Friday, September 16, 2011

キューバの恋人 / Kyuba no koibito / La novia de Cuba / Cuba No Koibito [日本映画]

第8回ラテンビート映画祭のオープニング作品、『キューバの恋人』を観てきた。下記のcinematopicsにあるとおり製作当時でも自主上映で、Marysolさんのブログによればキューバでも長らく公開されず(⇒ 紹介「アキラの恋人」プロジェクト|MARYSOL のキューバ映画修行)、アマゾンじゃ2万円なんていう値がつけられている、そういう作品なので、今回を見逃したらきちんと映画館で観られる機会なんてもう無いかもしれない。

今日(16日)の上映(10:45~)にはもう間に合わないと思いますが、ラテンビート映画祭はこのあと京都~横浜と移動するので、この機会に是非。


キューバの恋人 - 映画作品紹介 
1969年/日本/101分
配給:黒木プロダクション
製作:キューバ国立映画芸術協会作品

ハバナにやってきた日本青年アキラが、現地でタバコ工場の女工マルシアと会う。彼女は民兵でもあった。キューバの革命精神に奉ずる彼女と、彼女に愛を説くアキラのあいだの齪賠。そしてアキラが彼女に追いすがるうち、キューバという幻の革命の聖地の、貧困と明るさの実相がドキュメントされる(キューバの記録映像も盛り込まれる)。採取された現地音楽と松村禎三の音楽の調和も見事。同作は自主上映により公開された。


Kyuba no koibito (1969) - IMDbには「Language: Japanese」とあるけど、これは間違いだな。津川さんのセリフも込みでほぼ全編スペイン語だったと思う。


あらすじ キューバの恋人 - goo 映画
一九六八年の夏。キューバで漁業指導員をしているアキラは、ハバナの下町で混血娘マルシアに出会った。彼女は、煙草女工であり、銃を巧みに使いこなす筋金入りの女民兵でもあった。アキラは、故郷に旅発つマルシアの後を追って求愛の旅に出た。瀕発する反革命の陰謀に対する厳しい警戒態勢をとる灼熱のキューバの奥深くへと。無償で残業労働をする工場労働者たち。チェ・ゲバラ部隊の戦車兵たちは、広大な原野を開墾している。……略……

このgooの解説文、「……ん?」と思った。なんか、「二人は激しく求めあった」というできごとの順番が違うような……。私の記憶が間違ってるのかも。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


面白かった。
津川さんのトークも面白かった。


銃を持って「バンバーン」「バキューンバキューン」「ダダダダダダダダッ」って戦争ごっこ、革命ごっこ。アキラは当時の「日本; 日本人」。

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Monday, August 08, 2011

『苺とチョコレート』(Fresa y Chocolate)について ~3~

(第1章: 『苺とチョコレート』(Fresa y Chocolate)について ~1~: Cabina
(第2章: 『苺とチョコレート』(Fresa y Chocolate)について ~2~: Cabina


ディエゴの部屋は知識のミニ宝庫

A:  ディエゴの部屋に一歩足を踏み入れると、ダビドでなくとも口をポカンです。キューバの守護女神カチータCachitaは前述しました。字幕にあるような聖母マリア像ではない。

B:  中央上部の人物が先ほどのホセ・マルティですね。

A:  その真下で葉巻をくわえているのがホセ・レサマ=リマ、『パラディソ・楽園』の著者、レサマ式ランチが狂言回しになっている。

B:  ダビドが君の「お父さん?」と訊いた人。入る早々目に飛び込んでくる官能的な抽象画は誰のですか。

A:  セルバンド・カブレラ=モレノ(1923~81)というキューバの画家の絵です。ピカソの「青の時代」の雰囲気があった。ニューヨークで美術を学び、スペインやフランスで活躍、ミロやクレー、キュービズム、印象主義、表現主義の影響を受けている。キューバで知ってる画家といえば彼しかいない(笑)。

B:  彼が選ばれたわけは何ですか。

A:  1954年にアレアとフリオ・ガルシア=エスピノサが共同監督して「エル・メガノ」という20分のドキュメンタリーを撮った。それに彼の描いた木炭画のシリーズが使用されたようで、それかな。(⇒ El mégano (1955) - IMDb

B:  アレアの画家へのオマージュが込められている。

A:  それに革命前も後も繊細なエロティシズムあふれる絵を描いた。勿論、革命後は農民、民兵、ゲリラ兵、一般女性も描いて生き延びましたが、革命後も絡み合う男の裸像、剥きだしのペニスを描いた。でも猥褻な感じを受けません。現在多くの作品が世界各地の美術館に所蔵されています。

B:  あの部屋には細かな仕掛けがあるんですね。

A:  2008年生誕85年を祝ってハバナで開催された展覧会には、官能的な方は展示されませんでした。他にソプラノのリタ・モンタネル、フェルナンド・オルティス、フリアン・デル・カサルなど。

B:  オルティスは前述しました。フリアン・デル・カサルはロマン主義のデカダンな詩人と言われています。

A:  19世紀のペシミスティックな感受性豊かな詩人、1863年生れ、30歳という短命でした。モデルニスモの詩「風にそよぐ葉」「降る雪に」「胸像と抒情詩」など。ディエゴと同じホモセクシュアルでした。

B:  アールヌーヴォーのランプ、中国製らしき陶磁器の薬瓶も並んでいた。

A:  オスカー・ワイルドの『サロメ』やフロベールの『マダム・ボヴァリー』の挿絵を描いたビアズリーも。ビアズリーも26歳の若さで一生を駆け抜けた。

B:  ワイルドも同性愛者でしたね。大拙の禅の影響か、ディエゴの法被は泣かせる。

A:  欧米では禅は宗教ではなく哲学です。ドアの内側に眼の形の張り紙があった。“Te estan mirando”、いつも誰かがお前を見張っているという意味。

B:  ナンシーの部屋にはビートルズの写真が貼ってあったが、こちらはマリリン・モンローでした。

A:  敵の杯ウィスキーもあるしね。ただしラジオカセットはソ連製だそうで、部品を輸入しキューバで組み立てた。これを持っているのはオカマ、というのも主にオペラを聴いたりバレエを見たりするのはオカマだから。

B:  ストレートも見たり聴いたりする(笑)。


A:  原作にあっても映画にセリフとして出てこない人でも、ディエゴの部屋などにさりげなく登場しているのが分かります。映画はかなり楽観的な終わり方をしてますが、ICAICの最終検閲を考えると頑張ったと言えるかも。

B:  両方の根底にパスの楽観主義があるからだと思う。小説の読者と映画の観客では質も量も格段に違いますが、互いの多様性を認め合うことの必要性というテーマは同じです。

A:  キューバでは、政治や社会を論じるときの教科書になっている、とパスも語っています。

B:  革命の行きすぎは映画の中でも語られますが、助監督のフアン・カルロス・タビオもUMAPに行かされたそうです。


A:  舞台となった1979年、製作された1993年、キューバも変化している。パスもビデオテープではあるがハリウッド映画を見ることができるようになり、スピルバーグをテープで見ていると。

B:  欲を言えば、二人の心の葛藤がもっと描かれていたなら、普遍的な心理ドラマになったかもしれない。ちょっと物足りない。

A:  欧米に続いてアメリカでも同性婚を認める州が増えている。「夫と妻」欄も「配偶者1と2」になる。現在は表向き米軍も同性愛者の軍務を禁じているが、秋には全面的に撤廃する。いまや結婚の形も流動的、人間の価値を決めるのが時代精神なら、現在の一夫一婦制も変わらざるを得ません。

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『苺とチョコレート』(Fresa y Chocolate)について ~2~

(前章からお読みください ⇒ 『苺とチョコレート』(Fresa y Chocolate)について ~1~: Cabina


子供は独り歩きをする

A:  分かる範囲でしたが、カビナさんの疑問に応えられたでしょうか。友情・不寛容つまり差別・同性愛などは、昨今では映画のテーマとして珍しくも何ともありません。しかし、これに「反体制」と「自由への希求」という要素が加わると、俄然別の顔が現れてきます。本当のテーマはこちら、と言いたいのですが。


B:  積み残しになっている「カストロ擁護の映画だ」と憤慨している話から入りましょう。


A:  順を追って簡単にご説明すると、亡命キューバ人のネストル・アルメンドロス(Néstor Almendros - IMDb)とオルランド・ヒメネス・レアル(Orlando Jiménez Leal - IMDb)が1983年に“Conducta impropia”というドキュメンタリー(Mauvaise conduite (1984) - IMDb)を撮った。「不適切な振舞い」とでも一応訳しておきます。これが【1】です。

B:  キューバの同性愛者差別を糾弾して、当時かなり話題になりました。

A:  これを見たアレアが、要約すると「キューバと縁を切ったはずのネストル(・アルメンドロス)が、こんな負の部分を図式化、単純化した辛辣なドキュメンタリーを今更どうして撮ったのか理解できない」と怒った。さらに彼は既に撮影監督として成功しており、あるステータスも勝ちえている、彼の才能に相応しくないと。


B:  アルメンドロスは体制批判で革命後間もない1962年にフランスへ亡命していますね。


A:  アレアはいつかこの回答として映画を、それもドキュメンタリーでないフィクションで撮りたいと考えていた。そこへパスの中編『狼と森と新しい人間』が現れ映画化を決意した、この中編が【2】です。

B:  アレアが前述した「これを映画にしなければという義務感におそわれた」に繋がるわけですね。するとこの『苺とチョコレート』がその回答というわけ?

A:  そうです、そしてこの映画が【3】です。“Encuentro de la cultura cubana”(1996年夏号 )という季刊雑誌のインタビュー記事で延々と語っています。このインタビュー記事が【4】です。私が知らなかっただけで新資料でもなんでもないんですけど(笑)。

B:  アレアは1996年4月に死去していますから、これはアレア追悼号ですね。


  ENTREVISTO Tomas Gutierrez Alea por Michael Chanan “Estamos perdiendo todos los valores”pp71~76
亡命キューバ人がマドリードで発行している高レベルの季刊雑誌。インタビュアーのマイケル・チャナンはイギリスのドキュメンタリー監督、ローハンプトン大学「映画&ビデオ科」の教授でもある。著作多数、ラテンアメリカの映画や音楽に通じ、イギリスでのラテンアメリカ映画紹介に尽力している。)


A:  ええ、そうです。その後、亡命キューバ人でバルセロナ在住のロヘール・サラスという作家が、アレアは「キューバの同性愛者に自由があったかのように描いている。事実とはあまりにかけ離れていて、フィデリスタ擁護の映画」と噛みついた。

B:  つまり、このサラスが憤慨したひとですね。

A:  1998年11月に“Ahora que me voy”という13編からなる短編集をスペインで上梓した。そのなかの‘El cordero, la lluvia y el hombre desnudo’という副題付きの1編“Helados de pasion”(仮訳「情熱のアイスクリーム」)がそれ、これが【5】です。

B:  副題の「子羊と雨と裸の人間」は、パスの「狼と森と新しい人間」の語呂合せというかパロディなのかな。

A:  サラスはこの短編集をパスに捧げていて、「まったく忠実とは言えないが、自分が亡命する前のキューバが息づいている」と評価しています。サラスはパスが中編を書くにあたってキューバのゲイ世界を取材したときの協力者。ディエゴの人格形成に多くの資料提供をした。サラス自身はtravestiつまり異性装者、男ですから女装愛好者、勿論差別の対象者です。1981年にスペインに亡命するまで、ハバナの国立美術館で働いていた。

B:  じゃ、サラスはディエゴの分身なのかな。

A:  彼は現在、「エル・パイス」紙の舞踊欄のコラムニストのかたわら、バレエの衣装や舞台装置のデザインをやり、あの巨大服飾誌「ヴォーグ」の仕事もしている才人です。(Roger Salas - Roger Salas - ELPAÍS.com

B:  原作にディエゴの「得意分野だったバレエ・・・」とか、「日本の唐傘をさし、舞台衣装みたいな服装の彼は・・・・ブレスレットだらけの手を振る・・・」とか描写されているのは、サラス情報だ。


A:  レサマ=リマ(Jose Lezama=Lima)がディエゴの間接的な分身かと想像していたんですが。なにしろ、レサマ=ディエゴ説もあるくらいですから。サラスが特に拘るのが、「僕は君が思うような高尚な人間じゃない」で始まるディエゴの告白シーンです。

B:  コッぺリアでダビドをナンパしたときのイキサツを語るところですね。

A:  ディエゴは“Por eso, por eso, te he pedido muchas veces un abrazo porque pensaba que al abrazarte me iba a sentir mas limpio”と続ける。

B:  字幕は「だから君に・・・抱いて欲しかった。僕自身が清められる気がしたから」となっている。


A:  この‘limpio’に拘った。辞書では「きれいな・清潔な」のほかに「公正な・純粋な」という語義もある。

B:  迷わず後者だね。「清められる」というと「汚れ」を落とすみたいな強い感じになる。しかしサラスは前者にとったんだ。

A:  小説にはこんなセリフはなく、「こんな下らないセリフはなかったじゃないか」という怒りかもしれない。多分「ホモは穢れているから矯正しなくてはならない」という苦い体験に直結したのだと思う。

B:  日本語字幕も踏み込みすぎ、ピュアとかフェアの感じだと思う。差別というのは、する側にその意識がなくても、される側が差別と感じれば差別になる。

A:  個人的には原作と映画は違っていいという立場です。パスの台本で舞台化もされています。3つを比較すると微妙に変化して面白いのです。


B:  それはまた別の話、深入りは止めましょう。

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『苺とチョコレート』(Fresa y Chocolate)について ~1~

アリ・ババ39さんが『Fresa y Chocolate / 苺とチョコレート [キューバ映画]: Cabina』にコメントをしたいとおっしゃるので、いっぱい書いてくださいとおねがいしていました。私がたぶん一生知らずに済ませてしまうであろうことをアリ・ババ39さんが教えてくださる。いつも本当にありがとう。

では、以下に書き写していきます。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


原作と映画は「かなり違う」が印象

A: 今やキューバ映画の古典入りした感じの『苺とチョコレート』ですが、最近、原作を再読する必要があって、映画も改めて鑑賞しなおしました。

B:  1994年秋、岩波ホール20周年記念作品として公開されました。キューバ映画を見るのはこれが初めてという観客が多かったのではないか。

A:  今でも「キューバ映画はこれ1本」という人も(笑)。キューバ大好き人間には叱られそうですが、それくらいマイナーです。

B:  例年12月に首都ハバナで開催される新ラテンアメリカ国際映画祭(Festival Internacional del Nuevo Cine Latinoamericano)で最優秀作品賞に与えられる珊瑚賞のほか8部門制覇という快挙を果たしました。

A:  通称ハバナ映画祭と呼ばれていますが、これまたマイナーな映画祭です。世界が注目したのは珊瑚賞受賞ではなく、翌年のアカデミー外国語映画賞ノミネートです。キューバ映画がノミネートされたのも史上初めて。国交断絶以来の両国のぎくしゃくを思って感慨深かった人もいたのでは。

B:  残念ながら結果は露仏合作『太陽に灼かれて』のニキータ・ミハルコフの手に落ちましたが。このブログでは既にお馴染みになっているゴヤ賞スペイン語外国映画賞受賞にも輝いた

A:  当時の日本ではゴヤ賞の存在すら殆んど認知されておりませんでしたが、ベルリン国際映画祭銀熊賞の一つ「審査員特別賞」の受賞は報道されました。男優賞は『フィラデルフィア』のトム・ハンクスが受賞した。

B:  ゲイ対決ともいわれたが、残念ながらディエゴ役のホルヘ・ペルゴリアは涙を呑みました。

A:  しかし、この年のベルリンは殊のほか豊作で、金熊賞はジム・シェリダン『父の祈りを』、銀熊賞の監督賞はキェシロフスキの『トリコロール/白の愛』だったから、カリブの小さな島からやってきた『苺とチョコレート』が審査員特別賞に選ばれたのはサプライズだったのです。

B:  意外性をアピールする主催者側の政治的力学もはたらいたかな。


B: カビナさんはアップ段階では原作を読んでいないようで、いくつか疑問が出ています。

A:  まず原作『狼と森と新しい人間』は、ハバナ大学生ダビドのモノローグで進行します。物語が時系列ではなく、フラッシュバックを織りまぜての行ったり来たりです。

B:  映画は小細工なしの時系列で進むから安心して見ていられる(笑)。

A:  ディエゴは既に亡命していて、これから語られることは回想であることが分かる仕掛けです。

B:  大雑把にいうと、物語は「コッぺリア」で始まり「コッぺリア」で終わるという円環的なせいか、どうもこれで終わったという感じがしない。

A:  閉じられていないから、ダビドのその後を書いてくれなくちゃという印象でした。モノローグのなかに「 」なしに相手のセリフが挿入されることもあり、時々読み手は迷子になる。決して読みやすい小説とはいえず、翻訳も細かい工夫が凝らされ、結果かなり大胆なところもあります。

B:  キューバの歴史や文化に関する本の題名、人物名がこれでもかと繰り出されてきて、初めて目にするだけに注記がないとお手上げです。

A:  無視して読むことも可能ですが、キューバの政治体制、経済や文化的な背景を知って読むと面白いということね。映画とは登場する人物名にも違いがあり、小説と映画の受取り手の違いを考えて、うまくバランスを取っています。

B:  結果的に各国で翻訳されましたが、日本では映画化がなければ翻訳されなかった作品かもしれない。まずは海外に暮らすキューバ人、次いで国内のキューバ人向けだったのではありませんか。

A:  原作のダビドは映画のような共産主義青年同盟のステレオタイプ的な学生ではなく、ずっと知的好奇心にあふれたナイーブな青年として描かれている。ディエゴのアパートに行くことになったそもそもは、彼がちらつかせるバルガス=リョサの新作『世界終末戦争』に釣られてのことです。

B:  キューバでは発禁本の小説ですね。原作には「ナンシー姐さん」は出てこないし、ビビアンの出番も刺身のツマ程度です。

A:  ダビドはビビアンに振られてしまっているようだが完全に切れてるようでもなく、映画のように外交官とも結婚していない。ダビド以上に教条主義的な友人ミゲルがいない。

B:  反対に原作で重要と思われる人物イスマエルが、用心深く映画では消されてしまっています。

A:  目指すテーマは同じように見えながら、二つは≪かなり違う≫が印象です。

B:  しかしシナリオもセネル・パスが一人で書いていて、クレジットにもアレア監督の名前はありません。

A:  オフィシャルにはそうなっていますが、ナンシー役のミルタ・イバラによれば、二人で相談しながら大枠を決めていったようです。

B:  周知のことかと思いますが、彼女は監督夫人。

A:  『狼と森と新しい人間』1本での映画製作は無理で、物語を膨らませるためにナンシーを絡ませることにしたと。シナリオは三つの短編を素材に組み立てられている。

B:  どの映画にもいえることですが、シナリオ通りかどうかも実は分かりません。

A:  パスは原則として、シナリオを渡してしまったら撮影現場には出向かないそうです。執筆中に他人にあれこれ言われたくないから、自分も撮影現場に出かけて監督や俳優たちに干渉したくないということです。

B:  当時の監督と脚本家の力関係からすると「変更あり」も考えられるかな。

A:  そういう個所が随所に見えますね。特に助監督のフアン・カルロス・タビオと思われるユーモアがね。監督の仕事はハイ「スタート」、ハイ「カット」だけではありません(笑)。

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Sunday, October 04, 2009

Las doce sillas / 12の椅子 [キューバ映画]

12 sillasキューバ映画祭

映画祭公式サイトから、あらすじ:
旧ソ連の作家の同名小説が原作。革命政府に私財を渡さないため、ダイニングセットの12の椅子のひとつに宝石のコレクションを隠した義母。彼女が亡くなってから、イポリトは元使用人オスカルとともに、その椅子を探そうとする。邸宅を国に没収され、高齢者の保護施設と化した今、イポリトに残された道は、資金をつくって海外にでることだった。だが、時はすでに遅く、……(中略)……

この作品に関しては、革命以前から映画化を考えていた監督。2007年にアメリカでDVD化されたキューバ名作コレクションの1本。人名表記ちょっと変えた)

すごく面白かった。ちょっとだけ『Placido』を思い出したりもしたけど、白黒であることと東奔西走している(させられている)ところが似ていただけでメッセージは違うかな? いや、あるいはメッセージまで似通っていたかも? それについては考える時間をもっととらないといけない。私にはまだわからない。

『12の椅子』は本当に面白かった。他に何て書いたらいいだろう。そうだ、凄みがあったよ。冷やっとぞくっとした。

(おいおいコメント欄にちょびっと書き足そうと思っています。今日は時間的にも体力的にももう無理だ……。イベロアメリカ映画関連のフェスティバル、いっぱいあって嬉しいのだけど、もっとばらけてくれればいいのに…。体が……体がもちません…)


Las doce sillas@IMDb
英題: The Twelve Chairs

監督・脚本: Tomás Gutiérrez Alea トマス・グティエレス・アレア
原作: Ilya Ilf、Yevgeni Petrov
共同脚本: Ugo Ulive ウゴ・ウリベ

出演:
Enrique Santiesteban エンリケ・サンティエステバン ... Hipólito Garrigó イポリト・ガリゴー
Reynaldo Miravalles レイナルド・ミラバジェス ... Oscar オスカル
René Sánchez レネ・サンチェス ... El Cura 神父
Pilín Vallejo ピリン・バジェホ ... Gertrudis ヘルトゥルディス(ガートルード)嬢


この原作の映画化は他にもいくつかあるみたい:
12 stulyev (1971)@IMDb
The Twelve Chairs (1970)@IMDb
12 stulyev (1977)@IMDb(テレビシリーズ)

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Wednesday, August 19, 2009

Festival de cine cubano 2009 / キューバ映画祭2009

公式サイト http://www.action-inc.co.jp/cuba2009/

vagabundaさんのブログ

ユーロスペース | キューバ映画祭2009

スケジュール | キューバ映画祭2009 - FESTIVAL DE CINE CUBANO 2009

(以下、数字とかはわたくし用メモなので気にしないでください)


キューバ映画祭1. ルシア
Lucía (1968)@IMDb
7.9/182 Drama

キューバ映画祭2. ある官僚の死
La muerte de un burócrata (1966)@IMDb
7.6/271 Comedy

キューバ映画祭3. 12 の椅子
Las doce sillas (1962)@IMDb
7.4/44 Comedy

2009年10月3日 観ました

4. 低開発の記憶-メモリアス-
Memorias del subdesarrollo (1968)@IMDb
8.1/797 Drama

キューバ映画祭5. 苺とチョコレート
Fresa y chocolate (1994)@IMDb
7.5/2059 Drama | Comedy

2006年8月29日 観ました

6. 永遠のハバナ
Suite Habana (2003)@IMDb
8.0/289 Documentary

キューバ映画祭7. シュガー・カーテン
El telón de azúcar (2005)@IMDb
7.5/60 Documentary

キューバ映画祭8. 恋人たちのハバナ
Personal Belongings (2006)@IMDb
7.3/28 Drama

9. 3つの愛の物語 Con el amor no se juega
└鏡 
 ・The Two Way Mirror (1990)@IMDb
  5.6/8 Drama | Romance | Short
└土曜日の泥棒
 ・Saturday Night Thief (1992) (TV)@IMDb
  5.5/5 Drama | Romance | Short
└遠く離れて
 ・Contigo en la distancia (1991) @IMDb
  5.7/7 Drama | Short

キューバ映画祭10.コロンビアのオイディプス
Oedipo alcalde (1996)@IMDb
6.9/137 Drama

キューバ映画祭11.愛しのトム・ミックス
Mi querido Tom Mix (1991)@IMDb
5.9/23 Action | Adventure | Western

12. キューバ短編集
└我らの土地
 ・Esta tierra nuestra (1959)@IMDb
  9.0/5 Documentary
└チャチャチャの哀愁
 ・Nostalgia del cha cha cha (1991)@IMDb
  Short | Documentary
└オバタレオ
 ・Obataleo (1988)@IMDb
└フィルミヌート
 ・Filminuto 1 (1980)@IMDb
  Animation | Short
└キューバの女優たち
 ・Cualquier mujer (2005)@IMDb
  Documentary | Short

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Thursday, January 08, 2009

Film Festival in Sapporo 2009 / キューバ映画祭 in サッポロ

キューバ映画祭 in サッポロ 2009
スケジュール、地図、チケット情報など


以下、公式サイトを参考に。のマークは、当ブログ内に感想文あります。
(傍らの数字はわたくし用メモですから気にしないでください)


■エル・ベニー
El Benny@IMDb 7.5/24
※日本初公開
監督:ホルヘ・ルイス・サンチェス
2006年/ DV/カラー/123分

1963年に亡くなったキューバの国民的歌手ベニー・モレ(1919~1963)。華々しい成功の陰で、彼は女性とのトラブル、過度の飲酒に苦しむ。……略……


■カンガンバ   
Kangamba
※日本初公開
監督:Rogelio Paris
2008年/DV/カラー/100分

2008年のキューバで最も観客を集めた映画。1983年8月、内戦下のアンゴラに軍事顧問団を派遣していたキューバは、南部の街カンガンバで南アフリカが支援するUNITA(アンゴラ全面独立民族同盟) に包囲される。……略……


■アニメ傑作集「フィルミヌート・シリーズ」
Filminuto@IMDb
監督:マリオ・リバストゥリオ・ラッジフアン・パドロン
1980年~ /35mm/カラー/56分

政治風刺から男女関係のもつれまで大人向けのギャグを連発するミニ・ジョーク集。……略……後に長篇『ハバナの吸血鬼』(1985年)も作ったパドロンにとって、吸血鬼は お気に入りのキャラクターだという。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)


■レボルシオン 革命の物語
Historias de la Revolucion@IMDb 6.2/8
※札幌初公開
監督:トマス・グティエレス・アレア
1960年/35mm/モノクロ/87分

革命軍とバチスタ政府軍との戦闘を「負傷者」「反乱者たち」「サンタ・クララの戦い」の3つの挿話にまとめたセミ・ドキュメント作品で……略……第二話の撮影にはチェ・ゲバラが立ち会っている。……略……。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)


■ルシア
Lucia@IMDb 7.9/160
※札幌初公開
監督:ウンベルト・ソラス
1968年/ 35mm/モノクロ/160分

……略……激動の時代に生きたルシアという3人の女性を通して、キューバ女性の愛と自立を謳いあげたオムニバス巨篇。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
こないだのイベロアメリカ映画 百選で6位に入っている)


低開発の記憶
Memorias del Subdesarrollo@IMDb 8.2/639
※札幌初公開
監督:トマス・グティエレス・アレア
1968年/DV/モノクロ/97分

1961年の社会主義宣言直後、妻や両親が我先にとアメリカへ亡命するなか、小説を書くため、ひとりハバナに留まる資産家のセルヒオ。……略……キューバ不朽の名作。
こちらは堂々一位


■短編集
1) エル・メガノ
El Megano@IMDb
※札幌初公開
監督:フリオ・ガルシア・エスピノーサ、トマス・グティエレス・アレア
1955年/35mm/モノクロ/25分

革命前、「持たざる者の側の真実を語る権利」を提示した必見お宝映画。……略……バチスタ政権から 「共産主義的だから」「貧困を撮ったから」という理由で上映を禁止されたセミ・ドキュメント。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)


■短編集
2) われらの土地
Esta Tierra nuestra@IMDb
※札幌初公開
監督:トマス・グティエレス・アレア
1959年/35mm/モノクロ/19分
革命の後、最初に作られた記録映画。大土地所有制のもとで、農民は劣悪な生活を強いられ……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品


■短編集
3) はじめて映画を観た日
Por primera vez@IMDb
※札幌初公開
監督:オクタビオ・コルタサル
1967年/35mm/モノクロ/10分
革命後すぐに創設されたICAIC(キューバ映画芸術産業庁)は、移動映写班を組織して上映活動を行った。……略……小さな山村を訪問した巡回映写班の活動を追った作品。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)


■フルカウント
En Tres y Dos@IMDb
※札幌初公開
監督:ローランド・ディアス
1985年/ 35mm/カラー/96分

世界屈指の野球国キューバが生んだ、しっとりと心にしみる、情感あふれる野球と人生のドラマ。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)


■危険に生きて
Clandestinos@IMDb 6.7/22
※札幌初公開
監督:フェルナンド・ペレス
1987年/ 35mm/カラー/92分

革命闘争がもっとも激しかった1958年、地下活動の中で投獄された青年活動家と、彼のもとを訪れた娘は互いに惹かれ合ってゆく。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)


■ハローヘミングウェイ
Hello Hemingway@IMDb 7.2/25
※札幌初公開
監督:フェルナンド・ペレス
1990年/ 35mm/カラー/90分

貧しい女学生ラリータは、アメリカ文化に憧れ留学を夢見ている。……略……革命前の社会情勢を背景にひとりの少女の心模様を描いた青春物語。
これ、けっこう前から手に入れようとしてるんだよなあ…)


サルサとチャンプルー
※札幌初公開
監督:波多野哲朗
2007年/DV/カラー/100分

約80年前、沖縄から遠くキューバへと移り住んだ百歳に近い日本人移民一世のインタビューにはじまり、二世、三世、四世とその暮らしに迫る社会派ドキュメンタリー。……略……


苺とチョコレート
Fresa y chocolate
監督:トマス・グティエレス・アレア
1993年/ 35mm/カラー/110分

自由と芸術を愛するゲイのディエゴと祖国を愛する生真面目な大学生ダビド。信条も性格もまるで違う二人だったが、……略……
これは、もう、あれよ、私がこのブログで初めてシンプルに「感動した」と書いた作品だわ)


ビバ・キューバ
Viva Cuba
監督:フアン・カルロス・クレマタ、イライダ・マルベルティ
2005年/ 35mm/カラー/80分

ハバナの小学校に通うマルとホルヒートは喧嘩ばかりするものの大の仲良し。でも社会階級の異なる親同士は犬猿の仲、一緒に遊ぶことを禁止される。……略……
こないだ9月のラテンビートで上映されました)


ほっとくと私は札幌に行ってしまうかもしれません


それにしても、キューバ映画祭inサッポロ2009のブログの獰猛な配色はどうにかしてもらえないだろうか。色を変えてくれないことには他人に勧めづらい。キューバの色でいきたかったのはわかるけれども、これでは目が痛くてダメだ。

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Friday, December 26, 2008

Lista de espera / バスを待ちながら [キューバ映画]

lista de esperaストーリー
キューバの中部のとあるバスターミナル。やってくるバスはどれも満員で、待合室は順番待ちの客でごった返している。このターミナルに停留しているバスの故障が直りさえすれば……。みなそれを思い、何時間も待っている。

若い技師エミリオは、実家に戻るためにバスを待っている。事態がさらに悪化し皆が諦めかけたその時、エミリオはある提案をする。それは突飛なアイディアではあったが、これに乗ってみようという待合客も少なからず現れたのである。さっきまで空席を争っていきり立っていた人々が、力を合わせ心を共にするうちに奇妙な連帯感で結ばれていく。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


こういうのは私は大好き。優しく微笑んで観ていられるでしょ。寂しさもちょっと感じさせつつね。そして登場人物のみんなの‘この後’の幸せを心から願ってしまう。


こないだ9月のラテンビートフィルムフェスティバルで『Viva Cuba ビバ・キューバ』を観たのだけど、途中、えーっと、悪く言えば‘安っぽい’シーンがあり、私はその瞬間は「この作品、良いと思ってたけどひょっとして失敗だった……?」と不安に駆られたのですがね。

観終わってロビーで(大学の後輩の)みなさんたちとしゃべったとき、やはりそのシークエンスが話題になりました。

アルゼンチンで一時期映像制作に携わったり、日本でもゼミでそういう分野を研究したことがあるという後輩Kが、「(中南米の映画って)ああいう小技―――蛇足ではないかとすら思える小技―――を入れたくなっちゃうものなんですかね……」と言っていたのが印象的だった。


  ・CGなどで何かを加えてみたくなった感
  ・ファンタジーを添えたくなってしまった感
  ・それらのやりすぎ感・ドタバタ感・ハチャメチャ感

そういった傾向が中南米映画にはチラチラと顔を出す、と彼女は感じていたのだと思う。


さて『バスを待ちながら』に話を戻すと、終盤、「ひょっ、ひょっとして、これもその口? ファンタジー盛りたくなっちゃった?」と、眉間に皺を寄せつつ苦笑いしかけた。「ええぇぇぇ? こう来るのかあ……ぁ? んんんん?」と、戸惑った。


が、しかし。


そのままでは終わらせないのがとてもいい。『ビバ・キューバ』もそうだった。期待外れ……っ?と思わせておきながら、そこからの牽引力が目覚ましいです。

(コメント欄につづき)(たぶんネタバレっぽくなるからご注意を

Lista de espera@IMDb
直訳: キャンセル待ちリスト
英題: The Waiting List

監督: Juan Carlos Tabío フアン・カルロス・タビオ
脚本: Arturo Arango アルトゥーロ・アランゴ  Senel Paz セネル・パス  Juan Carlos Tabío

出演:
Vladimir Cruz ウラジミール・クルス ... Emilio エミリオ
Thaimí Alvariño タイミ・アルバリーニョ ... Jacqueline ジャクリーン
Jorge Perugorría ホルヘ・ペルゴリア ... CHANGE Ciego to Rolando 盲人(ロランド)

Noel García ... Fernandez フェルナンデス: 駅長さん
Alina Rodríguez ... Regla レグラ(たぶん): 薬草に詳しく料理上手

Saturnino García サトゥルニノ・ガルシア ... Avelino アベリーノさん

Antonio Valero アントニオ・バレロ ... Antonio アントニオ: ジャクリーンのスペイン人の恋人; 今日の夜マドリードからハバナに到着する予定; 明日には二人で大使館に行って結婚の届けなどを済ませる

Leandro Sen ... Erick エリック: 若いカップルの男のほう
Saskia Guanche ... Katia カティア: 若いカップルの女のほう
Coralia Veloz ... Alicia (as Coralita Veloz) アリシア: 夫婦連れの奥さんのほう

Assenech Rodriguez ... Abuela おばあちゃん

Jorge Alí ... Cristobal クリストバル: 規律、規律とやかましい男
Camila García ... Wendy ウェンディ: その娘

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Sunday, September 14, 2008

Viva Cuba / ビバ・キューバ [キューバ映画]

LBFF第5回スペインラテンアメリカ映画祭の作品紹介より:
ハバナの小学校に通うマルとホルヒートは喧嘩ばかりするものの大の仲良し。でも社会階級の異なる親同士は犬猿の仲。一緒に遊ぶことを禁止される二人はさながら幼いロミオとジュリエット。それでも親達の目をかいくぐっては元気に外を走りまわる日々は続いた。マルの母親が国外に引っ越すことを決めるまでは・・・。離婚して遠くに住むマルの父親に助けを求めに行くことを決めた二人は、手に手を取って初めての冒険に旅立った。

豊かな自然と美しい風景の中、キューバ最東端を目指す小さな二人の危なかしい旅は、数々の微笑ましい物語を綴っていく。

・これも好き。すごく好きだろうなとはわかってたけど、やっぱりほんと好き。子供もの・初恋もの・旅ものだから、私が好きにならないわけがないんだもんな

・そして憎い〆

・対比

・でも途中でぬるいシーンもあり、「あれ…これ、もしかして期待を裏切られちゃうの……?」と不安になったくだりもあった。


(つづきはコメント欄で)


Viva Cuba@IMDb 7.1
音注意⇒Viva Cuba 公式

監督: Juan Carlos Cremata Malberti フアン・カルロス・クレマタ・マルベルティ  Iraida Malberti Cabrera イライダ・マルベルティ・カブレラ
脚本: Juan Carlos Cremata Malberti  Manolito Rodríguez マノリート・ロドリゲス

出演:
Jorge Milo ホルヘ・ミロ ... Jorgito ホルヒート
Malú Tarrau Broche ... Malú マルー
Luisa María Jiménez Rodríquez ... Jorgito's Mother (ホルへの母)
Albertico Pujols Acosta ... Jorgito's Father (ホルヘの父)
Larisa Vega Alamar ... Malú's Mother (マルーの母)
Sara Cabrera ... Malú's grandmother (マルーの祖母)
Lieter Ledesma Alberto ... Police officer (警察官)


送信者 第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭

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Saturday, August 16, 2008

Drama Cubano 1890-2000 [キューバ映画・ヒューマン・1890年~2000年]

Memorias del subdesarrollo (1968)    8.3    529

Lucía (1968)    8.1    137
Soy Cuba (1964)    8.1    1698

Azúcar amarga (1996)    7.9    380

Última cena, La (1976)    7.5    158

Fresa y chocolate (1994)    7.4    1641

Lista de espera (2000)    7.3    600

Guantanamera (1995)    7.0    646

Cartas del parque (1989)    6.9    50
Vida es silbar, La (1998)    6.9    395
Edipo alcalde (1996)    6.9    118

Alsino y el cóndor (1982)    6.1    75

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