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Saturday, April 19, 2008

Los 2 lados de la cama [スペイン映画]

2 lados de la camaEl otro lado de la cama』の続編。ミュ、ミュージカル。調子っぱずれのミュージカル。


セビーリャの友人が私好みの作品をリストアップしてくれた時に含まれていた。そしてまた、本作のマルタを演じるベロニカ・サンチェスが彼の従妹だということもあり、次に彼に会うときまでには観ておかないと失礼なのではないかと考えていた。

しかしながら、とかく続編というものは拙い出来になりがちだし、コメディというジャンルなのでその懸念はいっそう強く、他の作品をさしおいて、高い送料をかけてまでスペインから通販で購入しようという気になれなかった。

フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館で見つけたのでかけてもらった


まぁ、そうだなぁ。やっぱり本作では、ストーリーをどうしても最後のセリフに繋げたかったのだなという強引さが見えてしまっているな。私としては購入は控えておいていいと思った。図書館で一発勝負で観るくらいで十分かな、と。前作のようには笑わなかったしな。

でも、買ってもいいと思うよ(←どっちなんだよ)。悪気のないコメディだから家に一枚持っていてもよいんじゃん? 通販で買わないにしても、たとえばスペイン旅行中にたまたま見かけたなら私も買うかも。値引きシールでも貼られていればなおさら。


この作品を楽しむにはやはり前作『El otro lado de la cama』の鑑賞を済ませておいた方がいいです。登場人物それぞれの人となりが前作で説明されていたり、前作で私が―――日常生活でもめったに笑わない私が―――独りで鑑賞中だというのにゲラッゲラ大声あげて笑ったシーンを踏まえた小ネタが含まれていたりするので。


Ernesto Alterio エルネルト・アルテリオ ... Javier ハビエル
Guillermo Toledo ギジェルモ・トレド ... Pedro ペドロ (髪モジャモジャ)
この二人は親友同士だが何かと張り合う。前作で起きたことがことだけにそれも無理はないよな。前作におけるいざこざがトラウマとなって影を落としています。……ってほど深刻に見るもんでもないのだけども、当事者は真剣に悩んでいる。

※エルネスト・アルテリオ、前作ではピンと来なかったんだけど、この作品を観て、わぁお父さんに似ているんだなぁと思った。


Verónica Sánchez ベロニカ・サンチェス ... Marta マルタ
ハビエルの婚約者。結婚式はもうすぐ。

Lucía Jiménez ルシア・ヒメネス ... Raquel ラケル
ペドロのカノジョ。

Alberto San Juan アルベルト・サン・フアン ... Rafa ラファ
ハビエル・ペドロの昔からの友人。箴言めいた言い回しを好み、しばしば自分なりのトンデモ論をぶつ

María Esteve マリア・エステベ ... Pilar ピラール
ラファに負けず劣らず箴言好きな、ちょっと飛んだ女の子。

Secun de la Rosa セクン・デ・ラ・ロサ... Carlos カルロス
ハビエル・ラファの昔からの友人。「彼女イナイ歴=年齢」っぽく見える人。何か言おうと口を開くがそのたんびに声のでかい他の誰かにしゃべる順番を奪われてしまう人。

Pilar Castro ピラール・カストロ ... Carlota カルロタ
ハビエル・ラファ・マルタ・ラケルの4人が飲んでいたBARで泥酔していた女。



Los 2 lados de la cama@IMDb
直訳: ベッドの両サイド
英題: The 2 Sides of the Bed
Los dos lados de la cama スペイン公式

監督: Emilio Martínez Lázaro エミリオ・マルティネス・ラサロ
脚本: David Serrano ダビ・セラーノ


vocalistaだった私(←おい、ホントかよ)は、カラオケの場以外で他人の歌っている姿を見ているとこっちが恥ずかしくなって来て苦痛でしょうがないのだけど、このシリーズのヘタウマな歌は不思議と見ていられます。

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Comments

コメントあとで

どうしてもこの週末に書き終えてしまいたい作品があるのでそっちを先にしたい

なにかあればお先にどうぞ

Posted by: Reine | Saturday, April 19, 2008 10:42

私が観たDVD、ハビエル(=エルネルト・アルテリオ)のセリフだけ字幕がつかなかったような気がする。ノートにそんなことがメモしてあった。たぶんそう。ハビエルのしゃべる時だけ字幕が消えていたような…? ちょっと誰か確かめてきてください。操作ミスじゃないよな。ディスク本来の不具合??? そんなしちメンドクサイ不具合???


・たぶん最初のライブつきのレストランはLa Viuda Blanca(ブログはBlogeando - La Viuda Blanca

・ser uña y carne dos o más personas: 1. fr. coloq. Haber estrecha amistad entre ellas.

・happy hour: 『sexo con amor』でも出てきた語

・coñazo: 1. m. coloq. Persona o cosa latosa, insoportable.

・独身さよならパーティはRestaurante Erótico: LA OLLA CALIENTE

・alboroto:
1. m. Vocerío o estrépito causado por una o varias personas.
2. m. Desorden, tumulto.
3. m. Asonada, motín. 
(※上映会や図書館で一発勝負で映画を鑑賞する際、語句や固有名詞や文法事項などをサササッとメモするのも別にそんなに苦ではないのだけど、鑑賞後何日も経過して書こうとすると、この単語のように書き留めたはいいがいったい作品中でどの語義だったのかを忘れてしまっていることがある。それが厄介な点)

・fuero:
・intuitivo, va:

・portalón: 1. m. Puerta grande que hay en los palacios antiguos y cierra no la casa, sino un patio descubierto.

・chavalota:
→ ・chaval, la + -ote, ta
→ ・-ote, ta: 1. suf. U. para formar aumentativos y despectivos a partir de adjetivos y nombres.

・picha1: f. malson. Miembro viril.

・chivato, ta.1. adj. soplón. U. m. c. s.

(あぁ、マズいな、ほんと文脈を覚えてないメモが多いわ。やっぱり何日も空いちゃうとだめだ)

・esputo: 1. m. Flema que se arroja de una vez en cada expectoración.

・2. m. Med. Quiste pequeño que se forma en los tendones y en las aponeurosis.

・hostiazo:
→ ・hostia: 3. f. vulg. malson. Golpe, trastazo, bofetada.
→ ・-azo, za:
1. suf. Tiene valor aumentativo.例) Perrazo, manaza.
2. suf. Expresa sentido despectivo. 例) Aceitazo.
3. suf. A veces significa golpe dado con lo designado por la base derivativa. 例) Porrazo, almohadillazo.

・A buen entendedor, pocas palabras.
ことわざ辞典: Advierte, como lo hace cervantes en el quijote, o fernando de rojas en la celestina, que la persona inteligente comprende en seguida lo que se le quiere decir. En general, pues, alaba el laconismo a la hora de hablar, al igual que, gráficamente, lo hace este otro: Quien quiera ser rico, ahorre del pico.

・No hay peor sordo que el que no quiere oir.

・ser el brazo derecho de alguien: fr. Ser la persona de su mayor confianza, de quien se sirve principalmente para que le ayude en el manejo de sus asuntos.

・chispazo:

・「Quédese con el cambio.」
→ ・quedar: 10. prnl. Pasar a la posesión de algo.
例) Yo me quedaré CON los libros.
U. t. c. tr. 例) Me los quedaré.

・「Tiene muy mala pinta.」
→ ・pinta: 8. f. Aspecto o facha por donde se conoce la calidad buena o mala de personas o cosas.

・a conciencia: 1. loc. adv. Con empeño y rigor, sin regatear esfuerzo.

・Llevo toda la tarde pensando .... : llevar + 現在分詞

・estafar: 1. tr. Pedir o sacar dinero o cosas de valor con artificios y engaños, y con ánimo de no pagar.

・en la vida [en mi, tu, etc., vida]: 1. locs. advs. Nunca o en ningún tiempo. U. para explicar la incapacidad o suma dificultad de conseguir algo.

・mosca muerta: f. coloq. Persona, al parecer, de ánimo o genio apagado, pero que no pierde la ocasión de su provecho.

・「Caga más un buey que cien golondrinas.」だと思うんだけど、golondrinasじゃなくてpalomasと言ってたような気もする。自分のメモの字が汚くてよく読めない。

・gavilán


・vidilla:
→ vida:
スペイン人(カディス出身)の男子が、5~6歳年上の男子とえらく仲良くしてるので「仲いいよね。お兄ちゃんみたいだよね。好きなんだね」と言ったところ、「好きっていうか、うん、まぁ、そうね、好きっつうか……、彼が日本にいてくれる間は、電話したりして、今どこ、何してる、誰と飲んでる、今からどこそこ行こうぜって感じで、僕にいろいろvidillaをくれるからね。vidilla、わかる? vida → vidilla」と言っていたと思う。

Diccionario De Argot Espanol / Dictionary of Spanish Argot
・dar vidilla a alguien: loc. ayudar, alegrar.
・tener vidilla alguien: loc. tener gracia, ser interesante.

・¡ni de coña!: loc. en absoluto, para nada

・hasta romper el lomo

Posted by: Reine | Saturday, May 03, 2008 17:41

きょう日本スペイン協会の創立50周年記念「スペイン映画祭」でこの映画,見てきました。
都会派のきどった映画かと思ったら、いきなりミュージカル調になったりして、最初は面食らったけど、笑えましたね。
エンディングを見ると、俳優達も楽しんで演じたみたいで、後味もさわやか!(こういう後味の良さって意外に珍しくないですか?)
個人的にはラファのキャラクターが可笑しかった!
それにしても前作があったんですかぁ。
その『El otro lado de la cama』は、ガルシア・ロルカ図書館にありますか?

Posted by: Marysol | Friday, May 30, 2008 23:35

Marysolさん、おひさしぶりです。
そうですね、私は前作の『El otro lado de la cama』の方が面白いと思っています。ラファの箴言というか迷言も前作の方が放言っぷりがよかったと思いますよ。

(※今ここで本文中の「ペドロ」とすべきところ「ラファ」となっていた箇所に気づき訂正( ´ー`)フゥー)

ラファの、なんか一言言ったあとの得意気な顔、たまらないです。

ぜひ前作をごらんになってください。ペドロとハビエルの確執が描かれていますし、本作にてペドロがうなされていた悪夢の由来なども語られています。笑える仕上がりだと思います。

図書館にあればよいのですが、まえにAbetchyが図書館に行っていた日に『El otro lado de la cama』を勧めたときに「ないようだった」というレスが来たような記憶が今蘇りました。

でも、書架になくても図書館受付カウンターの中に置いてあったりするので、おたずねくださるとbetterだと思います。(そういえば私が『Los 2 lados de la cama』を観た日もこのDVDはカウンター内にありました。私の視力がそれをたまたま捉えたので、要求して見せてもらったのです)

Posted by: Reine | Sunday, June 01, 2008 00:33

Marysolさん。

火曜に図書館に行ったのですが、"El otro lado de la cama"はきちんと書架にありました。

なんか、こないだあったはずだけど今日は置いてないな・・みたいなことが結構ありますね。でも、ラインナップはなかなか豊富です。

Posted by: abetchy | Thursday, June 05, 2008 00:49

Abetchy、図書館情報、ありがとう。
やっぱり観たい作品があるかどうかをカウンターでたずねた方がよいみたいですね。

Posted by: Reine | Saturday, June 07, 2008 19:08

僕が事務局だったら(※接続法)、リストを作成して、コピーを用意して、書架のところに置いておきますね。

その場で視聴する映画を選ぶ際に参照できる以外にも、希望する方は持ち帰って頂いて、「次回は何を観ようかな・・」なんて考える時の参考にして頂ければ、と思います。

載せる情報はパッケージに記載されていることで。つまり、作品名、監督、出演者、上映時間、あらすじ、ぐらいでしょうか。

もう、そういうリストの類、僕だったら嬉々として作成しちゃうと思います。

Posted by: abetchy | Saturday, June 07, 2008 22:44

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