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Sunday, March 09, 2008

Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón [スペイン映画]

pepi, luci, bomセルバンテス文化センターで3月1日の土曜日から「Cine en español --- スペイン語映画を見よう!」というイベントが始まりました。今月の上映作品は『Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón』。アルモドバルの1980年の作品。18禁。日本語字幕

pencil毎週映画の上映を行っています!
(4月からは、土曜と金曜日に開催)
(第一週土曜、第二週金曜、以下同様)

※毎月新しい映画が上映されます。
※日本語字幕つきのスペイン映画です。
※入場は無料です。
※ラテンビートフィルムフェスティバルの協力を得て実現いたしました。

〒102-0085 
東京都千代田区六番町2-9
セルバンテスビル
Tel (03) 5210-1706
Fax (03) 5210-1811
info@cervantes.es  pencil

スペイン映画(スペイン語映画)について豊富な ――― もんのすごく豊富な ――― 知識をお持ちで丁寧にいろいろと教えてくださる方と最近知り合うことができた。その方が薦めていらしたこともあり、学生時代の友人とスペイン時代の友人とを誘って張り切って出かけてきました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


ペピは自宅で大麻を栽培していた。踏み込んできた警官によって強姦された彼女は復讐を誓う。友人のバンド仲間にその警官を夜道で襲撃するよう依頼した。復讐は首尾よく遂げられたかに見えたが、彼らが襲ったのはなんと警官の双子の弟であった。当の人はピンピンしているのである。

ペピは作戦変更とばかり、警官の妻ルシに接近する。ルシに潜む被虐性を見抜き、友人のボンを引き合わせた。加虐的で年増好みのレズビアンのパンキーであるボンはルシを‘可愛がる’ようになる。

ルシは警察官である夫から自分の願っていたようには愛してもらえず不満を抱え、また高圧的・保守的・専横的な彼の態度に耐え忍んできた女であったが、ペピやボンとの奇妙な関係がやがて彼女の内に変化をもたらす。ついにルシは夫の元を離れボンにつき従うと心を決めるのだが…。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


ほんと面白かったです。ニヤニヤ観てたかな。途中、苦笑いなんだけど声あげて笑っちゃったシーンもあった。まだ3週(かな?)あるので、是非。TEL: (03 )5210-1800 / FAX: (03) 5210-1811 / info@cervantes.jp

……まぁ、でも、そうなぁ、私はたとえば親兄弟と一緒には観ないね。私の近くの席に50~60歳くらいの男性が数人座っていたのだけど、彼らはいったいどんな思いでどんな顔して観てるんだろうかって考えたらなんだかもういたたまれなくなってしまった、そういうシーンも少なからずあったよ。



・(スペイン映画)
Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón@IMDb
直訳: ペピ、ルシ、ボンと普通の女の子たち

監督・脚本: Pedro Almodóvar ペドロ・アルモドバル

出演:
Carmen Maura カルメン・マウラ ... Pepi ペピ
Félix Rotaeta フェリックス・ロタエタ ... El policía / su hermano gemelo 警察官・その弟(一人二役)
Olvido Gara オルビド・ガラ (Alaska アラスカ) ... Bom ボン
Eva Siva エバ・シバ ... Luci ルシ (Luciana ルシアナ)
Concha Grégori コンチャ・グレゴリ ... Charito チャリート(=ルシの近所の女)
Kiti Manver キティ・マンベル ... La chica que es modelo y cantante pero no una puta モデル兼歌手であって売春婦などではない娘

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Comments

・タイトルの y otras chicas del montón の部分、「montón 多量、多数」に引っ張られてか、「その他大勢の女の子」といった訳をしているサイトも多いのだけど、どうなのかな、

・del montón: 平凡な,月並みの,ふつうの
・del montón: col. Corriente y vulgar

こういう句なのでね。それなりに訳した方がいいと思う。

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 20:16

語句メモ
・conejito
→ ・conejo: genitales femeninas, vulva.

・de rechupete:
1. loc. adj. coloq. Muy exquisito y agradable.
例) El asado está de rechupete.
2. loc. adv. coloq. Muy bien.
例) Vive de rechupete.

・callar [cerrar] alguien el [su] pico: 1. frs. coloqs. callar.

・escarmentar: 1. tr. Corregir con rigor, de obra o de palabra, a quien ha errado, para que se enmiende.

「Te va la marcha.」
→ ・marcha: 8. f. coloq. Ánimo o ambiente de diversión y juego
→・irle la marcha a alguien: loc. gustar la diversión, el sexo u otra actividad.

・salir del armario: loc. asumir uno públicamente su homosexualidad.

・chapa: 7 col. Moneda de cien pesetas

・talego: 4. m. vulg. Billete de 1000 pesetas.

・meón, na: adj. Dicho especialmente del niño: Que se orina en sus ropas o fuera del lugar debido; que mea mucho o frecuentemente. U. t. c. s.

・virgo: 1. adj. virgen. U. t. c. s. f.

・plantón:
→ ・dar plantón: loc. no asistir a una cita.

・mosquita muerta:
→ ・mosca muerta: f. coloq. Persona, al parecer, de ánimo o genio apagado, pero que no pierde la ocasión de su provecho.

・no decir ni mu: fr. coloq. No decir palabra alguna, permanecer en silencio

・ni soñarlo [ni lo sueñes]: col. Expresión que se usa para indicar que algo es totalmente imposible:
例) No podemos acabarlo mañana, ni lo sueñes.

・a costa tuya:
→ ・a costa de: 2. loc. prepos. A expensas de, por cuenta de.
例) Se mantiene a costa de sus antiguos méritos.

・pelotera
・¡Qué faena!
・marrana
・asunto liquidado
・autenticidad

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 20:42

Bomを演ずるOlvido Gara a.k.a. ALASKA。
Alaska@Wikipedia

「加虐的で年増好みのレズビアンのパンキーであるボン」というキョーレツな役を、たぶん16歳くらいで演じてるんだよね。

※彼女は63年生まれ。
※本作は撮影に2年くらいかかっている
※だから撮影の過程で成長しちゃったんだっけ?

昨日、↑このことを知らずに観ていた友人が鑑賞後の居酒屋で「なんだかどんどんキレイになっていったような」「顔が途中変わったような」と感想を述べていた。

Alaska(とかFangoria)の曲はスペイン時代にゲイ友たちの車や家でさんざん聴かされた。『Cachorro ベアー・パパ』でも熊系のみなさんが好んで聴いていたと思う。

(※『ベアー・パパ』の記事はちょっと構成を変えようと思ってるけど着手できずにずるずると来ているんだ……なんとかしよう)

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 21:04

ちょっと他にもいろいろ書くことあるのだが、昨日は昼からこれを観て、夕方早くからまず居酒屋でしゃべって、その次スペイン料理の店に移動して、深夜3時までしゃべってて、そしたら若くて気立てがよくてみんなに可愛がられてるとても愛くるしい男子がどうしてもやっぱり盛り場で遊びたい年頃だもんだからってんで、みんなで移動するのに連れて行かれることになり、ひたすら始発を待ち……

こういうの、もう、身に応えるんだよね。

あの手の街で店に入ると同時に座れる場所を探している自分に気づいたのは何歳の頃だったか / 耳から疲れるので音楽のある場所なんかはもういーよ、お茶淹れるから家でぼんやりしようぜって思うようになったのは何歳だったか / 始発で帰っちゃったりすると回復するのに50時間が必要であると気づいたのは前世紀のことだったか、今世紀に入ってからか………

もう思い出せないけど、とにっかくつらい。

ので、今夜はもうダメだ。寝たい。

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 21:16

おっと。でも一点だけ。

M側の人間がS側の人間に心酔・服従してきたわけだが、[M]の姿が見えなくなり連絡がとれなくなったとき、気がつけば逆に[S]が[M]に対して愛着が湧いてしまっている様子で、「私のそばにいろ」ではなくて「どうか私のそばにいてください」とすがりつきでもしそうな感じに苛立っている。

[S]は「あんたの方がむしろ御執心じゃないのさ」と友人から指摘されたりしている。

まぁ、それはやっぱりあれじゃないのかい? 誰が言ったか知らないが、「SはサービスのS」だそうじゃありませんか。その構図にはまっているようにも見えた。

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 21:28

ところで、スペインの総選挙は今日だったっけ?

スペイン時代、ディクテーションの小テストで「日本人の生徒についてはLとRを書き間違えても僕は○をあげちゃいます。なぜなら彼らがその二音を聞き分けることはたいへん難しいはずだからです」というスタンスをとる先生がいた。他にもそういう先生がいたな。

しかしそういう先生も「ただし!」と続けるものだった。「日本人の君たち、elección(選挙)とerección(勃起)ばっかりはどうか間違わないように」と。そして、「ちなみにgrandeとglandeもな」と。

ペピやボンがルシを強引に誘ったパーティーでは、巨根コンテストという余興があった。男性客がフルに勃たせ、それをペピが嬉々として測定していた。長さと円周を掛けた数値を競うんだった?

そのイベントのことを「Erección General」と彼らは連呼していた。

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 22:00

私はずっとMEMOをとりながら映画を観ていた。(こないだの2週にわたったクラシック映画上映会も同様

その勃起状態コンテストの部分でペピがむしゃぶりつきそうな嬉しげな表情で男性陣のサイズを測って読み上げていたんだが、もののはずみで私そんなものまでメモってしまっていた。

「私はなんでこんな数値をメモっているのだ」と我に返って一人でクククク笑っていたのだけど、いっしょに来てた友人も笑いを堪えていた。

鑑賞後の居酒屋でやはり友人が言っていた。
「Reine、こいつ、まさかこんなことまでメモってんじゃないだろーなと思ってパッとReineを観たらポリポリMEMOとってたから可笑しくてしょうがなかった」というようなこと。

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 22:06

仮)
フランコが75年に亡くなって、その後これの撮影が始まって2年かかって80年の作品とされているんだけどもね。

ルシの夫(警官)はそのまま「旧体制」「フランコ時代」を形にしたもの…だよね? そうするとやっぱりルシと夫の選ぶ道なんかの描き方は面白いよね。

自由な時代が訪れたといっても束縛されていることにこそ安泰を見出してしまって元のシステムに戻りたがってしまう人もいますよねっていうことなんだろうか。などなど。

ちょっと今夜はもう考えられないのでひとまず。昨夜(っていうか今朝っていうか)は久々に飲みすぎた。頭痛い。うまいことまとまらん。

Posted by: Reine | Sunday, March 09, 2008 at 22:25

えええー、ボンってAlaskaだったんですかっ!
はじめて知ってびっくり。
とにかくお疲れ様でした。

Posted by: うずら | Sunday, March 09, 2008 at 22:48

うずらさん
そうなの、Alaskaだったのです。
映画は面白かったし、うずらちゃんともたっぷりとしゃべることができて充実した週末を過ごせましたよ。遅くまでおつきあいありがとう。また来月以降もこの土曜映画企画に行きましょうよ。

Posted by: Reine | Monday, March 10, 2008 at 08:47

遅ればせながら・・。久々にスペイン映画を見れておしゃべりできてリフレッシュしました。あれから随分長く外出していたんですね。
上述のベアーパパっておもしろそうですね。
熊系という単語も初めて知りました。そういうことだったのか。スピリチュアル系の○原さんみたいな感じですか?オキャマに受ける、という話は聞いたことがあったんですが。(私も好きです)。

Posted by: まるを | Thursday, March 13, 2008 at 22:10

まるをさん
私もまるをさんと久しぶりに面白おかしく過ごすことができました。また4月以降も行きましょうよ。

『ベアーパパ』、4月に会った時にお貸ししますよ。あのDVDは英語字幕がついていたはず。あれはよい作品です。ゲラゲラ笑うコメディというのではなく、ほのぼのファミリー系です。ファミリー系と言いましても、決して家族で見たりしてはいけません。冒頭からそうにぅシーンです、男同士の。

Posted by: Reine | Friday, March 14, 2008 at 12:28

昨日土曜昼、友人がこれから観に行くと言うので、「ボンのライブの歌詞を聞き取ってきてちょーだい!」と頼んだ。

レスが来ていた:
karaoke汚いあんたが好きなんだ
おべっか使いの尻軽女boutique
ムルシア一の淫乱女lovely
だってあんたは卑しいメス豚だからpig

Posted by: Reine | Sunday, March 16, 2008 at 21:17

また、「Erecciones Generales について」という件名のメールも来ていた。曰く:

pencilpencilpencilpencilpencil
18×6 → 108
15×5 → 75

ってのは、単純な掛け算だよね。

16.5×6 → 90? (この90ってのがメモがぐちゃぐちゃになってて疑わしい)

優勝したモンチョが

20×(たぶん)9 →220

って、どういうこと?
×11なら辻褄が合うんだが。
pencilpencilpencilpencilpencil

あの、総勃ち選手権のサイズ測定な。
私も実を言うと、先週この記事書いた時点で疑問に思っていたのだ。せっかく暗闇で必死にメモったというのにその数値をここに記さなかったのは、「長さと円周を掛けた数値を競うんだった?」と私が理解していた前提とは合わない数値があったからです。

私のノートを見てみると、「16×8」「16.5×6」「15×5」「20×9」とあり、「ながさとちょけいかける」と走り書きしてある。

「ちょけい」っておかしくね?
円周ではないのか?

でも円周だったとしても、とにかくナニを測って競っているのかがよくわからなかったのでした。

Posted by: Reine | Sunday, March 16, 2008 at 21:26

こちらではお久しぶりです。

この映画を見たので記事を読みに来ました。
Erecciones Generales、見ながらあれ?と思っていたのですが流してしまっていたので、もう一度確認してみました。"la longitud por el grosor"なのでやconfidentはり長さかける直径なのだろうと思います。
数値は「16×8=108」「15×5=75」「16.5×6=90」「20×9=220」になってました。後半2つの数値は明らかにかけ算としては間違っているのですが、作品中ではペピが電卓を使っているので、何で間違えてしまうのか…。IMDbのGoofyに載っていてもよさそうなものですが載っていませんでした。
こういうのを見てささーっと暗算したりする習慣がないのかもしれません。

最近またスペイン語映画を見始めて、一本見終わる毎にこちらに遊びに来てreneyamaさんの記事を読むのを楽しみにしていますhappy01

Posted by: bananafish | Monday, November 12, 2012 at 23:44

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