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Sunday, March 23, 2008

Próxima Salida / 今夜、列車は走る [アルゼンチン映画]

proxima salida先日、『今夜、列車は走る』プレミア試写会に行きました。vagabundaさんのブログ、ラテン!ラテン!ラテン!で告知されていましたね。

友人Abetchyのブログにも詳細があります。以下、私も今夜、列車は走る (日本公式サイト)からいくつかコピペ:

(※公式サイトのトレーラーを見るのはお薦めしません。私が言いたくても黙っておこうって我慢してるシーンが入っちゃってるからbleah

proxima salidahairsalon南米アルゼンチンの誇り高き鉄道員とその家族の物語
90年代、民営化の嵐が吹き荒れたアルゼンチン。ラテンアメリカ有数の鉄道大国も赤字路線の廃止で、およそ6万人もの鉄道員たちが突然、職を失った。
この事実を背景に、失業と厳しい現実の中で、自らの誇りを取り戻し、それぞれの出口を見つけようとする5人の鉄道員とその家族の姿を描いたのは、アルゼンチンの新鋭、ニコラス・トゥオッツォ監督。

突然の失業、見えない明日
「próxima salida 次の出口」を求めて行動を起こすのは誰だ!
鉄道とともに栄えたアルゼンチンの小さな町。ある日、突然、路線廃止の決定が下される。
最後まで労使交渉を続けた組合代表は自ら命を絶ち、その兄、カルロス(ダリオ・グランディネティ)と4人の仲間たちも、家族や生活のために、ひとり、また、ひとりと自主退職を余儀なくされる。そんな中、老鉄道員ブラウリオ(ウリセス・ドゥモント)は、修理工場の中に住み込み、最後まで抵抗を続けるが…。 hairsalon


これ、ほんと観に行ってください。私は観終わって出口に向かいながらAbetchyに「こういうのが好きなんだ、こういうのが」と力強く呟いてしまった。『Los lunes al sol 月曜日にひなたぼっこ』でズキュンと来たという人などには特にお薦めします。

是非。


・2008年4月12日から: 渋谷 ユーロスペース
・5月3日?から: 大阪  第七藝術劇場
・5月10日?から: 神戸 アートビレッジセンター

Próxima salida (2004)@IMDb
直訳: 次の出口
今夜、列車は走る@CinemaCafe
今夜、列車は走る@goo
今夜、列車は走る@映画生活

監督: Nicolás Tuozzo ニコラス・トゥオッツォ (いい男)
脚本: Marcos Negri マルコス・ネグリ  Nicolás Tuozzo

出演:
Darío Grandinetti ダリオ・グランディネティ ... Carlos Velmar カルロス
Mercedes Morán メルセデス・モラン ... Susana de Velmar スサナ (カルロスの妻)
Nahuel Pérez Biscayart ナウエル・ペレス・ビスカジャルト ... Abel アベル (自殺したアンヘルの息子)

Ulises Dumont ウリセス・ドゥモント ... Braulio ブラウリオ (修理工場に住み着く人)
Vando Villamil バンド・ビリャミル ... Atilio アティリオ (「ポジさん」のところで働こうとする人)
Oscar Alegre オスカル・アレグレ ... 'El Negrito' Gomez ゴメス (娼婦のカルメンと馴染みの人)

Pablo Rago パブロ・ラゴ ... Daniel Sanabria ダニエル (病弱な幼子を抱える若い父ね)
Valentina Bassi バレンティナ・バッシ ... Lisa de Sanabria リサ (ダニエルの妻)
Claudio Rissi クラウディオ・リッシ ... Caloiero カロイエロ (ダニエルがいつも会ってる男)

(写真などの使用について快諾いただいたので試写会での監督の様子を)
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明快に答えてくれる人でした。ダラダラしてないの。でも内容の詰まった答えをくれるの。
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流し目
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にっこり
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監督はわりと身体をゆらゆらさせてしゃべる人なので、私の古~~~~いデジカメではブレてブレて。「停まって、停まって!」と念じながら撮った。

そして………

恥ずかしながら、わたくしサインもらってしまいました。(本名は消してある)
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Abetchyには「con afecto」だったらしいが、順番が二つ前の私には「con cariño」だ。そういう細かいところをちゃんと分けているところとっても、監督は素敵な人でした。

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Comments

上で『Los Lunes al Sol』うんぬんと書きましたが、オフィシャル・サイトの監督紹介のコーナーにも、「ハビエル・バルデム主演で失業者たちを描いた『Lunes al Sol(日本未公開)』のフェルナンド・レオン監督と並んで、ケン・ローチの流れをくむ第三世代だと言われている。」とありますね。

Posted by: Reine | Sunday, March 23, 2008 at 18:35

語句メモ
・privatizar: 1. tr. Transferir una empresa o actividad pública al sector privado.

・laburar: 1. intr. coloq. Arg. y Ur. trabajar (= tener una ocupación remunerada).

・guita: 3. f. coloq. Dinero contante.

・pavada: 3. f. coloq. sosería.

・allá:
1. [Pragmática: afectivo]
En allá + pronombre personal sujeto indica indiferencia o desinterés por lo que haga o diga una persona de la que se habla:
例) ¡Allá ellos con sus problemas!
例) ¡Allá tú con tus historias, no quiero saber nada, porque no haces caso!

[Observaciones]: Seguido de formas verbales como arreglarse, verse, apañarse, darse, la indiferencia del que habla se intensifica:
例) ¡Allá te las veas tú con tus padres!
例) ¡Allá se las arreglen ellos solos!

・pelotudez: 1. f. Arg. y Ur. tontería (= dicho o hecho tonto).

・calibre: 1. m. Diámetro interior de muchos objetos huecos, como tubos, conductos o cañerías.

・colimba: 1. f. coloq. Arg. servicio militar.

・calefón: 1. m. Arg., Bol., Par. y Ur. Aparato a través de cuyo serpentín circula el agua que se calienta para uso generalmente doméstico.

・remis: Automóvil de alquiler, sin taxímetro.

・remisería: Empresa de servicio de automóviles de alquiler, sin taxímetro.

・remisero: Conductor de remises.

・sacar a alguien del pozo: (pop.) Ayudar a otro a salir de las dificultades en que se halla.

・laburo: m. coloq. Arg. y Ur. trabajo (= ocupación retribuida)

・Me cae tan gorda. (かなんか言ってたと思う)
→ caer gordo a alguien otra persona: fr. coloq. Resultarle antipática, molesta o desagradable.

・oficio:
1. m. Ocupación habitual.
3. m. Profesión de algún arte mecánica.

・mango3:
1. m. coloq. Arg. y Ur. peso (= unidad monetaria)
.2. m. coloq. Arg. dinero (= moneda corriente)

・al pie del cañón: atento y sin abandonar el deber:
例) Su trabajo es muy duro, pero ahí lo tienes, al pie del cañón, día tras día.

・aflojar:
1. tr. Disminuir la presión o la tirantez de algo. U. t. c. prnl.
2. tr. coloq. Dicho de una persona: Entregar dinero u otra cosa, frecuentemente contra su voluntad.

・flete:
3. m. Am. Precio del alquiler de un medio de transporte.
6. m. Arg. y Ur. Vehículo que, por alquiler, transporta bultos o mercancías.

・buchón: 《アルゼンチン》密告者

Posted by: Reine | Sunday, March 23, 2008 at 19:20

試写会の上映後の監督Q&Aで、「ラストシーンはコロンビア映画の『La estrategia del caracol』からインスピレーションを受けたのでしょうか」という質問があったが、監督は「No」と笑顔で否定。

「たいていの映画について、あの作品からヒントを得たのだろう、この作品と似ている、などという憶測が飛び交うものですが、私のこの作品については特にそういった影響はないです」と。

Posted by: Reine | Sunday, March 23, 2008 at 19:28

私、監督Q&Aに入ったらメモとるのやめちゃったんだよね。だから以下に書くことはあまり正確ではないんだけど:

次の作品は『Horizontal/Vertical』というタイトルで、いまpost-productionの段階。

『今夜、列車は走る』が社会派作品だったからと言ってこれからもそういう路線の作品ばかり撮っていくかというとそうではなくて、ファンタジーだって撮りたいし、構想は多岐に渡っている。「えー、これもトゥオッツォ監督の作品なの!?」って思われるような製作をしていきたい。

と言ってたと思う。

次回作の『Horizontal/Vertical』は、7階建て(?)マンションの各フロアの人々の暮らし、つまり様々な年代の男女の暮らしを描いたものである。

だっけ? で、なんだっけな

半身不随になった人の恋愛事情っていったいどういうものかって、僕らは普段は想像をしていないでしょう、そういったことも描きたい。

って言ってた? 私、なんか聞き間違えたかも?

Posted by: Reine | Sunday, March 23, 2008 at 23:52

ちょっと調べたら、『Horizontal / Vertical』にも『今夜、~』のこの二人が出るようですね

・Darío Grandinetti
・Ulises Dumont 

Posted by: Reine | Monday, March 24, 2008 at 00:03

Barrio』というスペイン映画(フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督)はマドリードで撮っているのはわかるんだけど、特にマドリードのココ!っていうのが出ないように、具体的な場所を明示してしまうようなディテールがなるっべく入り込まないように注意して撮ったらしい。というのは前に書いた。

この『今夜、~』もアルゼンチンのどこ!っていう風には撮らなかったと、トゥオッツォ監督は言ってましたね。どこの町でも起こりうる、我々の誰にでもふりかかりうる出来事として描きたかった、というようなこと。

Posted by: Reine | Monday, March 24, 2008 at 14:27

コメント一つ忘れてた。
映画序盤の二つのセリフについて。

1) アベルのモノローグより:
「Por más que uno luche, hay cosas que no podemos cambiar. どんなに闘ったってどうにも変えようのないことがあるんだよ」

2) 組合員がいきりたつ中で、代表者が「もう諦めてハンコを押そうじゃないか」と説得するようなセリフ:
「Por más vueltas que le demos, ~. これ以上どれだけ検討を重ねたところで(廃線の話は本決まりだ、とかなんとか)」


こういうのは接続法の「concesivas(譲歩)」の項とかに説明があると思う。以下、いろんな本からところどころつまんで引用。

book中級スペイン文法』より:

p270
「por + (muy/poco/más) + 形容詞(+名詞)・副詞 + que」は「+接続法」が多く,譲歩(aunque)の意味を持つ.

例) No tienes que estar justamente a la sujeción de un jefe, por muy bueno que sea.
どんなにいい上司でも,服従だけしている必要はない.

例) Por más que callemos la boca, todo acaba sabiéndose, Mario.
私たちがどんなに口をつぐんでも,最後にはみんな知られてしまうのよ,マリオ.

例) Por mucho que hayas querido estudiar, pues en cuatro años no.
どんなに勉強したかったにしても,4年では無理だ.

例) Por más esfuerzos que haga, no conseguiré expresarlo con modestia.
どんなに努力しても,私にはそれを控えめに言い表すことはできないだろう.

「+直説法」の例) Por más esfuerzos que hace, no consigue ponerse lo bastante enérgico.
一生懸命努力するのだけれど,彼は十分精力的にはなれない.


p346
譲歩を表す副詞節: 仮定的なとき「+接続法」,事実であるとき「+直説法」
por + 形容詞・副詞 + que
por mucho・poco・más + 名詞 + que
「どんなに…であっても」

例) Por mucho que se lo digan, no lo hará.
彼らにいくら言われても彼はそれをしないだろう.

例) Por mucho que se lo dijeron, no lo hizo,
彼らにいくら言われても彼はそれをしなかった.

例) Por increíble que parezca, es un suceso verdadero.
信じられないような話だが,それは実際にあった事件だ.


p479
「que + 直説法」は現実の事柄について,「que + 接続法」は仮定の事柄についての譲歩.

por mucho・poco + 名詞 + que ...
por más・menos + 名詞 + que ...

例) Por mucha ropa que se pone, siempre tiene frío.
彼はどんなに厚着をしても,いつも寒がっている.

例) Por mucha gente que me rodee, siempre vivo solo y triste.
いくら多くの人に囲まれていても,私はいつも孤独で寂しく生きている.

例) Por muy inteligente que es, no se esfuerza.
彼はとても頭がいいのに努力しない.

例) Por muy tarde que llegue, estaré aquí.
たとえあなたがどんなに遅くなっても,私はここにいましょう.

例) Por mucho que gané, no pude pagar la deuda.
私はどんなに稼いでも,借金を返すことができなかった.

例) Por mucho que corra, no me alcanzará.
彼がいくら走っても,私に追いつけないだろう.

例) Por más que haga esfuerzos, no lo logrará.
たとえどんなにがんばっても,彼はそれを達成できないだろう.

例) Hay gente que, por poco que coma, tiene inclinación a engordar.
少食なのに太るたちの人がいる.


bookMetodo de Espanol para Extranjeros (Nivel Superior)』より:

構文) por + 形容詞 + que + 接続法
構文) por muy + 形容詞/副詞 + que + 接続法

例) Por absurdo que parezca, es la pura verdad.
例) Por muy bien que hable, no nos va a convencer.

構文) por más (名詞) + que + 接続法か直説法
例) Por más ejercicios que hago, no consigo comprender este tema de gramática.
例) Por más que insistiera no le hacían caso,


bookCurso de Perfeccionamiento』より:

構文) Por más / mucho que + 接続法か直説法
構文) Por más / mucho + 名詞 + que

例) Por más / mucho que lo piense / pienso, no es aceptable.
例) Por muchos diplomas que tiene / tenga, a mí no me convence.

構文) Por (muy) + 形容詞/副詞 + que + 接続法
例) Por muy hábil que te creas, te engañarán.
例) Por muy bien que esté / estuviera hecho, le han encontrado fallos.


bookEl Subjuntivo』より(ルール71):

例) Aunque este verano ahorraremos una barbaridad, no podremos comprarnos el piso.
≠ Por mucho que ahorremos este verano, no podremos comprarnos el piso.

例) Aunque para esas fechas ya habremos ahorrado una barbaridad, todavía no podremos comprarnos el piso.
≠ Por mucho que hayamos ahorrado para esas fechas, ~.

例) Le dijimos a Juan que aunque este verano ahorraríamos una barbaridad, no podríamos comprarnos el piso.
≠ Le dijimos a Juan que por mucho que ahorráramos este verano, ~.

例) Le dijimos a Juan que aunque para esas fechas ya habríamos ahorrado una barbaridad, todavía no podríamos comprarnos el piso.
≠ Le dijimos a Juan que por mucho que hubiéramos ahorrado para esas fechas, ~.

(以上、書き写す際にもしも万が一スペルミスってたらほんっとうにごめんね)

Posted by: Reine | Wednesday, April 02, 2008 at 21:06

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