こないだ仕事が早く終わりヒマだったので、「おひとりさま(by 故・岩下久美子)」といった体(てい)で、El Castellanoに行った。(渋谷の駅出て右へずっと。右って何に対してどう右だよ。私の中ではあれは右なんだ。)
平日だけど8時にはテーブル席はほぼ埋まってたかな。要予約ですな。私は電話で「一人」と予約してから行ったためか、カウンタ席に通された。初めて行く店で、知り合いが居るでもなく、それでカウンタに通されるのはやや落ち着かなくもあったけども、まぁいいや。そうなんだよな、スペイン料理店業界の人に知り合いが比較的多いので、誰とどこで挨拶を交わしたかがこんがらかってきてるんだが、この店の人には知り合いが居なかったのでした。
Gazpacho(ガスパッチョ)を頼みました。

運ばれてきた時に「¿Se puede sacar fotos? (写真撮っていいですか)」と訊いたら、「¿Para qué? (何のためにだい)」と聞き返された。新顔で一人で来ていきなり料理の写真を撮るっつったから、‘警戒’させてしまったのかもしれない。「Para mi diario. (日記用に)」と答えたら察してくれたようだった。
オーナー氏がテーブル席でちょっとしたパフォーマンスを。

これはbotas de vino (en piel)というワイン用皮袋からお酒を呑んで見せているのですな。
というわけでちょっと調べていたら、スペイングッズというかフラメンコグッズ販売サイトで売られているのを発見。ちょっと、あなた、日本語ページまで出来上がってるんだわね。驚いた。
そして今度はgambas al ajillo (小エビのにんにく炒め)を頼みました。もうね、ピチピチピチピチ油が熱く跳ね上がってるくらいアツアツですよ。プチプチ音がしますわ。そしてピリピリ辛いです。真ん中に乗っかってるのは唐辛子だからね。

友人uzuraちゃんの好物だったような気がしたので、ライトをつけても撮っておくことにした。

そうこうするうちに今度はtunaが始まる。

tunaについては1年前に記述した気がするぞ。『Tuno Negro』という映画について書いた時になんか説明したんじゃなかったかね。
歌い手さんです。(www.tempovivo.com)

写真がそろって遠いのは、やはり馴染みの店ではないということで、好き勝手にチョロチョロ動き回っていい角度を確保するなんてことがとてもとてもできなかったためです。
そろそろ帰りましょうと思ってた頃、お店の人々から「どうして今日はここに来たのか」と問われたので、昔私にここを教えてくれたスペイン人の偉めなおぢさんやら、別の在京スペイン外食産業の友人たちの名前を出して説明した。ら、「そーゆーことは最初に言ってくれなきゃ」といわれた。「『○○社の△△さんから紹介されて』って、入り口で言わんと」と。
そして、コーヒーをサービスしてくれました。次回はもうちょっと遠慮の無い写真が撮れるかもしれません。
(余談)
店に来ていたスペイン人としゃべってて、なぜスペイン語をしゃべるのかと訊かれたので、「勉強した、スペインでも勉強した」と答えた。すると、「で、フラメンコを習ってます、と。そういうわけね?」と訊いてきた。だから、「あ、違うね。私はスペイン語に興味があったから勉強しただけで、フラメンコに興味は無い。スペインに暮らしていた頃も今も。全く。スペイン語を学習したこととフラメンコとは、私の場合は関係が無い」と答えた。
ら、目をちょっと開いちゃってて。他のスペイン人たちにまで、「ねぇ、彼女さぁ、スペイン語をしゃべる日本人女性なのにフラメンコに興味無いんだって」と知らせてた。
やっぱりね、グッズ販売サイトに日本語ページも用意されてるくらいですからね、日本人女性のフラメンコ愛好者は多いんだろうね(※実際、現地のコンクールなどで高い評価を得る日本人も少なくないと思うし)。
日本在住のスペイン人は、「私、フラメンコをやっていて…」と話す・話しかけてくる日本人女性に多く会ってきてるんだと思いますよ。そして中には、それの連続にゲンナリウンザリしつつある人もいるということなのかもしれない。だって、私、これ初めてじゃないもん。こういう会話、前にもしたことある。
「あ、どうも」と挨拶してからしばらくは気の無い返事のやりとりが続き、「フラメンコをやってるんだろ?」と ―― 「どーせ~~だろ」というようなニュアンスで ―― 訊かれたので、「いいや、私はフラメンコ興味ゼロだから」と答えた途端に相手の表情がほぐれ、ちゃんとした会話はそこから始まったと思う。
私だって例えばスペインに住んでいて、会う人会う人に「マンガ好キデス」とか「カラテ習ッテマス」と話しかけられ続けたら、疲れてくるだろうからな。「あぁ、そうなんだ? ニッポンだもんね。うん、でも、ごめん、あたしはそれらについては詳しいわけでは無いですよ」と(口に出さなくとも)繰り返すのは体力が要るルーティンだと思う。
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