Ausente / プールサイド [アルゼンチン映画]
Latin Beat Film Festival 2011 / 第8回ラテンビート映画祭 / ラテンビートフィルムフェスティバル2011 / スペイン・ラテンアメリカ映画祭: Cabinaの上映作品。
第8回 ラテンビート映画祭 | LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2011 in TOKYO, YOKOHAMA & KYOTOより:
高校教師のセバスティアンは、目を怪我したと言う生徒マルティンを病院に連れていく。治療後、車で自宅へ送ろうとするが、マルティンは「家のカギを失くし、親と連絡もとれない」と巧みに嘘をつき、セバスティアンの家へ上がり込む。人目もはばからず、裸で部屋を歩き回るマルティンにセバスティアンは戸惑いを覚えるが…。……略…… 2011年のベルリン国際映画祭ゲイ&レズビアン映画部門(テディ賞)で見事大賞を受賞した。
これは困ったね……。うーむ。「嫌いではない」。私がもともとGLBT作品には比較的やさしい目線になりがちであるということを差っ引かないといけないかもしれないが。
嫌いではないよ、ないけど……書くことがほとんど無いのはどうしたことか。朝一番の上映だったから頭が起きていなかったんだろうか? 一人で観てしまって、直後に友達同士で語らったりせず印象を刻みつける作業が欠けたためだろうか。
好きな系統の作品なんだがなあ。印象的だったことは……と、メモ帳を見てみてもこれといってめぼしいメモが無い。
友人は数日前の上映日に鑑賞を済ませてあった。これから『プールサイド』を観ようという私にただ一つ、「たぶん『こ…れ…は…ど…う…な…の…?』って思うクダリがあるから」ってコメントしてた。そのコメントの意味はわかりかねたが私もあえて尋ねずに鑑賞に臨んだ。だが、観ていて「ああ、このことか。はははは」とわかったよ。音楽がおどろおどろしすぎたんだ。
「音楽が怖すぎる、大仰」ってやっぱりメモしてある。
音楽は邪魔だったね。あんなホラー映画のように見せる必要はなかったでしょ、あのシーン。
今年のラテンビート映画祭、アルゼンチン作品はこれだけだったんだよね? ひょっとすると「同性愛的な作品をなにか一つ」と探した結果これを持ってきたのかもしれないが、もしもそういう理由にこだわったとしたならばそれは読みが違うと思う。
同性愛的だろうが異性愛的だろうが家族愛的だろうがなんだろうが、私は面白い作品を持ってきてほしかった。面白いかどうかにこだわって選定してほしかった。
アルゼンチン作品ということならば、愛というか隣人愛というかいや偏愛というか愛憎というか……が実に面白く描かれている『El hombre de al lado [アルゼンチン映画]: Cabina』なんかを持ってきてもらいたかったよ、望むべくんば。映画館に観客の含み笑いがじわじわ拡がる様子を味わいたかった。
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Comments
・Ausente (2011) - IMDb
・直訳: 欠席
・ドイツの配給会社
・AUSENTE von Marco Berger - im Vertrieb der PRO-FUN MEDIA GmbH
・公式サイトを製作会社に問い合わせる
08.24 返事あり ⇒ ・Ausente | La película
2011年/ドラマ/アルゼンチン/87分
2011年ベルリン国際映画祭テディ賞
監督・脚本: Marco Berger マルコ・ベルヘール
出演
Carlos Echevarría カルロス・エチェバリア ... Sebastián セバスティアン: 高校の男性教師
Javier De Pietro ハビエル・デ・ピエトロ ... Martín マルティン: 教え子の男子生徒
Antonella Costa ... Mariana
Rocío Pavón ... Analía
Alejandro Barbero ... Juan Pablo
Posted by: Reine | Monday, December 26, 2011 14:23