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Wednesday, December 29, 2010

La residencia / 象牙色のアイドル [スペイン映画]

residencia¿Quién puede matar a un niño? / ザ・チャイルド - フー・キャン・キル・ア・チャイルド』のナルシソ・イバニェス・セラドール監督の、映画作品としてはたぶん一つ前の作品。

友人とセビーリャ市内観光中にfnacに立ち寄った時に見かけたので買ってきた。


おはなし
深い森の奥に大きな邸がある。

その館は15歳から21歳までの女子を集めた寄宿学校であった。校長のフルノーは不道徳な娘を矯正するという方針のもと厳格な管理体制を敷いていた。生徒はそれぞれ複雑な事情を抱えてここに送られてきており、そんな娘たちの思春期特有のフラストレーションが渦巻く寮内はいつも張り詰めていた。

テレサという18歳の娘が新しくやってきた。テレサは入校当日から誰かに見つめられているような気配を感じた。やがて寄宿生が一人、また一人と消えていく。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


んんん………「えろい」……かな。まず何か一言コメントするならば。

おはなしは現代の我々にとっては退屈か退屈じゃないかって言ったら退屈だと思う。怖いかというとそんなに怖くもないし。

「伏線をもっと回収して」とか「オチが早くから読める上に弱い」とか「もっと怖くできたはず」とかいろいろ注文も出ると思う。

でも、40年前のスペインでこのエロチシズム、サディズム、レズビアニズムを世に出したのが凄いことなんだと思う。裸だとか乳首だとかの直截的なシーンは無いくせに、実にいやらしい作品。


1968年のメキシコ作品『Hasta el viento tiene miedo』も厳格な女校長が君臨する女子寄宿学校が舞台なのだけど、“怖いホラー”と“嫌なホラー”と分けるとしたら、『Hasta el ~』は怖くて、『象牙色~』は嫌。

同じような点からスタートしても二作品の視線は違う方向を見ていて、ずいぶん離れたところにそれぞれゴールしたという感じ。


La residencia@IMDb
英題: The House That Screamed

監督: Narciso Ibáñez Serrador ナルシッソ・イバニェス・セラドール

脚本: Narciso Ibáñez Serrador(Luis Peñafiel ルイス・ペニャフィエルの筆名で)
原作: Juan Tébar フアン・テバル

出演:
Lilli Palmer ... Sra. Fourneau フルノー校長
Cristina Galbó ... Teresa テレサ

John Moulder-Brown ジョン・モルダー・ブラウン ... Luis ルイス: 校長の一人息子
Mary Maude ... Irene イレーネ: 校長から信頼されている女生徒

Tomás Blanco ... Pedro Baldie テレサの母の友人; テレサを学校に連れてきた男

Maribel Martín ... Isabelle イサベル: 15歳の女生徒; ルイスと親しい
Pauline Challoner ... Catalina カタリーナ: 反抗的な女生徒

Conchita Paredes ... Susana: テレサといっしょにベッドメイキングをする女生徒

Víctor Israel ... Brechard: 用務員の男(だったかな)
Clovis Dave ... Enrique エンリケ: 村から時々薪を運んでくる若者

象牙色のアイドル@goo

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Sunday, December 26, 2010

Harakiri / Seppuku / 切腹 [日本映画]

club日本映画をスペイン語で説明する場合に備えていろいろメモしておく)

Seppuku@IMDb (1962)
英題: Harakiri

こちらは苦しいシーンなので↓
つべ http://www.youtube.com/watch?v=kB8n-pPYrPw つべ


http://www.bazuca.com/pelicula-7325924-Harakiri-%28PAL-Edici%C3%B3n-Zona-2%29
Estamos en el Japón del siglo XVII, donde un largo período de paz ha sido duro para los samurais: cesantes y sin un señor que les proteja, mueren de hambre al ser demasiado orgullosos para el trabajo manual o la mendicidad.

Uno de ellos llega a las puertas de una casa feudal a pedir asistencia para cometer harakiri en las instalaciones. Sabedores de que algunos samurais usan tal treta para obtener trabajo o dinero, los señores de la casa planean obligarle a cometer el acto, sin saber que este curtido guerrero tiene en mente algo más que un simple suicidio ritual.

Espléndida obra maestra del cine japonés, esta cinta de Kobayashi (Kwaidan) es también uno de los grandes alegatos fílmicos en contra de las instituciones armadas y el concepto de honor en general. Para devotos del buen cine.


映画ファンの掲示板: Harakiri (1962) (danger 首をかしげたくなる箇所もあったり、日本人名のスペルミスもある。Clan Lyiってどこの国の誰のことだよとツッコミたくなるけれども、それは“井伊家”の“Ii”)

hairsalon “Hara Kiri” es la primera de dos películas de samurai, la otra es “Samurai Rebellion”, en las que Kobayashi lanza un ataque frontal al código del samurai.

hairsalon Kobayashi airea su crítica al código samurai, su hipocresía, el sinsentido y lo impotente del individuo frente al daimyo, que es dueño de su vida.

hairsalon Esta película está considerada una de las tres películas centrales de samurai, junto con “Shichinin no Samurai” y “Rebellion”, “Hara Kiri” es una obra maestra de visión obligatoria.

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Saturday, December 25, 2010

La cabina [スペイン映画]

La cabina今年2月発表の第24回ゴヤ賞で栄誉賞を受賞したアントニオ・メルセロが1972年にTVE(テレビシオン・エスパニョーラ; スペイン国営放送)用に撮った中編映画。主演は2009年11月に亡くなった、私の大好きなホセ・ルイス・ロペス・バスケス。


おはなし
高層団地の真ん中の広場に電話ボックスが設置された。男は電話ボックスに入ってみた。風に煽られたのか、ドアがパタンと閉まる。それっきりドアは押しても引いても開かない。男はガラス張りの箱に閉じ込められた。頼む、誰かドアを開けてくれ。俺をここから出してくれ。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


と、これ“だけ”の話で、セリフらしいセリフもほとんど無い作品なのだが面白さや怖さはよく伝わってくると思う。(ストーリーに直接かかわってくることをいっぱい書かなきゃいけないので、それはコメント欄で)

La cabina@IMDb

監督・原案・脚本: Antonio Mercero アントニオ・メルセロ
脚本: José Luis Garci ホセ・ルイス・ガルシ
出演: José Luis López Vázquez ホセ・ルイス・ロペス・バスケス


『La Cabina』のwikipediaからの情報でやや恥ずかしいですが、この作品から四半世紀が経った1998年、ホセ・ルイス・ロペス・バスケスは通信事業者のRetevisión社のCMに出演したそうである。それがこの『La Cabina』のパロディ風に仕上がっているらしい。

youtube Anuncio Retevision-La Cabina

このCMは、「(『La Cabina』から25年経って)ようやく男は電話ボックスから出ることができた」体(てい)なのですが、上述のウィキペディアによるならばそれはテレフォニカ社の独占だったスペインの通信事業市場の状況についにピリオドが打たれた事を表しているのだそうだ。

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Friday, December 24, 2010

Feliz Navidad 2010

feliz navidad 2010

Deseándote lo mejor en estas fiestas navideñas.

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Thursday, December 23, 2010

La gran familia / ばくだん家族 [スペイン映画]

gran familia お笑い番組でのホルヘ・サンツのスタンダップコメディを見たのは3年前のこと。その漫談の中でペペ・イスベルトが「チェンチョ、チェンチョ」と叫ぶシーンがどうのこうのと言っていますが、その「チェンチョ、チェンチョ」とはこの“La Gran Familia”の一シーンです。

友人とセビーリャ市内観光中にfnacに立ち寄った時に見かけたので買ってきた。


おはなし
建築施工士のカルロスは妻とのあいだに15人の子供をもうけた。老父も同居しており、子供たちの名付け親であるフアンも頻繁に家を訪れる。騒々しくも愉快な毎日である。大家族を養うのは楽ではなくカルロスは兼職をせざるをえない。子育て、家計…、悩みは尽きないが、子供たちの未来に思いを馳せるときカルロスと妻は幸せを噛みしめるのだった。

反抗期にさしかかった子供らに手を焼きつつも夏のバカンスを楽しく過ごした。やがて季節が過ぎてクリスマスがやってくるが、幼いチェンチョがマジョール広場で迷子になってしまう。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


ペペ・イスベルトの「チェンチョ!チェンチョ!」のシーンを見ることができたのはいいですが、内容は……

鑑賞直後のtwitter:
twitter http://imdb.to/bIdj0K La gran familia (1962) を友人と観てみた。(友人は何度か観たことがある。←クリスマスシーズンにテレビで放送されることが多かったから) 途中、乾いた笑いが漏れてしまうほどに、これは……国策映画。twitter


夫婦は仲睦まじく、子供を産めよ殖やせよ、家族は互いにいたわり合い、隣人は助け合い、理想の親子のありかた・健全な男女のつきあいとはこういうものであり、国民は働くことでこのようなバカンスを楽しめるはずであり、神に祈りは届くものであり、国家警察は人民のためには迅速に動いてくれるものであり、テレビという新しいメディアは万能である、と。

そういう社会の理想像を御国がひとまとめに授けてくださっているような映画。


あまりにもメッセージが露骨なので呆気にとられた。そして苦笑い。この大家族のちょっとしたセリフに思わず「うっわ゛……」と声を漏らし、目を白黒させ、隣で観ていた友人の方を「ちょっと、どうすんの、これ」と言う顔で見遣ってしまった瞬間もあった。

そんなとき友人は「みなまで言うな、みなまで言うな」という表情で私を見ていた。

最後、「次に生まれてくる子の名前はクリスマスにちなんでヘスス(=イエス,イエス・キリスト)にするわ」というシーンではついに私は「ぃひゃぁっ」という形容しがたい声を発して仰け反ってしまったよ。

プロパガンダ映画って体によくはないね、やっぱり。今日これを書くのにDVDを見なおしてみたが、脂っこいものを食べたあとみたいな気分、いま。


監督: Fernando Palacios フェルナンド・パラシオス  Rafael J. Salvia ラファエル・J・サルビア

原案・脚本: Pedro Masó ペドロ・マソー  Rafael J. Salvia  Antonio Vich

出演:
Alberto Closas アルベルト・クロサス ... Carlos Alonso カルロス・アロンソ(父)
Amparo Soler Leal アンパロ・ソレル・レアル ... Mercedes Cebrián メルセデス(母)
José Isbert ホセ・イスベルト(ペペ・イスベルト) ... El abuelo おじいさん
José Luis López Vázquez ホセ・ルイス・ロペス・バスケス ... Juan フアン(名付け親)

Chonette Laurent ... Luisa Alonso ルイサ(旅先で恋に落ちる娘)
Jaime Blanch ... Carlitos Alonso カルリートス(落第した息子)
Pedro Mari Sánchez ... Críspulo クリスプロ(いたずらっ子)
Alfredo Garrido ... Chencho チェンチョ(末弟)

Tomás Picó ... Jorge ホルヘ(旅先でルイサに恋する男)

ばくだん家族@goo
La gran familia@IMDb

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Sunday, December 12, 2010

Fugitivo del pasado / Kiga kaikyô / 飢餓海峡 [日本映画]

club日本映画をスペイン語で説明する場合に備えていろいろメモしておく)

Kiga kaikyô@IMDb (1965)
英題: A Fugitive from the Past

wikipediaの翻訳だと思う: http://www.worldlingo.com/ma/enwiki/es/Tomu_Uchida
una obra maestra épica comparada a menudo al colmo y al punto bajo de Kurosawa, esta examinación severa de la vida criminal en Japón de la posguerra está partido en tres secciones: el criminal en el funcionamiento, un interludio con una prostitute, y la confrontación final con policía. El granosos widescreen resultados de la cinematografía de la opción inusual de Uchida para tirar en 16m m y para hacer saltar hasta 35m m. “la obra maestra del director sin duda. ”

http://foro.elaleph.com/viewtopic.php?p=562174
Región de Hokkaido, 1947. Mientras un potente tifón amenaza con afectar la zona, tres delincuentes matan a un prestamista y a toda su familia, incendiando luego la casa. La investigación policial se iniciará en medio de una operación de rescate de las víctimas del desastre natural. Tomu Uchida abandonó momentáneamente el cine de samurais para embarcarse en este policial épico, uno de los filmes menos conocidos de un realizador a descubrir por Occidente.

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