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Tuesday, December 30, 2008

La Soledad / ソリチュード:孤独のかけら [スペイン映画]

la soledad la soledadシネフィルイマジカで『ソリチュード:孤独のかけら』として放映された。(年明けて9日の6時にも放送予定です)

・2007年 カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品
2008年 ゴヤ賞最優秀作品賞、監督賞、新人男優賞受賞

■監督プロフィール
1970年、スペインのバルセロナ生まれ。2003年に初監督作品『Las horas del dia』(日本未公開)で長編デビューし、カンヌ国際映画祭の監督週間FIPRESCI賞を受賞。2作目となる本作でもカンヌ映画祭「ある視点」部門に出品し、母国スペインでは最も権威あるゴヤ賞の最優秀監督賞に輝いた。

■ストーリー
生まれたばかりの息子とともにマドリードに移り住むシングルマザーと、長年連れ添った夫と死別した後も成人した子供たちに翻弄されながら暮らす老いた母親。マドリッドを舞台に同時進行する、世代の違う二人の母親それぞれの家族が描かれる。


出演:
Sonia Almarcha ソニア・アルマルチャ ... Adela アデラ: ペドロとの間に一児をもうけたものの離婚、1歳1か月となった愛児ミゲリートを連れて実家の老父のところに身を寄せている。ペドロからの養育費はこのところ滞りがちで、会って話をしても言い訳を聞かされるばかり。町を出てマドリードに移り住む。

Petra Martínez ペトラ・マルティネス ... Antonia アントニア: 小さな日用雑貨店をやっている。夫を亡くしたが今はマノロという恋人もでき、彼との関係に幸せを感じている。三人の娘が時々家に集まってくれる。

María Bazán ... Helena エレナ: アントニアの長女。アルベルトと結婚し、娘が一人いる。リゾート地のマンションを買いたいが、頭金が足りない。アントニアに相談する。

Miriam Correa ... Inés イネス: アントニアの次女。マドリードでカルロスとルームシェアをしている。そこに新たなルームメイトとして現れたのがミゲリートを連れたアデラだった。

Nuria Mencía ... Nieves ニエベス: アントニアの三女。癌が発見され、手術を受ける。

Jesús Cracio ... Manolo マノロ: アントニアの恋人。
Lluís Villanueva ... Carlos カルロス: イネス、アデラの同居人。
Luis Bermejo ... Alberto アルベルト: エレナの夫

José Luis Torrijo ... Pedro ペドロ: アデラの元夫。今事業がうまくいかなくなっておりお金に困っている。養育費を払えない。

監督: Jaime Rosales ハイメ・ロサレス
脚本: Jaime Rosales  Enric Rufas

La soledad@IMDb
直訳: 孤独
英題: Solitary Fragments
La Soledad公式(製作会社サイト内)

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Saturday, December 27, 2008

Cama adentro / Señora Beba [アルゼンチン映画]

cama adentro, senora beba2001年、アルゼンチン。
ベバはずっと裕福な暮らしを送ってきた。美容クリームの会社を興して羽振り良くやっていたが、国の経済が破綻した今、彼女も家計は火の車である。母の遺産も別れた夫と自分とでそれぞれ事業につぎ込んでしまった。

ベバはドーラという住み込みの女中をかれこれ30年置いているが、もう何か月も給料の支払いが滞っている。ドーラは、景気のいいことを並べるばかりで実際には立て替えておいた洗剤の代金すら払ってくれない雇い主に業を煮やしている。それでなくとも、何歳になっても傲慢で我儘なお嬢さん気質のベバにはたびたび神経を逆なでされているのだ。

ベバはどれほど切羽詰まったとしても今のマンションを出て倹約生活を送ることなど考えたくはない。こんな無駄に広いマンションに住んでみたところで、スペインに行ってしまった娘ギジェルミナはいつ戻るとも知れないのに。ギジェルミナは電話すらかけてくれないのだ……ベバには。

一方ドーラは片田舎に小さな粗末な家を買った。週末だけそこに帰り、ミゲルという男と過ごす。早くベバから給料を受け取って、家作りを仕上げてしまいたい。ベバへの忍耐が切れたドーラはいよいよやめる決意を固める。

ドーラに辞めてもらいたくないベバは機嫌を取るが……。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


こないだ9月のスペイン・ラテンアメリカ映画祭の『Encarnacion / 化身』と印象は似ているかもしれない。悲しさと寂しさ、特に女性の抱える心細さが迫ってくるものの、飲み干したあとの清涼感は心地よいという。

あと、『El Abuelo / The Grandfather』のドン・ロドリゴ・デ・アリスタ・ポテスタッド(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)とドン・ピオ・コロナード(ラファエル・アロンソ)の主従関係を見守ったときの気持にも似ていた。これはあまり同意を得られないかもしれないけど。

(つづきはコメント欄で)

Cama adentro@IMDb
直訳: 住み込み
英題: Live-In Maid
※もう一つのタイトルは『Señora Beba (ベバさん,ベバ夫人)』

監督・脚本: Jorge Gaggero
出演:
Norma Aleandro ノルマ・アレアンドロ ... Beba Pujol ベバ・プホル
Norma Argentina ノルマ・アルヘンティーナ ... Dora ドーラ

Marcos Mundstock ... Víctor ビクトル: ベバの別れた夫
Raul Panguinao ... Miguel ミゲル: ドーラの愛人
Eduardo Rodriguez ... Luisito ルイシート: ベバのマンションの守衛

Monica Gonzaga ... Irma イルマ: ベバの行きつけの美容院
Susana Lanteri ... Memé: ともだち
Elsa Berenguer ... Sara: ともだち
Claudia Lapacó ... Perla: ともだち(たぶん)

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Friday, December 26, 2008

Lista de espera / バスを待ちながら [キューバ映画]

lista de esperaストーリー
キューバの中部のとあるバスターミナル。やってくるバスはどれも満員で、待合室は順番待ちの客でごった返している。このターミナルに停留しているバスの故障が直りさえすれば……。みなそれを思い、何時間も待っている。

若い技師エミリオは、実家に戻るためにバスを待っている。事態がさらに悪化し皆が諦めかけたその時、エミリオはある提案をする。それは突飛なアイディアではあったが、これに乗ってみようという待合客も少なからず現れたのである。さっきまで空席を争っていきり立っていた人々が、力を合わせ心を共にするうちに奇妙な連帯感で結ばれていく。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


こういうのは私は大好き。優しく微笑んで観ていられるでしょ。寂しさもちょっと感じさせつつね。そして登場人物のみんなの‘この後’の幸せを心から願ってしまう。


こないだ9月のラテンビートフィルムフェスティバルで『Viva Cuba ビバ・キューバ』を観たのだけど、途中、えーっと、悪く言えば‘安っぽい’シーンがあり、私はその瞬間は「この作品、良いと思ってたけどひょっとして失敗だった……?」と不安に駆られたのですがね。

観終わってロビーで(大学の後輩の)みなさんたちとしゃべったとき、やはりそのシークエンスが話題になりました。

アルゼンチンで一時期映像制作に携わったり、日本でもゼミでそういう分野を研究したことがあるという後輩Kが、「(中南米の映画って)ああいう小技―――蛇足ではないかとすら思える小技―――を入れたくなっちゃうものなんですかね……」と言っていたのが印象的だった。


  ・CGなどで何かを加えてみたくなった感
  ・ファンタジーを添えたくなってしまった感
  ・それらのやりすぎ感・ドタバタ感・ハチャメチャ感

そういった傾向が中南米映画にはチラチラと顔を出す、と彼女は感じていたのだと思う。


さて『バスを待ちながら』に話を戻すと、終盤、「ひょっ、ひょっとして、これもその口? ファンタジー盛りたくなっちゃった?」と、眉間に皺を寄せつつ苦笑いしかけた。「ええぇぇぇ? こう来るのかあ……ぁ? んんんん?」と、戸惑った。


が、しかし。


そのままでは終わらせないのがとてもいい。『ビバ・キューバ』もそうだった。期待外れ……っ?と思わせておきながら、そこからの牽引力が目覚ましいです。

(コメント欄につづき)(たぶんネタバレっぽくなるからご注意を

Lista de espera@IMDb
直訳: キャンセル待ちリスト
英題: The Waiting List

監督: Juan Carlos Tabío フアン・カルロス・タビオ
脚本: Arturo Arango アルトゥーロ・アランゴ  Senel Paz セネル・パス  Juan Carlos Tabío

出演:
Vladimir Cruz ウラジミール・クルス ... Emilio エミリオ
Thaimí Alvariño タイミ・アルバリーニョ ... Jacqueline ジャクリーン
Jorge Perugorría ホルヘ・ペルゴリア ... CHANGE Ciego to Rolando 盲人(ロランド)

Noel García ... Fernandez フェルナンデス: 駅長さん
Alina Rodríguez ... Regla レグラ(たぶん): 薬草に詳しく料理上手

Saturnino García サトゥルニノ・ガルシア ... Avelino アベリーノさん

Antonio Valero アントニオ・バレロ ... Antonio アントニオ: ジャクリーンのスペイン人の恋人; 今日の夜マドリードからハバナに到着する予定; 明日には二人で大使館に行って結婚の届けなどを済ませる

Leandro Sen ... Erick エリック: 若いカップルの男のほう
Saskia Guanche ... Katia カティア: 若いカップルの女のほう
Coralia Veloz ... Alicia (as Coralita Veloz) アリシア: 夫婦連れの奥さんのほう

Assenech Rodriguez ... Abuela おばあちゃん

Jorge Alí ... Cristobal クリストバル: 規律、規律とやかましい男
Camila García ... Wendy ウェンディ: その娘

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Wednesday, December 24, 2008

Los Cronocrímenes / タイムクライムス [スペイン映画]

Cronocrimenes Cronocrimenesストーリー
妻と二人で人里離れた山荘にやってきたエクトル。 森を眺めていたときに何かが見えた気がして彼は双眼鏡を探してきた。と、そこへ電話が鳴る。

無言電話であった。かすかな息遣いが聞こえるだけで、すぐに切れた。エクトルはふたたび双眼鏡で森を見る。何かがある……いや、誰かがいる……女か? エクトルは好奇心に誘き寄せられるように少しずつ山に入っていく。

山の中をおそるおそる進むうち、エクトルは背後から誰かに刃物を突き立てられた。


Los Cronocrimenes スペイン公式
Los Cronocrímenes@IMDb
・英題: Timecrimes
今夏のラテンビートフィルムフェスティバルでの邦題: タイムクライムス


今年のラテンビートで二作品だけ見逃したのだけど、一つがこれでした。やっと観られた。私は作品を観て自分の書きたいことをこのブログに書き切ってしまうまではよそ様のページを絶対に目に入れないようにするのですが、これはそうしておいて本当に正解でした。これは何も知らずに観るに限る。


……まぁ、何かを知ってから観たとしても、私ってこの手の話の仕組みがまるで飲み込めない人間なので―――ほら、文系だから―――、何度観ても結局は面白いよ。

(何事も「ほら、私って文系だから」で済ますのが私の悪い癖ではある)

言い換えると、何度観ても結局はわかんないのね。というか、これは逆に何かを知ってから観た方が余計に混乱する作品かもしれません。


監督・脚本: Nacho Vigalondo ナッチョ・ビガロンド

出演:
Karra Elejalde ... Héctor エクトール
Candela Fernández ... Clara クララ: 妻
Bárbara Goenaga ... Chica del bosque: 森の中の女
Nacho Vigalondo ... Chico: 青年

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Tuesday, December 23, 2008

Feliz Navidad 2008

feliz navidad 2008

Brindo por nuestra amistad, por la Paz y el Amor en el mundo. Muchas Felicidades.

Feliz Navidad y Próspero Año 2009


今年は残念ながらどこにも行けませんでしたので、パソコンの前でこちょこちょ済ませてしまいました。

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Friday, December 19, 2008

Premios Goya 2009: candidatos / 第23回ゴヤ賞ノミネート

2009年ゴヤ賞(=スペインのアカデミー賞といわれている映画賞)のノミネート一覧。対象は2007年12月1日から2008年11月30日にスペインで公開された作品。(外国映画については2007年10月1日から2008年9月30日までの公開分まで、かな)

(以下、加筆・修正することもあるでしょう)
(公式サイトは「たぶん」)
(数字はわたし用メモなので気にしないでください)
(公式サイトはかなりの確率で音が出るので注意)


crown 栄誉賞(Goya de Honor) 
Jesús Franco ジェス・フランコね。女体拷問とかの。来たね。


clip 作品賞(Mejor película)
premios goya 2009
Camino@IMDb 7.7

2009年9月 日 観ました

premios goya 2009
The Oxford Murders@IMDb (Los crímenes de Oxford) 6.2

Álex de la Iglesia

The Oxford Murders公式 (音注意)

premios goya 2009
Los girasoles ciegos@IMDb 6.3

José Luis Cuerda

Los girasoles ciegos公式

premios goya 2009
Sólo quiero caminar@IMDb 5.4

Agustín Díaz Yanes

Sólo quiero caminar (プロダクションのサイト)


clip 監督賞(Mejor dirección)
・Javier Fesser 『Camino』
・Álex de la Iglesia 『Los crímenes de Oxford』
・José Luis Cuerda 『Los girasoles ciegos』
・Agustín Díaz Yanes 『Sólo quiero caminar』


clip 新人監督賞(Mejor dirección novel)
premios goya 2009
Belén Macías 『El patio de mi cárcel』

Patio de mi cárcel, El@IMDb 5.9

El Patio de mi cárcel公式

premios goya 2009
Santiago A Zannou 『El truco del manco』
  
2009年9月11日 観ました

premios goya 2009
Nacho Vigalondo 『Los cronocrímenes』

  ⇒ 2008年12月24日 観ました

premios goya 2009
Irene Carmona Bacas 『Un novio para Yasmina』

Un novio para Yasmina@IMDb

Un novio para Yasmina公式


clip 主演女優賞(Mejor actriz)
Maribel Verdú 『Los girasoles ciegos』
Carme Elías 『Camino』
Verónica Echegui 『El patio de mi cárcel』
Ariadna Gil 『Sólo quiero caminar』


clip 主演男優賞(Mejor actor)
Raúl Arévalo 『Los girasoles ciegos』
Diego Luna 『Sólo quiero caminar』

premios goya 2009
Benicio del Toro 『Che, el argentino』

The Argentine@IMDb 7.9

『CHEチェ 28歳の革命 | 39歳 別れの手紙』 公式

premios goya 2009
Javier Cámara 『Fuera de carta』
 
2009年7月3日 観ました


clip 助演女優賞(Mejor actriz de reparto)
premios goya 2009 Elvira Mínguez 『Cobardes』

Cobardes@IMDb 5.9

・音注意: Cobardes公式

premios goya 2009
Rosana Pastor 『La conjura de El Escorial』

La conjura de El Escorial@IMDb 7.1

La conjura de El Escorial公式

premios goya 2009
Tina Sainz 『Sangre de mayo』

Sangre de mayo@IMDb 6.3

Sangre de mayo公式

premios goya 2009
Penélope Cruz 『Vicky Cristina Barcelona』

Vicky Cristina Barcelona@IMDb 7.8

Vicky Cristina Barcelona公式


clip 助演男優賞(Mejor actor de reparto)
Jordi Dauder 『Camino』
Fernando Tejero 『Fuera de carta』
José Ángel Egido 『Los girasoles ciegos』
José María Yazpik 『Sólo quiero caminar』


clip 新人女優賞(Mejor actriz revelación)
Nerea Camacho 『Camino』
Ana Wagener 『El patio de mi cárcel』

premios goya 2009
Farah Hamed 『Retorno a Hansala』

Retorno a Hansala@IMDb 4.8

・Retorno a Hansala公式 (あとで)

premios goya 2009
Esperanza Pedreño 『Una palabra tuya』

Una palabra tuya@IMDb 5.6

・Una palabra tuya公式 (あとで)


clip 新人男優賞(Mejor actor revelación)
Langui (Juan Manuel Montilla) 『El truco del manco』
Martín Rivas 『Los girasoles ciegos』
Luis Bermejo 『Una palabra tuya』

premios goya 2009
Álvaro Cervantes 『El juego del ahorcado』

El juego del ahorcado@IMDb

・El juego del ahorcado公式 (あとで)


clip 脚本賞(Mejor guión original)
Javier Fesser 『Camino』
Chus Gutiérrez y Juan Carlos Rubio 『Retorno a Hansala』
Agustín Díaz Yanes 『Sólo quiero caminar』

premios goya 2009
Dionisio Perez; José Antonio Quiros e Ignacio del Moral 『Cenizas del cielo』

Cenizas del cielo@IMDb 5.7

Cenizas del cielo公式


clip 脚色賞(Mejor guión adaptado)
Peter Buchman 『Che, el argentino』
Jorge Guerricaechevarría 『Los crímenes de Oxford』
Rafael Azcona, José Luis Cuerda 『Los girasoles ciegos』
Ángeles González-Sinde 『Una palabra tuya』


clip スペイン語外国映画賞(Mejor película extranjera de habla hispana)
premios goya 2009
『Acné』

Acné@imdb 5.6

Acné (プロダクション内)

premios goya 2009
『La buena vida』

  ⇒ 2009年6月22日 観ました

premios goya 2009
『Lake Tahoe』

Lake Tahoe@IMDb 7.4

・Lake Tahoe公式 (あとで)

premios goya 2009
『Perro come perro』

Perro come perro@IMDb 7.1

・Perro come perro公式 (あとで)


clip アニメーション賞(Mejor película de animación)
Donkey xote
  →・Donkey xote@IMDb
  →・音注意: Donkey xote公式
El lince perdido
  ・El lince perdido公式
Espíritu del bosque
  →・Espíritu del bosque@IMDb
RH+, el vampiro de Sevilla
  →・RH+, el vampiro de Sevilla公式


clip ドキュメンタリー賞(Mejor película documental)
premios goya 2009Bucarest, la memòria perduda@IMDb

premios goya 2009
・El pollo, el pez y el cangrejo real  

2008年9月13日 観ました

premios goya 2009
El último truco@IMDb

premios goya 2009
Old man Bebo@IMDb 7.2

old man bebo | Carlos Carcas


他にもカテゴリーはもちろんあるけど、とりあえずこの辺で。

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Thursday, December 18, 2008

Tropa de Elite / エリート・スクワッド [ブラジル映画]

tropa de elite公式サイトから ストーリー てきとう訳
1997年、リオデジャネイロ。
リオ州軍警察特殊部隊の大尉であるナシメントは、トゥラーノ丘一帯を‘鎮定’するようにという任務を課され、一部隊を率いていた。この平定作戦の背景には、彼に言わせればずいぶんと馬鹿馬鹿しい事情があったのだ。

ナシメントはその使命を全うするしかなかったが、その一方で、後任となりうる者を必死で探し続けていた。妻のRosaneは臨月を迎え、一日も早く前線を退いてくれと明けても暮れてもすがるように頼むのである。

ナシメントは過酷なストレスにさらされることとなる。そんなある夜、スラム街への緊急出動を要請された。バイリ・ファンキのライブ会場を舞台として銃撃戦が展開しているという。ナシメントは部下と共に現場に急行し、軍警の候補生、ネトとマチアスの救出に成功する。

命を救ってくれたエリート特殊部隊の鮮やかな活躍に感銘を受けたこの若者二人は、ほどなく部隊に志願した。

この二人が実直で熱意に溢れているという情報はただちにナシメントの指揮する部隊の把握するところとなった。気骨のある男と、知性を有する男。その二つの特性を兼備する人物が現れてくれさえすれば、ナシメントは全てを託すことができる。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

こないだ9月のラテンビートフィルムフェスティバルに来るのかなあという気配もあったので心の準備もしていたのだけど、蓋を開けてみたらブラジル枠は『Ó Paí, Ó / オーパイオー』に決まっていた。それでよかったのかも。『Tropa de Elite』だったら、キツくてキャーってなっちゃう人も多かったかもしれない。

キッツいね、『Tropa de Elite』。

でも、私こないだ『El Laberinto del Fauno / Pan's Labyrinth / パンズラビリンス』を最後まで鑑賞できた時に大人の階段をひとつのぼったんだ。

(・∀・)目をつぶればいいんだよ!というコツに気づいたからな。


『Tropa de Elite』も、だから、ところどころ蒼ざめ((((;゚Д゚))))、脂汗をにじませ、「(∩゚д゚)アーアーきこえなーい」などと逃げながらも、既に5回転半くらい観ている。観るごとに惹きこまれていくわ。とても面白い。面白くてたまらないのにどんなボキャブラリーを持ってくればいいのかよくわからなくなってしまう作品。何を言っても自分が薄っぺらく思えてくるんだよ。


(つづきはコメント欄に)(たぶん数日かけてたくさん書く)
new続編『Tropa de Elite 2 - O Inimigo Agora É Outro』 ⇒ 2011年6月30日 観ました


2011.09.29 加筆
やっとDVD出たよ!
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!

IMDb - Tropa de Elite (2007)
直訳: 精鋭部隊、エリート部隊
英題: Elite Squad

エリート・スクワッド - DVDレンタル ぽすれん
・音注意⇒Tropa de Elite公式 (サイトを開くとすぐサビがかかっちゃうから)

Tropa de Elite
Osso duro de roer
Pega um pega geral
Também vai pegar você ……略…… Tá de bobeira!

サントラが素敵すぎて、もう……。

tropa de elite

とりあえずね、ここのところ相次いでいる大学生の大麻所持事件だがね、あんな小僧ら、ナシメント隊長一人で片づけてくれるわ。

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Tuesday, December 16, 2008

La culpa / スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 産婦人科 [スペイン映画]

la culpadanger わりとサラっと観たので注意点がいくつかありますdanger)(サラっとどころか別の作業の時にBGVとしてつけていただけ、みたいなもの)


amazon.co.jpより【STORY】
シングルマザーの看護婦グロリアは、親友でもある産婦人科の女医アナに誘われ、彼女の診療所で働くことになった。自宅兼職場の屋敷に間借りし、住み込みで勤めることになったグロリアだったが、一見静かな家に奇妙な気配を感じるようになる。そんな中、彼女はアナから、診療所で行っている“裏の仕事”を手伝ってくれるよう頼まれる。それは、望まぬ妊娠をしてしまった女性のための中絶処置というものだった。自身がシングルマザーとして苦労してきたグロリアは、葛藤を覚えながらも手伝いを承知するのだが…。end

Películas para no dormir: La culpa@IMDb
直訳: 罪
産婦人科@ぽすれん
スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 産婦人科@映画生活

スパニッシュ・ホラー・プロジェクトの一作。同プロジェクトについては、『ベビー・ルーム』で説明を済ませたので、そちらをご参照ください。

la culpaんーーっと。好きじゃないよ。全然。

ただ、言葉を聞き取るのにはとてもいい。最初のグロリアとアナの会話などディクテーションができそうなほどはっきりとしゃべっている。ヒアリングの練習にはなると思うよ。これで練習したければ、だけど。


そしてそれ以外にはほとんどメモをしていない。ただ一言、「悪趣味。」とだけメモが残っていた。


この映画に良い御趣味を求めるのがそもそもお門違いだと言えばそれまでだが。女の人はこれをホラー映画=ひとつの娯楽として鑑賞できるんだろうか? えーっと、書きにくいことを私これから書いてみようと思いますが、男の人って、あんまりこういうことわかってないのかね???と首をかしげてしまったんだけど、えーっと、男の人はわかってないのかね??? ひょっとしてわかってないのか??? いったいどんな認識でいるんだろうか???

んーーー、その、中絶の経験者というのは意外とふつうに多くいると思うんだよね。たぶん誰の近くにも。いま貴男の正面かあるいは隣にもね。苦悩の程度の差こそあれ、みな決断を迫られてそれを選択したわけで、その生命と人生の決断の過程をこの作品のように見せられるのは不快だ。生理的に受け付けない。非経験者でも。


というかそれ以前に、ホラーのおはなしとしてこれは全然ダメなんじゃないの? いろんなこと、着地してなかったでしょ? してた? どっちでもいいか、もう。


監督: Narciso Ibáñez Serrador ナルシッソ・イバニェス・セラドール
脚本: Narciso Ibáñez Serrador  Luis Murillo ルイス・ムリーリョ

出演:
Nieve de Medina ニエベ・デ・メディーナ ... Ana アナ
Montse Mostaza モンツェ・モスタサ ... Gloria グロリア
Alejandra Lorenzo アレハンドラ・ロレンソ ... Vicky ビッキー

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Sunday, December 14, 2008

Para entrar a vivir / スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 悪魔の管理人 [スペイン映画]

para entrar y vivirdanger わりとサラっと観たので注意点がいくつかありますdanger)(サラっとどころか別の作業の時にBGVとしてつけていただけ、みたいなもの)(と言っても3回転くらいは回してるからわかっていないわけじゃない)


amazon.co.jpより【STORY】
新居を探しているが、なかなかこれという物件に巡り合えないでいる若夫婦のクララとマリオ。そんな中、マリオは広告で見た物件を見に行こうと、クララと共に降りしきる雨の中を現地へ急ぐ。だが、ようやくたどり着いたその物件は、まるで廃墟のような場所にある不気味な建物だった。管理人の女性によると、この辺りは大規模な再開発が予定されており、今は廃墟のようだがすぐに便利がよくなるという。躊躇する夫婦を見て、彼女は開発前で値段も安い今こそが買い時だ、と熱心に勧めるのだが…。end


んーっと、好きじゃないです。『ネイムレス 無名恐怖』のときから基本的に私はこの監督の作品は好きになれそうにないと思っているのだけど、これもやっぱりイヤでした。

どこまで書いちゃっていいのかな。好きになれなかった理由を挙げようとするとストーリーにけっこう触れちゃうと思うので、すみませんがこの辺でひとまず。


監督: Jaume Balagueró ジャウマ・バラゲロ
脚本: Jaume Balagueró  Alberto Marini アルベルト・マリーニ

出演:
Macarena Gómez マカレーナ・ゴメス ... Clara クララ
Adrià Collado アドリアー・コジャード ... Mario

Nuria González ヌリア・ゴンサレス ... Portera 管理人


スパニッシュ・ホラー・プロジェクトの一作。同プロジェクトについては、『ベビー・ルーム』で説明を済ませたので、そちらをご参照ください。


para entrar y vivirここからはストーリーに触れます

↓↓↓

主人公カップルの行動の一つ一つが「なんでそうくるかね、しかし!」と観ている私を苛立たせるのだけど、それは私が特に気が短いせいばかりではないでしょ? いや、だってこの二人……。今メモを読み返すと私、機嫌悪すぎ。


・やっぱおかしいよな。なぜ部屋で休む? 早く帰りなよ。

・なぜきちんと最後まで殺さない。ぶっ殺せって。
殺してからゆっくり鍵探せばいいじゃん。
なぜ殺さない。バカじゃないの!

・何言ってんの? どう考えても自分が逃げ出すことが先決だ。イライラするわ、この女。

・バカだな、男、なぜ戻る!?

・だからさっききちんとぶっ殺しておけと。

・その棒おさえちゃえよ。左手だろ。

・ニキという女友達はどんだけ間抜けなの?

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Saturday, December 13, 2008

Historias mínimas / Intimate Stories [アルゼンチン映画]

historias minimas誰のどんなにつつましやかな暮らしにも大胆な一歩を踏み出すときが訪れるということ、この映画が見せてくれる。遠回りでもいいじゃないか、亀の歩みでもかまわんじゃないか、失敗しても次があるさ、と。

ボンボン』(2004)の監督の、前の作品(2002)。『ボンボン』が好きだった人にはぜひ観てほしい作品。『ボンボン』に出てきた人々のはにかみぶりが好きな人、『ボンボン』でパタゴニアの空の青さに涙した人、どうかこの作品も観てください。

控え目で物静かな人々の小さな望みとさりげない思いやりに溢れた旅物語です。その温かいストーリー展開の隅っこに、人間のちょっぴり卑しくて醜くて哀れな部分をチクリと添えるのもこの監督の持ち味なのかな。何度でも見直したい作品。

というかその前に、ぜひ日本盤を出してもらいたい。心の底から願います。こんな幸せな話が観られないのは本当にもったいない。


ストーリー
幹線道路沿いにフィッツ・ロイという寂れた町がある。電気もろくに通っていない小さな町。青い空は高く広く、冷たい風が土埃を運んでくる。

フスト爺さんは50年前にこの町に軽食レストラン兼雑貨屋を開いた。この店で爺さんは食事に立ち寄る何百人何千人のトラック野郎を迎えては見送ってきた。もう隠居して店は息子夫婦に任せている。足腰もずいぶん弱くなった。最近は視力も落ちた。

店の前に座って陽を浴びながらマテ茶を飲んで、近所の子どもたちとたわいないことをして時間をつぶす。「フスト爺さん、耳を動かしてみてよ」「今度は右耳」「今度はこっちの耳」。爺さんの耳はぴくぴく動く。それが爺さんの一日。

今日、顔見知りの運転手が爺さんに言った。「サン・フリアンの町外れで‘ブサイク’を見かけたよ。あれは間違いなくお宅のあの犬だったよ。一目でわかった。あの犬、迷子になってからどれくらいだっけ?」。

―――「‘ブサイク’は迷子になったんじゃない、出て行ったんだ」。


マリア・フローレスもフィッツ・ロイの住人である。自分は労働許可もない、夫も失業中の身、おまけに幼子をかかえて生活は楽とはとても言えない。今は知人のところに居候をしている。

テレビ番組に出場希望のはがきを何通も出してきたが、なんと出場権が当たったようである。うまくいくと高額商品を手にできる。マルチフードプロセッサーが目玉商品だが、最高額商品は一家ブラジル旅行だそうだ。明日サン・フリアンの局に赴かなければこの機会を逃してしまう。


ロベルトはセールスマン。仕事柄、家を空けることが多かった。多忙で留守がちだったことが災いして、結婚生活は長く続かなかった。サン・フリアンのある商店の主人がこのあいだ交通事故で亡くなった。子供を抱えてその店を切り盛りしようという未亡人にロベルトは思いを寄せている。

彼女との世間話から、明日がその子の誕生日だというのはわかっている。ロベルトはサプライズのバースデーケーキを届けようと計画した。


フィッツ・ロイから数百Km。ささやかな物語を編むために三人はめいめいサン・フリアンを目指す。



Ver mapa más grande


Hisotrias mínimas@IMDb
直訳: 最小の物語
英題: Intimate Stories、Minimal Stories

←このamazonの商品はリージョン1かな?

監督: Carlos Sorin カルロス・ソリン
脚本: Pablo Solarz

出演:
Antonio Benedicti ... Don Justo Benedictis フスト爺さん
Javier Lombardo ... Roberto ロベルト
Javiera Bravo ... María Flores マリア・フローレス

Mariela Díaz ... Amiga de María: マリアの当選を知らせてくれた友達
Julia Solomonoff ... Julia フリア: 生物学者; フストを車に乗せてくれた

María Rosa Cianferoni ... Ana アナ: フスト爺さんの息子の嫁

María del Carmen Jiménez ... Panadera 1: 最初のケーキ屋さんの奥さん
Mario Splanguño ... Panadero: 次のケーキ屋さん
Rosa Valsecchi ... Panadera #2: その奥さん

Aníbal Maldonado ... Fermín フェルミン
Carlos Montero ... Losa ロサ(常田富士男似)

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Friday, December 12, 2008

Reinas [スペイン映画]

reinasChuecatown』のときにも説明したが、スペインでは2005年7月に同性婚が合法化された。先月、私の友人ミゲルも式を挙げた。その町のゲイ仲間内では早い方だったらしく、その日の朝わたしが別の友人(ゲイ)やミゲルのお姉さんに電話を入れたところ、「当人たちももちろんだけど、みんなが緊張して興奮してるんだ」と言っていた。私もね。胸に迫った。


『Reinas』は2005年の合法化に合わせるように公開された。(軽く調べてみた感じではスペインでの公開日は4月8日) 

同性婚合法化の先陣を切って、20組の同性カップルがマスコミも呼び集め大々的に合同挙式を企画しているのだが、その一大イベントに参加しようという数組のゲイのカップルの‘前日から当日’を描いている。そしてただでさえ波乱含みの彼らの二日間をよりいっそう複雑にしてくれるのが、息子の晴れがましい席に駆けつけたそれぞれの母の大きな存在。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



Manuel Gómez Pereira監督の作品で、またJoaquín Oristrellが脚本に関与しているようだけれども、この二人がらみの作品の中では、私たぶんこれが一番好きだと思う。そんなことを言えるほどこの二人のを観ているわけではないのに―――全然ないのに、この先もきっとこの作品が上位に居続けるだろうと思う。こういうコメディ、好き。

来年あたりアメリカでリメイクされるようだ。ハリウッドリメイク版というジャンルに対して日頃は特に反感は抱いていない私ですが、この作品の雰囲気は……どうなのかな……、オリジナルで味わった方がいいと思うよ。どうせアメリカリメイク物を見る心づもりがおありなら、どうか先にこちらを楽しんでおいてください。お願いします。


2012.01.12 加筆
リメイクの件は消えたようね。ReinasのMovie Connectionsの欄からも消えてるわ ⇒ Reinas (2005) - Movie connections


reinas
Gustavo Salmerón グスタボ・サルメロン ... Hugo ウーゴ:
いよいよ挙式だというのにこの期に及んで母親がまだ自分のセクシャリティに理解を示してくれないことにショックを受けている。恋人ナルシッソの母親を駅まで迎えに行く。

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Paco León パコ・レオン ... Narciso ナルシッソ:
今ブリュッセルにいるが仕事が長引いていて帰れない。とのこと。母ヌリアの出迎えを恋人ウーゴに依頼。

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Verónica Forqué ベロニカ・フォルケ ... Nuria ヌリア:
息子ナルシッソの結婚式に電車でやってきた。ちょっと精神的に‘危うい’ところがあり、カウンセラーにかかっている。精神安定剤も手放せない。

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Mercedes Sampietro メルセデス・サンピエトロ ... Helena エレナ:
判事。先輩判事が息子ウーゴたちの合同挙式を執り行うことになっている。いよいよ明日がその結婚式だというのは知っているが、長らく働きづめだったので休暇をとってどこかに行くつもりでいる。夫エクトールとの結婚は失敗だった。

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Fernando Valverde フェルナンド・バルベルデ ... Héctor エクトル:
刑事。女好きの性分はエレナと結婚していた頃からのこと。

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ナルシッソとウーゴ カップル

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エクトールとエレナ 元夫妻

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ヌリアとウーゴ 義母と婿

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Carmen Maura カルメン・マウラ ... Magda マグダ:
ゲイ専用ホテルチェーンを夫と二人三脚で拡大してきたやり手の実業家。アメリカ進出計画も大詰めを迎え、夫は世界的有名高級ホテルチェーンとの交渉でアメリカにいる。今回のゲイの合同結婚式のパーティーを宣伝の絶好のチャンスととらえているマグダはここ数カ月は睡眠時間も3時間ほど。

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Unax Ugalde ウナクス・ウガルデ ... Miguel ミゲル:
マグダの息子。車、服、家具調度品など、すべて高級ブランド品あるいは一点物。子供のころから犬が大嫌い。

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Daniel Hendler ダニエル・エンドレル ... Óscar オスカル:
アルゼンチン出身。ミゲルとの式に合わせアルゼンチンからやってくる母を駅まで迎えに行く。一週間の滞在予定と聞いている。

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Betiana Blum ベティアナ・ブルム ... Ofelia オフェーリア:
息子オスカルの式に出るためアルゼンチンからやってきた。大型犬マリリーナはドッグホテルなどに預けるとうつ病になってしまうのでスペインまで連れてきた。


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Raúl Jiménez ラウル・ヒメネス ... Rafa ラファ:
自称アーティストというやつで、絵を描いたりしている。母親が有名女優で、その大豪邸に暮らしている。恋人ホナスとマンションを買おうと計画中。

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Marisa Paredes マリサ・パレデス ... Reyes レージェス:
女優。アルモドバルとも仕事をしてきた。撮影・プロモーションで家を空けがちだった。豪邸の庭園の手入れはこの15年間ハシントという庭師に任せてきた。息子ラファの洋服のお下がりをハシントの息子にあげていた。

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Lluís Homar リュイス・オマール ... Jacinto ハシント:
女優レージェスの庭師として15年勤務してきた。だが、これまで一歩も室内には足を踏み入れていない。息子ホナスと雇い主レージェスの息子ラファとが小さかった頃に水遊びなどで遊んでやったことがある。

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Hugo Silva ウーゴ・シルバ ... Jonás ホナス:
救命隊員をしている。今日は3人の心臓発作の救助に当たった。「3人目は誰だったと思う?」。恋人ラファとは幼馴染である。いつもラファの家の庭園のブランコで二人で遊んでいた。

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ホナスとラファ カップル

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レージェスとハシント 有名女優と庭師


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Jorge Perugorría ホルヘ・ペルゴリア ... César セサル:
マグダ経営のゲイホテルの厨房で働くキューバ人シェフ。もう長いこと妻子には会っていない。

Ginés García Millán ヒネス・ガルシア・ミリャン ... Néstor ネストル: ヌリアのカウンセラー。だが、携帯電話はいつも留守電になっておりヌリアを相当に苛立たせることとなっている。

José Luis García Pérez ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス ... Pasajero Tren: ヌリアと電車のボックス席で向かいに座っていた男。

(コメント欄に語句メモ・ストーリーなど)

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Saturday, December 06, 2008

KM 31: Kilometro 31 / 31km [メキシコ映画]

km31danger サラっと観ただけなので注意点がいくつかありますdanger)(サラっとどころか別の作業の時にBGVとしてつけていただけ、みたいなもの)


アマゾン商品ページから紹介文(mix)
アガタとカタリーナの双子の姉妹。アガタはカタリーナの元へ車で向う途中、子供を轢いてしまう。事故を確認しようと車から出るが、逆にアガタが後続車に轢かれてしまう。カタリーナが病院に駆けつけるが、アガタは昏睡状態となっていた…。死亡事故が多発する高速7号線・31km地点で不可思議な現象を体験したカタリーナは、真相を調べるため現場に車を走らせる。だが、そこで彼女を待っていたのは恐るべき真実とさらなる恐怖だった。end


アマゾンだと★が少ないけど、あたし、すごく怖かったからもっと★多くてもいいよ。 そもそもホラーが得意分野の人にとってはどういう作品が★いっぱいつくのでしょうか。その辺が私にはわからなくてすみません。私はホラー音痴です。

「(おばけみたいな、変なもんが)きっと出る、出る」って思ったから横目で観るようにして十分警戒していたのに、いざ出てくるとやっぱり「ぅゎひゃ゛っ」みたいな変な悲鳴を上げてしまったわ。ほんと、文字に起こすと「ぅゎひゃ゛っ」。おまけにその時は漫画のように体をガクガクッとさせたよ。膝上でゴロゴロ和んでいた黒猫氏だって、びっくりして飛び降りて逃げていってしまったわ。


km31
〔……ここからしばらく略…… (略1)〕(コメント欄へ移した)

ほんと、死むよ。なんだよ。おばけみたいの、出てくんなよー。あと、音楽、音が急にデッカくなるとかそういうので脅かすのやめてよ。こんな、比較的評価の低いと見受けられる作品ですら、私、見事に驚くんだからさー。

ホラー業界にとって私はものすごい簡単な客なんだよ。鴨がサダコ背負ってやってくるみたいなもんだよ。


寝る前に観始めちゃったのだが、途中25分くらいのとこで一回切った。その時のメモ⇒ 「ダメだ。夜はダメ、こういうの。明日昼観るわ。」

そして翌日まだ明るい時間帯にふたたび観はじめたが、猫はあらかじめ部屋から追い出しておいた。急に膝に飛び乗ってきたりして怖いから。姪っ子たちには「これからしばらくおばちゃんの部屋に近づかないで」と命じておいた。(急に開けられたり大声で呼ばれたりしたら心臓に悪いからだ) 


それでも怖いのでなるべく画面を見ないようにした。(←観てないじゃん!)

告白すると、薄目で細目で横目で観てばっかりいたので最後の方は何が起きていたんだか、ちょっとあんまり……。すみません。人の細かい表情や顔の造形が見えていなかったもので。


(語句メモはコメント欄)


監督・脚本: Rigoberto Castañeda リゴベルト・カスタニェーダ

出演:
Iliana Fox イリアナ・フォックス ... Agata / Catalina (二役)アガタ、カタリーナ
Adrià Collado アドリア・コジャード ... Nuno ヌーノ: カタリーナの友達
Raúl Méndez ラウル・メンデス ... Omar オマール: アガタの彼氏
Carlos Aragon カルロス・アラゴン ... Ugalde: ウガルデ刑事

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A mi madre le gustan las mujeres / マイ・マザー・ライクス・ウーマン [スペイン映画]

a mi madre le gustan las mujeresLa Butacaの『A mi madre~』ページより、あらすじ
エルビラは美人ではあるがなにかと自信を持てずにいる。姉ヒメナ・妹ソルと連れ立って母ソフィアの誕生日のお祝いに駆けつけた。母ソフィアは有名なピアニスタで、娘たちが幼少のころに離婚を済ましている。ソフィアはこのお誕生パーティーの場で娘たちにビッグ・ニュースを報告すると言いだした。

「ママね、いま幸せなの。恋のおかげかな」。

「彼氏ができたのね!」と大喜びで身を乗り出す三人娘にソフィアは相手はかなり若いのだと打ち明けた。そこへ玄関の呼び鈴が鳴る。お待ちかねの人物の登場である。「きっとオトコマエだね」などと、末っ子のソルは待ちきれない様子である。

ソフィアはその人を連れてリビングに現れた。エルビラたちと年恰好のかわらない………エキゾチックな女性であった。「エリスカと言って、チェコ出身でものすごく優秀なピアニスタなのよ」という母の説明を受け、戸惑いながらも三人娘は笑顔でエリスカとあいさつを交わす。

時代の先端を行っていて何事にも寛容で進歩的なクオリティーオブライフを享受していると自負してきた三人は平静を保とうとするが、やがて現実的な問題も生じてきて思っていたとおりには振る舞えなくなる。特に神経質なエルビラにはこの出来事は大きな衝撃となった。自分自身の性自認にも転機が訪れたのかと思うほどである。間の悪いことに、これまで悲惨な恋愛体験ばかりだったエルビラが、ここへきて生涯最高の男となるかもしれない男性と知り合ってしまったのだ。

そしてこの三人娘は、当初の善意はとっくに忘れてしまったのか、母親とこのチェコ人女性とを引き裂くために奔走しはじめた。そして思いもよらぬ事態が……。end


2003年1月、スペインに戻ったときにバルセロナの友人宅でDVDをレンタルしてきて観た。凡庸なコメディだなとそのとき思ったが、今回あらためてDVDで観てみて、もっとそう思った。2回転半くらいDVDを回したが、観れば観るほど三姉妹が、そして母親も、そして特にレオノール・ワトリング演ずる二女エルビラの人格が嫌になっていく。

なんだろ、この不快感。


A mi madre le gustan las mujeres@IMDb
直訳: 私のお母さんは女が好き
第12回 東京国際レズビアン・ゲイ映画祭では『 My Mother Likes Women / マイ・マザー・ライクス・ウーマン』として上映。

監督・脚本: Daniela Féjerman ダニエラ・フェヘルマン  Inés París イネス・パリス

出演:
Leonor Watling レオノール・ワトリング ... Elvira エルビラ: 二女
Rosa Maria Sardà ロサ・マリア・サルダ ... Sofía ソフィア: 母
María Pujalte マリア・プジャルテ ... Gimena ヒメナ: 長女
Silvia Abascal シルビア・アバスカル ... Sol ソル: 三女
Xabier Elorriaga ... Carlos カルロス: 別れた父親

Eliska Sirová ... Eliska エリスカ: チェコ人ピアニスタ

Álex Angulo アレックス・アングーロ ... Bernardo ベルナルド: エルビラの勤める小さい出版社の社長
Chisco Amado チスコ・アマード ... Miguel ミゲル: 新進気鋭の作家で今度その出版社から新著を出そうという
Sergio Otegui セルヒオ・オテギ ... Javier ハビエル: 植木屋さん

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Tuesday, December 02, 2008

Adivina quién soy / スパニッシュ・ホラー・プロジェクト リアル・フレンド [スペイン映画]

adivina quien soydanger わりとサラっと観たので注意点がいくつかありますdanger)(サラっとどころか別の作業の時にBGVとしてつけていただけ、みたいなもの)


amazon.co.jpの商品ページからSTORY
幼い頃に父を亡くし、母アンヘラと2人暮らしの少女エストレヤ。母が仕事で家を空けがちなため、彼女は1人で本やビデオを見る孤独な日々を過ごしていた。そんな彼女のお気に入りは怪奇小説やホラー映画。エストレヤは大男レザーフェイスなどのモンスターを空想の友達にして寂しさをしのいでいた。ある時、彼女の前に黒ずくめの男が現われる。長身痩躯、鋭い目つきのその男は、まさに映画で見たバンパイアそのままだった。新しい友達の出現にエストレヤはご機嫌で、男とすっかり仲良くなるのだが…。end


作業のBGVとして観たって言っても、そういう軽すぎる観方をした場合にはやっぱり最低2回半は回すようにしている。じゃなきゃ書けないと思うから。

でもこれは……辛抱強くエンディングまで到達したとき、すぐさまDVDドライブから引っこ抜いたわ。それっきりだった。2回観る必要があるのかなって。この10日強の間、観たことを忘れてさえいた。

こういう‘落ち’はアリなのか? 無いでしょう。ホラー映画ってものを見慣れていない私が言うのもなんだけど。


いつか見直したいと思ってはいます。
が、けっこうバタバタしているので、誠実に2回目の鑑賞をし、真摯にブログになにか書こうとするなら、それはだいぶ先になりそう。予定は未定。私には今、観たくてウズウズしてる作品・観るべき作品が少なくとも100はある

お友達からお借りしていて急いで観る必要があるのやら、自分で買ったのやら、自分で買ってスペインの友達に預かってもらっていたものが手元に来るやら、スペインの友達が向こうのテレビの大河ドラマのBOXを買ってきてプレゼントしてくれちゃったのやら。もう、山と積まれているわけです。棚にも入りきらないのです。


正直、『リアル・フレンド』に費やす時間は今は無いわ……。失礼とは思うけど。いずれなんとかします。けど、別に語句メモの観点からしてもそんなに面白いこと無かったと思うんだよなあ。あったら、私、さすがにちょっとメモろうとピクンと腕が動くはずだからな。

そういう記憶がない。緊張感もない。ないないづくし。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


スパニッシュ・ホラー・プロジェクトの一作。同プロジェクトについては、『ベビー・ルーム』で説明を済ませたので、そちらをご参照ください。

Películas para no dormir: Adivina quién soy@IMDb
直訳: 私は誰でしょう
リアル・フレンド@ぽすれん

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