきのスペイン映画です。
※入場は無料です。
※ラテンビートフィルムフェスティバルの協力を得て実現いたしました。

〒102-0085 
東京都千代田区六番町2-9
セルバンテスビル
Tel (03) 5210-1706
Fax (03) 5210-1811
info@cervantes.es  


友人と4人で観ました。映画って、私なんかは一人で観るのが常ですが、この作品は複数人で観て、あとで語らったら面白いと思う。こたえあわせをするというかね。「あの人とあの人はあの後どうしたんだろうね?」、「あの人があの行動に至った心の動きってどこでどう描かれてたっけ?」「あの人とあの人って結局デキてたのかね?」………などなどと、解釈を突き合わせる作業で、我々4人は鑑賞後にけっこう楽しみました。そういう意味では面白い作品だったよね。

2004年のhispanic beat film festivalで『イン・ザ・シティ』というタイトルで上映されたことあり。


en la ciudad2004年末にスペイン映画DVDを大量に購入したとき、買おうかどうか迷って買わなかった作品。その時にサササッとtagやplotに目を通してあったので群像劇だというのは予想していた。たぶん人物紹介が多いのだろう、人物を把握するのはたいへんだろうと覚悟もしていた。

思ったとおりでした。
序盤は、登場人物の人となりと人間関係を示す説明セリフを頭の中で整理しながら名前と顔を覚えていくのに集中しないといけない。友人たちも「誰がどれだか最初はもうわけわかんなくなって」とこぼしていた。

しかし、この作品の楽だった点はというと、言葉ね。音も語彙も平易だと思う。もしもこれで、早口だとか発音が独特だとか語彙が凝っているとか喋ってる内容が哲学的だとかだったら、頭の中が忙しすぎて辛かっただろうと思う。あれだけ人物関係の把握に神経をもっていかれるんだから、ことば面はシンプルであってくれてよかった。


これから観ようという人のために、人物紹介をしておこうかな。なんというサービス! これで予習してから観に行けばかなーーり楽に物語に入れるはずです。

en la ciudad
Mónica López モニカ・ロペス ... Irene イレーネ (現代美術館のキュレーターみたいな仕事で忙しくしている; マリーナという5歳の娘あり)

Chisco Amado チスコ・アマード ... Manu マヌ (イレーネの夫; 航空管制官をしていて収入はよいらしい; ヘルニアで腰痛がひどい) 

en la ciudad
Carme Pla カルメ・プラ ... Eva エバ (イレーネの実姉; マッサージ師として友人で鍼医のオルガと共同で開業することを構想中; イレーネの帰りが遅い日などマリーナの世話をしてくれたりしている)

Àurea Márquez アウレア・マルケス ... Silvia シルビア (写真家; イレーネとは学生時代からの知り合い; イレーネにエージェントとなってくれるよう望んでいるところ)

en la ciudad
Eduard Fernández エドゥアルド・フェルナンデス ... Mario マリオ (建築士; バイクはBMWの650)

en la ciudad
Vicenta N'Dongo ビセンタ・ンドンゴ... Sara サラ (マリオの妻; 演劇関係の服飾デザイナーのような仕事)

Pere Arquillué ... Dani ダニ (演劇関係者; サラの仕事仲間ともいえる)

en la ciudad
María Pujalte マリア・プジャルテ ... Sofía ソフィア (書店店員; ヒホン出身で大学からバルセロナに出てきてそのまま住んでいる; フランス人のエリックと知り合ったところ)

(※鑑賞後に語らう際、人物説明がどうにもめんどうだったので、彼女のことは手短に「本屋のブス」と呼びました。ごめんね)

Eric Bonicatto ... Eric エリック (ソフィアが熱をあげているフランス人ビジネスマン)

Jordi Sánchez ジョルディ・サンチェス ... Andrés アンドレス (ソフィアの書店によく買い物に来る哲学・倫理学などの教師)

en la ciudad
Àlex Brendemühl アレックス・ブレンデミュール ... Tomás トマス (あたしこういうルックスの男大好き←最初の情報がこれかよ; ミュージシャン; 学校でも教えている; 妻と別居中; テオという5歳の息子あり)


Miranda Makaroff ミランダ・マカロフ ... Ana アナ (マリオの姪っ子; 音楽を学んでいる)

Leonor Watling レオノール・ワトリング ... Cristina クリスティーナ (BARのウェイトレス)


En la ciudad@IMDb
監督: Cesc Gay セスク・ゲイ
脚本: Tomás Aragay トマス・アラガイ  Cesc Gay

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