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Thursday, December 18, 2008

Tropa de Elite / エリート・スクワッド [ブラジル映画]

tropa de elite公式サイトから ストーリー てきとう訳
1997年、リオデジャネイロ。
リオ州軍警察特殊部隊の大尉であるナシメントは、トゥラーノ丘一帯を‘鎮定’するようにという任務を課され、一部隊を率いていた。この平定作戦の背景には、彼に言わせればずいぶんと馬鹿馬鹿しい事情があったのだ。

ナシメントはその使命を全うするしかなかったが、その一方で、後任となりうる者を必死で探し続けていた。妻のRosaneは臨月を迎え、一日も早く前線を退いてくれと明けても暮れてもすがるように頼むのである。

ナシメントは過酷なストレスにさらされることとなる。そんなある夜、スラム街への緊急出動を要請された。バイリ・ファンキのライブ会場を舞台として銃撃戦が展開しているという。ナシメントは部下と共に現場に急行し、軍警の候補生、ネトとマチアスの救出に成功する。

命を救ってくれたエリート特殊部隊の鮮やかな活躍に感銘を受けたこの若者二人は、ほどなく部隊に志願した。

この二人が実直で熱意に溢れているという情報はただちにナシメントの指揮する部隊の把握するところとなった。気骨のある男と、知性を有する男。その二つの特性を兼備する人物が現れてくれさえすれば、ナシメントは全てを託すことができる。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

こないだ9月のラテンビートフィルムフェスティバルに来るのかなあという気配もあったので心の準備もしていたのだけど、蓋を開けてみたらブラジル枠は『Ó Paí, Ó / オーパイオー』に決まっていた。それでよかったのかも。『Tropa de Elite』だったら、キツくてキャーってなっちゃう人も多かったかもしれない。

キッツいね、『Tropa de Elite』。

でも、私こないだ『El Laberinto del Fauno / Pan's Labyrinth / パンズラビリンス』を最後まで鑑賞できた時に大人の階段をひとつのぼったんだ。

(・∀・)目をつぶればいいんだよ!というコツに気づいたからな。


『Tropa de Elite』も、だから、ところどころ蒼ざめ((((;゚Д゚))))、脂汗をにじませ、「(∩゚д゚)アーアーきこえなーい」などと逃げながらも、既に5回転半くらい観ている。観るごとに惹きこまれていくわ。とても面白い。面白くてたまらないのにどんなボキャブラリーを持ってくればいいのかよくわからなくなってしまう作品。何を言っても自分が薄っぺらく思えてくるんだよ。


(つづきはコメント欄に)(たぶん数日かけてたくさん書く)
続編『Tropa de Elite 2 - O Inimigo Agora É Outro』 ⇒ 2011年6月30日 観ました


2011.09.29 加筆
やっとDVD出たよ!
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!

IMDb - Tropa de Elite (2007)
直訳: 精鋭部隊、エリート部隊
英題: Elite Squad

エリート・スクワッド - DVDレンタル ぽすれん
・音注意⇒Tropa de Elite公式 (サイトを開くとすぐサビがかかっちゃうから)

Tropa de Elite
Osso duro de roer
Pega um pega geral
Também vai pegar você ……略…… Tá de bobeira!

サントラが素敵すぎて、もう……。

tropa de elite

とりあえずね、ここのところ相次いでいる大学生の大麻所持事件だがね、あんな小僧ら、ナシメント隊長一人で片づけてくれるわ。

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Comments

(カタカナ表記はほとんど投げる。書けん)
監督: José Padilha
『Elite da Tropa』原作: André Batista  Rodrigo Pimentel  Luiz Eduardo Soares
脚本: Bráulio Mantovani  José Padilha  Rodrigo Pimentel

出演:
Wagner Moura ... Capitão Nascimento ベト・ナシメント大尉(←この人の階級呼称も何が適当なのか私はわからない)

Caio Junqueira ... Neto ネト
André Ramiro ... André Matias マチアス

Maria Ribeiro ... Rosane: ナシメントの身重の妻

Fernanda Machado ... Maria マリア: マチアスが大学の授業で知り合った女子学生; NGOのボランティア活動でファヴェーラにも出入りしている

Fernanda de Freitas ... Roberta: マリアの大学およびNGOの女友達
Paulo Vilela ... Edu エドゥ: 同じく大学およびNGOの男友達(Duduって呼んでなかった?)
André Felipe ... Rodrigues: マリアたちの関わるNGOの世話人

Milhem Cortaz ... Capitão Fábio ファビオ: ネト、マチアスの軍警察のときの上官
Marcelo Valle ... Capitão Oliveira オリヴェイラ: たしかそのまた上の人

Fábio Lago ... Claudio Mendes de Lima 'Baiano' バイアーノ: ファヴェーラの一画を縄張りとしている主(ぬし)みたいな、たとえて言うなら牢名主みたいな。


ベルリン国際映画祭で金熊賞、他、いっぱい受賞

Posted by: Reine | Thursday, December 18, 2008 23:00

これ、コメントをするためにはストーリーにちょっと触れるかも。ちょっとね。

えーっと、だから、一つだけ先にくだらないことをメモっておこうと思う。
↓↓↓

制服マッチョ’好きな私みたいな人には、そういう男たちの上半身裸がいっぱい拝めてたまらんかもしれません。

やっぱりなんか、こう、「肉喰ってる」感じの男の体はアレだね。グッと来るね。(「肉喰ってる人種」ってのは私の女友達の誰かの表現だったんだが誰だったろうか)

『Tropa de Elite』は2007年作品ですが、タフガイを束ねるナシメントを演ずるWagner Mouraは同年の『オーパイオー』(上述)ではとんでもなくだらしないお腹をさらしていたので、観ながら「この隊長、でも、お腹出てんだよ ('・c_,・` ) フッ」と部下たちに囁いてあげたくなった。

Posted by: Reine | Friday, December 19, 2008 00:29

じゃぁ、少しずつ。
ストーリーにはやっぱりどうしてもちょっと触れるかも。
↓↓↓

どこから手をつければいいのかな……いいや、悩みながら進むわ。

一つことわっておくと、いつものことですがブラジル映画は私の耳にはporraとcaralhoとfuder的な単語しか聞こえてきません。スペイン語字幕がなかったらホントつらい。おまけにブラジル事情がまるでわかっていないのでね。手探りだ。

↓↓↓

1) まずはさ、主人公のナシメントが所属しているBOPEって何なんだろうって思うじゃん。

・BOPE: Batalhão de Operações Policiais Especiais
軍警察の特殊部隊なんでしょ?
BOPEのオフィシャルサイト
(ポップアップを許可すると入れるのかな?)
(ほんとにこれが警察組織のオフィシャルサイトなの???と思うような、えーっと、戸惑うようなつくりこみで……ノリノリな感じ……)


ナシメントの独白で映画を説明しながら進行してくれる造りなのだけど、彼はBOPEについてはこんなようなことを言ってる。気がする
「リオに通常の警察しか無かったなら密売人はとうの昔に街を掌中におさめていただろう。BOPEの存在意義はそこなのだ。」「BOPEは名目はPM(軍警察)の一部であるが、実際には丸っきり異質のもの。」「BOPEは普通の警察が手を出せない事案に介入するために創設された」


( ゚д゚) 町奉行と火付盗賊改方の違いみたいなもんかね? (←いや、その喩えはおかしいだろーー

Posted by: Reine | Friday, December 19, 2008 23:06

2) ナシメントは、夜のファヴェーラ(貧民街)で怪しい風体の男たちと制服警官らしき男たちが言葉を交わしているのを見張りながら、「あのPM(=軍警察)の野郎ども……」って忌々しげに呟いている。

スラム街に跳梁する麻薬密売組織の連中に軍警の連中が銃器を横流しているので、ナシメントたちはそれを摘発しに来ているのだ。。

「この地域に何度足を運ばされたか、もう俺は覚えてないよ」と彼がいうくらい、軍警と犯罪人どもの癒着は絶えないのでしょう。「密売人が武装するのを後押ししている奴は俺に言わせりゃ共犯だよ」と、ナシメントは鋭い視線を向ける。


この街では犯罪人と汚職警官の間に均衡が成り立っているそうで、たとえば汚職警官たちは麻薬密売人たちの商売を見逃してやることで‘報酬’を得てさえいるようだ。

だが、ひとたび均衡が破られると一気に戦争状態に突入してしまう。中国だかどこかの旧正月の爆竹くらい銃声がバチバチと鳴り響く。

映画冒頭のライブ会場でも銃を持ったまんま楽しそうに飛び跳ねていたしな。よその国では戦争に使用される武器が、この街では犯罪者の日常の道具だそうだ。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 00:38

3) ナシメントはもうこういう‘戦争’に疲れ果てている。特にこのたび課された任務で神経をすり減らしている。

その任務とは、まもなく法王がリオを訪れ、よりによってトゥラーノ地区の聖職者の家で寝るというので、その地域の犯罪を一掃せよというものだ。

「なーんでわざわざファヴェーラのそばに泊まりたいなんて言うかなー、もー! コパカバーナに泊まればいいじゃないですか! ホテル代は俺が出しますよ」と、言いたくもなるでしょう、そりゃぁ。

というわけで、BOPEは法王来伯までにトゥラーノ一帯を制圧しなければならなかったわけ。ナシメントみたいな現場責任者にしてみたらこんな無茶な任務を遂行していたら人員がいくらあっても足りない、うちの隊員が死ぬぞ!と。彼はまるで納得していない。無駄死にはしたくないから。

「こんな作戦、ヤバいですって!」と出動の直前まで異を挟んでいたが、上官の「Ordens são ordens. 指令は指令だ」の一言で‘法王オペレーション’は実行へ移された。あくまでも「Pra mim, missão dada é missão cumprida.」なのだよ。

※ここ、ちょっと自分用MEMOとして書きとめておくと、このBOPEの上官たちに対しては私は『八甲田山』 (『死の彷徨』)の上官に対して抱いたような苛立ちはあまり感じなかった。


・法王来伯: 1997年10月4日 (バチカンのサイトより)

・ナシメントが「もうリオには2回も来てるじゃん……」とぼやく:
 →・1980年7月1日
 →・1982年6月11日 


※法王が来るからってことで受け入れる側がある意味‘ひっかきまわされる’様子は『法王のトイレット』を思い出させる。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 01:06

4) ナシメント大尉(※階級呼称はちょっとよくわかんない)はまるでベトナム帰還兵のPTSDのような苦しみを抱えながら日々過酷なミッションに当たっているのだけど、そろそろ限界を感じている。だからどうするかと言ったら、自分の後を任せられるような男を育て上げなければいけないわけ。一刻も早くね。

そう希求する彼と二人の有望な若者の運命とがカチッとぶつかるのが、映画冒頭の銃撃戦の夜だった。どうしてあの夜ナシメントはネトとマチアスという二人組と出会ったのか、その経緯が最初の1時間で丁寧に説明される。


ネトとマチアスはPM(軍警察)に候補生として所属しているのだけど、二人の候補生時代を説明するくだりでPM内の腐敗が次から次へと描かれます。

実にいい腐りっぷりで、その辺の数十分は‘コメディ’とすら言えて、脱力感を伴う笑いを誘う。ここ、面白いから。この映画で唯一弛緩できる場面。ここでリラックスしなかったら勿体ない。ここで思いっきり緩んでおくといいだろう。


マチアスはというと、ナシメントのナレーションによって、「ブラジルでは黒人で貧しい生まれの者は人生でチャンスをなかなか掴めない。だが、彼はリオで一番いい法学部に入って学んでいた」と説明される。「弁護士も警官も法を固守するという点において同じ使命を帯びているとマチアスはとらえていた」と。

マチアスは大学のワークの一環でマリアたちと共にファヴェーラの子供と触れ合うのだけど、その際、「自分が子供のころに世間から親切にされたから、それと同じことを今の子にしてあげたい」と口にするような青年。

そしてナシメントは「マチアスの抱く理想はリオの現実からは乖離していた。」とも語るのである。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 10:15

5) マチアスが大学の授業でクラスメートに向かって毅然として意見を述べるシーンがある。初めは反論とヤジで湧いた教室もやがて静まり返ってしまう。

だってマチアスの言っていることは正論なんだもん。

マスコミの情報に引き摺られて官憲を批判していれば気が済んじゃうみたいな人って私の日常でもよく目にするけど、「そんなのは表層的にしか社会の現実を捉えていない」とマチアスは言う。元々がおそらく警察寄りの立場を取る私なんか特に、大きく頷いたね。ひとりスタンディングオベーション。

そして一緒のグループの子に向き直って「お前だってこないだマリファナを吸ってただろう! どれだけの子供が大麻とコカインの密売に関わらなきゃいけないか、そして死んでいかなきゃいけないのか、お前は全然わかってないんだよ」と。

そして、「君らが暮らす‘南区’のマンションからじゃぁこの問題の本質なんか到底見えやしない。君らみんな、よくわかってない。マスコミのいうことを鵜呑みにしちゃってさ」と〆る。

そりゃ皆黙りこくるよね。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 10:45

5') クラスメートがマチアスの発言をはじめは野次る。「くるくるぱー」的なジェスチャーをする人も。

官憲を無条件に‘口撃’する人なんか見てると、私なんか日頃から「頭悪いんだなあ」と思っちゃう。ああいうのはいわゆる‘中二病’というやつだろうと思っているので。

それにしても、じゃぁ、何故この優秀であるはずの学生たちはこぞって‘中二病’な感じなんだ?と奇異にも感じる……のだけれども、違うんだよ、彼らは大真面目に、言わば純粋に、警察不信の念を抱いているんだわ。


20年前に『燃える中南米―特派員報告 (岩波新書)』を読んだよ。ちょっと引用しようか:

メキシコでは、権力を握ったものが不正・汚職をするのが常識とされる。大統領が替わると門番まで替わるといわれ、公職が血縁やコネで左右された。大統領任期の最後の年には、大統領から門番まで不正蓄財に走る、とまで言われた。(Reine注1.)

……略…… ブラジルなど他の国でも、警察は信用されていない。泥棒の被害にあって警察に届けても無駄だという。捜査して犯人が判明しても、警察がその品物を横取りしたうえ、犯人から見逃し料を取って放免する、と市民たちは説明し首をすくめる。(Reine注2.)


こういう社会で、日々の犯罪の加害者になるよりは被害者になる可能性の方が高いであろう人生コースを歩んできた彼らにとっては、警察はてんでまともな仕事を望めないエンティティなんだね。それを日本の私が‘中二病’かよとツッコむことはできないんだわ。事情が違うんだから。私なんか、‘南区’の彼らよりももっとずっと‘南’に住んでいるんだから。

彼らが警察を信じないのには信じないだけの十分な理由があるのだし、警察擁護のマチアスがあそこまで野次られるのも無理はないのだろう。至ってシンプルなことだけれど、意外とこれがわかっていないとこの作品はきちんと理解できないんだと思う。

だからこそ前半数十分を費やしてPM内部の腐敗を丹念に描いてくれてるのだよね。

(※1.参考『La ley de Herodes』)
(※2.参考『La Zona』)

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 11:09

6) ブラジルについてほとんど知らずに来た私は、ここらでさすがにいろいろ確認したくなって、ブラジルに高校生の頃からしょっちゅう行っている友人(後輩っつうかすごく後輩)に話しかけた。激しく勉強中だったと思うが、かなーり拘束したと思う。すみません。

私: マチアスのセリフで、「Zona Sulの君らのマンションからじゃぁファヴェーラの実態なんかわかりゃしないだろう」みたいなセリフあったじゃん? 地理関係ってさ、なにがどうなってんの?

友: Zona Sulってのは,レブロン,イパネマ,コパカバーナあたりで、お金持ちエリアです.
私: あーはー!
友: Zona norteとかZona oesteとかが,比較的貧しい方です

私: Zona Norteは、そしたら、丘の高い方ってこと?
友: 丘は,どこにでもあるんだと思いますが

私: あ。そうなんだ? 丘ってリオにひとつじゃないんだ?
友: いえいえ,丘はそりゃぁもぅたくさんありますよ
私: あ、そうなの?

友: google mapでrio de janeiroと入れてもらって,拡大していくと,至る所にmorro~とかfavela morro~があるのがわかるかと思います.

私: あ゛、ほんとだ。え? ほとんどFavela って書いてあるじゃん。これぜんぶいわゆるファヴェーラなの?

友: だと思います.
私: えええええええ。
友: favelaって書いてない,例えば,morro do cantagaloとかmorro do pavãoなんかも,ここのどんぱちのせいで2006年年末にリオに行ったときに外出禁止令出されそうになった丘なので,あきらかにfavelaだとわたしは認識してますが.

私: よくそれで観光都市として続いていられるな、rioは
友: あ,スペイン語説明入り地図ありました。http://www.crisnog.com/rioforpartiers/portugues/Fotos/cityofrioglance.gif

私: ああああい、que bueno こんなうってつけのものよく見つけたな。


……こんな具合で、今回、私、リオについて少し知りました。ありがとう。

(というか、私、ふだんからこんな口調でチャットしてんの? 年下の子に対してももっと「~です」「~ます」で書いてきた、と自分では思ってたんだが、このチャットログを読んで愕然とした……)

(一応言っとくと、「南」は、ポルトガル語 sul、スペイン語 sur ね)

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 11:39

7)
友: で,丘ごとに親分や組織が違うので,丘対決もあるわけです.
私: へえええ。

友: リオの連邦大に向かう道を夜通ってると,あぁきれいだなぁ流れ星がたくさんだ、って車で走りながら思ったら,実は道路の右側と左側の丘でどんぱちやってると.
私: わ゛。


この‘丘ごとの親分’というのがこの作品ではバイアーノという人物で描かれている。

ナシメントは「バイアーノみたいのはファッキンなこども時代を送ったんだろう、そういう奴は生きて行くために密売人になるほか選択肢が無かったのだろうとは思う。」「俺がムカつくのは、恵まれた育ちをした若いノがこういう世界に入り込んでいくこと」と言う。

「どんな形であれ密売人の手助けをする奴はどいつもこいつも共犯。刑務所にぶちこんでやるよ。」ってナシメントは煮えたぎっているわけ。

だからね。
トゥラーノ地区の密売組織に夜襲をかけた時の彼なんて鬼の形相ですよ。お客として居合わせた学生なんか、ビンタ何発喰らってんだか。

ついさっきまで粋がってドラッグに興じていたこの学生は、あっさりと射殺された密売人の死体の、文字通り土手っぱらに明いた風穴に顔をぐりぐり押しつけられる。

「こいつは誰に殺されたと思う?」
―――ぁ、あなたがたの誰かが…
「あなたがたの誰かがじゃねーよ、てめえが殺したんだよ! てめえらがこいつらを儲けさせてきたんだよ!」

このへん、私のような手弱女の和訳ではとても追いつかない、非常に激しい口調で罵倒します、しまくります、隊長。学生はもちろん組織の構成員ですら泣き出してしまうほど恐ろしいの。

だから、そうだよ、最近の日本の、クスリに手ぇ出してる若造なんかにもこれくらいのことをしてやればいいじゃんと言う気にもなってくるわけ。あんな連中もナシメントに「お前らそこに一列に座れ!」って、血塗られた拳で片っ端から殴られればいいよ。

「あいつらを儲けさせているのはおまえたち」、これをわからせないと。


でもそこで、「いや、でもこのナシメントの、BOPEの尋問の仕方ってどうなの…?」って理性的に考えよう考えようとする自分も顔を出すわけ。だって、もう、彼ら、憤怒の針が振り切っちゃったときの鬼平みたいなことをするわけよ?

ここで我々観客は葛藤するの。あたしはどうなんだ、どうするんだ、あたしの国はどうなんだ、どうなるんだって。もうね、この映画、その辺が面白くて面白くて。

安っぽいことしか言えない自分が滑稽で。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 12:00

8) この作品については、描き方がBOPE寄りだという批判もあったとか。暴力的・非人道的な捜査の肯定・礼賛だ、と。たしかにね、そうなのかもしれません。

銃撃戦のド真ん中に取り残され、弾もほとんど使い切って絶体絶命の危機に陥った若いPMを救出してくれるBOPEの、ナシメント隊長の姿に見惚れちゃうのは、なにも私が‘制服マッチョ’好きなせいばかりでも無いと思う。

普通の人の何人分も寿命が縮まるような一仕事を終えたところで携帯をとって奥さんとしゃべってる姿なんて、痺れるよ。心酔もするわ、あれじゃ。

人心地がついてネトはBOPEに近づいて「どうしたら皆さんの部隊に入れるのでしょうか」と尋ねるのです。そうしてネト・マチアスのBOPE物語が始まるという流れ。

映画は、ここからが第二章といった感。こっからが、また、それはそれは。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 12:30

9) BOPEの訓練は一言で言うと「たいへんそう」。どれくらい「たいへんそう」かは、…ここには書かない方がいいな。ナシメントさん曰く、「イスラエルの軍隊だってここまでしごかない」って。

そして正式に働き始めてからも死と隣り合わせの、自分の正気を保つのだって容易でない厳しい任務が待っているわけでしょう? しかもお給料も高くはなくて。

だから観ながらずっと思っていたのは、この人たちを支え踏ん張らせるものの正体は何なの?っていうことだった。手っ取り早く言うと「モチベーション」というやつ。彼らはどうしてあそこまでのことをやる・できるの?って。

ネトはリオのファヴェーラにはびこる犯罪と闘うというほとんど夢のような理念をもって、BOPEなら本気でそれができると信じて志願した。マチアスは法の効力というものを信じていたからネトといっしょに入隊した。

貪官汚吏の道をちんたらと歩んで行った方がずっと楽なのに、なぜ彼ら―――ネト・マチアスに限らず隊員みんな―――は、ここまで自分を保ち奮い立たせることができるのかね。


BOPEでは麻薬と麻薬密売組織と犯罪と犯罪者を憎め、赦すなと、絶えず精神に叩きこんで身体を鍛え上げているように思える。そうやって養成していかない限り、これだけきつい労働環境で働く精神力なんて培えないでしょ。

この映画に対しては「BOPEなんてheroじゃないじゃん、torturerじゃん」という批判も当然あるでしょう。

だけど仕方ないのかもしれないじゃない。極限の鍛えられ方をした人間が、極限の状況で社会正義の実現という信念だけを拠り所に働こうとするなら、日頃の《悪》への憎悪があんな形で発現するのはとどめようがないんじゃないかって、拷問を擁護するつもりではなく、そう思ったよ。

あのように育成するしか無いのだろうし、あのように育成されたらあのように遂行するだろうって。

そうやって一人、また一人と、良心の呵責というやつをある意味切り捨てて行動できる‘戦士’が、いや、‘兵器’が作り上げられていく過程を見せつけられれば、私なんかは黙り込むしかない。

恐ろしくて悲しくて、そして凄くて面白いんだよ、この映画。

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 14:11

語句メモ(※俗語・隠語については投稿・投票型のサイトにたよっている部分が多いのであしからず)

・armados até os dentes: Armado até os dentes: muito armado.
→・これたぶんスペイン語といっしょ

・arrego: 汚職警官が麻薬密売人たちの商売を見逃してやることで得ている‘報酬’のこと。だと思う。

・com o cú na mão: おびえて。

・ferido: adj+sm (part de ferir)
1. Que, ou o que recebeu um ou vários ferimentos.
→・スペイン語のherir

・銃撃戦の現場に駆け付けたBOPEがPMなんかに向かって「誰もここを動くな、(丘に)のぼるな、みんなそこでquietinhoにしてろ」と命じる。
→・quietinho
→・スペイン語のquietecito。こども扱いだよね。

・caveira: どくろ,骸骨
↑ BOPEの部下はしょっちゅう「Caveira!」って答えていたのだと思うけど、これはBOPEのマークにちなんで彼らの中での「イエッサー」的な隠語なの???

・corajoso: adj (coragem+oso)
Que tem coragem; animoso, bravo, destemido.
Antôn: covarde.

・Estar com a mão (ou as mãos) na massa: estar trabalhando em alguma coisa de que se trata no momento.

・agir: (lat agere) vint
Atuar, obrar, proceder:
例) "Ninguém deliberava. Todos agiam" (E. da Cunha).

・cara: [男] やつ,人物

・coração mole: 優しい心(←ナシメントがマチアスを評して曰く)

・tapinha: sm (dim de tapa) Reg (Rio de Janeiro) gír
ragada ligeira em cigarro de maconha.

・fudida:
→・スペイン語のjodidaでしょ?

・playboy: (pleibói) sm (ingl)
Homem, geralmente jovem, rico e extravagante, dado a jogos e a gastos com mulheres bonitas e famosas.
なんだろ、「服とかにかけるお金なんかわりと持ってる若い男」のこと? これちょっとわかんないの。

・burrice: estupidez

《以下、3点も隠語辞典から》
・vapor: Individuo, geralmente de menor, contratado pelo trafico de drogas para vigiar a entrada da "boca", é chamado de vapor, pois ao primeiro sinal de policia ele "evapora" ou seja some.
Giria usada no filme tropa de ellite.
例) Cadê o vapor? Sumiu nas quebrada.
例) A policia chegou e o vapor sumiu. 

・fogueteiro: Olheiros que soltam foguetes nos morros para avisar os traficantes das diligências policiais e, com isso, favorecer a escamoteação dos tóxicos para garantir a sua posterior distribuição e venda e evitar a prisão dos traficantes.
例) Os fogueteiros avisaram bem na hora da invasão!

・boca: Local de consumo e venda de entorpecentes. Lugar ruim, perigoso. Frequentado por marginais.
例) A polícia apareceu de supresa na boca e prendeu 10 delinquentes.

・maconheiro: sm (maconha+eiro)
1 Viciado em maconha.
2 Vendedor de maconha.

・morro: sm (cast morro)
1 Monte de pouca altura; oiteiro.
《ブ》 貧民窟

・remorso: m (lat remorsu)
1 Aflição, tormento de consciência, por um ato mau que se praticou.
2 Revolta da consciência contra uma ação pecaminosa ou culpável; remordimento; arrependimento.

・terceirizar: pertencentes ao quadro de funcionários de uma empresa, funções exercidas anteriormente por empregados dessa mesma empresa. Muitas vezes, a pessoa terceirizada é um ex-funcionário, que se demite ou é demitido para exercer a mesma função de quando estava empregado.

・safado: 4 pop Desavergonhado, descarado, pornográfico, imoral.

・sacanagem: sf (sacana+agem)
4. Brincadeira de mau gosto; troça.

・cafetão: sm (lunfardo cáften) gír V cáften.
→・cáften: sm (lunfardo cáften)
O mesmo que rufião, acepção 1. Fem: caftina.
→・rufião:
1. Indivíduo de mau caráter e sem dignidade, que controla meretrizes, à custa de quem vive e por quem toma partido, envolvendo-se em brigas com outros; proxeneta.
2. Alcoviteiro.

・à altura dessa no campeonato:
→・nesta altura da situação (dos acontecimentos / do campeonato): この時点で,現在のところ; この期に及んで

↑ これ、よく言うんだってBBが教えてくれた。スペイン語だと「campeonato」とくっつけたりせずただ「a estas alturas」。

・moleque:

・passeata: 2 Marcha coletiva, feita em sinal de protesto, regozijo ou reivindicação.

・revistar:
3 Dar varejo a; passar busca a: Revistaram-me os bolsos.
4 Examinar (pessoas ou coisas), com o fim de evitar que, fraudulenta ou ilegalmente, sejam transportadas de um lugar para outro, dentro do país, ou de um país estrangeiro para o próprio, mercadorias cujo transporte seja considerado contrabando.

Posted by: Reine | Saturday, December 20, 2008 16:10

あとはまたちょっと細かいとこでストーリーにさわっちゃうんだけども:

10) BOPEの養成講座は鬼軍曹たちが徹底的にしごくので、100人受講して3人だの5人だのしか残らないのだそうで。(これ、普通の若者100人じゃなくて一応PMの中から志願した100人なのよね??? だとしたらやっぱり凄まじいってことよね???)

この映画を観た感じ、その鬼たちもめったやたらと鬼なわけじゃない。ようだよ。

あらかじめ志願者の素性を調べ上げ資料に目を通しておくみたい。そのうえで、見込んだ者は手塩にかけて育てもするし、逆に‘好ましからざる人物’は本人が「やめます」というまでメッタメタのギッタギタにする。みたい。

初日、開講が宣言されると同時に、まず鉄拳による手荒い‘洗礼’があるのだけど……。

事前会議で、Coronel(BOPEの中の階級呼称がよくわかんないけど、一応そしたら‘大佐’にしてみる)がナシメントたちに釘をさす。「初日の儀式で鼓膜が破れたとか手が切れちゃいましたとか、そういうのはやめてくれよ」。

するとナシメントたちは「いやぁ、あれは事故ですよ、事故」とにこやかに事も無げに答えている。

「鼓膜の件は、あれっすよ、カルバーリョがやっちゃったんすよ」「いやぁ、大佐、あれはついうっかりというやつでして。『あれれれ?』みたいな」「ついうっかりじゃあしょーがないなー」「しょーがないっすねー」「あはははは」……。


この席で、ある中尉は目が病気になってしまっていて皆にギョッとされている。「わ゛。おまえそれ何?」「結膜炎です」「すごいことになってんじゃん。グラサンかけとけよ」「それで資料が読めるかね、君」「なんか、あれっすね、バットマンみたいっすね」「わははは」…と大佐まで機嫌よく談笑してるのだけど。

(……※いや、こんなくだけた口調かどうか知らないけど……)

訓練中に鼓膜が破れた・手が切れたっていうけっこうな事故(というか‘事件’)と結膜炎とをおんなじトーンでしゃべっているのが、恐ろしいやら可笑しいやらの図なのでした。

Posted by: Reine | Sunday, December 21, 2008 15:01

あとはもう小さいメモ
1) ファヴェーラを牛耳るバイアーノがマリアなど一般人としゃべる時(特に、ものすごく怒ってるんだけど話さなきゃいけない時)に手を脇の下に挟むんだけど、これは「殴らないから言ってみな」と示すためなの?


2) 街角の少年たちが当たり前に銃を携行していてぶっ放している図って、コロンビアが舞台の『La Virgen de los sicarios』でも似たような光景があったかな。

コロンビアの映画といえばシカリオがテーマに据えられる作品も多いそうですが、そして政府筋としては「あんまりそういうのばっかり作ってくれるなよ」と思っているそうなのですが、ブラジルの為政者としては本作にみられるようなファヴェーラ、ファヴェーラ、ファヴェーラの作品製作についてはなにか一言言いたいとか思っているのでしょうか。

(『Tamaño Natural』より:
アリ・ババ39さんコメント
たとえ事実としてもわざわざ恥をさらすこともないだろうと体制が考えても理解できる。現在のコロンビアやベネズエラが「シカリオもの」を嫌うのと同じ心情です。

Reineコメント
コロンビアの映画制作人たちも、どうしてもやっぱりシカリオをテーマに据えた作品を作っちゃうので暴力シーンなんかが多くて怖い、その手の作品が日本で紹介されることを大使館などは快く思っていないようである……ってなことを習いました。

Posted by: Reine | Sunday, December 21, 2008 15:30

こないだ10月のブラジル映画祭のパンフレットをabetchyが購入したらしく貸してくれた。(ラテンビートもこれくらい立派なガイドブックを作るべきだという声あり)

最初の方のページに鈴木茂先生の「ブラジル映画が映し出しているもの」という記事があり、『Tropa de Elite (エリート・スクワッド)』の話も出てきます:

(以下、改行は私が勝手に)

……略……「復興」を遂げた現在のブラジル映画に関する全般的な状況は……略……わが国で劇場公開された一連の作品を見直してみると、一定の偏りがあることは否定できない。……略……

一例を挙げれば、「シティ・オブ・ゴッド」の興行の成功に刺激されてか、このところ日本で劇場公開されるブラジル映画には「貧困と暴力」に焦点を当てた作品が目立つ。

「エリート・スクワッド」や同監督のドキュメンタリー「バス174」……略……「ファヴェーラの丘」……略……はいずれも優れた作品であるが、それらで描かれる「貧困と暴力」あるいは「社会経済格差と暴力」は、「先進国日本」の市場では、グローバル化を背景に流入する多くの「異文化社会のエキゾティシズム」の一つとして消費されているのではなかろうか。

また、「危険で汚い後進国」という日本社会に構造化されたブラジル(そして第三世界一般)への先入観を補強し、「先進国日本」に住んでいることの「安心感」を確認する素材となってはいないだろうか。

日本の観客の多くは、ブラジル映画に描かれる「貧困と暴力」を、ブラジルという特定の地域社会特有の問題として受け取り、そもそもそうした「現実」が地球の反対側にいる自分たちの目の前のスクリーンで展開している、というもう一つの「現実」に気づいていない。……略……


(※そして、『今夜、列車は走る』にも言及していくのでした)

Posted by: Reine | Saturday, December 27, 2008 01:47

はじめまして!

Tropa de Elite 2が製作され、友人に「2は戦略的で中々良かったぞ」と薦められました。

1を観ていなかったので興味を持って日本語字幕のものがないかと思い、探していたところにこのブログにたどり着きました。

結局見つからずポルトガル語版を観賞しましたが(笑)

テンポが速く、口調もリアルですね。
Essa porra vai dar merda!とか直訳した日には
大変なことになります。
言語面だとリオの人達の訛りというかフランス語っぽい(merdaとか)独特なRのアクセントが何度も聞けて楽しめますね。

日本語でここまで用語解説や物語に関して熱く語っていて感激しました。本当に言語が楽しくてしょうがないというのがもの凄く伝わります。記事内容を読んで映画を観ている最中に自分が考えていた訳と照らし合わせてすごく勉強になりました。これからもチェックさせて頂きますね!

Posted by: Okarod | Monday, April 18, 2011 17:17

Okarodさん、コメントありがとうございます。はじめまして。

Tropa de Elite、私は大好きです。日本で映画祭などですら上映されずに過ぎ去ってしまった(ですよね?)ことが残念でなりません。本当に面白い作品だと私は思いました。

第二作もいまブラジリアに行っている後輩女子から薦められ、ああもう早く観ようってわくわくそわそわしていたのですが、ちょうどその頃に大震災と余震生活へ突入となってしまいました。落ち着いてなにか映画を鑑賞するような気分ではなくなってしまったまま今日に至ります。

でもなんとか気分だけでも抜け出る必要はあると思いますので、GW頃には映画鑑賞生活へ復帰しようと思います。

これからもよろしくおつきあいください。私はポルトガル語映画はスペイン語映画ほどには得意ではありませんので、いろいろアドバイスいただければ幸いです。

Posted by: Reine | Thursday, April 21, 2011 18:48

第二作を観ましたよ ⇒  "Tropa de Elite 2 - O Inimigo Agora É Outro [ブラジル映画]: Cabina" http://azafran.tea-nifty.com/blog/2011/06/tropa-de-elite-.html

Posted by: Reine | Saturday, July 02, 2011 15:59

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Listed below are links to weblogs that reference Tropa de Elite / エリート・スクワッド [ブラジル映画]:

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アマゾンの商品説明文より Amazon.co.jp 60年代後半のブラジル、リオデジャネイロ郊外の公営住宅「シティ・オブ・ゴッド」に集まった貧しい少年たちは、強盗、殺人にも手を染めるチンピラばかり。その中でも写真家を夢見る少年ブスカペ、ギャングのボスを夢見るリトル・ゼ、恋人との幸せな生活を夢見るベネらをクローズアップし、彼らの成長していく様を、60年代後半、70年代、70年代後半の3パートでつづったバイオレンスな青春ドラマ。 リオのスラムで生き抜くためには、人殺しも厭わないという少... [Read More]

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