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Saturday, April 26, 2008

Perdona, bonita, pero Lucas me quería a mí [スペイン映画]

perdona, bonita, pero Lucas me queria a mi2004年11月にスペイン人の友人に近年のお薦め映画をたずねた時に名前の出た作品。その時の私のメモは、「これ、安心して笑いながら観ていられそうな気がする」だった。

他の多くのコメディ作品に比べもう一つピンと来ず、買わずに来た。優先順位がどうも高くならなかった。スペインで何の気なしに買ってきた『チル・アウト!』と同じ監督(二人組)と知って、雰囲気を想像するだけしていた。このたびフェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった


あらすじ
カルロス、ダニ、トニはゲイの仲良し三人組。マドリードのマンションで共同生活を送ってる。家賃を滞納しているので大家の催促のメッセージが留守電に入っている。大家が留守電の最後に忌々しげに吹き込む「このおかま野郎どもがっ」という恫喝も聞き慣れてしまった。

家賃分担を軽くするため、もう一人誰かに住んでもらうことにした。募集広告を出したものの、来る人来る人そろって変わり者で人選は難航を極める。しかしルカスという若者が現れた時、3人は一も二もなく彼を同居人として迎え入れた。それほどルカスは魅力的だった。

ルカスには手を出さないという協定を3人がひそかに結んで4人の新しい生活が始まったが、マドリードのゲイの半分と寝ているとなじられても何も言い返せないほどナンパな生活を送ってきたダニがどうやら抜けがけを仕掛けそうである。

トニとカルロスはダニのその気配を察しピッタリと尾行する。結局その夜、ダニとの約束にルカスは現れなかった。空振りに終わった3人が疲れて帰宅すると、ルカスがいた。床に広がる血の海に横たわるルカスの胸には8本のナイフが深々と突き刺さっていた。
________________________


チル・アウト!』もそうだったけど、この監督(二人組)は死体の処理の物語が好きなんだね。というか、おそらく、小説であれ映画であれ、ストーリーというものを作り出す職業の人にとっては、死体をどう処理するかについてアイディアを絞るというのは必須科目なのかもな。それが書けないようでは他の作品を作り出す能力なんて無いから早々と諦めろという足切りラインというか。

と、テキトーなことを言ってみる。


Perdona bonita, pero Lucas me quería a mí @IMDb
直訳: ごめんなさいね、でもルカスはアタシを好きだったのよ
英題: Excuse Me Darling, But Lucas Loved Me

第6回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 (1997年)での仮題は『ごめん,でもルーカスは僕を好きだったんだ』

監督: Dunia Ayaso ドゥニア・アヤソ  Félix Sabroso フェリックス・サブローソ

出演:
Jordi Mollà ジョルディ・モリャ ... Toni トニ (カラオケバー店員)
Pepón Nieto ペポン・ニエト ... Carlos カルロス (クリーニング店員; おでぶ)
Roberto Correcher ロベルト・コレチェル ... Dani ダニ (ツアー添乗員)

Esperanza Roy エスペランサ・ロイ ... Juliana フリアナ (3人の家の掃除婦)

Gracia Olayo ... Estrella エストレージャ (カラオケバーの歌い手)
Ferran Rañé フェラン・ラニェー ... Miguel ミゲル (その気弱な夫)

Lucina Gil ルシーナ・ヒル ... Clara クララ (敏腕女刑事)
María Pujalte マリア・プハルテ ... Mari Carmen マリ・カルメン (部下)

Alonso Caparrós アロンソ・カパロス ... Lucas ルカス

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Comments

フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見ることが出来る作品には、きっと哀生龍が欲しいと思っている作品もありそうな気がします。
字幕は付いているのでしょうか??
あっ、付いていても「ちょっとそこで止めて!」「今の所をもう一度!!」ってことは出来ませんよね(苦笑)
DVDを貸し出してもらえるのであれば、喜んで通っちゃうんですが・・・

この作品、何よりもそのタイトルが気に入ってます。
哀生龍はジョルディ・モリャが大好きなので、彼の仕草や表情を楽しんで見たのですが、普通の人が見たら彼のあの女装姿はNGでしょうか??(笑)

Posted by: 哀生龍 | Saturday, April 26, 2008 at 06:54

まさか、ここでルカスに出会えるとは!
哀生龍さん、図書館では「ちょっとそこで止めて!」というわけにはいきませんが、我が家にいらっしゃればできます。ジョルディ・モリャは、シリアス・ドラマ、コメディと演技の幅が広く、ボードビリアンの素質充分、年取っても失業しないタイプですよね。

Posted by: アリ・ババ39 | Saturday, April 26, 2008 at 08:08

哀生龍さん
今日はお会いできず残念です。
アリ・ババ39さんこちらでもありがとうございます。
ちょっとまたあとでコメントなにか書きます。

これ書いたは書いたけど、もうちょっと書き直そうと思ってたのに直す時間がなかったうちに、予約投稿がちゃんと行っちゃったんだなぁ…。

でも今日は直したりできない…。まぁいいや!

Posted by: Reine | Saturday, April 26, 2008 at 08:11

アリ・ババ39さん レス、ありがとうございます。
>我が家にいらっしゃればできます。
解説もお願いしたいぐらいです(笑)
哀生龍はジョルディ・モリャ以外に、フェレ・マルティネス、エドゥアルド・ノリエガ、そしてホルヘ・サンスが好きで良く見ています。 スペイン語も英語も分からないのに、海外版を買い漁って。
彼らの作品でアリ・ババ39さんのお勧めがありましたら、ぜひ教えて下さい!

Reineさん お会いできなくて残念でしたね。
でもまたお誘いしますので、その時はどうぞ宜しくお願いします。

Posted by: 哀生龍 | Monday, April 28, 2008 at 21:25

哀生龍さん、お会いできず残念でした。寝込んでいました。

哀生龍さんのDVD棚はたぶんすごいことになっているだろうと、私、これまでたびたびどこかで書いてきたと思うのですが、アリ・ババ39さんのDVD・VHS棚もたぶんものすごいことになっていると想像しています。ほんと、何でも観てらっしゃる。

私がたとえば「アリ・ババ39さん、未見でしたらお貸ししますよ」とか申し出ようにも、そんなのほとんど無くて、逆にこちらがお借りしちゃうばっかりで。ありがとうございます。


>我が家にいらっしゃれば

これはこれは!

いや、でも、真面目な話、まさかアリ・ババ39さんのお宅でというのではなくて、いつかどこかでちゃんとしたオフ会―――プロジェクター用意しちゃうようなちゃんとしたスペイン映画オフ―――10分に一度くらい停めてアリ・ババ39さんに解説していただくスペイン映画オフ―――を催したいなぁなどと考えているのです、実は。happy01

Posted by: Reine | Saturday, May 03, 2008 at 13:45

これを図書館で鑑賞中にアルベルト・カレロ氏が通りかかったのでちょっとおしゃべりした。「何見てるー?」と聞かれるので答えると、「おぅ!」のポーズ(=嬉しい驚きに際してハッと息をのむと同時に胸に手を当てるポーズ; カレロ氏はよくこれをやると思う)。

そして、「これは僕が初めて日本に入れた作品」と。上述のLGFFに彼が呼んだ作品だそうだ。

Madridで公開されたあとセゴビアで上映されただけだったこの作品にカレロ氏が興味をもち、「是非東京のLGFFに呼びたい、飛行機もホテルも用意する」と連絡を入れたが、監督(二人組)らは、海外ましてやトウキョウに自分たちの作品が行くなどとは想定していなかったようで、カレロ氏のその申し出もちょっと頭のおかしい人からの妄想かイタズラだと思って取り合わなかったのだと。

御返答いただけなければ航空券をキャンセルしなければなりませんと再度カレロ氏が連絡し、ようやく彼らも信じた、と。

Posted by: Reine | Saturday, May 03, 2008 at 16:31

哀生龍さん
哀生龍さん所有のDVDには英語字幕があったのですね? 図書館のは字幕選択画面が無かったです。

図書館にあるDVDは字幕あるものと無いものとまちまちです。字幕のあるものも、西語だの英語だのまちまちじゃないかな。

Posted by: Reine | Saturday, May 03, 2008 at 16:37

とにかくやかましい映画だったような印象が…。「うるっさい」というメモがかろうじて読めます。

実はこれ、3本立て続けに観た日の三本目だったので、そして中盤からものすごく尿意と闘っていたので、そしてもう数週間経ってしまったので、ほんと、びっくりするくらい覚えていないのです。哀生龍さんのブログを読みに行って、「あれ……そういえばあたし…犯人が結局誰だったのかってことを観終わるときに考察してたっけ……?」と( ゚д゚)ぼーぜんとしてしまったぐあいで。なんともはや。

これじゃあもう一度観に行かないといけない。二度手間三度手間ですわ。やっぱり私はDVDで家で観なきゃだめだな。


・rollo: 16. m. coloq. impresión (ǁ sensación).
例) Las películas de terror me traen mal rollo.
例) Me da mal rollo que te cases tan joven.

・santas pascuas: expr. coloq. U. para dar a entender que es forzoso conformarse con lo que sucede, se hace o se dice.

・borde: 2. adj. coloq. Esquinado, impertinente, antipático. U. t. c. s.

・promiscuo, cua: 3. adj. Se dice de la persona que mantiene relaciones sexuales con otras varias, así como de su comportamiento, modo de vida, etc.

・no comerse [no jalarse] una rosca: 1. frs. coloqs. No tener éxito o no conseguir lo que se pretende, especialmente en asuntos amorosos.

・「El buen gusto no se hace, se NACE.」かなんか言ってたと思う。「(良い趣味ってのは)なろうと思ってなるもんじゃない、生まれついてのものなのだ」という言い回しはよくあるようだ。
no se hace, se naceの検索結果

・canuto
→ 5. m. coloq. porro3.
→ ・porro3: m. Cigarrillo liado, de marihuana, o de hachís mezclado con tabaco.

・「¡Aire!」: 1. interj. U. para incitar a una o varias personas a que despejen el lugar donde están o a que se pongan a su tarea lo más pronto posible.

・costo: m. (drog.) hachís.

・acabar como el rosario de la aurora: 1. fr. coloq. Desbandarse descompuesta y tumultuariamente los asistentes a una reunión, por falta de acuerdo. (本作ではterminarを使ってたと思う)

・amortajar: 1. tr. Poner la mortaja a un difunto

・temple: 6. m. Fortaleza enérgica y valentía serena para afrontar las dificultades y los riesgos

・quitarse alguien de en medio: 1. fr. coloq. Apartarse de un lugar o salirse de un negocio para evitar un lance, disgusto o compromiso.


・女刑事クララはアメリカで犯罪学など修めてきたのを鼻にかけているようなところがあり、「アメリカで勉強してきたのよ」などと言われると、「合衆国です、合衆国で」とすかさず訂正を要求するような高慢ちきな女として登場する。ゲイ3人組が、「tú」「tú」と二人称で話しかけるのに対し、「Hagan favor de no tutear. キミキミ言うのはおやめいただきたい」と最初に毅然と言ったりする。

スペイン映画においてこの二人称と三人称の使い分けにまつわるシーンは人物像を一言で描ける便利なツールなんだろうとこれまでにもたびたび書いてきましたが、これまでに観てきたほとんどの場面では、三人称で話しかける人に対して「二人称でいいですよ」と促すタイプだった。このクララのように、「二人称で気安く話しかけないで!」と言うシーンもたまにこうして見かけると面白いね。


・por un tubo: loc. adv. coloq.
例) En gran cantidad. Gana dinero por un tubo. U. t. c. loc. adj.

・revulsivo, va:

・tener algo en el bote: fr. coloq. Esp. Darlo por conseguido.

・levantar alguien la mano a otra persona: 1. fr. Amenazarlo o pegarle.

・caer un buen paquete:

・うちの娘は va para modelo.
→ ir: 22. intr. Sentir inclinación hacia una profesión.
例) Este niño va PARA médico.

・「Yo me pongo en tus manos.」
→ ・ponerse en manos de alguien: 1. fr. Someterse a su arbitrio con entera confianza.

Posted by: Reine | Saturday, May 03, 2008 at 18:58

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