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Monday, February 15, 2010

Premios Goya 2010: palmareses / 第24回ゴヤ賞発表

2010年ゴヤ賞(=スペインのアカデミー賞といわれている映画賞)の発表。が受賞作・受賞者。 

ノミネートについては1月に書きました。ジャケット写真はあちらに載せてあります)

(公式サイトは「たぶん」)
(公式サイトはかなりの確率で音が出るので注意)
(数字はわたし用メモなので気にしないでください)
(来年おなじことができるかどうかは私にもわからない)


栄誉賞(Goya de Honor)
Antonio Mercero


作品賞(Mejor película)  
・ÁGORA
ÁGORA@IMDb
ÁGORA 公式

Celda 211 (2009)@IMDb2009年12月8日 観ました

El Baile de la Victoria | Una película de Fernando Trueba
El baile de la victoria (2009)@IMDb
4.4/23  Drama

El secreto de sus ojos (2009)@IMDb2009年12月9日 観ました


監督賞(Mejor dirección)
・Alejandro Amenábar 『Ágora』
・Fernando Trueba 『El baile de la victoria』
・Juan José Campanella 『El secreto de sus ojos』
Daniel Monzón 『Celda 211』


新人監督賞(Mejor dirección novel)
Mar Coll 『Tres días con la familia』
TRES DÍAS CON LA FAMILIA@IMDb
TRES DÍAS CON LA FAMILIA 公式

・Álvaro Pastor, Antonio Naharro 『Yo, también』
Yo, también@IMDb2011年5月4日 観ました

・David Planell 『La Vergüenza』
LA VERGÜENZA@IMDb
LA VERGÜENZA 公式

・Borja Cobeaga 『Pagafantas』
PAGAFANTAS@IMDb
PAGAFANTAS 公式


主演女優賞(Mejor actriz)
Lola Dueñas 『Yo, también

・Raquel Weitsz 『Ágora』

・Penélope Cruz 『Los abrazos rotos』 ⇒ 2010年1月10日 観ました

・Maribel Verdú 『Tetro』
TETRO@IMDb


主演男優賞(Mejor actor)
Luis Tosar 『Celda 211』
・Ricardo Darín 『El secreto de sus ojos』

・Antonio de la Torre 『Gordos』
Gordos 公式
Gordos (2009) @IMDb
7.3/93  Comedy
2009年12月8日 観ましたが書けていません

・Jordi Mollá 『El Cónsul de Sodoma』
El Cónsul de Sodoma@IMDb
El Cónsul de Sodoma 公式


助演女優賞(Mejor actriz de reparto)
・Pilar Castro 『Gordos』
・Verónica Sánchez 『Gordos』
Marta Etura 『Celda 211』
・Vicky Peña 『El cónsul de Sodoma』


助演男優賞(Mejor actor de reparto)
Raúl Arévalo 『Gordos』
・Carlos Bardem 『Celda 211』
・Ricardo Darín 『El baile de la Victoria』
・Antonio Resines 『Celda 211』


新人女優賞(Mejor actriz revelación)
・Leticia Herrero 『Gordos』
・Nausicaa Bonín 『Tres días con la familia』
Soledad Villamil 『El secreto de sus ojos』

・Blanca Romero 『After』
After@IMDb
After 公式


新人男優賞(Mejor actor revelación)
Alberto Ammann 『Celda 211』
・Fernando Albizu 『Gordos』
・Pablo Pineda 『Yo, también
・Gorka Otxoa 『Pagafantas』


脚本賞(Mejor guión original)
・Alberto Rodríguez, Rafael Cobos 『After』
Mateo Gil, Alejandro Amenábar 『Ágora』
・Daniel Sánchez Arévalo 『Gordos』
・Pedro Almodóvar 『Los abrazos rotos』


脚色賞(Mejor guión adaptado)
Celda 211
・El baile de la victoria
・El cónsul de Sodoma
・El secreto de su ojos


スペイン語外国映画賞(Mejor película extranjera de habla hispana)
El secreto de su ojos

・Dawson isla
Dawson Isla 10@IMDb

・Gigante
2010年3月19日 観ました

・La teta asustada
2009年11月21日 観ました


アニメーション賞(Mejor película de animación)
・『Animal Channel』 

・『Cher ami』
Cher Ami... ¡y yo!@IMDb
Cher ami | The movie 公式

『Planet 51』
Planet 51@IMDb
Planet 51 公式

・『Pérez, el ratoncito de tus sueños 2』
El ratón Pérez 2@IMDb
Pérez 2 • El Ratoncito de tus sueños 公式


ドキュメンタリー賞(Mejor película documental)
・Cómicos
Cómicos@IMDb

Garbo, el hombre que salvó el mundo
Garbo: El espía@IMDb
GARBO. EL ESPÍA. EL HOMBRE QUE SALVÓ EL MUNDO 公式

・La mirada de Ouka Leele
La mirada de Ouka Leele@IMDb

・Últimos testigos: Fraga Iribarne y Carrillo

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Comments

・特殊効果賞
⇒ 『Agora』のChris Reynolds、Félix Bergés
(プレゼンターはパス・ベガだった)

・オリジナル歌曲賞
⇒ 『Yo tambien』の『Yo tambien』(La Casa Azul)

・オリジナル作曲賞
⇒ 『Los abrazos rotos』(Alberto Iglesias; 8度目のゴヤ受賞)(ラジオのパーソナリティー達は「アルモドバルは今夜も来なかったけど、聞いていてくれるかしら、心から祝福を伝えたいわ」)

・助演男優賞
⇒ Raul Arevalo
(ラジオは¡Sorpresa!の連発。今夜、彼自身ですら謙遜とも思えないようなハッキリとした口調で「僕ではないですよ、他の3人の方が凄かったもん」と言っていた云々)

・撮影賞
⇒ 『Ágora』のXavi Giménez

・美術賞
⇒ 『Ágora』のGuy Hendrix Dyas
……『アゴラ』、この辺つよいなあ

Posted by: Reine | Monday, February 15, 2010 06:25

・メイクアップ&ヘアスタイル賞
⇒ 『Ágora』のJan Sewell、Suzanne Stokes-Munton

・衣装デザイン賞
⇒ 『Ágora』のGabriella Pescucci
また『アゴラ』なわけだが、この感じはもしかすると、このような“効果”系の賞は『アゴラ』独占でいわゆる“主要”部門では獲れない、なんていうパターンだったりして?

ええい、このラジオのスタジオに3人も要るのか。おしゃべりがうるさい。進行に集中してくれ。2人でいい、2人で。

Posted by: Reine | Monday, February 15, 2010 06:47

・Alberto Ammannは、やっぱり「アルベルト・アマン」だな、「アンマン」とは聞こえない…と思う。そしてまたラジオのスタジオで一人が「アン」と発音したところ周りが「いや、マンらしいよ。マン」と言っていて、スペイン人たちもまだ悩んでる感じだ。

・短編アニメーション賞
⇒ 『La Dama y la Muerte』(Javier Recio Gracia)
(28歳。ラジオは「あなたって思ってたよりずっと若いのね!」

・助演女優賞
⇒ 『Celda 211』のMarta Etura
(ラジオはこれもまたSorpresa.と表現)
(『Celda 211』のスタッフはダニエル・モンソン監督のことはCapitánと呼んでいるのかな。マルタもアルベルト・アマンもそう呼んでる)

(あたしもこれはsorpresaだと思うなあ。この賞は別に『Celda 211』が獲らなくてもよかったような気がする)

・製作賞
⇒ 『Ágora』のJosé Luis Escolar

Posted by: Reine | Monday, February 15, 2010 06:56

・アレックス・デ・ラ・イグレシアのエネルギッシュで感動的なスピーチ。

・音響賞
⇒ 『Celda 211』のSergio Burmann、Jaime Fernández、Carlos Faruolo

・短編ドキュメンタリー賞
⇒ 『Flores de Ruanda』(David Muñoz López)
(受賞のスピーチが短すぎ。「ありがとう」くらいしか言わなかった。というかラジオのスタジオの連中が喋りすぎている)

・短編映画賞
⇒ 『Dime que yo』(Mateo Gil)

・Luis Tosarは途中からガジェーゴでスピーチ。

Posted by: Reine | Monday, February 15, 2010 07:20

スペイン語外国映画賞『El secreto de sus ojos』でガッツポーズをしてしまった。膝に乗ってたマミィちゃんもびっくりするほど。

さっきアルベルト・アマンの新人賞の時もルイス・トサールの時も激しくガッツポーズをしてしまった。


・ヨーロッパ映画賞
⇒ 『Slumdog Millionaire』(Danny Boyle)

・アルベルト・アマン、ラジオの放送席へ。
「受賞の瞬間はグラッと来た」。「撮影のあいだは当然戸惑いもしたし怖さを感じることもあったけど、それとうまくつきあっていく、つまり自分自身の内面を見つめる作業というのにはマヌエル・モロンの支えが大きかった(※これは受賞スピーチでも言ってた)」

・アルベルト・アマンは、「僕は生後2か月でスペインに来ました。まったくの赤ちゃんでしたね」。ラジオのおばさま達が「あなた今でもまだまだ赤ちゃんよ~」。

(いや、でもアルベルト・アマンはほんとにピュアな感じの人)


・ソレダー・ビジャミルの“新人”女優賞にはラジオも「うーん、新人というか、ソレダー・ビジャミルはキャリアも豊富な方ですから」「“新人”というのはいかがなものかという議論はあったのよね」と。

・脚本賞でアレハンドロ・アメナーバルは9つ目(?)のゴヤ賞受賞。ラジオは彼を「ゴヤ・コレクター」と。

・編集賞
⇒ 『Celda 211』のMapa Pastor
わーぉ、いよいよ『Celda~』と『Agora』の一騎打ちの様相。

・ローラ・ドゥエニャスの受賞スピーチ。「レイチェル・ワイズは今夜はいないのね。あら…残念です……、『うぇるこん』って言ってあげたかったのに」。

(「うぇるこん」は彼女の発音が悪いわけではなくて、そういうジョークとしてそのように発音したのだと思うよ)

(ラジオ: レイチェル・ワイズは『Dream House』の(?)撮影だから来られなかった由)

Posted by: Reine | Monday, February 15, 2010 07:59

・監督賞は混戦。ラジオの放送席も発表の直前まで「アメナーバルじゃないかな」「そうね。でもサプライズで『Celda~』もありよ」「うーん、私は予測はしないでおくわ。今回は読めないわ。ムリ」などと割れていた。

というか、ほんとに、この3人がうるさくてしょうがない。時々受賞者ゲスト抜きで4人くらいでしゃべってないか? 2人でいい、2人で静かに進行してくれ。

・ダニエル・モンソンの受賞スピーチ、「このゴヤ像は砕いてキャスト・スタッフ全員で欠片を分け合いたい気持ちだ」

・ラジオの連中が興奮している。アルモドバルが登場! 「ちょっと! アルモドバルよ、アルモドバルが来たんだわ! アレックス・デ・ラ・イグレシアは知ってたくせに黙ってたわけね、見てよあの『してやったり』の顔。なんというサプライズ! 記念すべき一夜です」。会場からも鳴り止まぬ拍手の嵐。

(この2時間くらい前には「やっぱり今年もアルモドバルは顔を見せてくれなかったのね……」などと放送席も沈んだ声で話していたところだから、登場した時の喜びよう・驚きようと来たら)

「Teneis un presidente muy pesao. この会長(=デ・ラ・イグレシア)がほんとにウザいったらないよ!」とアルモドバル。会場大ウケ。

そしてアルモドバルが作品賞の発表へ、と。けっこう感動的な流れだった

Posted by: Reine | Monday, February 15, 2010 08:31

臨場感あふれる実況報告楽しませていただきました。スペイン人は2人でも3人、3人だと5人ぐらいで喋っているように聞こえます。

今年は2月14日、偶然にもバレンタイン・デーだったことを思い出しました。大きなチョコレートを貰ったのは、もちろん「第211号船」乗組員の面々、船長モンソンはじめ、もう一人のキャプテンであったルイス・トサール、アルベルト・アマン、ホルヘ・ゲリカエチェバリア・・・エトセトラ。(プレゼンターのマリサ・パレデスは、アンマンでなくアマーンと呼んでいた。アマンかアマーンのどちらかね。12月のスペイン映画祭の当ブログにはアマンとして紹介いたしました。)

主演男優賞の贈呈者はオスカー俳優のハビエル・バルデム、封筒を破るやマラマードレに突如変身、あの独特のダミ声を真似て「ルイス・トサール!」と叫んで受けてました。(ハビエルは最前列席にペネロペと仲良く並んでいたけど、いよいよか。カルロス・バルデム、二人の貫禄のおっかさんピラールも最前列。)とにかくトサールは親孝行できました。

助演男優賞はカルロス・バルデムかアントニオ・レシーネスにくると予想していたのに、スペインのショー・ペンことラウル・アレバロにいくなんて正直いって驚きました。ラウルには悪いけど、「これはサプライズです!」というアナウンスも聞こえてきました。ペネロペがプレゼンターだったから、カルロスだったら未来の義兄妹のハグだった? アメリカかぶれの『第211号監房』なんかより、『☆☆・・』のほうがずっと良かった、という投票者のバランス感覚かもしれない。

助演女優賞にマルタ・エトゥラというのは・・・嬉し泣きしていたけど、オマケかな。ベテランのソレダー・ビジャミルが「新人女優賞」というのも、ない知恵絞ったすえの苦肉の策ね。彼女もカンパネラ監督、リカルド・ダリンも現れなかったけど。だいたいアルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』が、作品賞とスペイン語外国映画賞の2部門ノミネート事態がおかしい、内部事情は分かるけどね。

新人監督賞が応援していたマル・コルにいったし、あまりサプライズはなかったが、アルモドバルが作品賞贈呈者として登壇したのにはあっ気にとられた。これはアカデミー新会長デ・ラ・イグレシアのお手柄です。「兄ちゃん、もうゴキゲン直して出て来てよ」と執拗に迫ったに違いない。それが「あんたはホントにシツコイんだから」“・・・muy pesado”というアルモドバルの挨拶になったのね。過去の軋轢を水に流せない人も多数出席してたでしょうが、何はともあれスペイン映画界にとって良かったのではないか。

更にサプライズは、新会長のメタボが大幅に解消されたこと。「昨年より35キロも痩せた」と挨拶してたけど、就任以来の心労がいかに大きかったかが証明されました。自己中心的なメンバーを纏めていくのは苦労の連続だったに違いない。生れてこのかた一度もサッカーボールを蹴ったことがないという運動嫌い、いずれダイエット本が出るでしょう。

最後は、自宅で名誉賞のゴヤ像を会長から手渡された唯一の人がアントニオ・メルセロ監督、アルツハイマー病でガラには出られなかった。代わりにステージには二人の息子が登壇、父親を称える素晴らしいスピーチをした。どんなふうに素晴らしかったか? そうね、アイタナ・サンチェス・ヒホン以下観衆の涙を見れば充分だよ。名誉賞では毎回目がウルウルするのだが、今年はもらい泣きしてしまいました。これが三つ目のサプライズでした。

Posted by: アリ・ババ39 | Thursday, February 18, 2010 11:32

こちらに寄せられた質問をINDEXのページに移しました。

Posted by: Reine | Sunday, February 28, 2010 00:47

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