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Monday, June 22, 2009

La buena vida / サンティアゴの光 [チリ映画]

la buena vidaストーリー
diamondパトリシア:
都会の片隅の狭いアパートで息子をあやしている。物乞いが女手一つで一歳半の子を育てながら生き抜くのは容易なことではない。日銭を稼ぐために今日も通りに立つ。たちんぼの娼婦たちと場所をめぐって諍いになり、追い立てられる。誰のことも信じてはいない。「私に触らないで」。

diamondテレサ:
夫とは離婚した。15歳になる娘パウラは近頃はろくに口も聞いてくれない。遊びに出かけるでもなく部屋にこもっってばかり。難しい年頃だ。手に余る。別れた夫ホルヘの携帯は留守電になっている。「電話をちょうだい」とメッセージを残す。

STD予防の啓蒙活動で今日は娼婦たちにレクチャーしている。「簡単に防げるんですよ。コンドームを使うんです」。

リタ・ロペスという娼婦が手を挙げる。
「申し訳ないけど、貴女はストリートの実態ってもんがわかってないんじゃないですか。あたしたちの客がどんなだかわかってないでしょ。あたしたちの客はね、男ばっかりじゃないの。時にはケダモノの相手もしなきゃいけないの。コンドームをつける? つけるのはそりゃぁできないこともないわよ。だけどね、口でつけてくれって言われたりするわけ。どう? 貴女、ちょっと口でつけてみてよ」。

diamondエドムンド:
理容師として、またエステティシャンとして働いている。老いた母と暮らしている。父親はずいぶん昔に亡くなった。父親も理容師だった。腕も人柄もよかったと聞いている。今日は銀行にローンの相談に来た。フォードフィエスタを買いたいのだ。このあいだ40歳になった。「自分への誕生日プレゼントだよ」。

diamondマリオ:
ベルリンの音楽学校で3年間学んできた。チリに帰国してきてから仕事探しに追われている。今日はチリ交響楽団のオーディションを受けにきた。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


チリのサンティアゴを舞台に展開する película coral (群像劇)。

大都会のせわしなくほろ苦い日常の中で登場人物それぞれの人生が隣り合っている。我々の人生のすぐ隣には誰かの生活が流れているし、自分の暮らしが誰かの存在のすぐ脇をかすっているかもしれない。「袖振り合うも多生の縁」とはよく言ったもの。

でもそんなことをいちいち想像しながら暮らしている人なんてやたらといるものではないから、互いの人生が描く線は永遠にぶつからないのだろうな、ふつう。こんなに近くを行き交っているのに。

そんなもどかしさも描きつつ、ふつうの人々のふつうの暮らしの中の苛立ちや失望、怒りを丁寧に見せてくれる作品。人々の微笑みを探して待つ作品。

疲弊し硬直した社会で登場人物のめいめいがもがく様子などは、ほんの数年前までなら対岸の火事として我々の目には映ったことだろう。しかし今の日本では……他人事ではなくなっているのでは? という気分がふっと心の中に湧いて出たことが、なによりも切なかった。


……といった具合に、それぞれの登場人物のエピソードを見たまんま受け止めてもいいだろうし、そうではなくて、チリの最近2、30年間を思い浮かべながらいったい何が何を象徴しているのかと考察しながら観てももちろんいいと思います。そういう作品だと思う。私はあいにく前者のようなシンプルな見方以上のことはあまり試みない人間なのでそこ止まりなのだけどね。


(コメント欄にメモ)(後日)

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Comments

語句メモ
・forro: 5. m. vulg. Arg. y Ur. preservativo (= funda elástica).

・holístico, ca: 1. adj. Fil. Perteneciente o relativo al holismo. 全体論的
→・holismo: 1. m. Fil. Doctrina que propugna la concepción de cada realidad como un todo distinto de la suma de las partes que lo componen. 全体論

・contribución: 2. f. Cuota o cantidad que se paga para algún fin, y principalmente la que se impone para las cargas del Estado.

・cancelar: 2. tr. Acabar de pagar una deuda.

・a solas: 1. loc. adv. Sin ayuda ni compañía de otro.

・indoloro, ra: 1. adj. Que no causa dolor

「¿Qué tienen de malo mis labios? 私の唇、どこか悪いところがありますか?」 09.08.28 なんか気づいた: ここ、私ずっと mis ojos と書いてたんだな。なんで書き間違えてたんだろうか。ojos じゃないよ、labios だよ。……いや、まて……ん? ojos で「私の目」と言ってたんだったか? labios で「私の唇」だったか? 忘れてしまった。たしか、labiosで「私の唇」だったと思う。

・busto: 3. m. Pecho de la mujer.

・happy hour: happy hour@Wikipedia

・micro:

・「¡Chucha!」
→・chucha: 1. interj. U. para contener o espantar a una perra.

・「60 Años ~ Carabineros de Chile」のポスター
→・Carabineros de Chile
・carabinero: 騎銃兵,小銃兵

・conservatorio, ria: 2. m. Establecimiento, oficial por lo común, en el que se dan enseñanzas de música, declamación y otras artes conexas.

・neto:
・bruto:

・en parte: 1. loc. adv. En algo de lo que pertenece a un todo, no enteramente.
例) En parte tiene razón.

・pucho: 1. m. Am. Mer. y Hond. colilla (= resto del cigarro).

・cremar: 1. tr. Méx. incinerar.
→・incinerar: 1. tr. Reducir algo, especialmente un cadáver, a cenizas.

・moroso, sa: 支払いの遅れがちな,滞納した

・al tiro: 1. loc. adv. Am. Mer., Cuba, Guat. y Hond. inmediatamente (= al punto).

・mina: 11. f. Arg., Bol. y Ur. mujer.

・más sano que yogurt [un yogurt / el yogurt]

・pega: 10. f. Bol., Col., Cuba, Ecuad. y Perú. trabajo (= ocupación retribuida).

・rajudo:
→・quemao(投稿型定義づけサイトより): Dícese de aquella persona que tiene muy mala suerte.
例) Tengo que ser muy quemao para perder en este juego tan fácil. (Tengo que ser de muy mala suerte perder en este juego tan fácil)
同義語: Salado, Quemado
対義語: Cueúdo, Rajudo, Suertudo

・departamento: 5. m. piso (= vivienda)

Posted by: Reine | Monday, June 22, 2009 at 22:33

監督: Andrés Wood アンドレス・ウード
原案: Rodrigo Bazaes
脚本: Mamoun Hassan

出演:
Aline Küppenheim ... Teresa テレサ
Alfredo Castro アルフレド・カストロ ... Jorge ホルヘ: 別れた夫
Manuela Martelli マヌエラ・マルテッリ ... Paula パウラ: 娘

Jorge Alis ホルヘ・アリス ... Raúl ラウル: テレサの同僚。

Roberto Farías ロベルト・ファリアス ... Edmundo エドムンド
Manuela Oyarzún ... Esmeralda エスメラルダ: 応対する銀行員
Bélgica Castro ベルヒカ・カストロ ... Leonor レオノール: お母さん

Eduardo Paxeco ... Mario マリオ
Francisco Acuña フランシスコ・アクーニャ ... Lucas ルカス: マリオの仲間のお調子者

Paula Sotelo ... Patricia パトリシア: 物乞い
(※この人の役名は劇中で出ていたかどうか……出ていなかったような気がするんだ)

Posted by: Reine | Monday, June 22, 2009 at 23:46

MEMO
・テレサとホルヘがパウラのことで話し合うのは、ゴルフクラブのSport Francésのレストラン。だと思う。

・ガレリア(アーケード街)にあるランパブみたいなカフェ(っていうか売春宿だろう)のシーン。このとき表の通りが一瞬映るけど、それはたぶんSan Antonioのガレリア。場所はこの辺じゃないかと思うけど、チリのことはよくわからないので自信なし。

Posted by: Reine | Monday, June 22, 2009 at 23:50

つづきは後日。
もしかするとここで終わりにするかも。

Posted by: Reine | Monday, June 22, 2009 at 23:51

あ~見たいです。reineさんの紹介する日本版のない映画はみたいものばかり。特にこれはマラドーナのと同じくらい見たいです。
スペイン語圏の映画で日本で簡単にDVDレンタルできる物があまりにもなさすぎる。あ、変なエロホラー・アクションとかエロラブストーリーはたまにみかけるけど。エロが前につけられそうにないのは本当に少ないですよね。
チリ映画は何年か前にjhonny cien pesos(?)をみて結構気に入ったので探してるのに例のアニータのとかしかレンタルにはないし、悲しいかな母子家庭ではアマゾンで海外版を購入するのもキツイ。みたいものいっぱいあるんですよ---。reineさん何とかしてください!懇願!

Posted by: devota | Tuesday, June 23, 2009 at 09:57

devotaさん
日本盤の無い作品については私も観たいと強く望んでいるものを選んで観ていることが多いです。だから「これ、好きなんだよね」がストレートに出てるのかもしれません。

他方、日本盤の在る作品を観るときには、そういう純粋な動機というよりはもうちょっと‘実用的’な理由、たとえば「いま現在Gyaoで放送されているから」とか「明日DVDが発売だから」とかそういう理由で‘事務的に’観ていることもあって、ちょっと熱意が少なめなのかも……。

El camino de San Diego』はセルバンテス文化センターの図書館にはあったような気がします。devotaさんがもしもお近くでしたら、探してみてください。

DVDなあ……もっとガンガン買ってしまいたいのは山々だけど、なかなかそうもいかないですね。日本でイベロアメリカ映画を観る機会は限られちゃいますね。スペインとのビジネスで手広くやっている友人に会うたんびに「DVDを扱ってよー」と言っているのですが、どうもね……。難しいですね。

Posted by: Reine | Tuesday, June 23, 2009 at 23:33

ありがとうございます。

セルバンテス文化センター・・・私は都内在住で、昔から知ってるところですが、あまりにも有名で、かつ私のようなスペイン語・文化に対して、強いては知能指数の低いものには敷居が高く感じられ近づけなかった領域です。はい。

でもreineさんのブログを拝見して、ますますスペイン語に興味を持てた事、母国語以外を用いて、自分の嗜好を語り共有してみたいと思えた事を思って恐る恐る近づいてみようと思っています。

またよろしくお願いいたします。

Posted by: devota | Monday, July 06, 2009 at 09:11

devotaさん
セルバンテスの図書館の詳細はこちらです
フェデリコガルシアロルカ図書館

貸出を受けるためには年会費が必要になり、借りずに図書館の席でDVDを見るだけならば年会費ウンヌンは不要ということでしょうか。

DVDのラインアップは行くたびに充実している印象。(といっても私もだいぶ長いこと行っていないので最新の状況がわかりませんが)

買うのが大変だったりする作品も置いてあったりして重宝すると思います。ただ、中にはヒッデー作品もあって「なぜこんなものが?」と首をかしげたことも…。

こちらこそよろしくお願いします。

Posted by: Reine | Tuesday, July 07, 2009 at 23:22

Devota さん、お探しのチリ映画「Johnny cien pesos」(1993)は、1995年の劇場公開時には『独りぼっちのジョニー』のタイトルでしたが、ビデオで発売するとき『明日なき狼たち』と改題されました。多分DVD にはならなかったのでは? チリ映画とはいっても米国・メキシコとの合作、アメリカ資本でできた映画ですね。評価は分かれたようですが、わたしは気に入りました。

カルロス・ソリンの「El camino de San Diego」は、セルバンテス図書館にございます。マラドーナ監督率いるナショナルチームは目下苦戦中ですが、はたして4強に残れるでしょうか。

Posted by: アリ・ババ39 | Monday, August 31, 2009 at 14:41

昨年のパブロ・ララインの『トニー・マネロ』は、あっと驚く面白さでした。主演にアルフレッド・カストロを起用したことが成功の鍵でしたが。

今年は『マチュカ』(ラテンビート第4回上映)のアンドレス・ウッド監督が、最新作『サンティアゴの光』を携えて来日してくれるようです。

チリ映画と言えば、イグナシオ・アグェロの『100人の子どもたちが列車を待っている』1本しか思いつかない時期がずっとあって、独裁政治が長く続くと映画に限らず文化は窒息すると感じていました。この作品はピノチェト政権末期の1988年に作られたドキュメンタリーです。

そういう意味で、グスタボ・グラフ・マリーノ監督の長編ドラマ『独りぼっちのジョニー』は貴重でしたね。ラテンビートでもチリ映画はセバスティアン・カンポス『聖家族』(第3回)、『トニー・マネロ』に続いて本作の3本しかない。今世紀に入ってチリ映画界にも新しい世代の監督が破竹の勢いで登場してきました。ウッド監督もその一人です。


さて本作は、ネオン渦巻く喧噪のサンティアゴの《今》を切り取った、いわゆる群像劇。4本の軸をめぐって互いに交錯しながら展開します。世代・社会階層・仕事、つまり貧富の差が明瞭で、初見でも人物が混線することはありません。

シナリオの完成度が高く、前作の『マチュカ』よりはやや複雑ですが、群像劇にありがちな登場人物の取り違えは起こらないと思います。4つの惑星にそれぞれいくつかの衛星が回っているという感じです。ネタバレを警戒しながら出演者をピックアップすると:

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:19

mist いちばん大きな惑星がテレサ役のアリネ・クッペンハイム:
1969年バルセロナ生れ。(Kuppenheimの表記に自信がないが、ドイツ系だから一応こうしておく。Uにウムラウト付きのと両用しているが、公式サイトは無いほう。)

crown 本作で2008年ビアリッツ国際映画祭最優秀女優賞を受賞している。

flair 『マチュカ』でゴンサロ少年のママ役をした女優さん。フェデリコ・ルッピと不倫していたと書けば、思い出してもらえるかな。本ブログ『マチュカ』にジャンプすると、詳しいことが分かります。その他、アリシア・シェルソンの『プレイ/Play』(2005)に出演している。こちらの映画も掘出し物です。

(『プレイ』は、埼玉県川口市で開催された「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006」でシェルソン監督が新人監督賞を受賞した作品。好評につき東京国際映画祭2006でも上映され、さらに2008年6月にはセルバンテス文化センター土曜映画でも。有望な新世代監督の一人。)


mist アリネ・クッペンハイム つづき
その他、見てみたいなぁという作品にはこんなのがある。

movie 『Malta con huevo』(2007):Cristobal Velderrama 
これはコメディーらしく得点は6.7。これには娘パウラ役のマヌエラ・マルテッリも出ている。

movie 『Turistas』(2009)
上記のアリシア・シェルソンの第2作。最近封切られたばかり。こちらの評価は目下7.8の高得点。しかし、こういう評点は目安でしかありません。

テレサは、心理学者で娼婦たちに性行為感染症予防の啓蒙活動もするエリート女性。高校生の娘パウラとは意思疎通ができてない。社会的地位もあり、お金も持ってるが、別れた夫ホルヘには未練が残っている。★

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:21

mist パウラ役のマヌエラ・マルテッリ:
1983年サンティアゴ生れ。名字からも分かるように両親はイタリア系移民。ラテンビートのファンには『マチュカ』に出ていたし、今年のイタリア映画祭で上映されたサルヴァトーレ・メレウの『ソネタウラ・樹の音』にも主演していたから認知度は高い。ご紹介したいトリビアルなニュースに事欠かないが、本作では重要な役回りではあるが(原タイトルの鍵を握っている)、脇役なので別の機会に。

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:22

mist ホルヘ役のアルフレッド・カストロ:
1952年サンティアゴ生れ。舞台俳優のみならず舞台監督、脚本家、TV出演・・・と多才な人。映画出演としてはパブロ・ララインの「Fuga」(2006)、去年ブレイクした同監督の『トニー・マネロ』(2008)が代表作。存在感のある演技ながら、本作では脇役の脇役。「もっと」という方は、本ブログ『トニー・マネロ』にジャンプしてください。私もコメントしています。

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:22

mist 2番目の惑星がエドムンド役のロベルト・ファリア:
彼を見るのは本作が初めて。まだ確かな情報を入手していないので紹介できない。本作がゴヤ賞を受賞した時のインタビューで39歳とあるから、1969年生れか。とにかく凄い演技力の持ち主、舞台、TVと活躍の幅も広く、これからのチリ映画の中心的存在になるのは間違いない。他の作品も見てからご紹介したい。

★ エドムンドは、母親との同居とはいえ、住む家もあり食べてはいける。しかし社会の不平等に不満を募らせている。ここでは軍政時代の影を引きずる親子の葛藤が語られる。『マチュカ』に繋がる重いテーマを含んでいます ★

crown 本作で、2008ビアリッツ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。


(またエドムンドと恋人関係になるエスメラルダ役のマヌエラ・オジャルスンも、テレサ役のクッペンハイムと同時最優秀女優賞を受賞している。)

(エドムンドの母レオノール役のベルヒカ・カストロの渋い演技、重要なメッセージを送ってくるセリフも聞き逃さないでほしい。)

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:23

mist 第3惑星がクラリネット奏者のマリオ役、エドゥアルド・パチェコ:
1982年バルパライソ州のLlay- Llay生れ。リャイリャイと表記される。バルパライソはサンティアゴからおよそ南へ130キロ、サンティアゴに次ぐ大都市。チリ大学演劇科で学んでいる。

今や若手演技派俳優として注目の的、2007年から今年にかけて主役も含めて複数の映画に出ている。長身のルックスに加えて、長髪短髪、髭あり髭なし、どちらも言うことなし。コメディーもこなせるとあって映画、舞台、TVに快進撃中。 (なかで今年3月封切りになったクリスティアン・ヒメネスの「Ilusiones opticas」が評価された。) 

バルト9でお確かめください。

★マリオの家族は出てこない、ベルリン留学中に出会ったスウェーデン人の恋人と遠距離交際中、勿論希望の仕事に就けず、お金は不如意★

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:24

mist 第4惑星がパトリシア役のパウラ・ソテロ:
1982年生れ、本作で長編映画デビューを果たした。演劇学校を出ている。167センチの長身、栗色の髪、くりくりした魅力的な瞳、本作では役柄により薄汚れた肌をしているが、実際は色白の美人。おもに舞台、TVで活躍中。

★パトリシアはシングルマザー、彼女の家族は赤ん坊だけ、お金もなく希望もなく…★


出番はわずかだが実は重要なんです。テレサ、エドムンド、マリオと交錯する唯一人の人物。この映画が生れる動機を監督にインスパイアーした。これ以上書くとネタバレになる。

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:29

mist ウッド監督については来日することもあって、別枠でご紹介したい。ここでは撮影監督のミゲル・ジョアン・リティンを少々。

マドリッド映画学校で映像芸術を学び、メキシコ、スペイン、チリで活躍。パブロ・ララインの「La ultima luna」(2005)、「Fuga」(2006)、アンドレス・ウッドの「La fiebre del loco」(2001)、『マチュカ』(2004)。

ウッドとはテレビ「El desquiete」(1999)でもコラボ、前世紀からの付き合い。本作での光と影の圧倒的な映像美、計算尽くされた構造美をご堪能ください。

Posted by: アリ・ババ39 | Wednesday, September 02, 2009 at 14:30

アリ・ババ39さん、今日もまたたっぷりの情報、ありがとうございます。『Los años desnudos』へのコメントもこれからゆっくり読ませていただきます。

拙ブログの中での横のつながりもこうして示していただけると、意外な発見もあったりしてほんとうれしいです。ありがとうございます。


そうそう、先日、マリオ役のパチェコからメールをもらいましたよ。

mail地球の反対側の国で君たちが僕らの作品を観てくれる、僕の国の情景や夢や願いを味わってくれる――― 僕はほんとうに嬉しいです。

『La buena vida』はサンティアゴの街角やマイクロバスの中で展開する人間模様を描いた作品です。

今年の映画祭も盛り上がるとよいですね。

年末にはクリスティアン・ヒメネス監督の『ILUSIONES OPTICAS』が封切られます。バルディビアで撮影した“まじめなコメディー”です。end

Posted by: Reine | Wednesday, September 02, 2009 at 15:23

(誰かがメモってくれているだろうと思い、自分のメモはかなりサボっているのであまり使えない…)(これ、かなり自分で勝手に作ってるのであまり当てにしないで)

karaokedocumentalを作ろうという友人の誘いがまずあった。サンティアゴのemblematicaなpeluqueriaの取材をしたのだが、2日間もその理髪店で取材をしているうちにフィクションを作ろう、理髪店に出入りする客を描いて、サンティアゴを描き出す作品を撮ろうと思いついた。

mobaqマリオのベルリン時代の彼女が言った「20年分のfelicidadを失う」という言葉と、「それを言った時は酔っぱらっていたから」という意味がよくわからなかった
karaokeあまり映画の中の人物の視点、映画の内容の意図そのものについて語ることは好きではないのですが(……略……ココ書き取ってない…)、「Los borrachos siempre dicen la verdad. 酔っ払いは真実を衝く」とも言うからして(……略……どうのこうの)。


mobaq東京など他の都市だったらと想像しながら観た。サンティアゴならではのplotだっただろうか?
(ここ、たしか質問者の意図がうまく伝わるのに時間がかかったと思う)
karaoke社会学者じゃないから何とも言えないけど、parametroとしての(……略……どうのこうの……)子供の一件は特にサンティアゴに限った事でもないと思う。東京でも起き得るでしょう。


dangerああだめだ。ダメだこりゃ。このメモは使えん。私はこの作品はダダ泣きして観て余韻に浸っていたからティーチインのメモはろくすっぽ取っていません。

spadeただやっぱりどうしても書き留めておきたいのは、「hueón rajudo」の字幕を出さなかったことは痛恨の極みであったという事。(出てなかったよね?)

私にとってはあの「hueón rajudo」は物凄いカタルシスだったので、字幕を出して(「運がいいな!」とか「運のいい野郎だぜ」とか「ツいてるな、おまえ」とかその程度の字数で)、あのシーンのエドゥアルド・パチェコの表情の巧さをできるだけ多くの人に味わってもらいたかった。

Posted by: Reine | Wednesday, September 30, 2009 at 22:26

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