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Thursday, January 03, 2008

El mismo amor, la misma lluvia [アルゼンチン映画]

el mismo amor la misma lluviaDVDの箱のあらすじの訳
ホルヘは28歳。アルゼンチン文学界の新星である。しかし現在はニュース雑誌に小編のロマンスを寄稿して生計を立てている。ある夜ラウラという女性と知り合った。彼女は夢多きウェイトレスで、ウルグアイで美術展を開くといって出て行ったきり数ヶ月も連絡をよこさずにいる恋人の帰りを待ちわびている。

ラウラとホルヘは付き合い始めた。ラウラはホルヘには才能があると信じ、本当の小説を書くようにと強く後押しする。しかし一緒に暮らすようになって二人の仲はこじれ、ついに別れを迎えてしまった。

出会ってからの20年という歳月を通して、登場人物の歓喜や幻想や失望そして希望が、機知と情感と皮肉をふんだんに交えて描かれている。

l・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


一組の男女の20年をかけた曲折を見届ける作品っていうと『Aunque tu no lo sepas』っぽいかもな(あちらは25年)。でも、私には『Aunque ~』の方がわかりやすく、感動も涙の量も多かった。

『El mismo amor, la misma lluvia』は私の庭じゃない感じでね。どうも勝手が…。

アルゼンチンのスペイン語に慣れていて、アルゼンチンに思い入れがあって、できればアルゼンチン現代史に明るい人ならば『El mismo amor, la misma lluvia』は相当にグッと来ただろうと思います。

(その辺のことはただの呟きだし無駄に長くなるから後でコメント欄に書きますわ)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


タイトルは『同じ愛、同じ雨』(直訳)ですからあらすじを読むまでもなく愛が繰り返されているのだろうと想像できるし、ジャケ写もタイトルに沿った雨模様で、ディスクを入れた途端にお三時のティータイムみたいな優雅な音楽が心地よく流れるし、『El hijo de la novia』と同じスタッフによる作品なので、温かく美しいラブストーリー的なものを予想しつつ私は観始めたのです。

微笑まじりのナレーションで始まってから5分……。。

えぇ、たしかにそうなんですよ。美しいロマンスの序章っぽい印象的な出会いのシーンもありましたよ。でもね。セリフの端々を拾って調べてしまうとやはり時代を覗いてしまうわけでね。


1980年。
主人公ホルヘは出版社で旧友のマストロナルディに会う。担当編集者のロベルトはマストロナルディを避けているようだ。ロベルトはマストロナルディに仕事を与えることができないのだ。「お金のほうはなんとかなってる?」「スペインから持ち帰った分がまだあるから、なんとかね。なんだっていいから仕事をくれないか。闇の仕事でもかまわないんだ」「や、闇の仕事って、よしてくれよ。スペインに亡命してたのになんだって今になってわざわざ帰ってきたんだよ。この国には検閲があるんだよ。わかってるだろ」


「そっか、そういう時代なんだよな」と思って、そこでちょっと調べ始めたのね。


アルゼンチンの教育科学省のサイトの「La dictadura militar en Argentina (24 de marzo de 1976 - 10 de diciembre de 1983) (1976年3月24日から83年12月10日まで続いた軍事独裁政権について)」というページに当時の検閲のことも書いてあるので、ちょっと読んでみる。ほんと、ちょっとだけ:

hairsalon 1976年3月24日、イサベル・ペロン(=故ペロン大統領の妻)解任。ホルヘ・ラファエル・ビデラ将軍や軍部のエドゥアルド・エミリオ・マセラ、オルランド・R・アゴスティらの率いる軍事評議会が政権を掌握。ビデラが大統領に就任。海・陸・空軍の政権参入を定め、「国家再建プロセス」と称する体制がここに始まった。……略……(なんだかんだ対外債務とか大変なことになっていって云々)……略……

……(えっと、全文を訳そうとしているとヘロヘロでなかなか映画鑑賞が始められないので、以下キーワードだけ拾ってみます)………


・「国家によるテロ」
・市民の政治参加を徹底的に排除する動き
・あらゆる民主勢力に対する容赦ない弾圧
・民衆に恐怖を植え付けることで秩序を保つ
・反体制派を根絶やしに
・アルゼンチン史上最も血生臭い体制の誕生
・学生、労働組合主義者、知識人、専門家は拉致・殺害され、‘消えた’
・この時期、亡命していった人は多い


☆検閲
☆反体制派
☆汚い戦争(Guerra Sucia)
☆不当弾圧
☆拷問
☆収容所
☆デサパレシード(失踪者)
子供の‘収奪’
ナイト・オブ・ペンシルズ
五月広場の母たち ……etc. etc. 


………そうですか……ロベルトのような出版業界とマストロナルディやホルヘのような著述業の置かれた状況がわかりましたね。わかりましたけど……あぁ、もう……知りたくないようなこともたくさん知っちゃったじゃないか……

ということで、調べてるうちにどんどん逸れていったので簡単にまとめておいたのが、11月の『SOAについてのちょっとメモ』だったのです。


『El mismo amor, la misma lluvia』は10月末に最初の約20分まで観てあって、しかしながら、途中でこんな寄り道をしていたのでペンディングでした。このたび2ヶ月ぶりに続きを観てみたら、ちょーーーーーど私が一時停止していたところの次のセリフからまさにそういうシーンが始まっていました:

知り合って間もないラウラとホルヘがレストランで食事をしていると警察が踏み込んでくる。「みなさん、どうもこんばんは、どうぞお静かに身分証を提示してください。はい、そこのお嬢さん、身分証。静かに。どうも……」。

そしてみんなまとめてバスに押し込められるシーンへと続く。「入って、早く、入れー」。

二人はその他大勢とともに収監されている。そばにいた若者が「指紋とられました?」とホルヘに訊いてきた。「だったら大丈夫っすよ。とられない時がヤバいんですよ」。ホルヘは柵越しに隣の房のラウラの手をとって指先の黒インクを確認して深い安堵のため息をついた。

柵越しに二人が手をしっかり握り合うシーンは映画序盤だというのにジーンと来ちゃった。だって、握り合うその手に込められた思いって半端じゃないでしょ。


で、このさき怖いシーンや酷いシーン、悲しいシーンがあったらどうしようって警戒しながら観ていったわけですが、そうね、そんな心配は無用でした。穏やかな愛の物語でした。

El mismo amor, la misma lluvia@IMDb
(英題: Same Love, Same Rain)
(アルゼンチン映画)

(2006年9月、スペイン旅行のmona氏に買ってきてもらったもの。ありがとう。やっと観終えたよ!)

(このDVDには字幕なし。アルゼンチンの映画で字幕が無いと頭が痛い)

監督: Juan José Campanella フアン・ホセ・カンパネラ
脚本: Juan José Campanella  Fernando Castets フェルナンド・カステッツ

出演:
Ricardo Darín リカルド・ダリン ... Jorge ホルヘ
Soledad Villamil ... Laura ラウラ
Ulises Dumont ... Márquez マルケス (年配の政治記者)
Eduardo Blanco エドゥアルド・ブランコ ... Roberto ロベルト(編集者)
Graciela Tenenbaum グラシエラ・テネンバウム ... Marita マリータ(ラウラの親友)
Alfonso De Grazia ... Mastronardi マストロナルディ (仕事を求めている記者)
Alicia Zanca ... Sonia (マストロナルディの奥さん)
Mariana Richaudeau ... Leticia レティシア (編集部員; ホルヘと親しい)
Alejandro Buzzoni ... Sebastián セバスティアン (マストロナルディの息子; 成長後)
Rodrigo De la Serna ロドリゴ・デ・ラ・サルナ ... Micky ミッキー (若い編集部員)

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Comments

私はブログに何か書くときには誰かしらを思っています。この日記はこの人向け、この写真はこの人が一番笑ってくれるはず、この作品はこの人に是非興味持ってもらいたい……そうやって書いている。

スペイン語映画について書いている時には漠然と不特定多数を思いながら書いてます。

というか、たぶん10数年前の私を想定している。
つまり、スペインでスペイン語を学んでいて、授業で映画を見せられて、ロクすっぽ理解できなかったというのに感想文を提出するように迫られて、知ったかぶらなきゃいけなくて窮している人。あるいはスペインに行っていなくても、宿題に窮していなくても、知ったかぶっていなくても、とにかくスペイン語を勉強中で、映画で何かしら面白いフレーズでも拾えたらいいなと楽しんでいる人。

そういう人たちに向けて今の私が知ってることの全部をここに記録しておくようなつもりで書いてる。そういう人たちが何かしら「へへぇ」「ほほぅ」と思ってくれて、もう一度そのシーンを見直してくれたら嬉しいんだけどな、という意図こそが一番濃いかも。

実際ね、10数年前のピヨピヨな私がこのブログを覗くことができたなら、「うほ。ありがたい」と思ったと思うのよ。「あぁ、なんだよ、あのシーンはそんなこと言ってたのかよ」「あのセリフの人名らしき単語は何かと思ってたらそういう歴史があったんですか」「この時にそういうクーデターがあったわけか」……ってな具合に、いちいち助かっただろうと思うのよ。

私は過去の私にいろいろ豆知識を吹き込むようなつもりでこのブログを書いてきたんでしょう。スペインでスペイン語を学んでいた私にとっては、映画そのもののみならず、その言語と社会を理解するのにこういう雑録はさぞかし使いでがあったでしょう、と。

で、何がいいたいかと言うと、『El mismo amor, la misma lluvia』みたいな作品に関しては、私のこれと同じような作業をアルゼンチンについて展開してくれている人のブログがあってほしいですってこと。そういうブログを読んで私が「へぇぇぇ」って思いたい。誰かアルゼンチンに詳しい人がやってくれたら私はすごく助かっただろうなってこと。

私には、アルゼンチン映画および‘アルゼンチン語’についていつものような作業をするのは骨が折れるのですよ。知らないから。

「私の庭じゃないから勝手が違う」と書いたのはそういうことでした。私はこの作品については誰か他の人の解説文を読みたい。

Posted by: Reine | Thursday, January 03, 2008 at 09:26

語句メモ
・pedo:
2. m. vulg. borrachera (??efecto de emborracharse). Agarrarse un buen pedo.
4. adj. vulg. Ebrio, bajo los efectos del alcohol o de otra droga. Volvió de la fiesta pedo perdido.

・empapar: Mojar mucho <un líquido > [a una persona o una cosa]:
例) La lluvia empapó su cara. El sudor empapaba su frente.

・visorio, ria: 1. adj. Perteneciente o relativo a la vista.

・laburo: m. coloq. Arg. y Ur. trabajo (= ocupación retribuida).

・chatura
1. f. Cualidad de chato (= que tiene menos relieve de lo normal).
2. f. Cualidad de chato (= intelectualmente pobre).

・pucho: m. Am. Mer. y Hond. colilla (= resto del cigarro).

・tocar [agarrar, coger, tomar] el cielo con las manos: 怒り心頭に発する,激昂する,激怒する. fr. coloq. Enfadarse mucho, manifestándolo con demostraciones exteriores.

・maní: m. cacahuete.

・chiste: [Bolivia, Cono Sur, México] Broma.

・fichar: カードに記載する,索引カードを作る; 調書を取る

・viejo, ja:
6. m. y f. coloq. Am. U. como apelativo para dirigirse a la madre o al padre, a la esposa o al esposo, o entre amigos.
8. m. pl. coloq. Am. padres (= el padre y la madre).

・cachuelera: [Perú] Buscona, prostituta.

・desolar: 2. tr. Causar a alguien una aflicción extrema

・ñoño, ña: adj. Dicho de una cosa: Sosa, de poca sustancia.

・renunciar: 2. tr. Desistir de algún empeño o proyecto. El presidente renuncia a presentarse a las próximas elecciones.

・tirarse a la pileta: Animarse a enfrentar una situación complicada. Adquirir un compromiso económico difícil de cumplir.

・robancina: f. Hond. Robo continuado

・quilombo: 2. m. vulg. Arg., Bol., Hond., Par. y Ur. Lío, barullo, gresca, desorden.

・destancado, da: 行き詰った,停滞した

・hinchapelotas: adj. coloq. vulg. Arg. y Ur. Dicho de una persona: Que molesta y fastidia. U. t. c. s.

・guita: 3. f. coloq. Dinero contante

・en bolas [vulg] Desnudo

・farándula: 3. f. despect. Arg., Cuba, El Salv., Ur. y Ven. Mundillo de la vida nocturna formado por figuras de los negocios, el deporte, la política y el espectáculo. ギョーカイ

・cacho: [Argentina, México] Trozo de algo.

・cubrir: 18. tr. Dicho de un informador: Seguir de cerca las incidencias de un acontecimiento para dar noticia pública de ellas.
例) Cubrir la información del viaje real.
例) Cubrir el viaje real.

・vaca: 6. f. Am. Cen., Col., Cuba, Méx., Ur. y Ven. Dinero que se reúne entre varias personas para compartir un gasto determinado.

・hacer una vaca / vaquita:
[América del Sur, México] Hacer una colecta.

・a secas: loc. adv. Solamente, sin otra cosa alguna.

・profesional: 「専門家」? それとも「売春婦」?

Posted by: Reine | Thursday, January 03, 2008 at 09:31

このシーン (3′12″あたりからの10秒間): http://www.youtube.com/watch?v=jGuhv_LP5M0

・「la reputísima madre que los reparió」

(スペインで)ふつうに言うなら「la puta madre que los parió」となるところ。 ――っていっても、ガイジンの分際で安易に口にするべき‘ふつう’のフレーズではないと私は思うがね――

puta → putísima → reputísima というグラデーションで「忌々しさ」が強調されていってる。

・re-: Prefijo que indica intensificación:
例) rebuscar, recoser, rebonito, repintado, resecar.

MORFOLOGÍA: Con adjetivos o adverbios puede adoptar la forma requete- (requeteguapo, requetebién) para reforzar el valor superlativo.

この件は前にもどっかで説明しましたが、『中級スペイン文法』にも説明あったので書き写す:

・re-, rete-, requete-: 口語で用いられ,「すごく」の意味.requete-がもっとも多用され,re-はrebueno,remaloなど語幹が限られている.rete-はそれほど使用されない.

rebueno すごくいい 
rebien/requetebien すごくうまく
remalo すごく悪い
requeteguapa すごい美人の

【参考】さらに -ísimo を付け,requeteguapísima 「めちゃくちゃ美人の」などともいう.

……ということだと思うんだけども。「reputísima」はそういうことだとして、「reparió」の方は私こういうケース初めて見たような気さえする。動詞「parió」にも「re-」をつけているわけか??? 表記は「reparió」なのか、「re parió」なのか???

Posted by: Reine | Thursday, January 03, 2008 at 09:32

この先ちょっとネタバレ気味になっちゃいますが、まぁ、仕方ないと思ってください。

(1) ホルヘが昔書いてしまいこんでいた純文学の下書きをラウラがタイプライターで清書してる。ホルヘはそれが気に障った。

「いま雑誌に寄稿してる恋愛モノよりもずっと中身のあるお話なのに」「誰にどうこう言われたくはないよ」

「今あなたがやってることって時間の無駄だわ。行き詰っちゃってるのよ」「行き詰っちゃいないよ。俺は書くことで暮らしてるじゃないか」

「私はあなたがお金を稼ぐ稼がないはどうだっていいの。あなたには‘作家’でいてほしいの」「君はいつから評論家になったんだ。君に物書きの何がわかるって言うんだ」

「物書きはわからないけど、あなたのことはわかってるの」「出版社に行っちゃぁ断られ行っちゃぁ断られってのはごめんだよ」

「それは私がやるわ。昔みたいなテーマの方がずっとパワーがあるわ。それを書けばいいのに」「もうあのテのテーマを書くわけにいかないんだよ」

「あなた怖いの?」「怖いって何を言ってんだよ君は。じゃぁ君が書けよ、そんなに言うんだったら」

「私には才能が無いのよ。でもあなたにはあるの。あなたは偉大な作家になれるの。背中押してあげる人が必要なだけなの。私はそれはできるの。もう今みたいなしょーもないくだらないものばっかり書いていてほしくないの」

「………どうして例の男(※元カレ)が君に電話をよこさなかったか、よーくわかったよ」

Posted by: Reine | Thursday, January 03, 2008 at 09:43

(2) 編集部でみんなでテレビを見つめている。マルビーナス開戦の報道かね。テレビの中で「Al gran pueblo argentino, ¡salud! 偉大なるアルゼンチン国民よ!」などと原稿を読み上げているのは ――当時の実際の映像っぽい―― レオポルド・ガルチェリなんだろうか。よく見えないけどそうじゃないか?

「invasión inglesa イギリスによる侵略」のゴタゴタによって出版社も対応に追われていて、ホルヘの書いたロマンス小咄などには紙幅が足りない。


(3) 同様に政治経済記者のマルケスの記事も議員スキャンダルに差し替えられたりするくだりがある。


(4) 亡命先スペインから帰国したマストロナルディは仕事にも恵まれず、つまり昔の仲間達から手を差し伸べられることもなく、失意のままに亡くなった。

(4') その後社会体制も変わり、マストロナルディにも賞が与えられることとなった。妻と遺児セバスティアンを招き、出版社においてメモリアル式典。セバスティアンがスピーチをする。

「父が死んだときはまだ小さかったですけどみなさんは父のことを思っていつもよくしてくださったと母から聞いています。父はこの受賞を皆さんと分かち合いたかったはずです。この賞は皆さんのものです。だよね、パパ」

ホルヘやロベルトなど皆決まり悪そうにうつむくほかありませんでした。本当は自分達はマストロナルディにどうすることもできなかったのだから。幼い頃から編集部に出入りしていたセバスティアンのことを皆覚えてる。彼が無邪気に編集部で遊んでいた間、お父さんのマストロナルディはここのみんなに、言ってみれば‘見捨てられて’いたわけだから。

それを知らずに大人たちを純粋に信じて成長したセバスティアンのスピーチが今こうしてホルヘたちに突き刺さるのでした。


もっと後年のシーンでホルヘが言います。「困難な時代だったのだ」と。以上の(1)~(4)に特に顕著ですが、言論の自由を奪われた社会で人々が自分を殺して生きていかなければならなかった様がサラッと描かれているわけです。

厳しい時代だっただろうね。「しょうがなかったんだ」と彼らも言うし、私も「しょうがなかっただろうな」と思う。過去の人々を「あなたたちは抗わなかったじゃない」などと責めることはできないよ。だって、抗えるかよ、そんなもん。

ただ、これから先そういう時代が自分の国に訪れないようによーく見張ってないといけないんだよなとは思う。

Posted by: Reine | Thursday, January 03, 2008 at 10:51

あとは小さいメモ
・松金よね子的ポジションの、ラウラのレストランの同僚、すんげぇ早口だし、あ゛ぁ゛ぁ゛、ほんと、これは聞き慣れない。不思議なスペイン語。同じ言語とはとても思えない。私にはつらい。

(この松金よね子がいい役柄で。ほんとに)


・留置所でホルヘに話しかけてくれた若者、あぁ、たまらん。こういう顔、大っっっ好き。たまらん。キャストみてもこれ!というのがわからん。「Walter Rippel」という人だろうか??? もともと役者じゃないのかな。あぁ、いい男。


・正直、リカルド・ダリンの顔は私はものすごく苦手なんだな。そこへもってきてヒロインの顔もどうもね……。浅茅陽子と倍賞美津子が混ざったようなデッカい造りで、ダメだ。私は綺麗な女が好きなんだよ。

私の苦手な外見のそのカップルがだね、映画公開当時はリカルド・ダリン42歳、ソレダー・ビジャミル32歳だったのかな、それがほら、20年前からを演じてるわけでしょ。ムリがあるんだよ。

ちょっとキツかったな。仲代達也の学ランとか岩下志麻のセーラー服とまでは行かないけど、それ系の居心地の悪さ。

鑑賞中のメモを見直したら、「昼間っからいちゃつきやがって。」と書いてあったよ、私。ゲンナリしたんだと思う。

Posted by: Reine | Thursday, January 03, 2008 at 11:13

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