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Friday, October 29, 2010

Alpujarra アルプハラ

前々からこの日は友人夫婦が私を車でどこかに連れていくと提案してくれていた。

ところで前夜のたこ焼きの席で私は御近所の女友達(=『En el mundo a cada rato / 世界でいつも...』の某監督の妹さん)から、ローズヒップオイルの効能を聞かされた。

この2ヶ月のスペイン滞在で皮膚にダメージを受けていたので、早いところそのなんたら言うオイルを手に入れたいと私は強く思った。マラガかセビーリャかあるいはマドリードみたいな都市に戻って、ドラッグストアでたずねれば見つかるんじゃないかと思い、オイルの名をメモしておいた。


さて明けて翌日。楽しみにしていたドライブの日。
カステル・デ・フェロからPampaneira辺りを通ってBubiónへ。

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pencil ブビオンは1986年に生後14ヶ月の男の子がダライラマの化身だと正式に発表されて有名になった村なのだそうですよ。
El Dalai Lama Español

pencil 近くにあるTrevélezトレベレスは市町村としてはアンダルシアで一番標高の高い位置だとかで、Capileiraが2番目。

pencil ブビオンは煙突がにょきにょき生えたような屋根の連なる町並み。
book ブビオン周辺地域について詳しくはこちらのPDFなどをどうぞ ⇒ グラナダ県ガイドブック


ブビオンに着き車を停めて歩き出して最初に視界に入った土産物店ではハムやジャムなど地元の産物を扱っていて、店番の男の子はちょうどチーズを切っているところだった。試食をどうぞなんて勧められた。

私は軽く「こちらにはもしかしてローズヒップオイルなんちゅうものは置いてあったりは……しませんかね……?」と聞いてみた。まあ無いだろうと思っていたのだが、店番の若者が「ありますよー」と言う。

あります!?」と少し失敬なくらい驚きのトーンで聞き返すと、「ありますよ。ただ、倉庫にあります。まだ店舗には出してないんですよ。うちがその手のコスメ的な商品も扱ってみるのは今回が初めてでね」と彼。

二三軒離れたところにある倉庫まで私を連れていく。まだ開封していない段ボール箱が幾つかあった。彼は一瓶取り出して私に売ってくれた。⇒ GRANADIET社の、ローズヒップオイルとアーモンドオイルのミックスの商品。250mlで700円くらいだったろうか。

「これこれ。届いたばっかり。うちの店にとって、君が最初のコスメのお客」とのこと。私としては、まさか昨日の今日で、こう言ってはずいぶん失礼だが、このような田舎町で最初の最初に飛び込んだ店で手に入るとは思っていなかったのでかなり嬉しかった。


さて我々はPórtugosポルトゥゴスに着きました。鉄分を多く含む水が落ちる小さな滝壺のようなところがあります。なんか、『グーニーズ』かなにかの映画のセットのような、わくわくするような小さい空間でありました。

こういうブログも見つけました
つべ TRAVEL PHOTOBOX: Chorreón de Pórtugos


貧血気味の人がその水を飲むといいのだとかで私も飲みましたが、かなり罰ゲームのような味がしました。

それはさておき、友人と私は栗拾いに夢中でした。友人の旦那くんが「君たち、あんまり欲をかきなさんな!」とたしなめたほど、我々は栗を拾いました。


それで最後はどこの村に立ち寄ったんだったかな……。
その村のお土産屋さんでも私はまたまたGRANADIET社の、こんどはローズヒップオイルのみの小瓶(15ml)を購入したのだった。これは800円くらいしたんだったかな?

この村の細い小径を歩いていたら泉が湧いていてだね、その水を飲むと結婚できるんだってよと友人が言うので、二回ほど通り過ぎたときに二回ともガブガブザバザバ飲んできましたよ。¡Ja!

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Thursday, October 28, 2010

Castell de Ferro カステル・デ・フェロ

夜はたこやき。
日本人が二人いると一人が作業、一人がスペイン語で解説という分業ができるから助かると友人が言っていた。いつも彼女は大勢のスペイン人に対して一人でそれをやらなければならないから。


その日の昼はご近所の友達とBar Zahoríで食事。

我々が到着すると先に着いていた御近所さん(39歳)が近づいてきて、「満席なんだってよ」と言う。「わー、そうなんだあweep」と我々ががっくりした途端、「うそよね~」と言う。(いや、日本語でそういったんじゃなく、スペイン語でね)

スペイン人はいい歳をした大人でもイタズラなところがあるんだよね。なぜここで39歳の彼が「満席だ」という嘘をついてみたくなったのかがどうしても理解できない。

つべ 「うそよね~」のイメージはこちら つべ

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Monday, October 25, 2010

Castell de Ferro カステル・デ・フェロ

先日お邪魔した友人宅を再び訪問。海まで200mくらい?のお家。
Castell

しかし、“ファミリー”のママの大風邪がうつっていたようで友人宅に到着すると同時に寝込んだ。密売人と疑われたとしても言い訳しようがないんじゃないかって懸念するほど、風邪薬だ胃薬だ口内炎の薬だアレルギーの薬だなんだと錠剤を持っていたので、数日でなんとか治った。

犬猫とおだやかに過ごしました


クレジットカードが手に入ったので、やっと、やっと、「ここはあたしに払わせて」と言えるようになった。と言っても、グラナダというところはビールを一杯注文した人には一皿このような小皿料理が出てくる街なので、それだけでけっこうお腹が満たされちゃうんだ。なんかあまり支払った気がしない。
Castell 

私も何か小皿料理をいただきたいので、グラナダでだけは無理やりビールを注文する。と言っても、「ビールとレモンジュースを半々で入れてください……レモンを多く……ほとんどレモンで」という変則的・反則的な注文。
Castell


思い出した。マドリードのビクトルの家にいた時に、飲酒をしない・できない私のためにShandyを買ってくれたんだな。それがけっこう飲めたので、「ビールとレモンジュースが混ざっていれば飲める」ことに気づいたんだ。


この町は昔はヨーロッパ(北の方)からの避暑客でたいへんな賑わいだったらしい。だからこういう古めかしい(?)ディスコなどを見かける。
castell


※今も夏には人が流れ込んでくるらしくて、たとえば10kmほど離れたTorrenuevaという街などではひどい交通渋滞が発生するらしい。

※迂回のための道路がないせいだとか。だからこんな記事がある
Torrenueva tendrá rotondas para aliviar atascos en verano

※ちなみに今回の滞在中Castell de FerroからMotril(モトリル)までを何度か行き来したが、途中の道端に椅子を用意して座っている女性を幾人か見た。売春婦だそうで、友人の記憶によれば少なくとも去年まではあのような幹線道路でまで見かけることはなかったらしい。困窮はそういうところにも現われているのかもしれない。

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Friday, October 22, 2010

Málaga / マラガ

“ファミリー”の三女が週末に出る結婚式に羽織っていくものがないと言う。夕方になって慌ててショッピングに出かける。長女とその子供たちといっしょに。

・最初の写真の広場は街を歩いているぶんには到達できるんだけど頭の中で道順が描けない。なんていう広場だったろうか

私の制服マッチョ好きを“ファミリー”も知っているので街に警官がいるとすぐに脇腹を小突くなどして教えてくれる

Pasaje Chinitas チニータス小路はいつ通ってもなんか知らないけど撮っちゃう小道。

・クリスマス飾りが街角で売られ始めたり、イルミネーションの準備が始まったり。秋が終わって冬がやってくる。


そうそう。
結局三女は結婚式に着ていくドレスに合わせられる上着を見つけることができなかった。長女の家に三人姉妹+私で集まり、あれこれ服をあててみて考え込んだのだけど深夜に及んでも解決策がない。

そのとき次女がふと私の首もとをじーーーっと見て「こ、これは?」と言った。

isa
2ヶ月前にムルシアのビーチに行った時
に買ったパレオである。私は寒さ対策に首に巻いていた。あの夏の日の朝、どこでもいいから開いてる店で水着とビーサンを買おうということになり“まちのようひんてん”で適当にかった数百円のパレオ……っていうか布。

三女は週末のパーティーにそれを羽織っていった。それでかろうじてしのげたのだと。

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Wednesday, October 20, 2010

Málaga Alcazaba / マラガのアルカサバ

Restaurante Tormesでensalada malagueña(マラガサラダ)を食べ、El Jardínの前に猫がいたのでちょっかいを出し、アルカサバへ行ったところで体調が急激に悪化したので家に戻ってしばし倒れていた。

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Thursday, October 14, 2010

Madrid マドリードにちょっと戻る

たぶん人生で唯一最大に本気で結婚したかった男友達と6年ぶりに再会。互いに外見の経年劣化は隠しようがないけれども、まあよし。「俺たちは歳をとったんだよ」と。

madrid Madrid Madrid

ツイッターより
twitter 旧い男友達と逢って、日本食レストランに連れていってたらふく食べさせてもらいました。私の真後ろにjoan manuel serratが座ってたらしい。けど私自身は振り返って見たりしていないので、よくわからない。twitter

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


先日のチュエカの友人と同様、この彼も右と左の話をせがんでくる。「そういう話、すごく興味ある」と。渋々話し始めたんだが、彼の聞き方もうまいので止まらなくなった。


ここで数日前のツイッターをはさむ。
twitter http://bit.ly/aiOryF ←この2番で紹介されている語、つまりhttp://bit.ly/aDF3wKの意味だが。私はスペインでは躾の厳しいファミリーや先生に教わったのでこんな語は口にしない。だが今回の旅行中、日本の現政権などを説明するたびにこの単語を連発中。twitter


さて、他の親しい友人としゃべる時にはそんな単語を連発していたかもしれないが、今夜は人生でいちばん好いた男と落ち着いたレストランで食事中なのだから、私だってちょっと躊躇う。その単語を用いそうになるのをグッとこらえ、一瞬黙り、「えーっと、エレガントにはどう表現すればいいのかちょっと思いつかないんだが」とことわり、別の語を探そうとしたその瞬間彼が「つまり連中はlameculosなんだろ?」と言ってくれた。

ああ、あなたから言ってもらえると私もずいぶんと楽です。

「そうそう、それです、そうとしか表現できないんだわよ」と私が言うと彼が、「結局どうしたってエレガントにはなりようがないけど、エレガントに言おうとしているふりをするなら、abrazafarolasとかlametraserillosって言う手がなくもない」とおもしろそうに言っていた。

たぶんどう言ったとしてもエレガントじゃないと思う。

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Sunday, October 10, 2010

Castell de Ferro カステル・デ・フェロ

グラナダ県のカステル・デ・フェロという海辺の街

陽当たりがよいので温室農業が盛ん。

でも2009年から2010年にかけての冬は、降り続いた雨によって地域の農家はたいへんな苦労を強いられた。

これがカステル・デ・フェロの海、つまり‘グラナダの海’。

斜面に温室がある。

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Saturday, October 09, 2010

Granada (Gatos) グラナダ 友達の猫

グラナダで友人と再会。3年ぶりくらい。

グラナダから車で彼女の街(村?)へ移動。彼女の3匹の猫はみんな美形。

つけたし

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Granada グラナダ

今日はグラナダ市を発って、日本人の旧友の住む小さな街に移動する。彼女もわざわざあちらから車で来てくれるので昼ご飯をいっしょにという話になった。

待ち合わせ場所に行きがてら、ガルシア・ロルカの家?別荘?にちょっとだけ立ち寄った。ほんとちょっとだけ。

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Friday, October 08, 2010

Granada グラナダ

ひきつづきグラナダ。

友人は仕事に出かけたので私は一人でぼんやり。


そのときのツイッター:
twitter いまアートな友人宅。彼はさきほど仕事場に向かったので私もそろそろ腹ごしらえして外出しようと思うのだが、家電がいちいちオサレで操作がわからず湯の一杯も沸かせず困っているところ twitter


朝もたもたしていたのが祟って、アルハンブラ宮殿は私の20人ほど前で入場制限。まあ、死ぬまでにもう一度くらいはグラナダを訪れることもあるだろうからその時にでも。とか言ってるうちにどんどん体力も気力も衰えていくんだということは認識しておいたほうがいい。

森の中の下り坂をゆっくりと通り抜けて、どこかテテリア(茶店)で休憩。茶、飲み過ぎ。

昼食は友人がひとりで作ってくれた。


夜は前夜歩いた地区とは違う区域を案内してくれるという。

・広場で市民コンサート的な催しがあった

Los Diamantesなどタパスを食べ歩く

・金曜の夜とあって、細い路地には人が溢れている。だいぶできあがってる感じのおじさんが「撮ってくれ!」というので歩きながら撮ったりした。

Bar La Sabanillaは閉まっていた。

ホテル・レストラン La ninfaの周辺では地区のお祭り

・街角のあちこちでEl niño de las pinturasの“作品”を見かける。三脚を持って散策にでかければよかった。

eye El nió de las pinturas の作品をグーグル検索

・ラストの写真はLas Titas RESTAURANTE-TERRAZAの窓越しに。

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Thursday, October 07, 2010

Granada グラナダ

まだ新しいクレジットカードが日本から届かない。どこで待っていても同じことなのでどこかに移動してしまおうと思い、わずかに残っていた現金でグラナダへ。友人の案内。

・途中休憩したテテリア(茶店)はTetería El bañuelo。猫が人にずいぶん馴れていた。猫の営業力すごかった。

・たぶんサン・ニコラス展望台というところまで連れていってくれた。あ、猫がじゃなくて友人がね。クリントンがここの日暮れを見て世界で一番美しいと言ったという話だと友人が説明してくれる。と、すぐ隣の三人連れもまったく同じ話をしていた。

・“physically impossible entry”の交通標識。
「(この道の入り口は、もしかするとあなた今『ぜんぜん余裕で入っていけるじゃん』と思っているかもしれませんが、先の方で道幅が狭まりますから、そしたら身動き取れなくなりますから、言っときますけどホントに)物理的に無理」の看板だと思う。

・ちなみにこの友人はグラナダ県生まれ・グラナダ市育ち・グラナダ大卒・グラナダ在住だけど、もう何年か前に車に乗るのをやめたそうだ。「グラナダは車を停める場所を探すのがたいへんすぎるから」。ちょっと離れた場所に住んでいる恋人がデートに小一時間遅刻する。電話をかけてみるともうセントロに着いてはいるのに駐車スペースを探してぐるぐる回り続けているらしい。そんなことがしょっちゅうでもはや車は無駄だと思うに至ったらしい。

・お腹が空いたのでAlquimia Pervane

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Wednesday, October 06, 2010

Málaga マラガ

“ファミリー”の三女と夜ぷらぷら散歩。やみくもに歩いてただけ。特に意味があって店を撮ったわけでもない。あと焼き栗。

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Tuesday, October 05, 2010

Torremolinos トレモリーノス

大昔よく遊んでいた友達との再会。彼とチュエカの友人も友人。いっしょに遊んでいたからね。でも今日の彼とは2005年の旅行のときにも会っている。

わ゛。……トレモリーノス、猫しか撮ってないわ。

夕食はRestaurante Asador Che Bolú malaga

彼のカレがアルゼンチン人だし、私もこのところアルゼンチンづいていたので、アルゼンチンの食べ物が食べたかった。

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Monday, October 04, 2010

Pedregalejo ペドレガレホ

夕方、‘ファミリー’の三女とその婚約者といっしょにビーチに行った。

鳥のさえずりがきこえてきたので

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Friday, October 01, 2010

Madrid - Chueca マドリードを散歩

警察にもういちど行かなければいけなくなったので、この日もマドリードへ向かう。


私は大昔ゲイの友人、そのまた友人、その彼氏、そのまた友人…という集団と毎週末遊んでいたのだが、そのうちの一人がマドリードに住んでいるのでプリンシペ・ピオ駅で待ち合わせして会った。13年ぶりに会う彼は自分では太った太ったと言うが私の目には何も変わってない。

twitter 旧いゲイ友と待ち合わせ。13年ぶり。相変わらず端整すぎて肌もぷりぷりで驚いた。「あなた肌綺麗ね」と言うと「僕は14歳の時から毎晩お肌の手入れをしてるからね」だそうだ。twitter


プリンシペ・ピオ駅で会って……歩き出して……ええっと……

………やべえshock、懐かしさのあまり喋りすぎたので訪れた場所を覚えてない……。ところどころで説明もしてくれてたのに。(danger 実生活の私を知っている人ならわかると思いますが、私は人の話は熱心に相づちを打って聞いているようでいて、実は右から左に抜けている)

……Palacio Real 王宮は……、通ってるよな、通ってるよね。そこからどこをどう歩いたんだろう……


『スペイン・ポルトガルを知る事典』から、アルフォンソ13世 (1886-1941)

スペイン王.在位1886-1931年.父アルフォンソ12世の死後生れ,誕生当日に即位,母后マリア・クリスティナが摂政となった.1898年,スペインは米西戦争に敗れ,キューバとフィリピンを失った.1902年16歳の誕生日を期して親政時代に入り,06年イギリスのビクトリア女王のめいビクトリア・エウヘニア王女と結婚.挙式当日,マドリード市街で襲撃事件を経験した.……略……hairsalon

この襲撃事件というのは、アルフォンソ13世の結婚パレードに向かってマテオ・モラルというアナーキストが花束に隠してあった爆弾を投げたというテロ事件。王と王妃にけがはなかったが、通りに集まっていた市民が30人だか命を落とした、と。

その犠牲者哀悼の像などを見た。が、どこだったか覚えていない…

そしておそらくPlaza de la Villa@Wikipediaも通ったんだろう。

サン・ミゲル市場の中を通ってきてごらん、僕は犬を連れていて入れないからあっち側の出口で待ってるから」。

Plaza Mayor マヨール広場に行って、

「マドリードに来たらここのイカフライのサンドイッチを食べなきゃダメだよ」とおごってくれ、(私はほぼ一文無しなので)

そこからはアルカラ通りをがんがん歩いて、歩いているうちにたしかセルバンテスセンターの前など通り過ぎたと思うんだ。

そこから今度はチュエカ地区に入っていって、チュエカって13年前に来た時は薄暗くてあまり呑気にふわふわ歩いていられるような地区ではなかった印象があるんだけど、「あら、すっかり変わったのね」やら「ああ、無印良品があるんだねえ」とか言って、

その辺をうろうろしてるうちに友人が、「ここの通りにね、『靴に恋して』のラモン・サラサール監督が住んでるよ、少なくとも以前住んでいたはずだよ」。

そしてまたしばらく歩いている時に彼がご近所さんと立ち話をしている。私は何気なくその辺を撮っていた。彼の家についてから写真を二人で見なおしていたら彼が、「お。この人が写ったか」と興味深そうに言う。

「この人はね、えっとなんと説明すればいいんだろう……。
うん。えっとね、『靴に恋して』でモニカ・セルベラが知的障害の子を演じていただろう? あの子にはモデルとなるべき実在の人がいて、この地区に住んでいたの。その人のお姉さんというのが、この写真に写っているこの人だよ。さっきあそこの通りを歩いていたんだ」。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


その後、彼の家で昼食をごちそうになり。昼食後に右だ左だの話になる。(←そればっかりか。いや、たまたま今回の旅行ではなぜかこのことを説明させられる機会が多かった。何故だろう)

彼が「ゲイであるとなぜだか世間は当然僕が‘左’なんだろうと決めてかかるけど、僕も○○(=長年連れ添った恋人)も思いっっっっっっきり‘右’だよ。‘右’のゲイだって大勢いるのにどうしてだろうね」と言っていたのが印象に残った。


その後は彼は警察署まで付き添ってくれました。


twitterそこからのツイッター(一部編集あり)twitter
彼は署まで付き添ってくれた。そこでお別れかと思いきや、「終わるまで刑事部屋で待ってるよ」と。初めのうちは待たせるのが申し訳ないという気持ちで一杯だったのだが、じきに「コイツは刑事を鑑賞しちゃいねえか?」と気づいた。


図星だったようだ。全て終わり刑事達と挨拶を交わし署を出るや否や、曰く「ぅわぉ!最後に挨拶した刑事、見たぁ!?Tシャツのターコイズブルーと瞳の色を揃えてたでしょ!うっとり!あと、皆、ピストルをロッカーから取り出して服の下に入れてたでしょΣ(゚∀゚ノ)ノキャー」。


結局、面割りは失敗。ロッカーには外見的特徴で分別された分厚いファイルが並んでおり、私は4冊ほど見るように言われる。「この人は違う」と却下するのは容易で、大半がそれなのだが、「この人は似てる」と思った数枚の中でコレ!と見極めることが半ベソになるほど難しかった


刑事さん曰く写真ファイルによる面割りに成功するのは10件に1件らしい。「昨日ちょうどアメリカ人の御婦人が成功しましたが、彼女の場合は実際に暴力を受けて犯人の顔がくっきり記憶に刻まれるだけの衝撃と時間があったんですね。貴女のケースとは違うんです」。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


警察署のその部屋にはロッカーがあり。その中に分厚いファイルが何冊もあるのです。そして‘特徴’ごとに分類してあった。私はそういうのは興味がありますから、僅か数十秒でしたが刑事さんが扉を開けてファイルを探している間にファイルの背に貼られたシールを読み取った。

興味深い分類となっていた。ただ、それをここで明かしてしまうと、なんていうかスペインの警察を裏切っているような気分にちょっとなってしまうので、黙っておこうと思う。

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