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Friday, September 12, 2008

Déficit / 太陽のかけら (デフィシット) [メキシコ映画]

LBFF第5回スペインラテンアメリカ映画祭の作品紹介より:
ある夏の日、政治家の息子クリストバルはメキシコシティ郊外の別荘でパーティーを開いた。集まった金持ちの子供たちを迎え入れる、別荘の管理人一家と庭師のアダム。酒とドラッグの騒ぎの果て、予想外のハプニングが起こるまで、豪華な別荘を舞台に格差社会メキシコの闇が次々と浮かび上がる。事件は起こり、人々は去っていく。

金も権力もあり余るところのDEFICIT(欠如)とは何か?一人残されたクリストバルは、真の問題に向き合うことができるだろうか。今や世界的な人気を誇るメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナルの初監督、主演の話題作!end


(箇条書きに)

・よくないね。

・以前、冒頭の数分だけを見せてもらったのだけど、その時に皆さん、「これだけでストーリーがわかってしまうわね」と話してらした。たしかにそう思えた。で、今夜観てみたら、「やっぱりそう来てそう来てそう落ちるもんね。だよねー」という具合にできあがってて。┐(´д`)┌ヤレヤレという感じ

・これ、今回の映画祭では今夜一回限り。でも2009年には普通に観られるそうですから、その時に観ればいい。だけど、たとえばガエルが好きという女の人が観たとして、このガエルにぐっとくるのかどうかわかりません。

・なんか、けっこう頭悪い人間ばっかりで。薄っぺらい人間ばっかでさ。お話の中の一日のことを「最高の一日」と言ってる子がいたんだけども、「あんたの最高はずいぶんハードル低いんだな」と、ちょっと冷笑してしまったわ。まぁ、いいんだけどね、登場人物がどれだけ薄っぺらだって、別にね。

・全編うるっさいし(※いや、ああいう音楽、私は嫌いではないんだけども)

・でもああいう音楽で私のイライライライラが募っていくのと同じように主人公のガエルガルシアベルナルもイライラしていったんだろうから、音楽の五月蠅さはあれはあれでいいんだよなとも思う。

・でもうるさい。酔った。頭が痛いからもう寝る

・たぶん今月中にもうちょっとだけまともな文章にしますが、その時にはもうちょっと褒める箇所を探し出しておきますよ。なんとかします。

2008年9月20日 加筆: 結局なんともできませんでした|ω・)) スミマセン)


・いや……なんつうかさ……。
ぜんぜん話飛ぶけどさ。

つい最近こういう報道があったじゃん? メキシコってこういう事件が起こるとこなんだもんなあ…(;゚Д゚) …と思っちゃった上で映画観ちゃってもさ、どんな映画観ようが、どうにも追いつかないくらいのインパクトじゃない、こういう実際の事件の方がさ。人の尊厳の踏みにじられ方みたいなもんがさ。
↓↓↓
メキシコ、ユカタン半島で頭部のない12遺体を発見
メキシコ警察、頭部なし12遺体事件でキューバ人男女を逮捕

↑↑↑
いや、ぜんぜんこれ映画とは関係ない話だから。気にしないでおいて。

(つづきはコメント欄で)

Déficit公式
太陽のかけら 公式(+失われた肌)
Déficit@IMDb

太陽のかけら@goo
太陽のかけら@CinemaCafe

監督: Gael García Bernal ガエル・ガルシア・ベルナル
脚本: Kyzza Terrazas

出演(※把握しきれてないので間違ってるかも):
Gael García Bernal ガエル・ガルシア・ベルナル ... Cristobal クリストバル
Jorge Luis Moreno ホルヘ・ルイス・モレーノ ... Charlie チャーリー (友達; プリンストン大学への入学を志望)
Luz Cipriota ルス・シプリオタ ... Dolores ドローレス (マイアミから来たというアルゼンチン人の女の子)
Ana Serradilla アナ・セラディージャ ... Mafer マフェル (クリストバルのカノジョ)
Camila Sodi カミラ・ソディ ... Elisa エリサ (クリストバルの妹)
Tenoch Huerta Mejía テノッチ・ウエルタ・メヒア ... Adán アダン (クリストバルの家の使用人; クリストバルとは幼馴染とも言える)
Dagoberto Gama ダゴベルト・ガマ ... Agustín アグスティン (使用人)
Giovanna Zacarías ジョバンナ・サカリアス ... Angélica アンヘリカ (その妻…かな?)
Fermín Martínez フェルミン・マルティネス ... Faustino ファウスティーノ (最初運転手だった人じゃないかな)

Pablo Cruz, Alberto Calero Lugo
送信者 第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭

たしかこのプロデューサーはこの日の午後だかなんかに成田に着いてギリギリで会場入りしたような状態だったと思う。それで、上映前のこの舞台挨拶も、袖から出てくるのが彼だけ遅かった。そして出てきて「ガエル・ガルシア・ベルナルからメッセージを預かって来ています」と言うや、自分のノートパソコンを開いたんだわ。

そしてマイクをパソコンのスピーカー部分に押し当てた。
会場からは「……え……えぇぇっ?」のあとに笑いが。

私は今回の映画祭に間に合うようにデジカメを買い替えようかと思ってた。あまりにも古いので。でも、まぁ、まだ写真は撮れるからいいやと。しかし、こんなハプニングがあるならやっぱり新しいの買っておけばよかった。

そしてこれは続き。
さっきの↑と、これ↓の間には、ホテル一室でしゃべっているガエルのところにフロントからの呼び出し音が鳴り響いて、ガエルが「ちょっ……ちょっと待ってくれるっ」と慌てる、みたいな一幕もあった。撮り逃した。

よく聞こえませんがガエルが日本語で「超カッコイイ!」とコメントしています。


まぁ、これくらい画質悪くてもね。むしろそれでよかったのかもね。

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Comments

そうゆう訳での1回のみの上映だったんだ。
実はチケットとろうにもあっという間にこのDéficitだけは無くなってたので見られなかったのだけれど、それは結果オーライだったのか?

Posted by: KLE4c | Friday, September 12, 2008 at 19:41

KLE4cさん
いずれDVDにもなると思うし、レンタルもできるでしょうから、そこまで待ってもあまり後悔しないタイプの作品だと思いました。(言わずもがなですが、これは私の感想ね)

そして、ひきつづきあくまでも私の好みの問題ですが、ラテンビート、一作一作の上映前に必ずこの『デフィシット』の予告編が流されるのだけど、そのたんびに私、「いや、こんなたいそうな映画でもないぜ?」と心の中で呟いています。

Posted by: Reine | Sunday, September 14, 2008 at 13:39

Posted by: Reine | Sunday, September 14, 2008 at 17:14

アダンのお父さんはカナダに行って温室で働いているがまだ帰って来ないという話だったと思う。

グローバル化が進む世界での労働移民管理における協力(ILO 国際労働機関)にこのような一節あり:

2国間移民協定
1960年代に深刻な労働力不足に直面した多くのヨーロッパの国々が、労働力確保のために2国間協定を結んだ。これらの協定の大半が、経済危機により1970年代に解除され、外国人労働者との契約及び保護を取り扱う緩やかな枠組みの協定、共通了解覚書、相互協力宣言に取って代わられている。

しかし、1990年代になると2国間協定が盛んに結ばれるようになった。例えば、20世紀後半にはラテンアメリカで168の2国間協定が結ばれているが、その半数が過去10年間に結ばれたものである。

……略……その他、成果を上げている2国間協定としては、カナダがバルバドス、ジャマイカ、トリニダードトバゴ、メキシコ、そして東カリブ諸国機構と結んでいる農業季節労働者に関する協定がある。

これらの協定は、輸送費用の一部負担や宿泊施設の提供といったカナダ人雇用主に対する責任、労働者の募集及び労働者を代表する送出し国の義務について明確に規定している。

具体的には、雇用主はカナダにおける一般的な賃金を支払わなければならず、一方、労働者は年金に対する権利を保証され、産休を含め民間あるいは州政府のヘルスケア制度を常に享受できる。……略……

Posted by: Reine | Friday, September 19, 2008 at 23:13

あとなにかメモすることは…

・ドロレスが好んで聴く音楽は、Juana Molina(フアナ・モリーナ)

・hueva: 《ラ米》《コロンビア》《話》《軽蔑》《男女同形》まぬけ,愚か者


他の記事のコメント欄に書いたことだけど
>私は『デフィシット』のプロデューサー質疑応答まではいられなかった
>のだけど、どうやら花火についても質問があったとか?
>そして説明は、
>「あの地域は何でもお祝いをする習慣があって盆地なので
>花火のような音が続くという演出にしたらしい。とか。」

Posted by: Reine | Saturday, September 20, 2008 at 10:24

事前に舞台挨拶など無い予定だったにもかかわらず、あれだけあっという間に売れてしまったわけだから、熱烈な人も多かったと思われるのだけれど、やっぱり来て良かったねと思わせる努力を続けていたのかな、アルベルト氏、なのできっとそんな圧比人たちも満足することが出来たのかなあと思ったり。
でもどうしようかなあ、これだけReino de Reineさんの解説を読むと、次の公開で見に行くかどうかはかなり微妙な感じ。

Posted by: KLE4c | Saturday, September 27, 2008 at 01:58

いや、KLE4cさんcatface
そうおっしゃらず映画館で来年観てくださいよ。

……いやぁ、私もなんとか褒めようと思ったのですけどね。今回の映画祭の他の作品が素晴らしかった分、ちょっとね。『デフィシット』までおんなじ調子で褒めてしまったんじゃぁ、他のを褒めている自分がウソっぽく思えてきちゃう、と。

しかしそれでも集客力はコレでしたね。
どの上映回もこの『デフィシット』の時くらい席が埋まればいいのですが、そうなるためにはどうしたらよいのでしょうか。今年は―――と言っても私は映画祭自体は今年しか知らないけど―――もったいないくらい空いている回なんかもあったので。

Posted by: Reine | Saturday, September 27, 2008 at 14:44

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