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Sunday, March 23, 2008

Próxima Salida / 今夜、列車は走る [アルゼンチン映画]

proxima salida先日、『今夜、列車は走る』プレミア試写会に行きました。vagabundaさんのブログ、ラテン!ラテン!ラテン!で告知されていましたね。

友人Abetchyのブログにも詳細があります。以下、私も今夜、列車は走る (日本公式サイト)からいくつかコピペ:

(※公式サイトのトレーラーを見るのはお薦めしません。私が言いたくても黙っておこうって我慢してるシーンが入っちゃってるからbleah

proxima salidahairsalon南米アルゼンチンの誇り高き鉄道員とその家族の物語
90年代、民営化の嵐が吹き荒れたアルゼンチン。ラテンアメリカ有数の鉄道大国も赤字路線の廃止で、およそ6万人もの鉄道員たちが突然、職を失った。
この事実を背景に、失業と厳しい現実の中で、自らの誇りを取り戻し、それぞれの出口を見つけようとする5人の鉄道員とその家族の姿を描いたのは、アルゼンチンの新鋭、ニコラス・トゥオッツォ監督。

突然の失業、見えない明日
「próxima salida 次の出口」を求めて行動を起こすのは誰だ!
鉄道とともに栄えたアルゼンチンの小さな町。ある日、突然、路線廃止の決定が下される。
最後まで労使交渉を続けた組合代表は自ら命を絶ち、その兄、カルロス(ダリオ・グランディネティ)と4人の仲間たちも、家族や生活のために、ひとり、また、ひとりと自主退職を余儀なくされる。そんな中、老鉄道員ブラウリオ(ウリセス・ドゥモント)は、修理工場の中に住み込み、最後まで抵抗を続けるが…。 hairsalon


これ、ほんと観に行ってください。私は観終わって出口に向かいながらAbetchyに「こういうのが好きなんだ、こういうのが」と力強く呟いてしまった。『Los lunes al sol 月曜日にひなたぼっこ』でズキュンと来たという人などには特にお薦めします。

是非。


・2008年4月12日から: 渋谷 ユーロスペース
・5月3日?から: 大阪  第七藝術劇場
・5月10日?から: 神戸 アートビレッジセンター

Próxima salida (2004)@IMDb
直訳: 次の出口
今夜、列車は走る@CinemaCafe
今夜、列車は走る@goo
今夜、列車は走る@映画生活

監督: Nicolás Tuozzo ニコラス・トゥオッツォ (いい男)
脚本: Marcos Negri マルコス・ネグリ  Nicolás Tuozzo

出演:
Darío Grandinetti ダリオ・グランディネティ ... Carlos Velmar カルロス
Mercedes Morán メルセデス・モラン ... Susana de Velmar スサナ (カルロスの妻)
Nahuel Pérez Biscayart ナウエル・ペレス・ビスカジャルト ... Abel アベル (自殺したアンヘルの息子)

Ulises Dumont ウリセス・ドゥモント ... Braulio ブラウリオ (修理工場に住み着く人)
Vando Villamil バンド・ビリャミル ... Atilio アティリオ (「ポジさん」のところで働こうとする人)
Oscar Alegre オスカル・アレグレ ... 'El Negrito' Gomez ゴメス (娼婦のカルメンと馴染みの人)

Pablo Rago パブロ・ラゴ ... Daniel Sanabria ダニエル (病弱な幼子を抱える若い父ね)
Valentina Bassi バレンティナ・バッシ ... Lisa de Sanabria リサ (ダニエルの妻)
Claudio Rissi クラウディオ・リッシ ... Caloiero カロイエロ (ダニエルがいつも会ってる男)

(写真などの使用について快諾いただいたので試写会での監督の様子を)
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明快に答えてくれる人でした。ダラダラしてないの。でも内容の詰まった答えをくれるの。
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流し目
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にっこり
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監督はわりと身体をゆらゆらさせてしゃべる人なので、私の古~~~~いデジカメではブレてブレて。「停まって、停まって!」と念じながら撮った。

そして………

恥ずかしながら、わたくしサインもらってしまいました。(本名は消してある)
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Abetchyには「con afecto」だったらしいが、順番が二つ前の私には「con cariño」だ。そういう細かいところをちゃんと分けているところとっても、監督は素敵な人でした。

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Friday, March 21, 2008

Temporada de patos / ダック・シーズン [メキシコ映画]

temporada de patos temporada de patos temporada de patos

Amazonから【STORY】を拝借:
フラマとモコは小さい頃からの大親友。とある日曜日の朝、フラマの母親は留守番を言いつけ外出。残った2人は退屈な日曜の午後を楽しく過ごそうと、テレビゲーム、ポテトチップス、コカコーラを用意、早速サッカーゲーム(※注)の対戦に興じはじめた。するとドアベルが鳴り、アパートの隣に住むおませな女の子リタが、ケーキを焼きたいのでフラマの家のオーブンを使わせてほしいと言ってきた。

嫌々ながらもリタの粘りに負けた2人は彼女を家に招き入れる。フラマとモコは再びゲームに熱中し、リタはケーキを焼き始めた。しかし、そこで思わぬ停電! 中断を余儀なくされた2人は宅配ピザをオーダーすることに。

ピザの配達人ウリセスは停電で動かないエレベーターを尻目に階段を必死に駆け上がる。しかしフラマとモコは配達時間が11秒遅かったとウリセスに文句をつけ、支払いを拒否。一方ウリセスも代金をもらうまでここを動かないと居座り宣言。と、ここで停電が直り、3人はサッカーゲームで決着をつけることに。しかし、白熱した試合中にまたもや停電! ここから4人のユニークで特別な午後が始まった。
_______________


Temporada de Patos@IMDb
直訳: アヒルの時季
英題: Duck Season
[メキシコ映画]

ダック・シーズン@CinemaCafe
ダック・シーズン@ぽすれん
ダック・シーズン@ウーマンエキサイト
ダック・シーズン@映画生活

←オープニングのボサノバ調の「Un pato que va cantando alegremente cua, cua … ♪」の歌を含むアルバム

監督: Fernando Eimbcke フェルナンド・エインビッケ
脚本: Fernando Eimbcke  Paula Markovitch パウラ・マルコビッチ

出演
Daniel Miranda ダニエル・ミランダ ... Flama フラマ
Diego Cataño ディゴ・カターニョ ... Moko モコ
Danny Perea ダニー・ペレア ... Rita リタ
Enrique Arreola エンリケ・アレオーラ ... Ulises ウリセス
Carolina Politi カロリーナ・ポリティ ... Mamá de Flama フラマの母

※注 Amazonちょっと違う
最初に彼らがXboxで盛り上がっていたのは「サッカーゲーム」ではなく、『HALO』とかいうもの。

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‘Le’ de [llégale]

‘Le’ de [llégale]

karaokeみなさんこんにちは。
私は日本人です。アンダルシアでスペイン語を学びました。

先日、『ダック・シーズン』を観ました。2004年のメキシコ映画です。気になるフレーズがありました。

主人公(13~14歳の男子)が自分の家の台所を近所の女の子が汚したところを目撃します。彼は怒って女の子に大声で言います: 「出て行け! ¡Llégale!」

このフレーズは¡Lárgate!とおんなじような意味であろうことは想像できます。しかし、¡Llégale!に見られるようなLEの使い方は私にはなじみのないものです。

御教示いただければ幸いです:
・これはメキシコ特有の表現ですか
・このLEは¡Ándale!のLEとおなじですか
・このような構造のフレーズが他にありますか
・これについての説明のあるサイトや本を御存知ですか


以下のサイトに目を通しましたが、私の探しているものではないと思うのです。
http://buscon.rae.es/dpdI/SrvltGUIBusDPD?origen=RAE&lema=pronombres%20personales%20%E1tonos
http://cvc.cervantes.es/foros/leer_asunto1.asp?vCodigo=16441


おねがいします。end

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Sunday, March 16, 2008

La habitación azul / 青い部屋の女 [メキシコ映画]

habitacion_azulGyaO[ギャオ]で今『青い部屋の女』が観られる。3/27(木)正午まで。

Gyaoの紹介文
出口のない不倫関係を持つ男女を描きながら、次第に彼らをとりまく愛憎関係が明らかになっていくミステリアスな官能ドラマ。原作はパトリス・ルコントが映画化した『仕立屋の恋』や「メグレ警視」シリーズのジョルジュ・シムノンの小説です。また『ルシアとSEX』のエレナ・アヤが今作でメキシコアカデミー賞の助演女優賞を獲得しました。

家族を連れメキシコの小さな町に戻ってきたトーニョは、ともに彼の幼馴染みであるニコラスと妻アンドレアと出逢い、再会を喜ぶのだった。だがトーニョは魅力的なアンドレアに惹かれ、ふたりは身体を重ねてしまう。やがてホテルの“青い部屋”で幾度となく互いを求め合うようになっていく。そんなある日、ニコラスが病気で亡くなり…。

La habitación azul (2002)@IMDb
直訳: 青い部屋
英題: The Blue Room

青い部屋の女@CinemaCafe
青い部屋の女@ぽすれん
青い部屋の女@映画生活

・サントラはメモしなかった。オープニングでかかる曲は、Miguel Boseの『No Encuentro un Momento Pa' Olividar』(Laberinto, Vol. 2などに収録)

監督: Walter Doehner ワルテル・ドエネル
脚本: Walter Doehner  Vicente Leñero ビセンテ・レニェーロ  
原作: Georges Simenon ジョルジュ・シムノン

出演:
Juan Manuel Bernal フアン・マヌエル・ベルナル ... Antonio アントニオ(トーニョ)
Elena Anaya エレナ・アナージャ ... Ana アナ (妻)

Mario Iván Martínez マリオ・イバン・マルティネス ... Nicolás ニコラス
Patricia Llaca パトリシア・ジャカ ... Andrea アンドレア (妻)
Margarita Sanz マルガリータ・サンツ ... Dora ドーラ (ニコラス老母)

Damián Alcázar ダミアン・アルカサル ... Garduño ガルドゥーニョ刑事
José María Yazpik ホセ・マリア・ヤスピク ... Roberto ロベルト (トーニョ弟)

Joaquín Cosio ホアキン・コシオ ... Maestro de obras 現場監督

観てからちゃんと書きたかったんだけど、2月からこっちバッタバタしてて他にもいっぱい観る作品があってなかなか観られない。そうこうするうちに放映が終わっちゃいそうなので、取り急ぎ紹介だけ。

まぁ、いま、これ書きながら音だけ聞いて20分ぐらい経ったけど、'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァはけっこう聞こえたな。

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Saturday, March 15, 2008

Flores de Otro Mundo / 花嫁の来た村 [スペイン映画]

flores de otro mundoDVDの箱のあらすじ
スペインのとある僻村。住民の多くが男であるその村に、女の一団を乗せたバスが到着する。彼女たちは少しでもよい暮らしを求めている。男はというと恋愛を望んでいるのだ。この二つの願いが重なり合って、三組のカップルが誕生した。

お金には困っていない中年の職人カルメロは、歳の離れたキューバ人のミラディと、愛情に依るとは言いがたい官能的な関係を結ぶ。二人の子供を抱えるパトリシアはダミアンと結ばれる。口やかましい姑に耐える日々であったが、ダミアンとの結婚生活は順調であった。アルフォンソとマリロッシは惹かれ合うものの、それぞれが現在の暮らしに根を下ろしてしまっている。二人は人生を共有する術を模索していく。

数々の受賞を誇る本作はイシアル・ボジャイン監督によるもので、人と人とを繋ぐ強い絆を描き出す。



Flores de otro mundo@IMDb
直訳: 別世界の花々
英題: Flowers from Another World

シネフィル・イマジカで『花嫁の来た村』として放映されたことがあるようだ。

2006年2月に友人に薦められて以来ずっと探してきたがDVDGOでは長らく品切れだった。リージョン1の、たぶんアメリカamazonのものがUKに流れて来ていたので、ロンドンの友人に預かってもらっていた。ご協力ありがとう!)

監督: Icíar Bollaín イシアル・ボジャイン
脚本: Icíar Bollaín  Julio Llamazares フリオ・ジャマサーレス

出演:
José Sancho ホセ・サンチョ ... Carmelo カルメロ
Marilyn Torres マリリン・トーレス ... Milady ミラディ (キューバ)

Luis Tosar ルイス・トサール ... Damián ダミアン
Lissete Mejía リセッテ・メヒア ... Patricia パトリシア (ドミニカ)
Ángela Herrera アンヘラ・エレーラ ... Lorna ロルナ (パトリシアの叔母)

Chete Lera チェテ・レラ ... Alfonso アルフォンソ
Elena Irureta エレーナ・イルレタ ... Marirrosi マリロッシ

Rubén Ochandiano ルベン・オチャンディアーノ ... Oscar オスカル (カルメロの助手)
Carlos Kaniowsky カルロス・カニオウスキ ... Felipe フェリペ (Barの主人)
Chiqui Fernández チキ・フェルナンデス ... Aurora アウローラ (その妻、かな?)

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Wednesday, March 12, 2008

Festival de Málaga / マラガ スペイン映画祭

マラガ(アンダルシアの街)の友人が「あーた映画祭に来ちゃいなさいよ」とメッセージをくれた。いや、今ちょっと身動きとれないのでね。残念ながら。昔この季節にマラガに滞在したことがあるんだけども、知人(スペイン語の先生とか)はけっこうウキウキと予定を組んでいたな。行ける方は行ってみてください。面白そうよ。

ついでですからこの映画祭についてちょっと書いておこうかな。これから数年内に観る作品もあるかもしれないのでメモっておきます。

・公式: Festival de Málaga
・2008年は第11回
・2008年4月4日~4月12日
MySpace.com - Festival de Málaga
スケジュール表(pdfファイル)

上映の場として、街なかの映画館のほかTeatro Cervantes (セルバンテス劇場)や、museo PICASSO málaga (ピカソ美術館)のオーディトリウムも割り当てられているようで、あー、もー、すんごい楽しそうじゃん、ぜひ行ってきてくださいよ(と、マラガ在住の方々に呼びかけておく)。


作品タイトル、出演者てきとうに 
Fabian Road (2008)@IMDb
Ángela Molina アンヘラ・モリーナ
Ana Torrent アナ・トレント
Julieta Cardinali フリエタ・カルディナーリ
Omero Antonutti オメロ・アントヌッティ
Fele Martínez フェレ・マルティネス

Tres días (2008)@IMDb
Antonio Dechent アントニオ・デチェント
Eduard Fernández エドゥアルド・フェルナンデス

・8cho citas (2008) ⇒ 2008年10月8日 ザッと観ました

Bienvenido a Farewell-Gutmann (2008)@IMDb
Ana Fernández アナ・フェルナンデス
Héctor Colomé エクトール・コロメー

Cobardes (2008)@IMDb
Lluís Homar ルイス・オマール

Enloquecidas (2008)@IMDb
Verónica Forqué ベロニカ・フォルケ

Fuera de carta (2008)@IMDb
2009年7月3日 観ました

Gente de mala calidad (2008)@IMDb
Maribel Verdú マリベル・ベルドゥ
Alberto San Juan アルベルト・サン・フアン
Fernando Tejero フェルナンド・テヘーロ
Javier Gutiérrez ハビエル・グティエレス
Pilar Castro ピラール・カストロ

Pájaros muertos (2008)@IMDb
Alberto Jiménez アルベルト・ヒメネス
Eduardo Blanco エドゥアルド・ブランコ

Pretextos (2008)@IMDb
Manuel Alexandre マヌエル・アレクサンドレ
Àlex Brendemühl アレックス・ブレンデミュール (読み方((;゚Д゚)オレシラナイ)
Silvia Munt シルビア・ムント (監督も)

Todos estamos invitados (2008)@IMDb
Óscar Jaenada オスカル・ハエナーダ

Un poco de chocolate (2008)@IMDb
Daniel Brühl ダニエル・ブリュール
Héctor Alterio エクトール・アルテリオ  

Casual Day (2007)@IMDb
Álex Angulo アレックス・アングーロ
Secun de la Rosa セクン・デ・ラ・ロサ
Juan Diego フアン・ディエゴ
Marta Etura マルタ・エトゥラ
Alberto San Juan アルベルト・サン・フアン
Luis Tosar ルイス・トサール   ……他


3:19 (2008)@IMDb
Parking (2007)@IMDb
Zhao (2008)@IMDb  
La Furia de Mackenzie@IMDb……他


・El Orfanato ⇒ 2008年10月9日 観ました
Las 13 rosas@IMDb / Las 13 rosas公式
Siete mesas de billar francés@IMDb / Siete mesas de billar francés公式
・Mataharis ⇒ 2008年10月11日 観ました
The Oxford Murders@IMDb / Los crímenes de Oxford公式
・La soledad ⇒ 2008年12月30日 観ました
Bajo las estrellas@IMDb / Bajo las estrellas公式


ラテンアメリカ映画の部門も
7 soles (2008)@IMDb メキシコ
Cumbia callera (2007)@IMDb メキシコ
Cyrano Fernández (2007)@IMDb ベネズエラ
Dos abrazos (2007)@IMDb メキシコ
Palabra por palabra (2005)@IMDb アルゼンチン
Personal Belongings (2006)@IMDb キューバ
Radio Corazón (2007)@IMDb チリ 
Rancho aparte (2007)@IMDb アルゼンチン
Todos los días son tuyos (2007)@IMDb メキシコ


ドキュメンタリー部門もあるけど、たぶん私は調べても観ようとしないだろうからここでは割愛。公式サイトを隅々まで読んでみてください。


過去の受賞作ではたとえば何があるかと言うと:

第3回(2000年) 
最優秀監督賞 Krámpack / ニコとダニの夏
最優秀女優賞 Lista de espera / バスを待ちながら

第5回(2002年)
最優秀作品賞・監督賞・観客賞 El Otro Lado de la Cama / The Other Side of the Bed
審査員特別賞・男優賞・脚本賞 Smoking Room

第6回(2003年)
最優秀作品賞・監督賞・女優賞・男優賞 Torremolinos 73

第7回(2004年)
最優秀作品賞・女優賞 Héctor

第9回(2006年)
審査員特別賞・批評家賞・脚本賞 Azuloscurocasinegro / 漆黒のような深い青
審査員特別賞 Estrellas de la Línea / 線路と娼婦とサッカーボール

などなど。

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Sunday, March 09, 2008

Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón [スペイン映画]

pepi, luci, bomセルバンテス文化センターで3月1日の土曜日から「Cine en español --- スペイン語映画を見よう!」というイベントが始まりました。今月の上映作品は『Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón』。アルモドバルの1980年の作品。18禁。日本語字幕

pencil毎週映画の上映を行っています!
(4月からは、土曜と金曜日に開催)
(第一週土曜、第二週金曜、以下同様)

※毎月新しい映画が上映されます。
※日本語字幕つきのスペイン映画です。
※入場は無料です。
※ラテンビートフィルムフェスティバルの協力を得て実現いたしました。

〒102-0085 
東京都千代田区六番町2-9
セルバンテスビル
Tel (03) 5210-1706
Fax (03) 5210-1811
info@cervantes.es  pencil

スペイン映画(スペイン語映画)について豊富な ――― もんのすごく豊富な ――― 知識をお持ちで丁寧にいろいろと教えてくださる方と最近知り合うことができた。その方が薦めていらしたこともあり、学生時代の友人とスペイン時代の友人とを誘って張り切って出かけてきました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


ペピは自宅で大麻を栽培していた。踏み込んできた警官によって強姦された彼女は復讐を誓う。友人のバンド仲間にその警官を夜道で襲撃するよう依頼した。復讐は首尾よく遂げられたかに見えたが、彼らが襲ったのはなんと警官の双子の弟であった。当の人はピンピンしているのである。

ペピは作戦変更とばかり、警官の妻ルシに接近する。ルシに潜む被虐性を見抜き、友人のボンを引き合わせた。加虐的で年増好みのレズビアンのパンキーであるボンはルシを‘可愛がる’ようになる。

ルシは警察官である夫から自分の願っていたようには愛してもらえず不満を抱え、また高圧的・保守的・専横的な彼の態度に耐え忍んできた女であったが、ペピやボンとの奇妙な関係がやがて彼女の内に変化をもたらす。ついにルシは夫の元を離れボンにつき従うと心を決めるのだが…。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


ほんと面白かったです。ニヤニヤ観てたかな。途中、苦笑いなんだけど声あげて笑っちゃったシーンもあった。まだ3週(かな?)あるので、是非。TEL: (03 )5210-1800 / FAX: (03) 5210-1811 / info@cervantes.jp

……まぁ、でも、そうなぁ、私はたとえば親兄弟と一緒には観ないね。私の近くの席に50~60歳くらいの男性が数人座っていたのだけど、彼らはいったいどんな思いでどんな顔して観てるんだろうかって考えたらなんだかもういたたまれなくなってしまった、そういうシーンも少なからずあったよ。



・(スペイン映画)
Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón@IMDb
直訳: ペピ、ルシ、ボンと普通の女の子たち

監督・脚本: Pedro Almodóvar ペドロ・アルモドバル

出演:
Carmen Maura カルメン・マウラ ... Pepi ペピ
Félix Rotaeta フェリックス・ロタエタ ... El policía / su hermano gemelo 警察官・その弟(一人二役)
Olvido Gara オルビド・ガラ (Alaska アラスカ) ... Bom ボン
Eva Siva エバ・シバ ... Luci ルシ (Luciana ルシアナ)
Concha Grégori コンチャ・グレゴリ ... Charito チャリート(=ルシの近所の女)
Kiti Manver キティ・マンベル ... La chica que es modelo y cantante pero no una puta モデル兼歌手であって売春婦などではない娘

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Sunday, March 02, 2008

Cenizas del paraíso / ボディバッグ 死体袋 [アルゼンチン映画]

cenizas del paraisoマカンタシス検事が庁舎のテラスから落下して死亡した。

その凶報をもって検事の自宅を訪れた者が、ガレージが開けっ放しになっていることを不審に思った。そこには検事の二男パブロが放心状態で居た。車のトランクからめった刺しにされた若い女の死体が発見され、警察が呼ばれた。

遺体は大物フランシスコ・ムーロの一人娘、アナ・ムーロのものであった。

パブロは重要参考人として連行され、ベアトリス・テレール検事が事件を担当することになった。事情聴取をしようにもパブロは自分が一人で殺した、どの書類に署名をすればいいのか、さっさと済ませてくれと言うばかりで、動機など犯行の核心に迫る供述は曖昧である。

捜査陣にとって実に奇妙であったのは、マカンタシスの長男ニコラスも出頭してきてアナ・ムーロ殺しを自供していることだった。

とその時テレール検事のもとに電話がかかってくる。マカンタシスの三男アレハンドロがアナ・ムーロ殺害を告白する遺書を残して自殺を図ったところを発見されたが、病院に運ばれ命に別状なしという報せであった。

一つの惨殺死体と三人の被疑者、そして一つの転落死。
テレールは事務官のジェティとともに捜査にあたる。
_________________


子供の頃、アガサ・クリスティものが好きだった。もう何十年も読んでないけど、今もすごく好きだと思う。

ポワロさんやミス・マープルが事件の関係者から少しずつ話を聞いて行って各人の証言の矛盾に気づいていく様とか、彼らの知らないところで読者だけが怪しい動きを‘目撃’または‘立ち聞き’してしまうとか、ポワロさんたちが「カメダとはいったい何のことだ」と苦悩するところとか(←それは清張)、とにかくポワロさんたちといっしょになってパズルのピースをはめていく過程、ほんと楽しいよね。

『Cenizas del paraíso』を観ていて、クリスティものを読んでいた少年時代の昂揚感が蘇ったよ。このお話を私はとても楽しく‘読んだ’。カチリカチリとはまっていく緊張感がいい。


ジャケ写から私はまったく別の物語を想像していた。
私、自分が観ようと思った作品って、なるっべく事前の情報を排除するからね。観終わるまではDVDの箱だって読みたくない。だからジャケ写くらいしか情報がなかった。ジャケ写、ものすごく楽しそうでしょ。ものすごく楽しい家族ぐるみの犯罪コメディだと思うじゃん。思うじゃん。なんか、泥棒一家の大騒動を描いたものとばかり思っていた。『ファミリー・ビジネス』的な。

だから冒頭からいきなり「あれ? コメディじゃなかったのか?!」と驚いていた。

知らなかったよ、こんなにシリアスで、こんなに物悲しいお話とは。ジャケ写の男たちが楽しそうに見える分、ストーリーが余計に切なく感じられるのでした。


・(アルゼンチン映画)
Cenizas del paraíso@IMDb
・直訳: 楽園の灰
・英題: Ashes from Paradise 
←アマゾンにあるのはimportの英語字幕のVHS。

これがいったいどうして日本発売のビデオでは『ボディバッグ 死体袋』というタイトルをつけられなければならなかったのか。この邦題つけた人、ちょっとここ来て座ってごらん。いや、怒らないから、いいからおじさんに話してごらん。なんかワケがあってそうしたんだろ? 怒ったりしないからちょっと聞かせてくれ。

DVDがなかなか見つからず、もうそのワケわからん邦題のつけられたバージョンのVHS(中古)を買っちゃうしかないかと思っていたところ、やっと昨年たぶんアメリカでの品(リージョン1)がamazonUKに流れ着いていたのを見つけた。ロンドンの友人宅で預かってもらってたのを年末にもってきてもらった。ありがとう!

監督: Marcelo Piñeyro マルセロ・ピニェイロ
脚本: Aída Bortnik アイーダ・ボルトニック  Marcelo Piñeyro

出演:
Héctor Alterio エクトール・アルテリオ ... Judge Costa Makantasis マカンタシス検事
Cecilia Roth セシリア・ロス ... Juez Beatriz Teller ベアトリス・テレール検事
Leonardo Sbaraglia レオナルド・スバラグリア ... Pablo Makantasis パブロ(二男; 弁護士)
Daniel Kuzniecka ダニエル・クズニエッカ ... Nicolás Makantasis ニコラス(長男; 医者)
Nicolás Abeles ニコラス・アベレス ... Alejandro Makantasis アレハンドロ(三男; カメラマン)
Leticia Brédice レティシア・ブレディス ... Ana Muro アナ・ムーロ
Alejo García Pintos アレッホ・ガルシア・ピントス ... Yeti ジェティ
Jorge Marrale ホルヘ・マラーレ ... Francisco Muro フランシスコ・ムーロ

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