Los Cronocrímenes / タイムクライムス [スペイン映画]
ストーリー
妻と二人で人里離れた山荘にやってきたエクトル。 森を眺めていたときに何かが見えた気がして彼は双眼鏡を探してきた。と、そこへ電話が鳴る。
無言電話であった。かすかな息遣いが聞こえるだけで、すぐに切れた。エクトルはふたたび双眼鏡で森を見る。何かがある……いや、誰かがいる……女か? エクトルは好奇心に誘き寄せられるように少しずつ山に入っていく。
山の中をおそるおそる進むうち、エクトルは背後から誰かに刃物を突き立てられた。
・Los Cronocrimenes スペイン公式
・Los Cronocrímenes@IMDb
・英題: Timecrimes
・今夏のラテンビートフィルムフェスティバルでの邦題: タイムクライムス
今年のラテンビートで二作品だけ見逃したのだけど、一つがこれでした。やっと観られた。私は作品を観て自分の書きたいことをこのブログに書き切ってしまうまではよそ様のページを絶対に目に入れないようにするのですが、これはそうしておいて本当に正解でした。これは何も知らずに観るに限る。
……まぁ、何かを知ってから観たとしても、私ってこの手の話の仕組みがまるで飲み込めない人間なので―――ほら、文系だから―――、何度観ても結局は面白いよ。
(何事も「ほら、私って文系だから」で済ますのが私の悪い癖ではある)
言い換えると、何度観ても結局はわかんないのね。というか、これは逆に何かを知ってから観た方が余計に混乱する作品かもしれません。
監督・脚本: Nacho Vigalondo ナッチョ・ビガロンド
出演:
Karra Elejalde ... Héctor エクトール
Candela Fernández ... Clara クララ: 妻
Bárbara Goenaga ... Chica del bosque: 森の中の女
Nacho Vigalondo ... Chico: 青年



Comments
友人abetchyをはじめとして、多くのスペイン語映画友達がこの作品をラテンビートで観たと思います。(監督のブログにも「東京に来ています」という記事があります) 監督の質疑応答タイムも好評だったようですね
ここだけの話、私、先日これを観終わったときにabetchyとの会話の中で、「‘青年’役の人の演技がちょっと‘棒’気味だったわよね」とコメントしようとしたその瞬間、abetchyから
「‘青年’がいたでしょ、あれが監督でね、ラテンビートにも来てて……略……」
ウンヌンと言われ、照れかくしに頭掻いてしまいました。監督だったのか……。
わたし今から監督のブログにTB送信するんだけど、読めないよな、この部分。大丈夫だよな。
Posted by: Reine | Wednesday, December 24, 2008 at 18:15
さちさんのブログ(amapola)に詳しい解説があります。
そちらにもあるとおり、また、ラテンビートによる『タイムクライムス』の作品紹介文にもあるとおり、まだIMDbでは白紙の状態ですが、リメイクは決まっているようです。デヴィッド・クローネンバーグがメガホンを取るの取らないのだそうです。
Posted by: Reine | Wednesday, December 24, 2008 at 18:18
私がわからないわからないと言っているのは、だって、タイムパラドックス系の話は、私はドラえもんで説明されていた頃から中年にさしかかる今に至るまで、理解したためしがないんだからしょうがない。タイムパラドックスといえばドラえもん、という人々が他にもいるようで、微笑んだ。
さて、‘スペイン語映画友達’のOさんはラテンビートのときに質問したのだそうです:
キャストがどういう心理状態で演じたのかを知りたかったのだそうです。
「最初からキャストにストーリー全体を説明してから撮影してゆく監督もいれば、キャストに登場人物たちと同じ心理状態を経験してもらうために、あえて全体を隠して撮影してゆく監督もい」るが、
本作は、「ストーリーが複雑で、キャストの人達からとても強い緊迫感を感じたので、監督に聞いてみ」たとのこと。
なるほど!
Oさんからのメール:
おもしろいですね。
Posted by: Reine | Wednesday, December 24, 2008 at 18:30
先日発表されましたが、ゴヤ賞の新人監督賞部門でノミネートされました。
他にもいろいろ賞とってると思うのですが、これから私、ちょっと出かけなければいけないので、またあとで。ちょっと村の会合で。
Posted by: Reine | Wednesday, December 24, 2008 at 18:48
僕はこれをラテンビートで二回観たのですが、最初に観た時、心の中で「あぁ、『ドラえもん』みたいだ・・」とずっと思ってました。
特に思い出されたのが、のび太君の宿題を手伝うドラえもんが助っ人を増やすために色んな時間帯からドラえもんを連れてきてドラえもん同士で大喧嘩する話と、のび太君が自分のスケジュール管理のためにタイムマシンで色んな時間帯に行くって話ね。
そういう意味で、藤子F先生は素晴らしい才能でした。
この映画に関しては、管理人さんが言うとおり、絶対に何の情報もなしで観るべきっすね。そして、大事なのは、最初に観る時の「これ、どうなってんの?」っていう感覚は、二回目以降は絶対に得られない感覚だから、なおさら初見は大切ってことですよ。
逆に、二回目以降は、あの場面はこうだったのか・・・という確認作業になるね。
長文スマソ。
Posted by: abetchy | Wednesday, December 24, 2008 at 22:04
駄文感想にTBありがとうございました。
解説でもなんでもないので恐縮です。いや全く。
映画もよかったですが、監督本人がイイヤツそうで気に入りましたよ(笑)
この手のパズルのような映画は得意ではないのに、大好きなので、意味ありげに映し出されるアイテムや鍵になりそうな台詞を拾いながら観るというのは非常にワクワクしました。
スペイン映画にありそうでなかったタイプの作品かなと思います。
Posted by: さち | Thursday, December 25, 2008 at 09:36
■さちさん
やはりさちさんから見ても監督はイイヤツっぽかったのですね。
「演技が棒っぽい」なんて思ったりしてごめんね>監督
私、何度か観てみたのですが結局まだ理解できずにいます。(何度か観たせいで余計に混乱しているのかもしれません) いい加減トロ過ぎると思います、我ながら。
■abetchy
ドラえもんを思い出していた人がここにも…。
いや、だってやっぱりそうだよね。そう思ったよね。我々は藤子先生から‘未来’を教わったからな。
Posted by: Reine | Saturday, December 27, 2008 at 10:50