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Wednesday, November 14, 2007

Sexo con amor / 愛するSEX [チリ映画]

sexo"スペイン語作品を十数点メモって近所のレンタル店に行った。若い店員くんにメモを渡し検索してもらった。やがて彼は「いくつか現在当店に無い作品が」と言いながらカウンターから出てきた。

店員: っと…『愛するSEX』と『火星人メルカーノ』とコレとアレとソレが無いんです

私: あ。はい。無ければいいですいいいです。……あ゛。や、あれですよ、『愛するSEX』って、これ、別にやらしい話じゃないんですよ?

店員: あ、はい、いえいえ、あ、はい、大丈夫です、ええ

私: これ、ふt、普通のお話ですから


いや、なんかね、彼がその作品名を恥ずかしそうに口にしたもんだから、私もついつい言い訳しちゃったんだよね。二人でしどろもどろしちゃったよ。しかしこれは別に邦題が悪いわけでなく、原題の直訳が「愛のあるセックス」ですからしかたない。あの時レンタルできませんでしたが、Gyaoでやっていたのでちょうどよかった。(R15)


Gyaoの紹介文
SEXの悩みや不倫関係などそれまでタブー視されていた“愛と性”の問題を赤裸々に描き、チリ映画史上NO.1のヒットを記録した作品です。チリの事情を反映したリアルな人間ドラマが見どころ。監督を務めたのは、本国でコメディアンとしても活躍するボリス・ケルシア、豊満な肉体を惜し気もなく披露した主演女優はシグリッド・アレグリア。

小学校教師ルイザ(シグリッド・アレグリア)は、子供たちに「性教育」をどう教えるか模索中。そんなルイザ自身も “愛と性”の問題を抱えていて、彼氏とは別に生徒の親・ホルヘとも付き合っていた。一方、父兄の一人エミリオは、SEX嫌いの妻・マカとの関係に不満を抱いている。そして若い夫婦、アルバートとエレーナにも問題があって…。
___________________


sexo人物紹介
ルイサ(女教師)

ホルヘ(ルイサの受け持ちの児童の父★; 愛人; 有名作家; 妻とは離婚必至; 近著『仮想のセックスと現実の愛』; 「愛している人を抱くのが幸せだ」派; 「愛とSEXの融合」派)

バレンティン(ルイサの彼氏; 絵描き)

アルバロ(★; 性豪; 女と見れば口説くビジネスマン; 結婚直後から浮気の連続; 「愛とSEXは別物」派)

エレナ(出産間近の妻)

カルロス・ロハス(エレナの大学時代の男友達)

アンヘリカ(アルバロの情交相手; 情緒不安定)

エミリオ(★; 肉屋; 一年以上夫婦生活なし; 罪悪感があるから愛人などとてもとても)

マカ(妻; 性交痛がひどいので夫を拒否)

スーザン(マカの姪; フランスから遊びに来た)
________________________


そうね。
楽に観ちゃってよいのでは? 何日かに分けて少しずつ観ようかと思ってたけど、気づいたら最後まで観ちゃってたから面白いということなのだろう。

難を言えば、個々のカップルの問題が独立しちゃってるところかな。性愛にまつわるトラブルの事例を挙げたオムニバスのようになっちゃってる。散漫な印象。もっとそれぞれが絡み合って(ヤラシイ意味でなくて)くれた方が好み。

スペイン映画って人間関係は交錯しがちだと思うのね。それに慣れてしまった身としては、たとえば『靴に恋して』ほど複雑にもつれてくれとまでは言わないが、本作においてももうちょっと登場人物同士で関わり合ってほしかった。

そこに目をつぶれば終始ニヤニヤと苦笑しながら楽しめると思うよ。男と女がいったい何が原因でどんなタイミングで腹を立てるのかが覗ける。特に男性は女性のその辺の心情を‘勉強’できるかも。


真面目な観方しようと思えばできそうだけどね。
たとえば、ルイサの受け持ちのクラスの父兄の中でも若い年齢層であるアルバロの宗教観について。彼がマリオ神父にあからさまな拒絶反応・嫌悪感・不信感を示したのだけど、あれはチリ現代史を知っている人にはすぐにピンと来る・合点が行く態度なの? ちょっと調べたら何か知識が拾えそうかなという気がしたシーンではあった。

けど、今の私はあちこちの骨がズシンズシン痛むので深追いしないことにしました。今回は楽に流そうと思います。また、今回はチリのスペイン語という私の苦手な音なので語句メモも少なめ。体調が万全ならもうちょっと聴き取りを頑張ったかもしれませんが、肩・腕が重すぎたため流し気味に終了。


(チリ映画)
監督・脚本: Boris Quercia
出演
Sigrid Alegría シグリッド・アレグリア ... Luisa ルイサ
Patricio Contreras パトリシオ・コントレーラス ... Jorge ホルヘ
Francisco Pérez-Bannen フランシスコ・ペレス=バネン ... Valentín バレンティン

Álvaro Rudolphy アルバロ・ルドルフィ ... Álvaro アルバロ
Cecilia Amenábar セシリア・アメナーバル ... Elena エレナ
Carlos Osorio カルロス・オソーリオ ... Carlos Rojas カルロス・ロハス
Catalina Guerra カタリーナ・ゲラ ... Angélica アンヘリカ

Boris Quercia ボリス・ケルシア ... Emilio エミリオ
María Izquierdo マリア・イスキエルド ... Maca マカ
Javiera Díaz de Valdés ハビエラ・ディアス・デ・バルデス ... Susan

Sexo con amor@IMDb
(直訳: 愛のあるSEX)
愛する SEX@ぽすれん

・主題歌 "sexo con amor" by Pettinellis


これから言うことが月並みすぎて我ながら萎えますが:
えーっと、男ってのは、基本、やっぱ、なにかね、そのぅ……挿れることばっか考えてんのかよ? 挿れることとか挟んでもらうこととか、そうにぅことばっかかよ? 本作の性欲旺盛なアルバロなんか見てると「しょーーーーーがないねーーーーー」って苦笑いしか出てこないよ。ほんと、しょーがないね ┐(´д`)┌


参考: 「しょーがないねー」
http://www.youtube.com/watch?v=Qn72obcbThA
「笑てんメンバー」より)

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Comments

語句メモだけ先に
・al tiro: loc. adv. Am. Mer., Cuba, Guat. y Hond. inmediatamente (= al punto).

・correrse la paja, correrse una paja: [Chile, Perú] Masturbarse.
(スペインだとhacerse una paja / hacerse la paja)

・pucha: interj. U. para expresar sorpresa, disgusto, etc.

・pico
[Argentina, Chile, Colombia, El Salvador, España, Panamá] Pija, pene.


・セクシー新入女子社員がアルバロを誘うメモ: ¿Un happy hour más tarde? (あとでハッピーアワーしちゃいます?)」

「ハッピーアワー」ってのはチリ特有の語かなにか? と思ったら万国語なのね? (wikipediaより)(※Urban Dictionaryでもどうぞ)(私はまた‘おっぱいタイム’みたいなもんかと思っちゃったわ、一瞬)

・tina: 浴槽,湯船

・cotona: シャツみたいなそういう衣服

・生理が遅れているとき: 「Tengo un atraso.」
→ atraso: [América] Retraso.

・choro: [Chile] Mejillón, molusco lamelibranquio. Guay, de puta madre. Chucha, concha, coño, vulva.

・彼氏バレンティンがchoroという語を用いたのでルイサが「choroは下品だからやめてよ。sapitoとかほかに言い方があるじゃない」。⇒ Wikipediaで各国俗語による体の部位の名称でも目を通すとよい。‘よい’って、‘よい’んだか何だかわかんないけども。

・「同窓会の後で盛り上がっちゃって何杯か呑んだりなんかしちゃって、cachitaも何発か決めたんだろう」
→ cachita:
→ cacha: [Chile, Perú] Polvo, jodida, coito.

Posted by: Reine | Wednesday, November 14, 2007 at 21:40

映画見た感じではチリでも和食屋さんって、なんかこうトレンドとかおしゃれみたいなお食事って感じみたいですね。って、そんな感想お呼びじゃない?(笑)
すっかり忘れて見忘れるとこでした。Muchas gracias.

Posted by: KLE4c | Saturday, November 17, 2007 at 15:33

エミリオとマカの息子マティアスが性教育についてのテスト(アンケート的でもある)に答えている。

問5 (質問文見えず ---)tienes pelos en algunas partes del cuerpo?
回答 (回答見えず)

(あなたは体のどこかに毛が生えていますか - )

問6 (質問文見えず ---) menstruación?
回答 A las mujeres le viene cuando ya son más madura y ------- vagina.

(生理 - 女の人が成長して膣がどうのこうのだと訪れる)

問7 ¿Por qué a las mujeres les crecen los senos?
回答 Porque empieza a creser.

(どうして女性は胸が大きくなりますか - 大きくなるから)(※答えになってない; creCerではなくcreSerと書いている)

問8 ¿Sabes qué es la masturbación?
回答 Elevar volantín.

(自慰とは何ですか - 凧揚げ)
_____________

問8の意味がわからなかったマティアスが離れた席にいる友人に答えを教えろと頼んだところ、手をグゥの形に軽く握って上下運動をしてみせてくれた。それを見て「(・∀・)!」という顔をしたマティアスが書き込んだのが「凧揚げ」であった。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 11:30

エミリオとマカ夫婦はセックスレスである。マカが性交痛に悩んでおり拒むからである。そういう状態が1年も続いているのでエミリオが嘆く。

「Me voy a convertir en un pajero profesional. このままじゃ俺はプロのオナニストになっちゃうぜ」。

paja(correrse una pajaとかhacerse una paja)は「自慰」。「行為者」を意味する接尾辞 -ero, -era をつけたものが「pajero」。

で、スペイン語学習者なら一度は耳にしたと思うが、三菱パジェロはスペイン語圏では「PAJERO」としては売らないという話がここで思い出されるわけである。それらの国々では「MONTERO」。(イギリスではSHOGUNだったか?)

自分の車に「俺はオナニーばっかしてます」と堂々と示して走るわけにいかないから。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 11:38

・性交疼痛に苦悩するマカは『Vida Sexual 性生活』というムックのようなものを読み耽る。

『Vida sexual -y placer sexual en el hombre - Mitos y verdades de la masturbación (男性の性的悦楽 - オナニーの神話と真実』という号を読んでいた。もっとあとで『Vida sexual -El placer de la masturbación femenina - La verdad sobre la masturbación femenina (女性のオナニーの快感 - 女性のオナニーの真相』という号を読んでいる。

・しかしそのように性交痛で悩む女性が婦人科で内診してもらうシーンで、なんだかスコープのようなものを挿入されるわけで、いつしか悦んじゃっていたんだが、あれはありえないなあ。あれは本当に悩む女性に対しては失敬な描き方。男目線のストーリー。

性交痛で1年も夫を拒み続けてきた女性なら、その痛みと恐怖は想像を絶するもんだよ。全身麻酔かけないと診てもらえないくらい恐ろしくて体が硬直して脂汗が出て来るような、言わば拷問のような絶望的な苦痛ですらあるだろうよ、実際には。

だからあのシーンはちょっと「ふざけんな」と思ったね。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 11:48

・ホルヘがルイサを高級ホテルにつれていった。ルイサは素敵!と大喜び。室内は黄金のようにきらめいていて絢爛。回転木馬まである。三角木馬じゃないよ。

ちなみに私の男友達は東京に来て間もなくてまだ町に詳しくない頃に女と入ったホテルが‘そういう趣味'の人たち向けだったようで、「中に入って本当に驚いた。ホラー映画じゃねーかと思った」らしい。ど、どんな設備が……? 今度詳しく聞いておこうと思います。

えっと、それで話をルイサとホルヘのホテルに戻しますと、あのホテルはHotel Valdivia。そこの「Super Vip Caracol」というVIPルームで撮影。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 11:55

この映画の男なんて見てると、先に言ったとおり「しょおおおおがないねえええ」しか出てこないんだが、本当にムラムラしすぎ。ムラムラの前には交通法規もない。女のケツばっか追ってて脇見運転にもほどがあるね。

義理とは言え姪っ子にまで鼻の下を伸ばしているっていう描写がイヤだったねぇ。やっぱり三親等はよくないよ。まぁ、その‘よくなさ'を描いたのがこの映画なのだけども。

うちはたまたま親の兄弟構成の都合でたくさんいる叔父・伯父が全部血がつながっちゃってるから余計に無理だ、想像もできん、おぞましいわ。あぁ、そっか、一人だけ血のつながってない伯父がいるのか。いやぁ、それでもぜんぜん考えられないよ、やめてくれよ。
____________

だからね、なんつうかね、この作品は保守的な社会を支配していたタブーに挑んだとかそういう意味では評価されてもいいのかもしれないけどね、なんつうか描き方が下賎でね、男は女の、女は男の、両性が互いの性を理解するような作りになっているんじゃなくて、誤解を抱かせて終わっちゃってるんじゃないかという懸念がやや残るね。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 12:03

最後ひとつ
「私は反逆者だ。幻想のない世界など興味ない」。正確なところはよくわからないんだけど、「Io son ribelle non mi piace questo mondo che non vuol la fantasia ... 」とかなんとかそんな感じ。

Adriano Celentanoより。だそうだ。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 12:07

今日わたしは交番にものを届けたんだが、遺失物拾得届けの担当の若い警官がやってきた時、「お。可愛いノをよこしたね、これまた♥」と内心ニンマリしてたし、ただでさえ制服好き傾向にあるもんだからムッハーとか思ってたし、彼が書類を作成する時に「指がキレーだな、おい、美少年」などと考えて、つまり全体的にむらむらしていました。

アルバロとあんまりかわらないことに気づきました。

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 22:34

KLE4cさん
日本料理店、おしゃれ的な使われ方していましたね。たぶんZENという店みたい。

http://americanairlines-la.wcities.com/es/record/98,126741/102/record.html
http://www.elmostrador.cl/modulos/noticias/constructor/detalle_noticia.asp?id_noticia=26288
http://www.restaurantes.emol.com/ficha/ficharest.asp?id_restaurante=46
http://www.chile.com/tpl/lugar/lugar.tpl?codigo=380

Dardignac 175, Barrio Bellavista
Recoleta
Santiago, Región Metropolitana

Nearest Train: Baquedano
Phone: +56 2 7379520

Posted by: Reine | Sunday, November 18, 2007 at 23:06

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