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Monday, October 27, 2008

Alatriste / アラトリステ [スペイン映画]

alatriste12月から全国順次ロードショー

なので、ストーリーやキャスト情報は以下のサイトで確認可能ですよ。ということで、私はサボることにします。

アラトリステ 日本公式
Alatriste 小説
Alatriste@IMDb
アラトリステ@CinemaCafe
男の正義と屈強さ、そして愛を見せるヴィゴの虜に 共演陣も魅力的な『アラトリステ』@CinemaCafe
アラトリステ@象のロケット


私は第二次大戦後からこっちが舞台になっている作品なら観るけど、それ以前だったらまず観ようとしてきていないね。本来いわゆる‘コスプレもの’は好きじゃないんだな。ましてや戦(イクサ)ものを観ようなどという気はさらさらない。

そういう私なのだけど、スペイン映画の先輩お二人からDVDをお借りできちゃったので観てみたら、これ面白かったです。「面白かった」って言ってもニコリとかクスリとかするシーンがあるというわけじゃなくて、いろいろ、こう、無常観に纏わりつかれ圧倒される感じが新鮮だったのかな。

中盤から「いくさって虚しいもんだなぁ……」という思いが濃くなっていき、死ぬ覚悟でいくさに臨んでいた彼らの動機付けって何だったのかと思い沈んだ。お金のためか、お国のためか、主(あるじ)のためか。お金もお国も主も自分を裏切るかもしれない、てんで当てにならない存在なのに? それらのために死にに行ってたの?

それだとやっぱり説明がつかないよなぁって。やっぱり、「名誉を重んじてこその俺」っていう観念に依るのだろうな。よく「健康のためなら死んでもよい」などとふざけて言うけど、彼らスペイン人は「名誉のためなら死んでもよ」かったのでしょう。

などなど思い巡らせていたら、なんとまぁやるせない時代のせつない話かと、はらはらと泣いてしまったわ。


脚本・監督: Agustín Díaz Yanes アグスティン・ディアス・ヤネス
出演:
Viggo Mortensen ヴィゴ・モーテンセン ... Diego Alatriste ディエゴ・アラトリステ
Unax Ugalde ウナクス・ウガルデ ... Íñigo Balboa イニゴ・バルボア(ディエゴの戦友の忘れ形見)

Eduard Fernández エドゥアルド・フェルナンデス ... Sebastián Copons セバスティアン・クポンス
Antonio Dechent アントニオ・デチェント ... Curro Garrote クーロ・ガローテ

Elena Anaya エレナ・アナヤ ... Angélica de Alquézar アンヘリカ・アルケサル
Jesús Castejón ... Luis de Alquézar ルイス・デ・アルケサル(その伯父; 高官)

Eduardo Noriega エドゥアルド・ノリエガ ... Conde de Guadalmedina グアダルメディーナ伯爵
Javier Cámara ハビエル・カマラ ... Conde Duque de Olivares オリバーレス伯公爵(★実在)
Simon Cohen サイモン・コーエン ... Felipe IV フェリペ4世(★実在)
Blanca Portillo ブランカ・ポルティージョ ... Fray Emilio Bocanegra エミリオ・ボカネグラ師

Ariadna Gil アリアドナ・ヒル ... María de Castro マリア・デ・カストロ(女優)
Juan Echanove フアン・エチャノーベ ... Francisco de Quevedo フランシスコ・デ・ケベード(★実在)

Enrico Lo Verso ... Gualterio Malatesta マラテスタ(剣客)
Pilar López de Ayala ... Mujer de Malatesta (その妻)

(他に実在した人は誰ですか?)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


「これはサムライもので、ここにいるのは無宿人たちで、無頼者の中には福本先生なんかが仇の側として出演しているはずで……」って頭の中で変換しながら観ると楽しいかも。←ホントかよ。←ウソだよ。

(いや、でも、いちいち頭の中で江戸時代モノに置き換えて観ていたのはほんと。白状する)


と、まぁ、楽しんだは楽しんだのですが、この作品を観るのには数日かかった。調べ事の量が普通じゃなくて。高2高3で使ってた世界史資料集や年表式小事典をひっぱりだしてきたし、『スペイン・ポルトガルを知る事典(※私の持ってるのは旧版)』と『スペインハンドブック』(三省堂)は開きっぱなしだったし。

Messengerの「表示メッセージを入力します」の欄に「Estoy viendo ALATRISTE.」と書いておいた。(だからdon't disturbのつもりで) その状態が数日続いたものだから、スペイン人の男友達から「Qué película más larga, no? ずいぶん長い映画だな、おいw」というメッセージが来た。長くかかったよ。まったく。


この映画、予習しないで観たとして理解できるものなのかな?というのがちょっと心配。原作(下記)の5冊分くらいを盛り込んでいるのでしょ? だから、ちょっとね、連続ドラマ冒頭で「前回までのおさらい」を駆け足で見せられているような慌ただしい印象。

原作(下記)を読むに越したことはないでしょう。

(つづきはコメント欄で)(それもまた2~3日かかります)

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Comments

アマゾンの商品小窓を本文中にはると全体のレイアウトが崩れるのでこちらに(※ホント、これどうにかしてほしい。私は本文中にちっちゃくてカラフルな商品写真が並んでるようなのが可愛くて好きなのにpout):

El Capitan Alatriste/captain Alatriste (Las Aventuras Del Capitan Alatriste) / Captain Alatriste / アラトリステ (1)
デュマの名作「三銃士」を凌ぐ冒険譚。17世紀、スペインの下町に住む元軍人アラトリステが、宮廷の謀略に巻き込まれる!!
1620年代、退役軍人のアラトリステの元に金になる依頼が舞い込む。いかにも身分の高そうな依頼主は、ふたりのイングランド人旅行者から文書を奪って欲しいと言う。但し殺してはいけないし、できるだけ血を流さぬように、と付け加える。しかし、その依頼主が姿を消した後に現れた異端審問官のボカネグラは、異端者であるふたりを殺すように命じる。神の名の元に、宮廷で絶大な権力を持つボカネグラの命に対し、アラトリステには拒否権はなかった──。
スペイン宮廷と若き国王、そしてイングランド皇太子までもが登場する、剣客アラトリステの物語。 (アマゾン商品紹介文)

Limpieza De Sangre/the Cleaning of Blood (Aventuras del Capitan Alatriste) / Purity of Blood (Captain Alatriste) / アラトリステ〈2〉異教の血
アラトリステは、友人であり詩人のケベードを通して修道院を襲うという、捕まったら死刑は免れられない危険な依頼を引き受ける。任務遂行には若干十三才のイニゴも加わり、襲撃準備は万端に見えたが、当日彼らを待ち受けていたのは異端審問所の魔の手であった。折悪く異端審問に捕まって死刑判決を受けたイニゴ。彼を救おうと奔走するアラトリステとケベード。様々な人々の思惑が渦巻く中、彼らはイニゴを救う事が出来るのか?栄光と矛盾に富んだ当時のスペイン実在の人物と史実の中を、多くの友情、信頼、信念と勇気を携えてアラトリステが生きる。(アマゾン商品紹介文)

El Sol De Breda/the Sun of Brenda (Aventuras del Capitan Alatriste) / The Sun over Breda / アラトリステIII ブレダの太陽 (アラトリステ)
十二年間におよぶオランダとの休戦期間が終わり、再びフランドルへと向かったアラトリステ。辿り着いたフランドルでは、オランニェ公マウリッツ率いるオランダ軍とロス・バルバセス候アンブロシオ・スピノラ率いるスペイン軍が、ブレダの町を巡って死闘を繰り広げていた。戦場に舞い戻ったアラトリステは、殺戮機械と化して戦い続ける。一方、アラトリステに付き従って戦場に身を投じたイニゴは、飢えと絶望、そして剥き出しの暴力が支配する戦争の現実を目の当たりにして、その内面に変化を生じさせてゆくのであった。ベラスケスの名画「ブレダの開城」をモチーフに、オランダ独立戦争の内実を重厚な筆致と緻密な描写で描ききったシリーズ第三弾。絶体絶命の窮地に追い込まれたイニゴが、アラトリステの瞳の中に見たものとは。(アマゾン商品紹介文)

El Oro del Rey (Aventuras del Capitan Alatriste) / The King's Gold / アラトリステIV 帝国の黄金
1626年、セビーリャ。ブレダ開城を見届けてフランドルから戻ったアラトリステと従者イニゴ。そんな彼らに新たな任務が課された。腕っこきの剣客を統べて、新大陸からスペインのガレオン船が秘密裡に運び込もうとしている金を押収せよというものだ。アンダルシアの騒々しい暗黒街、オレンジのパティオ、監獄、トリアナ区の安酒場、グアダルキビル川の岸、これらすべてが今回の新たな冒険譚の舞台である。この地でアラトリステは旧友の裏切りに遭い、また仇敵と相まみえるのだ。

El Caballero Del Jubon Amarillo/the Horseman in the Yellow Doublet (Capitan Alatriste) / Man in the Yellow Doublet
黄金時代随一の美人女優マリア・デ・カストロとアラトリステの恋路を描く。国王フェリペ4世がマリアを見初めて…。

Corsarios De Levante/ Privateers from the East (Las Aventuras Del Capitan Alatriste)

「アラトリステ」関連 和書

「Arturo Pérez-Reverte」関連 洋書

「ALATRISTE」関連 洋書

「Alatriste」 DVD 輸入盤・リージョン1か

「Alatriste」 CD サントラ

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 20:35

中級スペイン文法』より:
P.597
中世のスペインでは単数の相手への尊称として2人称複数形の代名詞 vos,親称として tú があった.16世紀に入るころになると, tú は身分の低い者や懇意な同輩に対して使われ,それ以外の相手には懇意であっても vos が使われたが,同時に使われ始めていた尊称 vuestra merced(usted の原型)が一般化していった.

17世紀には尊称として usted,親称として tú が一般化し,vos は使われなくなっていった.18世紀の中ごろには単数の相手へは usted と tú で行われ……略……

P.598
スペイン語の vos はラテン語直系の人称代名詞2人称複数形である.スペイン語が体系的に形を成す12世紀から14世紀にかけて,語源どおりに2人称複数の相手を指しつつ,同時に単数の話し相手を指す尊称の待遇表現としても使われてきた.

16世紀にはいるころには,この尊称としての用法があまりにも一般化してしまったことで,敬意を表現しなくなった.逆に親密ではない同僚の間で使われるようになり(貴族が使えば敬意の欠如を示すようなことにもなり),都会部ではその使用が避けられるようになっていった.

……略……述べたように, vos が頻繁に使用されることで敬意の表現が難しくなるころ(15世紀初頭),それを代替する尊称として vuestra merced (のちの usted)という複合語が使われ始めた.他方,他人の加わっていることを強調するために早く(13世紀中ごろ)から vos + otros の複合語が使用されていたが,この vosotros が14世紀には尊称ではなくて明確に2人称複数の相手を指すための代名詞として一般化する.


※セバスティアン(Eduard Fernández)とアラトリステの二人の間では互いに「tú」でしゃべってる。それから、深い仲のマリア(Ariadna Gil)とアラトリステも。

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 21:31

メモ
danger今回、多くwikipediaを参考にしますがあしからず
dangerそれから書籍からの引用文中では見やすさのために私が勝手に改行している箇所があります。

1) Flandes: フランドル; 現在のベルギー西部とフランス北部,オランダ南西部に渡る地域.◆フランドルで生まれ育ったハプスブルグ家のCarlos 1世が1515年に領有権を継承して以来1741年までスペイン領となる

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 22:41

2) オリバーレス伯爵が王に「妹のマリア様とPríncipe de Gales (プリンス・オブ・ウェールズ)との結婚を早々に取り決めてしまいませんと…。」などと進言しているシーン:

フェリペ4世Felipe IV) (1605年4月8日 - 1665年9月17日)(在位: 1621年 - 1665年)

妹のマリアマリア・アナMaría Ana de Austria) (1606年8月18日 - 1646年5月13日)

プリンス王太子チャールズ(のちのチャールズ1世)Carlos I de Inglaterra (この人はあれか、ピューリタン革命の時の人か。うちの兄貴がしばらく「ピュータリン」と読んでいた、あの革命の)


結婚関連の記述いくつか:
>mediante un eventual matrimonio con la hija menor del rey español Felipe III, la infanta María Ana. El enlace nunca se celebró, debido a que la corona española exigió la conversión del príncipe de Gales al Catolicismo. A su vuelta a Inglaterra en octubre, tanto Carlos como Buckingham exigieron al rey Jacobo que declarara la guerra contra España.

>1620年代、イングランド王ジェームズ1世は、マリアを王太子チャールズ(のちのチャールズ1世)の花嫁に迎えたいと考えた。早速マドリードへチャールズを送り込み求婚させるが、チャールズ自身の堅物な性格と、寵臣バッキンガム公の不遜な態度が災いし、婚約に至らなかった。

>Al comenzar el año de 1620, Jacobo I de Inglaterra en perspectiva con María Ana como una posible novia para su hijo y heredero, el futuro Carlos I de Inglaterra y Escocia. Carlos de igual modo visito Madrid para reunirse con la joven María Ana. ……略…… Sin embargo las negociaciones fallaron,

>フェリペ4世は妹マリア・アンナがオーストリア・ハプスブルク家のフェルディナント3世に嫁ぐ際に出発をずるずると遅らせたほど、妹を溺愛していたという。

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 22:43

3) オリバーレス伯公爵がアラトリステに「あなたのかつての将軍、Ambrosio Spinolaは今もフランドルで我らがために戦っている」とか言う:
アンブロジオ・スピノラ


4) ブレダ (オランダ)
>要衝としてたびたび攻防が繰り広げられた。特に1624年から25年にかけてスペイン軍がこの町を包囲した戦いは有名であり、攻城戦を指揮したアンブロジオ・スピノラにブレダ守備隊の司令官であったユスティヌス・ファン・ナッサウ(オラニエ公ウィレム1世の庶子)が城門の鍵を渡して降伏する場面が、ベラスケスの名画『ブレダの開城』に描かれている。

『ブレダの開城』っていうのはこういう絵らしいのだけど―――えぇ、すみません、私ほんとこういうの暗いので―――、「ブレダは落ちたぞ」といいうシーンの後に、この構図ピッタリのシーンが挿入されていた。(そしてその絵が出来上がり運搬しているシーンまで)


5) マジョール広場とマジョール通りとトレド通り辺りの古地図みたいのが映ったりして、ますます「お江戸八百八町」の様相。時代劇でも古地図と重ねたりするじゃん。ああいう感じ。←うそ。

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 22:47

6) ・galera: 15. f. pl. Pena de servir remando en las galeras reales, que se imponía a ciertos delincuentes. 漕役刑 
例) Echar a galeras.
例) Condenar a galeras.

Galeras (pena)

・ガレー船について書籍
ガレー船徒刑囚の回想 (岩波文庫)
地中海の覇者ガレー船 (「知の再発見」双書)

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 22:59

7) Rocroi
1643年5月19日 ロクロワの陸戦 フランスvs.スペイン スペインの敗北

スペイン・ポルトガルを知る事典(※私の持ってるのは旧版)』より:
>無敵艦隊の敗北(1588)は,スペイン人に大きな動揺を与えた.そして17世紀前半にはカスティーリャの極度の疲弊と相まって,ダウンズの海戦(1639)とロクロワの陸戦(1643)の2戦で,ついにスペインの軍事的優位は崩れ去った.国外での威信失墜はそのまま国内にはねかえり,カタルーニャとポルトガルがオリバレス伯公爵の強引な中央集権化政策に反旗を翻し,ポルトガルは再び独立してしまった.いまやスペインはフランス王ルイ14世の膨張政策の格好の餌食でしかなかった.


7') 『スペインハンドブック』(三省堂)
第2章 歴史
§3. 17世紀の危機

……略……17世紀に入ると,寵臣政治の時代となった.……略……フェリーペ4世の寵臣オリバーレス伯公爵は,王朝的利害に基づいて再び積極的な対外政策に転じた.1621年,オランダとの戦争を再開し,また,1618年以来参戦していた三十年戦争への介入を拡大した.だが1628年には,キューバのマタンサス港で,銀を積載したスペイン船団がオランダ海軍によって拿捕され,このためにスペインとアメリカ植民地との連絡網は大打撃を受けた.1639年には,ダウンズの海戦でスペイン艦隊がオランダ・イギリス連合海軍に撃破され,スペインは海上権を完全に喪失した.さらに1643年,ロクロワの戦いでスペイン陸軍は大敗北を喫した.同年にはオリバーレスが失脚した.結局スペインは,1648年のウェストファリア条約でオランダの独立を承認した.スペインは,フランスとの戦争をこの後も続けたが,1658年ダウンズの戦いに敗北し,翌年ピレネー条約によって講和した.この条約で,フランスは,ピレネー国境の数箇所の地,アルトワなどをスペインから獲得し,ルイ14世とフェリーペ4世の娘マリーヤ・テレーサとの結婚が取り決められた.ここにスペインのヨーロッパにおける地位は完全に失墜し,それに代わって「フランスの時代」が始まった.

……略……17世紀スペインの内政上の最大の危機は,1640年に起こったポルトガルとカタルーニャの,スペインからの離反の動きであった.1635年,フランスは三十年戦争参戦を決定し,それ以降スペインとフランスとの間に激しい戦争が続いた.……略……

……略……オリバーレスは……略……半島全体から兵員を徴募することを決定し,……略……兵員を要求した.……略……1640年,……略……農民の不満が爆発し,副王殺害に発展した.

これを契機としてカタルーニャは,スペイン国王からの離反を決定し,フランスのルイ13世を彼らの国王に宣言した.そしてリシュリューの支援を受けて,カタルーニャは13年間にわたって独立反乱を続けた.……略……

……略……スペインからの財政的・軍事的要求に対してポルトガル人の不満も高まり,1638年から反スペイン蜂起が起こった.そして1640年,ポルトガルはブラガンサ公のもとで独立を宣言した。


8) リシュリューCardenal Richelieu

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 23:02

語句メモ(この映画は「スペイン語の勉強になるかと思って」買うものじゃないと思う。それなら他の作品を選んだ方がいい)

・las cuatro reglas: 1. f. pl. Las cuatro operaciones de sumar, restar, multiplicar y dividir. 四則

・mandado, da: 1. m. y f. Persona que ejecuta una comisión por encargo ajeno.

・ducado:
4. m. Moneda de oro que se usó en España hasta fines del siglo XVI, de valor variable.
5. m. Moneda imaginaria equivalente a once reales de vellón, aumentada en una mitad más por la pragmática de febrero de 1680, y vuelta después a su valor primero.

・garitero:
1.賭博場主
2.博打うち,ギャンブラー

・quebrantado, da: 壊れた,傷んだ,弱った

・epitafio: 墓碑銘,墓誌

・bolsa:
8. f. Caudal o dinero de una persona. A Juan se le acabó la bolsa.

・doblón: 《古語》ドブロン金貨: 1497年から1868年までスペイン,中南米で流通した。

・hereje: 1. com. Persona que niega alguno de los dogmas establecidos por una religión.

・emboscada: 1. f. Ocultación de una o varias personas en parte retirada para atacar por sorpresa a otra u otras. U. más hablando de la guerra.

・paje: 1. m. Criado cuyas funciones eran las de acompañar a sus señores, asistirlos en la espera de las antesalas, atender al servicio de la mesa y otras actividades domésticas

・registrar: 2. tr. Examinar algo o a alguien, minuciosamente, para encontrar algo que puede estar oculto

・covachuela:
1. f. Cada una de las tiendecillas que había en los sótanos de algunas iglesias y de otros edificios antiguos.
2. f. coloq. Cada una de las secretarías del despacho universal, hoy llamadas ministerios.
3. f. coloq. Era u. para referirse a otras oficinas públicas.

・dar treguas:
1. fr. Dicho del dolor u otra cosa que mortifica, como la terciana u otro accidente: Suspenderse o templarse mucho por algún tiempo.
2. fr. Dicho de una cosa: Dar tiempo, no ser urgente. 

・asedio: 包囲,封鎖.

・tudesco, ca:
1. adj. Natural de cierto país de Alemania, en la Sajonia inferior. U. t. c. s.
3. adj. alemán. Apl. a pers., u. t. c. s.

・caponera: 堡塁間の連絡壕
4. f. Mil. Obra de fortificación que primitivamente consistió en una estacada con aspilleras y troneras para defender el foso.
5. f. Mil. Galería o casamata colocada en sitios diversos para el flanqueo de un foso o de varios, del cuerpo de plaza.

・flotilla: 小艦隊.小型船隊

・urca: 1. f. Embarcación grande, muy ancha por el centro, y que sirve para el transporte de granos y otros géneros.

・cadalso: 1. m. Tablado que se levanta para la ejecución de la pena de muerte.

・soga: 1. f. Cuerda gruesa de esparto.

・clarisa: 1. adj. Se dice de la religiosa que pertenece a la segunda Orden de San Francisco, fundada por Santa Clara en el siglo XIII. U. t. c. s

・basquiña: 1. f. Saya que usaban las mujeres sobre la ropa para salir a la calle, y que actualmente se utiliza como complemento de algunos trajes regionales.

・guardainfante: 1. m. Especie de tontillo redondo, muy hueco, hecho de alambres con cintas, que se ponían las mujeres en la cintura debajo de la basquiña.

・alférez: 4. m. ant. Caudillo, lugarteniente, representante.

・trueque: 2. m. Intercambio directo de bienes y servicios, sin mediar la intervención de dinero.

・barra:  
・alguacil:

・sifilítico, ca:
1. adj. Perteneciente o relativo a la sífilis.
2. adj. Que la padece. U. t. c. s 梅毒患者 
→・sífilis: 1. f. Med. Enfermedad infecciosa, endémica, crónica, específica, causada por el Treponema pallidum, adquirida por contagio o transmitida por alguno de los progenitores a su descendencia.

・tercio: (16-17世紀の)歩兵連隊


・女を訪ねて行ったら先客がいたようで、門前払いを喰らう。「Tienes que cambiar de montura, Diego. La plaza está ocupada. お前は馬を替えなきゃいけないんだ。乗る場所はもう空いてない」と言われる。

これはさぁ、女を(牝)馬に喩えてるの?

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 23:14

あとはただのメモ:
・Antonio Dechent、この映画には絶対出てるだろうと思ってたらやっぱり出てた。いかにもこの映画に出そうな顔してるよね。いやただそれだけ。

・密閉空間にいるときに敵から硫黄のガスかなんかを放り込まれて、「硫黄だ!」と叫んで必死で逃げてたんだけど、あたし、ほら、文系だからよくわからないんだけど、武器@wikipediaに「史上最古の化学兵器は紀元前429年に使用された、石炭や硫黄を燃やし発生させた亜硫酸ガスとされている。」って書いてあった。

・いやぁ、この作品は製作が、俳優陣がたいへんだったと思うわ。

・白兵戦っていうの? 近くで槍とか刀同士でワーワーってやる戦。「あぁ、そうか。こうやってワーワーやるんだ」と、今更ですが理解したりしてました。いや、私、戦場ものの映画って洋の東西も関係なく、全く興味無く来ちゃったからね。なんか新鮮だったので見入ってた。

Posted by: Reine | Monday, October 27, 2008 at 23:24

これ、日本で公開されるんですねッ(°°)たしか去年か一昨年ぐらいのゴヤ賞にノミネートされてませんでしたっけ??
ヴィゴ・モーテンセンって『ロード・オブ・ザ・リング』の人ですよね。だから日本公開になったのかな…とか思ってしまったり…(笑)

何だか難しそうな作品でしょうカ…(o∀O)今ちょっと携帯からで、ザザーっとしか読めてないのでPC開いたらまたじっくり読みます。

あとあと、解説とかじゃなくてもReineさんが何か書いてくれれば、それだけで私は十分なのです(*´∀`)ノ

何やら長々と失礼しました。

Posted by: いちこ | Tuesday, October 28, 2008 at 00:47

連投すいません。
「ゴヤ賞3部門」って思いきり書いてありました(..;)
ハビエル・カマラとかも出てるのですね。うーん、観たいような…気がしてきました。

Posted by: いちこ | Tuesday, October 28, 2008 at 01:02

いちこさん
いつもありがとうございます。
そのように言っていただけるとは!
そういえば最近は解説中心でふざけたことをあんまり言っていないような気がするので、またなるべくふざけたいと思います(?) 

『アラトリステ』は2007年1月発表のゴヤ賞で名前が挙がっていましたね。

Posted by: Reine | Tuesday, October 28, 2008 at 22:15

三省堂『スペインハンドブック』の「国民性」の章にそういえばあったような気がすると思ってめくってみたらやっぱりあった:

名誉と名誉感情

penスペイン人にはある特定の基本的態度,つまりさまざまな行為の規範となる特有の思想・感情・力の体系が存在する.この基本的態度がすなわち名誉である.

penシードのいた社会では,名誉は生死とほとんど同義であった.名誉を失うことは社会的死を意味し,名誉を重んずることが道義的自己保存の本能的原則であった.

pen国外の資料に目を向けると,外国人はすでに初めから,この名誉の概念とその現れである行動様式を典型的にスペイン的なものと考えていたことが分かる.

pen1420年頃……略……ブラッチョ・デ・モントーネは,戦闘時のイタリア人の意志の弱さを非難するスペイン人に対して次のように言い返している.「君たちは命を大事にして報復のチャンスを待つことよりも,敵に粉微塵にされる方が名誉あることと考えてるんだ」.

pen1513年……略……は次のように述べている.「この国の人々は名誉を重んずる余り,それを汚されない限りは概して死に対しても動揺しない」.

penイタリア戦争の時代に無名のフランス人年代記家が……略……こう書いている.「これらの気狂いスペイン人たちは多くの生命よりわずかの名誉を重んずるので,人生を落ち着いて楽しむことができない」.

pen名誉という感情は黄金世紀のスペイン演劇の重要なテーマにもなっており……略……名誉は生命と同じ位の,あるいはより大きな価値を与えられている.そして,必要とあらば命に代えても守るべきものである.

pen名誉は個人をすべての外的な法の上に置くもの,つまりすべての人間がその裡に秘めている至上命令である.……略……名誉は魂に属し,魂は神のものなのである.

penスペイン人の名誉感情は,人間の偉大さの全内容と全能力を,そして全教義を同時に含んでいる.

pen「名誉のためなら命をかける.神のためなら両方(名誉と命)かける」.

pen貴族階級のみの情熱や伝統ではなく,それを満たす宗教的要素の故に,スペイン社会を作る全階級のものであった.

(まだまだ続くけど、こんなところで)

Posted by: Reine | Tuesday, October 28, 2008 at 22:40

この時代に関連したもの:
黄昏のスペイン帝国―オリバーレスとリシュリュー
>十七世紀ヨーロッパの覇権をかけて壮絶な死闘を繰り広げたスペインとフランス―両国の宰相の思想と行動に焦点をあてつつ三十年戦争への介入を通して「国民国家」が形成される過程を雄勁に描く。

リシュリューとオリバーレス―17世紀ヨーロッパの抗争
>歴史の記憶をわけた指導者ふたり、高名なるフランスの枢機卿と今や忘れられたスペインの公伯爵の対決は、覇権への道をかけて全ヨーロッパを揺がした。新大陸経済の影響と宗教戦争の渦中で、両国が孕んだ「近代国家」の生みの苦しみ。この比較史は、17世紀の抗争を「生きられた昨日」として鮮やかに描く。

浮気な国王フェリペ四世の宮廷生活
>十七世紀スペイン―。政治的にも経済的にも急速に凋落の一途をたどり、国家全体が疲弊しきったフェリペ四世の治世(一六二一‐六五年)において、政治に関心のない王は、国政のほとんどを寵臣オリバーレスに任せ、多くの時間を祝宴や観劇、狩猟や恋愛に費やした。なかでもフェリペの色狂いは有名で、年齢を積むたびに女たらしの常習犯と化していった彼の愛の冒険にまつわるエピソードの数々が、巷間の俗説となって後世に残されている。

Battles That Changed History
>(ヴィジュアル版 「決戦」の世界史 歴史を動かした50の戦いの原著かな)

こういうものもあるのか
プラド美術館ジグソーパズル
>プラド美術館所蔵の名画を5000×3800ピクセルの大容量データで楽しめます!ゴヤ、ルーベンス、ブリューゲル、ベラスケスなどの名画を集めた豪華ジグソーパズル! 

Posted by: Reine | Thursday, October 30, 2008 at 20:14

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なんだか、パロディー映画には『最なんたらほにゃらら計画』という邦題をつける決まりでもあるのか、類似のタイトルの作品は山ほどあるのだけど、『最終爆笑計画』は原題にも“Spanish Movie”とあるとおりスペイン映画をいくつも組み合わせたパロディー映画。最近10年ぐらいの作品ばかりなのは仕方ないでしょう、若い層に向けた作品なのだろうから。 スペイン映画を多く観てきた人にはそれなりに楽しい作品だけど、それは本歌取りに気づくのが楽しいのであって作品自体が諧謔に富んでいるかどうかはまた別の問題。 とい... [Read More]

Tracked on Sunday, January 02, 2011 at 20:42

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