Sunday, July 06, 2008

La habitación del niño / スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム

habitacion del ninoあらすじ
スポーツ新聞記者のフアンが買った家は高級住宅街の一画にありながらリーズナブルな値段であった。古い屋敷で修繕が必要だったが、妻のソニアと赤ん坊の顔を見ていれば自分の手で家を直していくのもローンも苦ではない。ソニアも幸せすぎて怖いくらいだと言う。

姉テレサが出産・引越祝いとしてくれたいろいろなおさがりの一つに「赤ちゃん音声モニター」があった。

夫婦の寝室においた受信機から、子供部屋に一人でいる赤ん坊の笑い声が聞こえてくる。フアンが受信機に耳を近づけたとたん、男の低く太い声が聞こえてきた。

……ベビールームに誰かいる…!


historias para no sormir

これはスペインのテレビ局テレシンコが放映したテレビ映画シリーズ、『Películas para no dormir (眠らぬための映画)』の全六話中の一作。日本では『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』シリーズとして販売されている。


かつて『Historias para no dormir (眠らぬための物語)』というテレビシリーズがあった。Televisión Española局1966年から放映していたもので、製作・監督はナルシッソ・イバニェス・セラドール。(=『フー・キャン・キル・ア・チャイルド』の監督ね) 

この5月に新しいBOXが発売になったようで、今日現在だと29.95ユーロくらいかな。

ナルシッソ・イバニェス・セラドール製作指揮の同シリーズはその後も間欠的にテレビ放映されたが、いい監督を揃えられないという理由で企画ごとポシャったこともあった。そして2005年にアレックス・デ・ラ・イグレシア、ジャウマ・バラゲロ、マテオ・ヒル…など腕っこきの監督が集められてようやく製作に至ったのが、この『Peliculas para no dormir』であった。


んだってさ。(Historias para no dormir@wikipediaより)


私なんて、ほんと、「怖い話なんて読んでて・聞いてて怖いと思ったことがないわよ」と日ごろ言っているし、だって怖いと思うよりも先にツッコミどころをあげつらう方に気が行ってしまうし、「こわいはなし」好きな年ごろの甥っ子にも「こわーい」ととりあえずいっしょに怖がってみせるのもつかの間、すぐに「だけどこれは科学的に言うとだなあ……略……」「いや、これはウソなんだよ。え? ホントだとか思っちゃってた? ちがうんだな。だって理屈がとおってないだろう、よく考えてごらん」と解説を始めて興を覚ましてやることこそ叔母の務めとばかりクールに接しているのだけれども。


でも、映画は別。こわくてホントにヤだ。だってズルいだろう、音とか。そーゆーの。

ガクガク(((n;‘Д‘))ηナンダカコワイワァ


これも、だから、オープニングのアニメーションだけで早くも止めたくなっていた。そして、始まってすぐに一時停止して、まず携帯の電源を切ったりしてた。(←ブルブルなんつって動き出すとギョッとするからだ) 

そして途中、(´Д⊂ モウダメ ほんと観るのやめたいと思って、youtubeにあったタモリ倶楽部のマン盆栽の回をチェーサーにして並べて見て、そうやって気をそらしながらやっと最後まで辿り着きました。

そのせいで肝心のストーリーの方がわけわからなくなってしまい、もう一度観なければいけませんでした。観直してみると、そんなに怖くもなかったような……?


Películas para no dormir: La habitación del niño (2006) (TV)@IMDb 
・直訳: 子供部屋
ベビールーム@ぽすれん


監督: Álex de la Iglesia アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本: Jorge Guerricaechevarría ホルヘ・ゲリカエチェバリア  Álex de la Iglesia

出演:
Javier Gutiérrez ハビエル・グティエレス ... Juan フアン
Leonor Watling レオノール・ワトリング ... Sonia ソニア
Antonio Dechent アントニオ・デチェント ... Fernández フェルナンデス(編集長)
Sancho Gracia サンチョ・ガルシア ... Domingo ドミンゴ(超常現象に詳しいライター)
Terele Pávez テレレ・パベス ... Mujer de Domingo その老妻
Antonio de la Torre アントニオ・デ・ラ・トーレ ... Operario 警報システムの設置にきた

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Sunday, June 22, 2008

Mamá cumple cien años / ママは百歳 [スペイン映画]

mama cumple
(※フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館のDVDで鑑賞したので、ちょっとね、登場人物の「続柄」とか役名とか、ひょっとしたら間違えているかもしれない。メモしきれなかった)

(※字幕なし)

(※この作品単独でも理解にはそう困らないけど、『Ana y los lobos』の続編なんだった。あっちを先に観た方がよかった。順番まちがえたね)

ストーリー
アナは若い頃の一時期を過ごした大邸宅を夫のアントニオと共に訪れた。その屋敷の当主である老婦人が100歳の誕生日を迎えるので、そのお祝いに駆けつけたのである。この老婦人のことをアナは「ママ」と慕っている。家も庭園も自分の部屋も何もかもが昔のままで、アナは懐かしさに胸がいっぱいになった

庭園ではこの家の長男フェルナンドがグライダーで飛ぼうと奮闘していた。アナたちを玄関で迎えてくれたのは、三男フアンの嫁ルチであった。そのルチが言う。「フアンのことはこの家では禁句なの。おねがいね」。どうやらフアンは家を出て行って消息不明となっているらしい。

ルチの3人の娘も現れた。カルロタとナタリアは目を瞠るような美しい女に成長していた。末っ子のビクトリアは利発な子だが、まだまだ幼さも残っているようでいつまで経っても飛べない伯父フェルナンドのグライダー練習につきあってあげている。

「ホセはどこ?」とアナが二男のことを尋ねると、皆が驚いたように聞き返す。「貴女、知らなかったの? ホセは3年前に死んだのよ」。

アナがママを寝室に見舞う。老女は悪夢を見たという。ものすごい嵐が吹き荒れていたと。そして家族に対する愚痴をもアナに打ち明けた。「あなたは外国人だからこんなことも話せるの」。食事の席でカルロタが「ねえ、おばあちゃん。おばあちゃんが死んだらうちの土地はどうなるの? 区分けして売り払うのよね」と無遠慮に聞いたりするのを目にし、アナは戸惑う。

ママの100歳の祝宴を控え、懐かしい一家との嬉しい再会となるはずであったこの旅は、しかし、黒い渦となってアナを巻き込んでいく。


これ、何年の作品だか知らずに観始めたのだけど、最初の方のシーンで「ママ」が「ホセ」の墓前で「3年前に死んで云々」と言うので、「あぁ、だったらこの作品は78~79年なんだね」と思った。フランコが死んだ75年11月20日から数えて3年ってことを言いたいんだろうな、と。そういうつもりでこの先を観るようにという指示なんだなと受け止めることにした。

私はもともと映画観るのにそういうことあんまりいちいち考えなかったんだけど、『カラスの飼育』なんかを観た後だと、やっぱりそういう風に観るように努めるもんだね。この『ママは百歳』も登場人物がおでこに札(ふだ)を貼っているようだった。

(※ただ…これ、字幕無しで図書館で一発勝負で観たので、人物関係の把握が間違ってるかもわかんないんだよな。「長男」「次男」「三男」なんて当てずっぽうです。

そこがもしも違っていると読解も間違ってきちゃうわけなので、うーーん、ほんとは何度か観たいね。DVDを入手して何度か観た方がいい。絶対)(というか、まず『Ana y los lobos』を観るべきだった)


監督: Carlos Saura カルロス・サウラ
脚本: Carlos Saura  あとたぶんRafael Azconaの手も入っていると思う

出演:
Geraldine Chaplin ジェラルディン・チャップリン ... Ana アナ
Norman Briski ... Antonio アントニオ(アナの夫)

Rafaela Aparicio ラファエラ・アパリシオ ... Mamá ママ
Fernando Fernán Gómez フェルナンド・フェルナン・ゴメス ... Fernando フェルナンド
Charo Soriano チャロ・ソリアーノ ... Luchi ルチ
José Vivó ホセ・ビボ ... Juan フアン

Amparo Muñoz アンパロ・ムニョス ... Natalia ナタリア
Ángeles Torres アンヘレス・トーレス ... Carlota カルロタ
Elisa Nandi エリサ・ナンディ ... Victoria ビクトリア

Rita Maiden ... Solange (お手伝いさんかな)
Monique Ciron ... Anny (たぶんお手伝いさん)


・今にも死にそうな百歳の老母。たった一度でいい、家族全員に集まってもらいたいと願っている。

・軍人で、軍服コレクション・銃器コレクションの部屋で銃の暴発によって死んだと言われる息子ホセ。

・アナへの憧れを断ち切れぬままこの歳まで生きてきたフェルナンド。十分に自信を持てず今でも母の指南を頼みにしている。空を飛ぶことに取りつかれているようだが、家計の逼迫という現実を認識しているかどうか怪しいものだ。

・フアンは愛人と出奔しようとしている。「こんな家、我慢ならないんだ。やっとお金ができそうだよ。二人の夢がもうすぐ叶うよ」と愛人に囁いている。

・ルチはそんな夫に向ける感情はもはやたいして持ち合わせていないようだ。それよりも金策に必死である。義母の目にはルチは「計算機のような女」と映っているようで、フアンが家出をしたのもルチのせいだと考えているらしい。この家屋敷を売却して金を作るため、ルチの行動はエスカレートしていく。

・亡くなった軍人ホセの気性を一番濃く受け継いだといわれるカルロタは、そんな母ルチの小細工に手を貸す。こともなげに。祖母の100歳パーティーの晩餐にカルロタが選んだ服は…

・ナタリアはドラッグもセックスもそれを楽しむのに何のためらいも感じない。奔放な彼女は母や姉と衝突して「みんな偽善者よ!」と泣き叫ぶ。

・アントニオはたまりかねてアナに言う。「この家は変だ。急いで帰ろう」。

Mamá cumple cien años@IMDb

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Tapas [スペイン映画]

tapas
5月~6月にかけて開催されたEUフィルムデーズ(※音注意)で上映された作品。

『TAPAS』 作品紹介ページより:
>年金で暮らすマリアノとコンチは病や孤独の不安を抱き、中年女性ラケルはインターネット上の愛にしがみつく。スーパーで働く2人の若者セサルとオポは漠然とした将来に不安を感じている。5人の行きつけのバールの経営者ロロは、新しい料理人マオを雇って、仕事以外の人生を発見する。登場人物それぞれの人生が交錯する、ちょっぴりほろ苦いが心温まるコメディ。


私の好みとまぁだいたい似てるっていう人にとっては、これもたぶん良いですよ。DVD買っちゃっていい作品だと思います。

tapasÁngel de Andrés López アンヘル・デ・アンドレス・ロペス ... Lolo (Manolo) ロロ (本名マノーロ; 「ロロのバル」の店主。無知で無神経な面あり)

tapasAmparo Moreno アンパロ・モレーノ ... Rosalía ロサリア (ロロの妻。BARのキッチンを担当している。ロロの口やかましさにブチ切れそうなのをこれまでずっと堪えてきた)

tapasMaría Galiana マリア・ガリアナ ... Doña Conchi コンチ (夫のマリアーノと二人で年金暮らし)

(※俳優ごとの、他の作品における役のイメージを保ったまんま観ちゃったりするのが私の悪いクセでね。この‘コンチばあさん’を演ずるマリア・ガリアナは『Solas ローサのぬくもり』のあのお母さんなのだが、あのイメージを保ったまんま観ちゃうと非常にヨロシクナイ。だけど、このばあさんが『Tapas』の序盤でみせる大胆な行動によって、‘ローサ母さん’のイメージは見事に払拭されるのでした。ガラスが粉々にぶち破られるかのように)

shadow Alberto de Mendoza アルベルト・デ・メンドーサ ... Don Mariano マリアーノ (深刻な病を宣告され、入院か少なくとも通院を強く勧められているが、自分の死に方で死なせてくれと考えている。すっかり表に出なくなってしまっている。マリアーノを最近見かけないわねと近所の女房たちに聞かれた妻コンチは「この暑さじゃねぇ…」とだけ答えている)

tapasElvira Mínguez エルビラ・ミンゲス ... Raquel Merino ラケル (夫と2年前に別れてから、食料雑貨店を一人で切り盛りしている。ブエノスアイレス在住のエドガルドという男と1年前からチャットを続けてきている)

tapasRubén Ochandiano ルベン・オチャンディアーノ ... César セサル (スーパー店員。母カルメンはラケルの雑貨店によく行く。ラケルの壊れたビデオデッキを修理するようにと母に言われ、ラケル宅を訪れる)


tapasDarío Paso ダリオ・パソ ... Opo オポ (セサルの同僚・親友; この夏の休暇ではベニカッシンのフェスに出かけようと思っている。セサルといっしょに行きたい。だから早くセサルにも寝袋を入手してもらいたい。

「ベニカッシンにはイタリア女がいっぱいいるんだぜ。オランダ女? オランダ女はビッチだからなあ。だってお前、親が娘にピルを渡すんだってよ。ドイツ女はオランダ女ほどビッチじゃなくてパイオツがカイデーなの。イギリス女とスウェーデン女はのん兵衛で誰とでもヤる。で、8月に入るとイタリア女とフランス女がいよいよ来ますよ、と。ちょっと小ぶりだけど、美味しそうなんだよな」)

tapasAlberto Jo Lee アルベルト・ジョー・リー ... Mao マオ (香港の高級レストランのシェフだった)


監督・脚本: José Corbacho ホセ・コルバチョ  Juan Cruz フアン・クルス

Tapas公式(音注意)
Tapas@IMDb

直訳: 「酒のつまみ」の意味のタパスだとも思う。ロロの店にみんなが出入りしていて、そのBARにはやはりタパスを置いてあるからね。

だけど、たぶん、「隠す」っていう意味の「tapar」の直説法現在2人称単数の活用形「tapas」のつもりもあるでしょう。


(※フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館のDVDで鑑賞)

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Monday, June 16, 2008

Drama Espanol 2000- [スペイン映画・ドラマ・2000年~]

IMDbのpower searchで、私がいつか好きになるかもしれない作品を探す作業をしておこうと思う。こういうローラー作戦的作業によって目に留まる作品もあるので時々やっておくとなかなかいい。

(得票数などは)あてにしたければすればいいし、しなくてもいい。手元にありながらまだ観ていない・ここに書けていない作品が多々あるのでもどかしい。早く書いてしまいたいのだけどしばらくはムリ。

これらの作品で入手してみて記事でも書いたらトラックバック送信してくださるとたいへんありがたいです。

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検索条件
検索: 2008年6月上旬
製作国: スペイン
ジャンル: ドラマ
言語: スペイン語
投票数: 50以上 
年: 2000-2010
除外: TV movies、videos、TV series、TV episodes

Vicky Cristina Barcelona (2008)    8.8    182

Era outra vez (2000)    8.6    83
penAunque tú no lo sepas (2000)    8.6    80

Laberinto del fauno, El (2006)    8.5    95261

Viaje de Arián, El (2000)    8.2    83

penMar adentro (2004/I)    8.1    16414

penHable con ella (2002)    8.0    27555
penLugares comunes (2002)    8.0    665

Conversaciones con mamá (2004)    7.9    208
penMachuca (2004)    7.9    2960
Viento, El (2005)    7.9    147

Orfanato, El (2007)    7.8    16172
Roma (2004)    7.8    416
Francisca (2002)    7.8    68
penCachorro (2004)    7.8    1822

penVolver (2006/I)    7.7    21890
penLunes al sol, Los (2002)    7.7    3289
Noviembre (2003)    7.7    508
Punto y raya (2004)    7.7    210

Historias mínimas (2002)    7.6    1436
Nordeste (2005)    7.6    161
penElsa y Fred (2005)    7.6    727
Invierno de las anjanas, El (2000)    7.6    72
Bola, El (2000)    7.6    1235
Aura, El (2005)    7.6    2449
penValentín (2002/I)    7.6    1464
penTe doy mis ojos (2003)    7.6    1681
Atraco, El (2004)    7.6    79

Km. 0 (2000)    7.5    712
penLucía y el sexo (2001)    7.5    9429
Luna de Avellaneda (2004)    7.5    733
Kamchatka (2002)    7.5    956
penMétodo, El (2005)    7.5    1785
penMala educación, La (2004)    7.5    15436

15 días contigo (2005)    7.4    71
XXY (2007)    7.4    1047
Perdición de los hombres, La (2000)    7.4    137
Sexo por compasión (2000)    7.4    504
penAzuloscurocasinegro (2006)    7.4    1760
Argentine, The (2008)    7.4    98
Plata quemada (2000)    7.4    1684
Luz de domingo (2007)    7.4    73
penPantaleón y las visitadoras (2000)    7.4    808
Cama adentro (2004)    7.4    295
En la ciudad sin límites (2002)    7.4    866
Cronocrímenes, Los (2007)    7.4    234
penAuberge espagnole, L' (2002)    7.4    10937

Salvador (Puig Antich) (2006)    7.3    785
Noche de los girasoles, La (2006)    7.3    538
Sé quién eres (2000)    7.3    130
Tiempos de azúcar (2001)    7.3    58
Esperando al mesías (2000)    7.3    307
Mantenidas sin sueños, Las (2005)    7.3    123
penWhisky (2004)    7.3    1694
penHabana Blues (2005)    7.3    908
penKrámpack (2000)    7.3    2633
Oso rojo, Un (2002)    7.3    515
Sumas y restas (2004)    7.3    115
Puta y la ballena, La (2004)    7.3    352
Lista de espera (2000)    7.3    600

Hermanas (2005)    7.2    130
Silencio roto (2001)    7.2    257
penHéctor (2004)    7.2    163
B-Happy (2003)    7.2    193
penPiedras (2002)    7.2    703
En la ciudad de Sylvia (2007)    7.2    158
Hoy y mañana (2003)    7.2    162
Princesas (2005)    7.2    1144
Vida mancha, La (2003)    7.2    120
Flaqueza del bolchevique, La (2003)    7.2    474
penPerro, El (2004)    7.2    1418
Salomé (2002)    7.2    139
Edad de la peseta, La (2006)    7.2    58

Bread and Roses (2000)    7.1    2195
You're the one (una historia de entonces) (2000)    7.1    297
Noche con Sabrina Love, Una (2000)    7.1    369
Franco, 14 pesetas, Un (2006)    7.1    249
Cleopatra (2003/I)    7.1    253
Playa de los galgos, La (2002)    7.1    87
Tapas (2005)    7.1    908
Astronautas (2003)    7.1    172
Mi mejor enemigo (2005)    7.1    212
Tinta roja (2000)    7.1    132
Incautos (2004)    7.1    344
penPlanta 4ª (2003)    7.1    424
Loin (2001)    7.1    292

Lena (2001)    7.0    87
Derecho de familia (2006)    7.0    548
Virgen de los sicarios, La (2000)    7.0    1542
Caja 507, La (2002)    7.0    694
Vida de nadie, La (2002)    7.0    230
Física II (2004)    7.0    69
Casa con vista al mar, Una (2001)    7.0    81
Con Game (2004)    7.0    76
Último tren, El (2002)    7.0    276
Casa con vista al mar, Una (2001)    7.0    81   
¡Hay motivo! (2004)    7.0    170   
Habitante incierto, El (2004)    7.0    350   
penViaje de Carol, El (2002)    7.0    286   
25 degrés en hiver (2004)    7.0    188   
Fugitivas (2000)    7.0    147   
Sub terra (2003)    7.0    108   
(続きはコメント欄)

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Wednesday, June 11, 2008

Comedia Espanola 2000- [スペイン映画・コメディ・2000年~]

しばらく更新ができない。
時間をかけないでもなんか記事っぽくなれる記事ということで、IMDbのpower searchで、私がいつか好きになるかもしれない作品を探す作業をしておこうと思う。こういうローラー作戦的作業によって目に留まる作品もあるので時々やっておくとなかなかいい。

これらの作品で入手してみて記事でも書いたらトラックバック送信してくださるとたいへんありがたいです。

pen ペンのマークのついている作品はこのブログ内に感想文あり

検索条件
製作国: スペイン
ジャンル: コメディ
言語: スペイン語
投票数: 50以上 
年: 2000-2010
除外: TV movies、videos、TV series、TV episodes

Vicky Cristina Barcelona (2008) 8.8 182

Conversaciones con mamá (2004) 7.9 208

penCachorro (2004) 7.8 1822

penInconscientes (2004) 7.7 713
penVolver (2006/I) 7.7 21890
Noviembre (2003) 7.7 508
Cielo abierto, El (2001) 7.7 308

Historias mínimas (2002) 7.6 1436
penElsa y Fred (2005) 7.6 727

Km. 0 (2000) 7.5 712
Paraíso bajo las estrellas, Un (2000) 7.5 94
Luna de Avellaneda (2004) 7.5 733

15 días contigo (2005) 7.4 71
Perdición de los hombres, La (2000) 7.4 137
penPantaleón y las visitadoras (2000) 7.4 808
penAuberge espagnole, L' (2002) 7.4 10937
Esperando al mesías (2000) 7.3 307
Mantenidas sin sueños, Las (2005) 7.3 123
penWhisky (2004) 7.3 1694
penKrámpack (2000) 7.3 2633
Lista de espera (2000) 7.3 600

penCrimen ferpecto (2004) 7.2 2789
penComunidad, La (2000) 7.2 2635
Aislados (2005) 7.2 92
Salomé (2002) 7.2 139

Noche con Sabrina Love, Una (2000) 7.1 369
Franco, 14 pesetas, Un (2006) 7.1 249
Cleopatra (2003/I) 7.1 253
Carretera y manta (2000) 7.1 65
Tapas (2005) 7.1 908
penAbrazo partido, El (2004) 7.1 1039
20 centímetros (2005) 7.1 656
penPlanta 4ª (2003) 7.1 424

Derecho de familia (2006) 7.0 548
Con Game (2004) 7.0 76
Último tren, El (2002) 7.0 276
25 degrés en hiver (2004) 7.0 188
Cachimba (2004) 7.0 96

(つづきはコメント欄)

(評点や得票数などは)あてにしたければすればいいし、しなくてもいい。だいいち、一位が今日現在でアレってどういうことよっていう、ね。そんなもんだから。あんまり考えなくていいんだ、本来。

手元にありながらまだ観ていない・ここに書けていない作品が多々あるので、もどかしい。早く書いてしまいたいのだけどしばらくはムリ。

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Monday, May 05, 2008

Dí que sí / スキと言って! [スペイン映画]

di que si
体調が良くなって最初の作品、そして連休中につき手抜きかげんで観たい作品、ということで今夜は2004年のスペイン映画、『スキと言って!』。

(脚本・監督: Juan Calvo フアン・カルボ)

人物紹介
Paz Vega パス・ベガ ... Estrella エストレージャ・クエバス
26歳。女優を目指して芝居の勉強を続けている。有名になりたいと強く思っている。

Santi Millán サンティ・ミリャン ... Víctor ビクトル・マルティネス
36歳。映画館の案内係。老いた母と二人暮らし。勤め先の映画館は売りに出されている。

Chus Lampreave チュス・ランプレアベ ... Madre de Víctor ビクトルの母
ビクトルの過干渉気味の老母。息子が失業しないようにと気を揉んでいる。息子の恋の成就を日々聖アントニオに祈っている。

Santiago Segura サンティアゴ・セグラ ... Oscar Vázquez オスカル・バスケス
演劇クラスでレッスン中のエストレージャを見て、「君の才能に魅了された」と言って接近してきたギョーカイ人。

Pepe Viyuela ペペ・ビジュエラ ... Salvador, el vigilante サルバドール
テレビ局勤務の警備員。『ターミネーター』フリーク。銃の早撃ち・曲撃ちには自信がある。自分もテレビ番組に出たい。

Constantino Romero コンスタンティーノ・ロメーロ ... Amador Rosales アマドール・ロサレス
ゴールデンタイムの生放送テレビ番組『恋にイエス!』の司会者。

恋にイエス!』とは:
番組で引き合わされた二組のカップルが数々のゲームで競い合う。視聴者は応援したいカップルに投票していく。より多く得票したカップルが勝つ。勝者には獲得投票数に応じた賞金と、副賞として高級リゾートホテルでの1週間のバカンスが与えられる。ただし、そのバカンスには密着取材スタッフが同行する。そして肝心の賞金が手渡されるための条件は―――「翌週の放送にて正式に結婚しなければならない」、である。


警備員サルバドールのちょっとしたミスによって、内気でデリケートなビクトルとあけっぴろげでラフなエストレーリャが『恋にイエス!』に出演することになってしまった。ビクトルとエストレーリャはペアを組まされ、数々のゲームをこなしていく……
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体が疲れているので、こう、調べ事が多すぎるとか重いテーマを突きつけられるといった類の‘しんどい’作品を避けたくてこれを選んだのだが……うん………まぁ…そうね……たしかに手は抜けたがね………張り合いが無さ過ぎてかえってしんどい作品でした

ぬるいぬるい作品。大手芸能事務所がねじこんだアイドルものテレビドラマのような。

外国人の演技なんて巧いも拙いもわかるわけないんだから気にしない、と前にもどこかで書いたと思うけど、これはうまくないだろう、どう見ても。「やったね」「大成功!」みたいな文脈でハイタッチをするシーンのテンポの悪さとか。そういう一つ一つがぎこちない。ナンシー関には「ぬいぐるみ演技」の烙印を押されたでしょうよ。

演技の拙さもさることながら、この脚本は何だろうか。「伏線が回収されてないじゃん!」「投げっぱなしかよ」とツッコミたくなるドラマってのはよくあると思うんだけど、この作品はそういう次元ですらなくて、

「……あのさ……あぁた、伏線張る気、ないよね m9っ`Д´)

とツッコみたくなる。

マット運動なんかでは、開脚前転だぁ、三点倒立だぁ、V字バランスだ、なんだかんだと組み立てないといけなかっただろ。ひたすら前転を繰り返したって点数が稼げなかったでしょうが。

そういう作品。やっぱこの世は「ラブコメ禁止!」だな。


これまで私は日本に入ってきているスペイン映画を観て不機嫌になったことは何度かあるけど、今の私は別に腹を立ててはいないです。こき下ろすつもりが起きない。「凡庸」としか言い表せないから、なのかな。息抜きに観ようという動機には適っていたわけだから、それでいいんじゃないか。楽しいは楽しい作品だし。


Di que si@IMDb
・直訳: 「はい」と言って

スキと言って!@映画生活
スキと言って!@ぽすれん
スキと言って!@CinemaCafe

(;´д`)シンドイ…という気分で観てはいたけど、実は久々に「ぷぴゃっ」と声を出して笑ってしまった瞬間があった。でも、映画が可笑しかったからじゃなくて、それを演じているのがサンティアゴ・セグーラだから笑えたんだと思う。

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Saturday, April 26, 2008

Perdona, bonita, pero Lucas me quería a mí [スペイン映画]

perdona, bonita, pero Lucas me queria a mi2004年11月にスペイン人の友人に近年のお薦め映画をたずねた時に名前の出た作品。その時の私のメモは、「これ、安心して笑いながら観ていられそうな気がする」だった。

他の多くのコメディ作品に比べもう一つピンと来ず、買わずに来た。優先順位がどうも高くならなかった。スペインで何の気なしに買ってきた『チル・アウト!』と同じ監督(二人組)と知って、雰囲気を想像するだけしていた。このたびフェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった


あらすじ
カルロス、ダニ、トニはゲイの仲良し三人組。マドリードのマンションで共同生活を送ってる。家賃を滞納しているので大家の催促のメッセージが留守電に入っている。大家が留守電の最後に忌々しげに吹き込む「このおかま野郎どもがっ」という恫喝も聞き慣れてしまった。

家賃分担を軽くするため、もう一人誰かに住んでもらうことにした。募集広告を出したものの、来る人来る人そろって変わり者で人選は難航を極める。しかしルカスという若者が現れた時、3人は一も二もなく彼を同居人として迎え入れた。それほどルカスは魅力的だった。

ルカスには手を出さないという協定を3人がひそかに結んで4人の新しい生活が始まったが、マドリードのゲイの半分と寝ているとなじられても何も言い返せないほどナンパな生活を送ってきたダニがどうやら抜けがけを仕掛けそうである。

トニとカルロスはダニのその気配を察しピッタリと尾行する。結局その夜、ダニとの約束にルカスは現れなかった。空振りに終わった3人が疲れて帰宅すると、ルカスがいた。床に広がる血の海に横たわるルカスの胸には8本のナイフが深々と突き刺さっていた。
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チル・アウト!』もそうだったけど、この監督(二人組)は死体の処理の物語が好きなんだね。というか、おそらく、小説であれ映画であれ、ストーリーというものを作り出す職業の人にとっては、死体をどう処理するかについてアイディアを絞るというのは必須科目なのかもな。それが書けないようでは他の作品を作り出す能力なんて無いから早々と諦めろという足切りラインというか。

と、テキトーなことを言ってみる。


Perdona bonita, pero Lucas me quería a mí @IMDb
直訳: ごめんなさいね、でもルカスはアタシを好きだったのよ
英題: Excuse Me Darling, But Lucas Loved Me

第6回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 (1997年)での仮題は『ごめん,でもルーカスは僕を好きだったんだ』

監督: Dunia Ayaso ドゥニア・アヤソ  Félix Sabroso フェリックス・サブローソ

出演:
Jordi Mollà ジョルディ・モリャ ... Toni トニ (カラオケバー店員)
Pepón Nieto ペポン・ニエト ... Carlos カルロス (クリーニング店員; おでぶ)
Roberto Correcher ロベルト・コレチェル ... Dani ダニ (ツアー添乗員)

Esperanza Roy エスペランサ・ロイ ... Juliana フリアナ (3人の家の掃除婦)

Gracia Olayo ... Estrella エストレージャ (カラオケバーの歌い手)
Ferran Rañé フェラン・ラニェー ... Miguel ミゲル (その気弱な夫)

Lucina Gil ルシーナ・ヒル ... Clara クララ (敏腕女刑事)
María Pujalte マリア・プハルテ ... Mari Carmen マリ・カルメン (部下)

Alonso Caparrós アロンソ・カパロス ... Lucas ルカス

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Saturday, April 19, 2008

Los 2 lados de la cama [スペイン映画]

2 lados de la camaEl otro lado de la cama』の続編。ミュ、ミュージカル。調子っぱずれのミュージカル。


セビーリャの友人が私好みの作品をリストアップしてくれた時に含まれていた。そしてまた、本作のマルタを演じるベロニカ・サンチェスが彼の従妹だということもあり、次に彼に会うときまでには観ておかないと失礼なのではないかと考えていた。

しかしながら、とかく続編というものは拙い出来になりがちだし、コメディというジャンルなのでその懸念はいっそう強く、他の作品をさしおいて、高い送料をかけてまでスペインから通販で購入しようという気になれなかった。

フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった


まぁ、そうだなぁ。やっぱり本作では、ストーリーをどうしても最後のセリフに繋げたかったのだなという強引さが見えてしまっているな。私としては購入は控えておいていいと思った。図書館で一発勝負で観るくらいで十分かな、と。前作のようには笑わなかったしな。

でも、買ってもいいと思うよ(←どっちなんだよ)。悪気のないコメディだから家に一枚持っていてもよいんじゃん? 通販で買わないにしても、たとえばスペイン旅行中にたまたま見かけたなら私も買うかも。値引きシールでも貼られていればなおさら。


この作品を楽しむにはやはり前作『El otro lado de la cama』の鑑賞を済ませておいた方がいいです。登場人物それぞれの人となりが前作で説明されていたり、前作で私が―――日常生活でもめったに笑わない私が―――独りで鑑賞中だというのにゲラッゲラ大声あげて笑ったシーンを踏まえた小ネタが含まれていたりするので。


shadow Ernesto Alterio エルネルト・アルテリオ ... Javier ハビエル
shadow Guillermo Toledo ギジェルモ・トレド ... Pedro ペドロ (髪モジャモジャ)
この二人は親友同士だが何かと張り合う。前作で起きたことがことだけにそれも無理はないよな。前作におけるいざこざがトラウマとなって影を落としています。……ってほど深刻に見るもんでもないのだけども、当事者は真剣に悩んでいる。

※エルネスト・アルテリオ、前作ではピンと来なかったんだけど、この作品を観て、わぁお父さんに似ているんだなぁと思った。


new Verónica Sánchez ベロニカ・サンチェス ... Marta マルタ
ハビエルの婚約者。結婚式はもうすぐ。

new Lucía Jiménez ルシア・ヒメネス ... Raquel ラケル
ペドロのカノジョ。

shadow Alberto San Juan アルベルト・サン・フアン ... Rafa ラファ
ハビエル・ペドロの昔からの友人。箴言めいた言い回しを好み、しばしば自分なりのトンデモ論をぶつ

heart María Esteve マリア・エステベ ... Pilar ピラール
ラファに負けず劣らず箴言好きな、ちょっと飛んだ女の子。

shadow Secun de la Rosa セクン・デ・ラ・ロサ... Carlos カルロス
ハビエル・ラファの昔からの友人。「彼女イナイ歴=年齢」っぽく見える人。何か言おうと口を開くがそのたんびに声のでかい他の誰かにしゃべる順番を奪われてしまう人。

new Pilar Castro ピラール・カストロ ... Carlota カルロタ
ハビエル・ラファ・マルタ・ラケルの4人が飲んでいたBARで泥酔していた女。



Los 2 lados de la cama@IMDb
直訳: ベッドの両サイド
英題: The 2 Sides of the Bed
Los dos lados de la cama スペイン公式

監督: Emilio Martínez Lázaro エミリオ・マルティネス・ラサロ
脚本: David Serrano ダビ・セラーノ


vocalistaだった私(←おい、ホントかよ)は、カラオケの場以外で他人の歌っている姿を見ているとこっちが恥ずかしくなって来て苦痛でしょうがないのだけど、このシリーズのヘタウマな歌は不思議と見ていられます。

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Wednesday, April 16, 2008

Te doy mis ojos [スペイン映画]

te doy mis ojos2004年11月にスペイン人の友人に近年のお薦め映画をたずねた時に、レスをくれたほとんどの人が挙げていた作品。DVを扱った作品とはわかったので、その時は購入する決意が固まらなかった。

2005年3月のスペイン旅行の際バルセロナの男友達の家でこのDVDを見かけて「これ、キツい?」と聞いたら「そうだね、キツいね。でも良いよ。良いけどつらいよ」とのことだったので、その時もやはりDVDを買わずに帰国した。

以来、ずっとためらっていたのだけど幸運にもフェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった

テーマはキツいが描写はキツくなかった。女性監督(=イシアル・ボジャイン)だからかな???

うん。描写はキツくない。殴る蹴るの映像も音声もほとんど無いと言えよう。あぁ、これならば私はためらわずに3.5年前にさっさと買っていればよかった。暴力とか「こわい」シーンがイヤだという理由で購入をためらっている方、買っちゃってよいと思います。DVDGOで18ユーロだね。


Te doy mis ojos@La higuera.netを訳す:
冬の夜、ピラールは家から逃げ出した。わずかな手荷物をまとめて、一人息子のフアンを連れて。結婚して9年、夫のアントニオの暴力に忍従してきたが、それはもはや変わらないと彼女は悟ったのだ。

アントニオもすぐにピラールを捜し回った。彼女のことを愛していると彼は言う。なにものにも代えがたいと。ピラールは俺の太陽だ、あいつは俺に自分の目までくれたんだ。

『Te doy mis ojos』は「家族の秘密」とも言える。沈黙と共謀、強迫と罪過、暗闇と光芒でできた厚い蜘蛛の巣、どの家庭にもあって、しかし外からは見えにくいその蜘蛛の巣に、主人公ピラールは囚われているのだ。

『Te doy mis ojos』では冒頭ピラールが夜分に逃走する時にパンドラの箱が開けられた。誰が誰で何をするべきなのかが示された‘家族手帳’があそこで明らかにされたのである。

ストーリーの進行とともにピラールはその‘手帳’の、あらゆる細目が誤って記入されている自分のページを書き換えていくわけである。そのページには「家庭」は「地獄」と、「愛」は「苦痛」と記載されていたし、護ってやると誓う人は、その人こそが恐怖そのものであったのだ。

しかし手帳をまるごと換えないならば、たった一ページを書き換えたところでどうなるものでもない。むしろ手帳をビリビリに引き裂くときが来たのではないか。
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Te doy mis ojos@IMDb
直訳: あなたに私の両目をあげる
英題: Take My Eyes

2008.06.07 加筆
←アマゾン(日本)で扱われているのを発見したけど―――こないだは見当たらなかったんだがなあ―――、これは「リージョン1」なので注意。

・2004年1月31日発表のゴヤ賞で7部門受賞に輝いた作品
crown 最優秀作品賞
crown 最優秀監督賞 イシアル・ボジャイン
crown 最優秀主演女優賞 ライア・マルル(読み方よくわからん)
crown 最優秀主演男優賞 ルイス・トサール
crown 最優秀助演女優賞 カンデラ・ペニャ
crown 最優秀オリジナル脚本賞 イシアル・ボジャイン、アリシア・ルナ
crown 最優秀音響賞 Alex F. Capilla、Iñaki Diez、Patrick Ghislain、Pelayo Gutiérrez、Eva Valiño


監督: Icíar Bollaín イシアル・ボリャイン
脚本: Icíar Bollaín  Alicia Luna アリシア・ルナ

出演:
Laia Marull ... Pilar ピラール
Luis Tosar ルイス・トサール ... Antonio アントニオ (夫)
Candela Peña カンデラ・ペニャ ... Ana アナ (ピラール妹)
Rosa Maria Sardà ロサ・マリア・サルダ ... Aurora アウローラ (ピラール母)
Nicolás Fernández Luna ニコラス・フェルナンデス・ルナ ... Juan フアン (ピラール息)
David Mooney ... John ジョン (スコットランド人夫)

Kiti Manver キティ・マンベル ... Rosa ロサ (仕事仲間)
Elena Irureta エレナ・イルレタ ... Carmen カルメン (〃)

Sergi Calleja セルジ・カジェハ ... Therapist (DV自助サークルの主宰者)

あと、IMDbにも書いてないけど、Antonio de la Torreも出てたでしょ。セリフしっかりあったんだがな。

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Thursday, April 10, 2008

Vengo / ベンゴ [スペイン映画]

vengo vengo

1) 「ドゥエンデ」について:
元来,スペイン語で<お化け><妖魔>の意であるが,とくにフラメンコにおいては,この言葉が独特の意味を持つ.すなわち,歌い手,ギター奏者,踊り手のいずれを問わず,最も感興の乗った瞬間,当人にも説明のできない<何か>が身心にとりつき,聴衆あるいは観衆をも陶酔にひき込むような歌,演奏,踊りをなさしめることがある.アーティストにとりつくこの<何か>がドゥエンデであり,フラメンコの究極の魅力とされる.すなわち,どのように芸達者なアーティストでも,ドゥエンデを感じさせないものは真に一流であるとはみなされない.ガルシア・ロルカはドゥエンデに関する所論(講演原稿)の中で<ドゥエンデは足の裏から這いのぼってくる>というアンダルシアの老ギタリストの言を紹介しているが,それは土に潜む暗い力,人間の理性を超えたところからくるデモーニッシュな力であるといえよう.(濱田滋郎先生)(『スペイン・ポルトガルを知る事典』 ※私は旧版しか持ってない)


2) ・caló: 1. m. Lenguaje de los gitanos españoles. (スペインの)ジプシーの言語[方言]
caló@Wikipedia


3) 動詞venir(来る)の活用 直接法現在
1人称単数: vengo
2人称単数: vienes
3人称単数: viene
1人称複数: venimos
2人称複数: venís
3人称複数: vienen

3') 動詞vengar(復讐する)の活用 直接法現在
1人称単数: vengo
2人称単数: vengas
3人称単数: venga
1人称複数: vengamos
2人称複数: vengáis
3人称複数: vengan


4) あらすじ (『ベンゴ』「CDジャーナル・レビュー」より)
pen おさななじみを殺し家族を残して逃亡した兄マリオのせいで、弟カコは一家を支える羽目に。一方、一家の総領を殺されたカラバカ家は復讐の矛先をマリオの一人息子ディエゴへと向けるが、カコは甥っ子を全面的にかばおうと闘う。pen


よそもの気分で観ました。
人は皆、どういう世界に生きていようがそれぞれ独自の仁義に縛られて生きるものじゃん? それが外界からは到底理解できないものであっても、中で生きる人にとってはその価値観が絶対であってさ。カコやカラバカ一家は、彼らなりのルールで生きてるからね。

だからこの作品の物語についてはもうあまり書かないでおいて、音楽の場面を紹介します。とてもよい。
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A) 土地の有力者カコは地元の一流ミュージシャンやダンサーを招いてプライベートライブを開く

カコ一族やカラバカ一家の胡乱な感じが興味深い。

話が逸れますが、スペインで私は大家さんの家族と知り合いの小母さんといっしょに住んでいた。緑矢印が「私の家」。
mivecindad

この写真で下の方向が旧市街の中心部で、「私の家」から5分~10分も歩けばカテドラル・カフェテリア・市役所・商店街の密集区域。「私の家」の前のスーパーも日々当たり前に賑わっていたし、街で一番大きい広場までは「私の家」から1分もかからない。そこにはオープンエアのカフェが並び、真冬以外は夜っぴてbotellón (ボテジョン)だった。

そんな賑やかな地区であるにもかかわらず、私は大家さんから、オレンジの線よりも上の地区には昼間でも独りで行くなと言い聞かされていた。特に赤い線の通りは絶対に通るなと言われてた。

カコとかカラバカ一家はそういういかがわしい地区の雰囲気っていうか。そんな気もした。いや、でも、ちょっとちがうな。カコたちはお金持ってるもんな。私の近所はそうじゃないヤバさだったんだ。

カコたちの、出所の怪しげなお金があふれている様は、また別の趣だよな。ごめん、ここまで書いてきてアレだけど、なんだかよくわからない。ふつうにまじめにお勉強しているだけだった私のような女の子ちゃんはカコとかカラバカ一家とは知りあうわけがないんだと思う。


B) 娘ペパを失い兄マリオも身を隠してしまった今、カコは一番の近親である甥っ子ディエゴのことが大切でたまらない。それがうかがえるLa Caitaのライブシーン。


ディエゴに叔父・家長としての愛情を注ぐカコは、「camelar: 3. tr. coloq. Amar, querer, desear.」という動詞を使っている。


さてここで映画からまた逸れます:
動詞camelarはNiña Pastoriの『Tú me camelas.』という曲(Entre Dos Puertosに収録)でも連呼されているが、その曲における語義は「2. tr. coloq. Seducir, engañar adulando.」の方かな。「♪tú me camelas, tú me camelas, me lo han dicho tus acais, que me lo han dicho, primo, tus acais.」 

「acais」はcalóで、意味は「ojos」。



夜中に少女がこれを大声で歌いながら歩いていた。私はすでに寝ていたが、「………うまいな、しかしっ」とはっきりと目が覚めてしまったほど上手かった。そして彼女は仲間と大騒ぎしながら私の家の前を通り、オレンジ色の線よりも向こうの地区に去って行った。

脱線終わり。


C) ディエゴのためのパーティーライブは、「アレハンドロさん、あのね、カコ叔父さんが次はこの人たちをパーティーに呼べるかって」「わかった。おい、カコがこのバンド呼べってよ」といった具合に上意下達で簡単に決まっていく。

Arrinconamelaのシーン


D) 道の真ん中でzapateado(っていうの?)が始まったりする


E) 敵方の孫娘の洗礼式


F) そして大事な曲。映画でのシーンとはちょっと違う映像だけど。

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Sunday, April 06, 2008

En la ciudad [スペイン映画]

en la ciudad昨日はセルバンテス文化センターの「Cine en español --- スペイン語映画を見よう!」企画で四月上映作品を観てきました。今月は『En la ciudad』。Cesc Gay監督の2003年の作品。


pencil4月5日(土)15:00より
4月11・25日(金)19:00より

sign0319日(土)は映画はありませんsign03

毎週映画の上映を行っています!
4月からは、土曜と金曜日に開催されることになりました。
(第一週土曜、第二週金曜、以下同様)

※毎月新しい映画が上映されます。
※日本語字幕つきのスペイン映画です。
※入場は無料です。
※ラテンビートフィルムフェスティバルの協力を得て実現いたしました。

〒102-0085 
東京都千代田区六番町2-9
セルバンテスビル
Tel (03) 5210-1706
Fax (03) 5210-1811
info@cervantes.es  pencil


友人と4人で観ました。映画って、私なんかは一人で観るのが常ですが、この作品は複数人で観て、あとで語らったら面白いと思う。こたえあわせをするというかね。「あの人とあの人はあの後どうしたんだろうね?」、「あの人があの行動に至った心の動きってどこでどう描かれてたっけ?」「あの人とあの人って結局デキてたのかね?」………などなどと、解釈を突き合わせる作業で、我々4人は鑑賞後にけっこう楽しみました。そういう意味では面白い作品だったよね。

2004年のhispanic beat film festivalで『イン・ザ・シティ』というタイトルで上映されたことあり。


en la ciudad2004年末にスペイン映画DVDを大量に購入したとき、買おうかどうか迷って買わなかった作品。その時にサササッとtagやplotに目を通してあったので群像劇だというのは予想していた。たぶん人物紹介が多いのだろう、人物を把握するのはたいへんだろうと覚悟もしていた。

思ったとおりでした。
序盤は、登場人物の人となりと人間関係を示す説明セリフを頭の中で整理しながら名前と顔を覚えていくのに集中しないといけない。友人たちも「誰がどれだか最初はもうわけわかんなくなって」とこぼしていた。

しかし、この作品の楽だった点はというと、言葉ね。音も語彙も平易だと思う。もしもこれで、早口だとか発音が独特だとか語彙が凝っているとか喋ってる内容が哲学的だとかだったら、頭の中が忙しすぎて辛かっただろうと思う。あれだけ人物関係の把握に神経をもっていかれるんだから、ことば面はシンプルであってくれてよかった。


これから観ようという人のために、人物紹介をしておこうかな。なんというサービス! これで予習してから観に行けばかなーーり楽に物語に入れるはずです。

en la ciudad
Mónica López モニカ・ロペス ... Irene イレーネ (現代美術館のキュレーターみたいな仕事で忙しくしている; マリーナという5歳の娘あり)

shadow Chisco Amado チスコ・アマード ... Manu マヌ (イレーネの夫; 航空管制官をしていて収入はよいらしい; ヘルニアで腰痛がひどい)