Jamón Jamón / ハモン・ハモン (レストラン)
・『ハモンハモン』@amazon
・『Jamón, jamón』@IMDb
・『ハモンハモン』@goo映画
・『ハモンハモン』@みんなのレビュー
ビガス・ルナ監督だから、まぁ、当然っていうかなんていうか、やらしい映画だわね。この映画を授業で見せられた日には、あなた……。私がこの映画で覚えてるものといったら、
・にんにく
・Osborneの黒い牛の看板(←映った……よね? )
・ペネロペのスカートの中に顔を突っ込んでるハビエル
それくらいなものです。そして、あとひとつ強烈に覚えてるのが……:
Abetchyと私(ともう一人の女友達)の間では、『ハモンハモン』という単語を耳にしたら必ず口走らなきゃいけないフレーズがあって、誰よりも早くそれを叫ばなきゃいけないというような競争意識すらあるんだが、それは「¡¡¡ エクスタ・シー、エクスタ・ノー !!!」です。映画の一シーン、ディスコ(クラブとはあえて言わない)でPenélope CruzとJavier Bardemが踊るときにかかってる曲です。「ecstasy(エクスタシー)の「シー」と、スペイン語の「Sí(=はい,Yes)」をかけてる……んだと思うんだが。
今調べたら、ほんとの曲名は、Chimo Bayoの『Así me gusta a mí』っていうみたい。「"chimo bayo" mp3」で探したらわりとすぐ。
いま約10年ぶりに聞いてみたら、意味がありそうな歌詞といえば「一度コレを知っちゃったらきっと気に入っちゃうよ、もう爆発寸前だ、最高だぜ」みたいな数行だけで、あとは歌詞らしいものはほとんど無いのね。「ちきたん ちきてぃたんたん たん け とぅんばん ばん け とぅんばん け てぺてぺ たんばんばん け とぅんばん け ぴん」を繰り返して、合間に「エクスタ・シー、エクスタ・ノー」が叫ばれるだけ。
まぁそんなわけで、我々は『ハモンハモン』って聞こえたらすかさず「¡¡¡エクスタ・シー、エクスタ・ノー!!!」と叫ぶのを常としています。
さて、今日はこの映画について書くのではないのです。この映画と同名のレストランに行ってきたとメモっておきたかっただけです。(※映画『ハモン・ハモン』の詳細は2008年2月25日の記事をどうぞ)
マッシュルームのセゴビア風
スパニッシュ・オムレツ(つけあわせはラタトゥイユ?だろか?)
ヒコイワシのマリネ
いやぁ……どうかなぁ……。美味しかったっちゃぁ美味しかったけども……。どうなのかな。
オーナーが以前の店(※たしかここ)にいた頃の感じを想像して期待しすぎちゃってたんだろうかな。……リピートはしないなぁと思ったのでした。店近辺に住んでいる友人を連れて行くにはちょうどよいかなと思って下見気分で行ったんだけど、んーーー、別の店に行くことになりそうです。
まぁ、味音痴な私の言うことだからまともに聞いてくれなくていいのですがね。でも、味音痴である私は、たいていのものは「美味しい!」と心の底からコメントしますよ。あの夜はお腹空かせて行ったから尚のこと。「A buen hambre, no hay pan duro.(腹ペコの時は硬いパンなんて無い ⇒ 空きっ腹にまずい物なし)」であったはずなのですよ。
「いや、だって、あんたロクに頼んでないじゃん」ってツッコミたくなるかもしれないけど、だって無かったんだからしょうがない。menuに載ってるものがことごとく切れてたんだよ。エビもタコもなにも。サラダなんかはあったっつっても、スペインレストランに行ってるのにどこでも出るようなサラダをわざわざ注文しません。一人で行ったからpaellaも頼むに頼めず(←それはよその店でもだいたい諦める事柄)。あれら↑くらいしか頼もうと思えるものが無かったんだよ。
貧乏舌で好き嫌いもなくなんでもおいしくいただける幸せ者な私が肯定的感想を抱かずに帰宅するなんて、ほんと珍しいことよ。私自身が驚いているくらい。特に評判悪くも無さそうだしな。なんでだろか。
なんだろなぁ、場所が悪いんじゃないの? 所在地が悪いという意味じゃなくて店舗が悪いという意味。居抜き然としてるんだなぁ。とても居抜き。内装とかも、学園祭でやりそうな演出。TV番組で「お店改造計画」でもあれば申し込んだらいいんじゃないかと思った。内装を変えるだけできっとリピーターは増えると思ったなぁ。もうちょっと凝ってくれてる・整然としている店があったら、もっと都心から離れていたとしても、けっきょくファンシー好きでしかない私はおそらくそっちに行っちゃうだろうなぁ。
まぁ、でも、行ってみてください。美味しいは美味しいんだと思うから。
Recent Comments