Malaga / マラガ
マラガに到着。“ファミリー”の次女マリアが空港に迎えに来てくれていた。
マリアの姿にはまったく変化がなかったしこれまでも時々メッセンジャーなどでしゃべっていたから泣いたりはしなかったのだけど、家について“ファミリー”のパパママに出迎えられた時には、そりゃうちの両親とあまりかわらない年齢ですからね、やはり老いを感じてしまい私は玄関先でさめざめと泣いたよ。
ママが用意してくれていたお昼ご飯
・「ん!? Tinto de Veranoってペットボトルで売られてるんだ!?」と驚いてしまった。いつから? 昔っから? それで私がお酒飲みじゃないから気づかなかっただけ? いや、ちがうよね、近年になってからの商品でしょ、これ。
・夕方になってから、三女の婚約者フアンとマリアと散歩。
・ちょうどCOFRADÍA DE LOS ESTUDIANTESの前を通ったが、フアンが中にいた男性とちょっと交渉してくれて中を見せてもらうことができました。
・ペドロ・ルイス・アロンソ公園のあたりはむか~~~しはドラッグの売買やら男娼もいる売買春の地区だから絶対に立ち入るなと言い聞かされたものだが、目隠しとなっていた塀が取っ払われ、すっかり明るいバラ園と化していた。
・その後スーパーに立ち寄ったらフアンが私を呼ぶ。何かと思ったらTinto de Veranoの並ぶ棚だった。「じゃじゃーーん♪」って。
・前回の滞在時には三女は別の男子とつきあっていたので、つまり私はこのフアン青年とは初対面なのだけれども、お互いにまったく距離を感じなかったな。たとえば長女の夫のことは大学生の頃から知っているけど、まるでフアンのことも昔っから知っているような不思議な感覚だった。次女の婚約者についてもまったく同様の印象。
・夜は長女アナの家に。
アナの家に着くか着かないかのタイミングで息子フアニート(5歳)が通りに飛び出してきた。我々が車から降りるか降りないかのうちにこの5歳の男の子は大声で「ワタシノ名前ハJuanデス!」と日本語で叫びはじめた。私に向かって一生懸命叫ぶのだった。
「私の名前は○○です」というのは前回の旅行でアナとその夫エンリケに教えたフレーズ。前回の旅行といったら2005年春。
それから5年半も経ったけれどもまだアナとエンリケはそのフレーズを覚えていてくれたのか、そしてそれをフアニートに教えておいてくれたのか、そういえば昼間マリアが言っていたな、フアニートは昨晩このフレーズを何度も練習していたんだって、この子は私を知らないはずなのに、前回の訪問時にはこの子はまだ生まれてすらいなかったのに……と思ったら私は涙を拭うこともできなかった。ぽろっぽろぽろっぽろ泣いた。
「ドラえもん つまんでつんでバランスゲーム ドラえもんだらけ」はフアニートに気に入ってもらえた。
アナはそっと、「この子はせわしないのが欠点で、なにか集中して静かに取り組むようなおもちゃが必要だと思っていたところだったからちょうどよかった」と言っていた。
←念のため、出国前に成田空港内でもう一つ同じものを購入してあったので、それはリスボンの友人にプレゼントした。
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