Wednesday, May 21, 2003

“detrás mía”などについて

昔々のサイトの掲示板よりコピペ(+若干の再編集)

4 名前: Reineφ(..)勉強中 投稿日: 2003/05/21(水) 12:03

detrás = behind
encima = above、on top
dentro = inside
debajo = below、underneath
arriba = up、on (the) top    …etc. といった副詞群がある。

それぞれ、「ダレソレの~」と言いたかったら、「de (= of )+人」として、

detrás de ella (彼女の後ろに)、
encima de ti (君の上)
dentro de mí (私の中で)、
debajo de nosotros (我々の下で)… とする。

でも、ariibaについては、「arriba de 誰々」なんつうのは存在しない。はず。


しかし、これらの副詞群に、英語でいうところの 「your / his / my / our」 などをつけちゃう人もいる。

detrás suyo,
encima tuyo,
dentro mío,
debajo nuestro …etc. と。

(「suya」「tuya」「mía」「nuestra」など、女性形になってる場合もある)


これって文法的に言ったら ‘おかしい’のね。‘間違い’かどうかはともかく少なくとも辞書の見出しに載せられるレベルではない。と思う。

でも、町によってはよく聴くし、私もそっちを採用しちゃうこともある。(相手が、この現象がよく聴かれる地方の若者だったりして、会話がくだけた雰囲気だったら採用しないでもない、といった感。TPO次第)


年齢差なのか地域差なのか階層差なのか、その辺はちょっとまだ勉強不足です。

マドリードの大学のこの解説 『¿Son correctas las expresiones ‘delante mío’, ‘detrás suyo’? ――― ¿Y ‘detrás suya’, ‘detrás nuestras’?』 を読むと、地域差に言及してる学者がけっこう居るようだ。

この解説の筆者が、「昨今、よく聴くようになって愕然としている。教養のある人からでさえ聴かれるのだから……」と書いてる。《さえ》と書いてるってことは、この筆者は、これが「階層差に因る」ものだと感じているのかもしれない?

この現象についての89年付けの文章があるようだから、その頃、或いはもっと前から存在してたのでしょう。たぶんね。


さっきの解説を途中まで斜め読みすると、ダメと断定的に言う学者も居れば、「認める余地を残さないでもない鴨だけど…でも…」な論調の人も居ないでもなく、巷で聴くには聴くけど「お薦めできない」と書き添える学者も居るようで。

割れている真っ最中なのかな。過渡期なの?
近い将来、完っっ璧に認められちゃうんじゃないかと、そういう微妙な時期?
なのかな?
よくわからないが。 たぶん、そういう感じなのだろう。


でね。
これらの言い回しさ、つまり、まだ‘認められたとはいえない’わけじゃん? ‘破格表現’なんだよね、たぶん。そしてそういう流行?に巻き取られちゃう傾向にあるのは若い人なのかしら? とも想像つくよね? そしておそらくは、あんまりことばについて厳密じゃない人々だろうよね?

そんなわけだ(ろう)から、これらの言い回しで検索をかけると、わりと卑俗なサイトに行き当たりがち……だよなあ……と私は感じたわけ。「性体験告白サイト」とか「ぽるの私小説サイト」とか。それ系の。

そもそもネット世代の年齢層が若いこともあろうし、そもそもそのようなサイトでそのような告白を書こうとする人は…(略

そのテのサイトではこれらの‘破格表現’をふんだんに散りばめた文章を読めるわけだ。


1. ‘あの子の後ろから’マッハでがんがんに突いてやった とか
2. あたしは横たわっている‘彼の上に’またがり とか
3. ‘私の中に’ソレを入れて欲しくっておねだり とか


うん……。 なるふぉどな! このように使いこなすのか! と。この、?マークだらけの退屈な長文を書きたかったのは、ひとえに↑この3例を紹介したかったからなんですけどね。


ちなみに、2. において、女にまたがられちゃってたのは、「従兄」だったよ。

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Wednesday, January 15, 2003

Viajar seguro / 安全旅行考

昔々のサイトの掲示板よりコピペ(+若干の再編集)。

名前: Reine 投稿日: 2003/01/15(水) 10:39
私、スペイン、行ってくるわ。来週から3週間強。
さっきチケット買った。なんやかや込みで74000円ほど。

なんか、歳のせいか、「スペインは危険」という書き込みなどを旅系統の掲示板で見かけると、「そんなこと言っても、私はダイジョブ」って思えなくなってる。えらくビクビクしています。一人では絶対に街を歩けない。

どうしたらいいんだろう。ほんとに怖くて。
保険、いっぱいかけて行きます。


233 名前: Reine 投稿日: 2003/01/15(水) 20:44
220のようなことをバルセロナ在住の友人に説明して、バルセロナもそんなに危ないのかと訊いてみたんだが

「そんな言うほどバルセロナ危なくないよ。マドリーの方が危ないって。マドリーは首しめ強盗とか日中に行われるらしいが、バルセロナは、そんな呆けた顔して歩いてなければ大丈夫。

っていうか、Reineさんならまず狙われないから、ガン飛ばしといて。でも私も、BCN初めて来た時びくびくしてたけど、そんなびびるほどでないよ。私まだ一度も盗まれてないし!」 だそうです。


その町に住んでる人とそうでない人、泥棒ってきちんと見分けるんだよね。だから、彼女は狙われなくても私は狙われるのかもしれない……って、まだビクビクしています。


322 名前: Reine 投稿日: 2003/02/20(木) 00:13
あぁ、大事なこと書いとこう。220と233の件(=治安、どうなわけ?)について。

ぞんぞん怖くなかったんだよね。そりゃ、私は友人やそのスペイン人友だちと歩いてるわけだから狙われなかったのも当然と言えば当然なのだが。

でも、一人で歩いてる時だって、別に、これといって……なぁ? スカーファーの一件が一番、怖いと言えば怖い瞬間だったくらいなもんで。

「みんな(=巷の掲示板の書き込み主)、どこを何時ごろにどう歩いててそういう目に遭ったんだ?」と、首を傾げたぞ。普通に歩いてる分には、ワルモノ達の気配すら感じなかったけどな。

怖くなかったです。危険な空気を察知することも無かったです。ほら、わたくし、アンテナには自信が無くもないでしょう? その危険センサーの針が振れる瞬間は無かったぞ?


あれじゃないのかな、やはり。
気がついてないのかもだけど、被害に遭った人々はやはりどっかで「ニッポンジンです」という格好をしてるんだと思うんだ。

グラナダのKちゃん宅になにか持っていってあげられないものがあって、到着するなり、「すまんねぇ」と謝ったのだが。Kちゃんが

「いいよ、いいよ。 Reineちゃん、ニッポンジンみたいなあの変な帽子かぶってないから、何でも許しちゃうよ」

と、意味不明な許し方をしてくれた。

「ニッポンジンみたいな変な帽子????」と訊き返したら、「ほら、みんな、かぶってんじゃん。なぁぁぁんでみんな揃いも揃っておんなじような帽子かぶんのかなぁって、すっごく不思議なんだよね。目につくんだよ、あの帽子。『あ。ニッポンジン』って、すぐわかる。ほら、あんじゃん、帽子、変な帽子、日焼けがイヤなのか知らんがさ。変な帽子、みんな、日本の女の子、こっち来るとかぶってんだよ」と。

こういうんでもないけど、ほら、こんなの、かぶってるんですよ。そう言われてみると、日本人旅行者(特に若い女性)、これかぶってるんすよ。


あと、買い物袋(ブランドもんを買い漁った量感のある紙袋)をひっさげて、明らかに走れなそうな靴で歩いてるとかさ。「それじゃぁ、危ないよ」と、ヒヤヒヤするような女性達ね。表参道を歩いてるのをそっくりそのまま切り取ってきたような光景。


ちなみに、「日本人は、他のオリエンタルな人々よりも服装やら髪型・化粧やらが綺麗だから区別がつくよ」という好い評価とは別に、「でも、なんで日本人(の女性)は奇形が多いの?」と心配そうに訊いてくるスペイン人もあるそうだ。

歩き方が汚いからだろ。と思う。
いつぞやのミュール談義の再燃になるかもしれないが、日本の、特に若い女性、歩き方が汚い。背中真っ直ぐ伸ばしてドッシリ歩くってことをしない。背骨が前後にも折れてるし(=猫背)、左右にも歪んでるわけだ。それで、ひょこたんぴょこたん歩いてる。だらしなく歩いてる。

ただでさえ姿勢が悪いところへ、「緊急時に逃げ出せない靴」を履いてるもんだから、余計、足の運び方が汚くなるのだ。そんな、おぼつかない足取りでブランドものを下げてちんたらちんたら歩いてたら、ワルモノだって狙いたくなるだろうな。


老婆みたいなことを老婆心から言えば、やっぱり、「GOに入ってはGOに従え」なのだろな。別にローマじゃなくても。自分の格好が街に溶け込んでないこと、なんで気づかないんだろ。

「日本人の方が○○人や△△人よりも綺麗にしてる」
「服のセンスがいい」
「えぇ服着てる」……

……とかいう評価はありがたいの鴨だが、あっち風の服を着ていてもそのように言われなきゃあ……。と思うぞ。

そして、じゃぁ、「あっち風の服」って何?って思って、道行く自分と同世代の女性を見遣れば、これがまた、十人十色っつうかさ。「俺流」なんだよ、みんな。 女性だけど、「俺流」。

なんか、「型」が無い。「型が無い」ことが「あっち風」なんじゃなかろか。

で、じゃぁ、ニッポンジョセイは?というと、「型」でしかなく。「型でしかない」ことが、「いかにもニッポンジン」で。浮いている。Kちゃんが指摘していた323の帽子なんか、「型」の一例で。


えーっと、だから、まとめると、

ニッポン生活時の外見をそのまま持ち込むこと
歩き方が頑健そうじゃないとこ、

これが、災厄を招いてるんだと思いました。


男性は、じゃぁ、どうして狙われたんだろうかと考えた。その手の掲示板じゃ、男性も「あんな国にはもう行かない」とか言ってたからね。

男性はいくらなんでも厚底サンダルで歩きにくそうに歩いちゃいないじゃん? それでも狙われたのは何故でしょうか? それは…やっぱり、歩いてた地区とか時間帯に依るものだったのではなかろうか。

やっぱり、なんだかんだ言ってもガイドブックで「危険地区」と書かれてるようなとこには近寄らないのが賢者だと思うのだが、もしかしてもしかすると、男性(=特に若い一人旅)は、ちょっと強がったりしちゃってそういうとこに迷い込んだりすんじゃないの? それで、餌食になる、と。そういうことかしらん???

といっても、日本男性は25日間で2人しか見てないし、二人とも現地生活者のようだだったからなあ。傾向と対策は掴めていません。

ちなみにたしか私の大学の後輩男子はN.Y.で、一般的には「危ない」と言われてるような地区を歩いてたらしいけど、「周り見たら、俺が一番 金持ってなさそうな服着てました」だそうで。


そんなこんなをバルセロナ在住の友人としゃべっていたのだが。


「ね? ぜんぜん怖くないでしょ?」と彼女。
「たしかに」と私。「来る前はすげぇビビってたけど、来てみたら、『何でそんな目に遭ったんでしょうか?』という疑問が湧くばかりだ」と。

やっぱり、地域と時間帯だなというとこに落ち着いたんです。

先週の金曜、彼女たちと夜遊びに出かけ。踊り狂ってたんですが。彼氏クンの体調が激悪だったので、彼らカップルは一足先に帰っていったのです。私はまだまだ足りねぇっつって、他の友人(=その夜紹介された現地のお友達)と残りました。

朝6:00頃に、一区切りついたので帰ろうということになったのですが、その時に、私はそのお友達とはぐれたのです。


さて、ここで、ニッポンジンの女が一人でウロウロと人を探しているよりは、一刻も早くタクシーに飛び乗って帰途に着いた方が無難だろうと考え、私はタクシーを待ちました。

だって、お友達を探して出口付近でウロウロ待ってたら、そっちの方が怖くない? 人を探す顔ってのは、「人待ち顔」なわけでさ。そんなニッポンジンのオンナが立ちんぼしてたらどうすか?(←“立ちんぼ”て!) 
 
なんか、呼んじゃいそうじゃないですか。だから私は一人でサッサとタクシーを見つけて帰っちゃいましょうと思いました。


しかし………タクシーを捕まえるまでの10数分間は、さすがに「やっべぇ…」と思いました。「シャレになんねぇ…」と。蒼ざめました。

一人で道に立ってる女なんて、居ないんだよね。
スペイン人だろうが、ガイジンだろうが。
「一人」っていう人が居ない。
ましてや「女」なんてもってのほかで。
そこへもってきて、明らかにガイジンな私はその風景の中では異物でしかなく。

タクシー、空車がなかなか来ないし。
そうこうするうちに、クラブから退けて来た群衆はそれぞれ車で帰っていったりするので、徐々にまばらになっていくし。


あの時は、「あぁ…これじゃ、私も他人のことあげつらっていられないぞ」と思いました。「これでなんかあったって、《自業自得》で片付けられるぞ」と。

「こーゆーのだよ、こーゆーのがイケナいんだよっ。こーゆーことしてっと、危険な目に遭って、掲示板に『あんな国には二度と行かない、ふぁっくおふ』みたいな書き込みすることになるんだよ。これだよ、これ。 こーゆー愚か者をよく見とけよ(>誰?)」

と、冷や汗・赤面な思いでありました。


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掲示板の常連(=というか昔からの友人たち)が「チューリップハットね?」「チューリップハットかあ」とコメントを寄せたので

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331 名前: Reine 投稿日: 2003/02/20(木) 08:47
いや、あのね、「チューリップハット」とまではいかない帽子なの。
そこまでチューリップじゃないの。
あそこまで深くないの。

でも、なんつうか、えーっと、うん、そうだな。
若奥さんが公園でかぶってそうな帽子だよ。

ほら、家族みんなでピクニックに出かけそうな若奥さんが、腰には薄手のカーディガンを結び付けてる感じの若奥さんが、そういう若奥さんがかぶってそうな、白い帽子だよ。

若奥さん、この掲示板にだっていくらか居るはずなのに、わかってもらえないんだろうか? ベルボトムとか、そっち方向の帽子じゃないんだってば。Kちゃんが指摘していた帽子はそこまで『みうらぢゅん』テイストが無くていいんだってば。

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335 名前: 友人P 投稿日: 2003/02/20(木) 09:43
ちゅーりっぷはっとですが。
マドリで、友人の知人の案内でレティロ公園に行った時、シートの上いっぱいに帽子を並べて売ってる人がいて。そのほとんどがちゅーりっぷだったので、びっくりしたのね。

「こんなの、今時かぶる人いるの?日本じゃ70年代の流行じゃなかった?っていうか、スペインに着いてからこっち帽子をかぶってる人、見たことないよ?ダレが買うんだ、一体」

と言ったら、その知人曰く

「日本人が買うんだよ。こっちの日差しに耐えられなくて。でも、間違ってもあの帽子かぶっちゃダメだよ、Pさん。アレかぶってるのは日本人だけ。私は日本人でござい、狙ってくださいって言ってるのと同じだから

なんかねえ。それこそガイドブックにでも書いておいてやれって思いましたよ。

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