Film Festival in Sapporo 2009 / キューバ映画祭 in サッポロ
キューバ映画祭 in サッポロ 2009
スケジュール、地図、チケット情報など
以下、公式サイトを参考に。のマークは、当ブログ内に感想文あります。
(傍らの数字はわたくし用メモですから気にしないでください)
■エル・ベニー
・El Benny@IMDb 7.5/24
※日本初公開
監督:ホルヘ・ルイス・サンチェス
2006年/ DV/カラー/123分
1963年に亡くなったキューバの国民的歌手ベニー・モレ(1919~1963)。華々しい成功の陰で、彼は女性とのトラブル、過度の飲酒に苦しむ。……略……
■カンガンバ
Kangamba
※日本初公開
監督:Rogelio Paris
2008年/DV/カラー/100分
2008年のキューバで最も観客を集めた映画。1983年8月、内戦下のアンゴラに軍事顧問団を派遣していたキューバは、南部の街カンガンバで南アフリカが支援するUNITA(アンゴラ全面独立民族同盟) に包囲される。……略……
■アニメ傑作集「フィルミヌート・シリーズ」
・Filminuto@IMDb
監督:マリオ・リバス、トゥリオ・ラッジ、フアン・パドロン
1980年~ /35mm/カラー/56分
政治風刺から男女関係のもつれまで大人向けのギャグを連発するミニ・ジョーク集。……略……後に長篇『ハバナの吸血鬼』(1985年)も作ったパドロンにとって、吸血鬼は お気に入りのキャラクターだという。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
■レボルシオン 革命の物語
・Historias de la Revolucion@IMDb 6.2/8
※札幌初公開
監督:トマス・グティエレス・アレア
1960年/35mm/モノクロ/87分
革命軍とバチスタ政府軍との戦闘を「負傷者」「反乱者たち」「サンタ・クララの戦い」の3つの挿話にまとめたセミ・ドキュメント作品で……略……第二話の撮影にはチェ・ゲバラが立ち会っている。……略……。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
■ルシア
・Lucia@IMDb 7.9/160
※札幌初公開
監督:ウンベルト・ソラス
1968年/ 35mm/モノクロ/160分
……略……激動の時代に生きたルシアという3人の女性を通して、キューバ女性の愛と自立を謳いあげたオムニバス巨篇。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
(こないだのイベロアメリカ映画 百選で6位に入っている)
■低開発の記憶
・Memorias del Subdesarrollo@IMDb 8.2/639
※札幌初公開
監督:トマス・グティエレス・アレア
1968年/DV/モノクロ/97分
1961年の社会主義宣言直後、妻や両親が我先にとアメリカへ亡命するなか、小説を書くため、ひとりハバナに留まる資産家のセルヒオ。……略……キューバ不朽の名作。
(こちらは堂々一位)
■短編集
1) エル・メガノ
・El Megano@IMDb
※札幌初公開
監督:フリオ・ガルシア・エスピノーサ、トマス・グティエレス・アレア
1955年/35mm/モノクロ/25分
革命前、「持たざる者の側の真実を語る権利」を提示した必見お宝映画。……略……バチスタ政権から 「共産主義的だから」「貧困を撮ったから」という理由で上映を禁止されたセミ・ドキュメント。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
■短編集
2) われらの土地
・Esta Tierra nuestra@IMDb
※札幌初公開
監督:トマス・グティエレス・アレア
1959年/35mm/モノクロ/19分
革命の後、最初に作られた記録映画。大土地所有制のもとで、農民は劣悪な生活を強いられ……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
■短編集
3) はじめて映画を観た日
・Por primera vez@IMDb
※札幌初公開
監督:オクタビオ・コルタサル
1967年/35mm/モノクロ/10分
革命後すぐに創設されたICAIC(キューバ映画芸術産業庁)は、移動映写班を組織して上映活動を行った。……略……小さな山村を訪問した巡回映写班の活動を追った作品。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
■フルカウント
・En Tres y Dos@IMDb
※札幌初公開
監督:ローランド・ディアス
1985年/ 35mm/カラー/96分
世界屈指の野球国キューバが生んだ、しっとりと心にしみる、情感あふれる野球と人生のドラマ。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
■危険に生きて
・Clandestinos@IMDb 6.7/22
※札幌初公開
監督:フェルナンド・ペレス
1987年/ 35mm/カラー/92分
革命闘争がもっとも激しかった1958年、地下活動の中で投獄された青年活動家と、彼のもとを訪れた娘は互いに惹かれ合ってゆく。……略……
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
■ハローヘミングウェイ
・Hello Hemingway@IMDb 7.2/25
※札幌初公開
監督:フェルナンド・ペレス
1990年/ 35mm/カラー/90分
貧しい女学生ラリータは、アメリカ文化に憧れ留学を夢見ている。……略……革命前の社会情勢を背景にひとりの少女の心模様を描いた青春物語。
(これ、けっこう前から手に入れようとしてるんだよなあ…)
■サルサとチャンプルー
※札幌初公開
監督:波多野哲朗
2007年/DV/カラー/100分
約80年前、沖縄から遠くキューバへと移り住んだ百歳に近い日本人移民一世のインタビューにはじまり、二世、三世、四世とその暮らしに迫る社会派ドキュメンタリー。……略……
苺とチョコレート
Fresa y chocolate
監督:トマス・グティエレス・アレア
1993年/ 35mm/カラー/110分
自由と芸術を愛するゲイのディエゴと祖国を愛する生真面目な大学生ダビド。信条も性格もまるで違う二人だったが、……略……
(これは、もう、あれよ、私がこのブログで初めてシンプルに「感動した」と書いた作品だわ)
ビバ・キューバ
Viva Cuba
監督:フアン・カルロス・クレマタ、イライダ・マルベルティ
2005年/ 35mm/カラー/80分
ハバナの小学校に通うマルとホルヒートは喧嘩ばかりするものの大の仲良し。でも社会階級の異なる親同士は犬猿の仲、一緒に遊ぶことを禁止される。……略……
(こないだ9月のラテンビートで上映されました)
ほっとくと私は札幌に行ってしまうかもしれません
それにしても、キューバ映画祭inサッポロ2009のブログの獰猛な配色はどうにかしてもらえないだろうか。色を変えてくれないことには他人に勧めづらい。キューバの色でいきたかったのはわかるけれども、これでは目が痛くてダメだ。
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Comments
Marysolさんのブログから
・札幌で「キューバ映画祭」開催!
・キューバ映画の魅力
Posted by: Reine | Thursday, January 08, 2009 14:03
札幌は雪景色が美しく、空気がピリっと冷たくて、心もお肌も引き締まる素敵な季節です。
どうぞ札幌にお越しください。
ブログへの貴重なコメント感謝します。制作者が獰猛で・・・。
Posted by: 札幌から・・・ | Thursday, January 08, 2009 22:16
札幌から・・・さん
本当にいい作品がたくさん上映されるようで、プログラムを眺めていて羨ましいです。例えば『ハローヘミングウェイ』も何年か前から目をつけているので、ほんと、観に行きたいです。
札幌に住んでいる旧友も「いくらでも泊まればいいよ」とまで言ってくれたので、そういうありがたい言葉をほいほいと受けてしまう私の気持ちはもうほとんどin札幌だったのですが、冷静に考えると都合がつけられないじゃんということに気づき、今は(´・ω・`)ショボンとしているところです。
別の東京の友人も行く気になっていて航空券まで手配しかけていたのですが、どうも断念しそうな気配です…。たぶん。
札幌に行くことのできる方は是非この機会に。
面白いと思います。
Posted by: Reine | Friday, January 09, 2009 19:49
キューバ映画祭inサッポロで検索をしたら、いまもこちらのブログが上位にあって、懐かしくなって思わずコメントしました。
なぜ検索なんてしたかというと、札幌の懲りない面々は、来年1月にまた映画祭をするのです。
今年のブログは、反省してちょっと大人しめです。
よかったらのぞいて見てください。
そしてもしも万一、札幌に来る、なんてことになったら、声をかけてくださいね。
Posted by: 札幌から | Monday, December 14, 2009 01:42
札幌からさん
情報をありがとうございました。
こちらが今度のスケジュールですね。
こないだの9/26~10/9のキューバ映画祭では観たい作品がたくさんあったのに時間が調整できずほとんど観られませんでした。それらの作品の多くがこんどの札幌で上映されるようなので、うずうずします。羨ましくなります。
運営のご苦労も多いかと思います。
応援しております。
Posted by: Reine | Monday, December 14, 2009 09:00