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Monday, August 13, 2007

Crónicas / タブロイド [エクアドル映画]

cronicas1) タブロイド@映画生活
人気レポーター・マノロは、子供ばかりを狙う連続殺人犯“モンスター”を追って、エクアドルにやってきた。事件を追うTVクルーは偶然、聖書販売員のビニシオが無実の罪で投獄される現場に居合わせる。

翌日、追跡取材で留置所を訪れたマノロに、ビニシオが耳打ちする。「番組の力で無実を証明してくれ、そのかわり誰も知らない“モンスター”の情報を教えよう」マノロはビニシオが、犯人ではないかと疑いながらも、取材を始める。

コロンビアとエクアドルで実際に起きた、2件の連続殺人事件から着想を得たサスペンスフル・ドラマ。豊かな大自然を有する一方、先の見えない貧困と1.4時間に一人が命を狙われるという過酷な状況下にあるエクアドルを舞台に、人間が持つ悪魔的な二面性を鋭く切り取っていく。スクープ欲と倫理観の狭間で揺れ動く、TVクルーの葛藤も軸になっており、現実味にあふれたラストまで飽きさせない。

本国エクアドルで半年以上ものロングラン・ヒットを記録した本作は、サンダンス・NHK映像作家賞のラテンアメリカ部門で最優秀脚本賞を受賞したほか、カンヌ映画祭「ある視点」部門に選出されるなど、国際的にも熱い注目を集めた。

2) タブロイド@シネマカフェ
タブロイド番組の人気レポーター・マノロ(ジョン・レグイザモ)は、連続殺人鬼“モンスター”を取材するため、エクアドルへとやって来た。取材中、彼は偶然にも、聖書販売員の男・ビニシオ(ダミアン・アルカザール)が無実の罪で逮捕収監される現場に居合わせる。翌日、留置場を訪れたマノロに、ビニシオは番組の力で冤罪を晴らして欲しいと懇願するのだが…。人間の二面性とマスメディアに潜む危険性に鋭く切れ込む社会派サスペンス・ドラマ。連続殺人事件を追うTVレポーターがスクープ欲に駆られて突き進んだ果てに、抜き差しならない状況に追い込まれるさまをスリリングに描き出す。

3) タブロイド@ぽすれん
セバスチャン・コルデロ監督によるサスペンスドラマ。エクアドルの連続殺人鬼“モンスター”を追うTVレポーターの目の前で、少年が車にひかれる現場に直面する。逮捕された販売員は、自分の保釈を条件にモンスターの情報を提供すると申し出る。

4) タブロイド amazonの作品紹介
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
セバスチャン・コルデロ監督が人間の持つ二面性を描いたサスペンスドラマ。連続殺人鬼“モンスター”を追うマノロとマリサ。インタビューという名の壮絶な心理戦の中で、TVレポーターの目を通して人間が持つ悪魔的な二面性に鋭く切り込む。

内容(「Oricon」データベースより)
人は誰しも“被害者”“加害者”になる可能性がある。人間の二面性を鋭く描き、過剰なマスメディアの危険性を切り込んだ衝撃作。実在した連続殺人事件にインスパイアされた社会派サスペンスストーリー。

5) タブロイド@exciteシネマ
6) タブロイド@シネマトゥデイ

※いつもは自力であらすじを書くか和訳するかしますが、今日はお盆ということで(←理由になってねー)手抜き。


「暴力、しかも拷問的・リンチ的なシーンがあるっぽい」「・゚・(ノД`)・゚・。ジーンとか('・c_,・` )クスッとかいうシーンは全く無さそう」「また、あーた、レオノール・ワトリングの乳で釣ろうってんじゃないでしょうね?」などなど、つまり私に嫌われるための条件を揃えた作品なんだろうという思い込みがあったのですが、観終わってみると別に嫌いじゃなかった。

映画をふつうに楽しんで終わりました。いや、「流血」「不衛生」「理不尽」という意味で反吐が出そうな映像ももちろんあったし、マスコミ嫌いな私にとっては唾棄すべき人間模様を描いた作品でもあったのですが、話は楽しみましたよ。

おもしろいんじゃないかい。
まず、恐ろしい、いろんな意味で。行政警察(と治安警察)も司法警察もなーんにもちゃんとしてない感じがおっそろしいわ。こんなところであらぬ嫌疑をかけられでもしたらと思うとゾッとする。

この作品、後味が悪いと書かれているのを多く目にした。たしかに後味悪いね。司法も警察も無力で怠惰だし、それを糺してやるだなんだと大威張りの公器とやらいうマスコミもあまりに下種だった。正義が機能してないんだもんな。社会正義と良心と、どちらに照らしても恥じない働きをしようと努めているのはロハス警部だけでしょ。

ただ、最終的に、卑しい人物が、「善」の皮を剥ぎ取られ他人から蔑まれ自分の卑しさにうなだれていたから、その惨めな姿を見届けられたという点では溜飲が下がった。

(※私が見たのは10分ほど短い日本版で、たぶん本当のラストと違うだろう)

(※特典映像で‘特別エンディングバージョン’を見ると、ロハス警部はポイントダウンだな)


(メキシコ映画・エクアドル映画)
Crónicas @IMDb
・英題: Chronicles
・邦題: タブロイド
サンセバスチャン映画祭で紹介

脚本・監督: Sebastián Cordero セバスティアン・コルデロ

出演:
Damián Alcázar ダミアン・アルカサル ... Vinicio Cepeda ビニシオ・セペダ(聖書販売員)
John Leguizamo ジョン・レグイザモ ... Manolo Bonilla マノーロ・ボニージャ(花形レポーター)
Leonor Watling レオノール・ワトリング ... Marisa Iturralde マリーサ・イトゥラルデ(プロデューサー)
José María Yazpik ホセ・マリア・ヤスピク ... Iván Suárez イバン・スアレス
Henry Layana ヘンリー・ラヤーナ ... Don Lucho ドン・ルーチョ
Camilo Luzuriaga カミロ・ルスリアガ ... Capitán Bolivar Rojas ロハス刑事
Luiggi Pulla ルイジ・プージャ ... Robert ロベルト

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Comments

この作品の連続殺人鬼‘Monstruo モンスター’のヒントとなったのは、www.elmananadigital.com/more.php?id=7159_0_1_0_Mによると、

>En 1999, el asesino y violador de menores, Luis Alfredo Garavito, fue arrestado en Colombia. Tiempo atrás, el arresto de dos psicópatas similares, “El monstruo de los Andes” y Daniel Camargo, horrorizó a Ecuador. Cordero siempre había sentido que eran grandes historias pero nunca había encontrado cómo abordar el material.

だそうなので、

Luis Alfredo Garavito ルイス・アルフレード・ガラビート
Pedro Alonso López ペドロ・アロンソ・ロペス
Daniel Camargo ダニエル・カマルゴ・バルボサ

この辺りがモデルなのかな。……というか、日本語の記事がちゃんとあったのでそちらがわかりやすい

『タブロイド』セバスチャン・コルデロ監督来日直撃インタビュー - [映画]All About

Posted by: Reine | Monday, August 13, 2007 at 20:14

■ジョン・レグイザモ。私の好きなマット・ディロン顔になりきれていなくて、かっこいいんだか悪いんだか、どこがどうというんでもないんだけど、うちの叔父に似てるんだか似てないんだか、とにかく、よくわからない顔、忘れちゃいそうで忘れられない顔。

■それと子供を轢いてしまって収監されるビニシオ。「どっかで見た顔だ…」と思いIMDbを見てみた。『Hector』のお父さん、メキシコでホテル産業で大成功をおさめたマルティンさん役だった人だ。柔和で紳士的で理知的で…。

そんな人が『タブロイド』ではフルボッコにされてるのなんか観ると、頭が切り替わらなくて違和感ありまくりで最初戸惑った。そういう映画の見方は正しくないと思う。

Posted by: Reine | Monday, August 13, 2007 at 20:24

ああ、そうなんだよね、私はマスコミは好きじゃないね。基本的に「お前らテレビの人間はあれかー ……略…… カーッと行こかー」というスタンスです。豊田商事の時(jp.youtube.com/watch?v=2QvGxJVCJZ4)から呆れているわけですけれども、決定的だったのは‘仲間’が首を吊ったとき。いろいろ憂えてその人はオフィスで死にました。面識はいっさいありませんでしたけれども、信念についてはシンパシーがあったのですよ、私にも多少は。翌日他社の人が「このたびのことは……マスコミに殺されましたね」と言ってくださった。ざまみろとばかり得意気に報じているマスコミへの気持ちはその時に私の中で固まったんだな。

しかしそうは言ってもなかなかね。テレビ局勤務のうっかりほのぼの系の男友達とは今でも時々メールやら食事やらを楽しむ仲だし、マスコミにしかできないであろうことを相談すれば親身に乗ってくれるような人なんだし、スペイン人とウルグアイ人でいつも心優しい対応をしてくれる大切な友人もまたマスコミの人間であるわけで。一絡げに「嫌いだね」などとこういうところで書くのは躊躇われもする。

まぁ、でも、「じゃぁ、その他の人は嫌い」ってことでいいや。知り合いの多くがマスコミに入っているけれどもしょうがない、私はあなた達の人となりが嫌いかどうか考える前にあなた方の仕事が嫌いです。

そのうちの一人が、我が社が自殺で揺れているころに私に向かって「君んとこ、大変だねー( ゚∀゚)」と簡単に言い放ったこと、絶対に忘れない。あんたの場合は、あんたが嫌いだよ。侮蔑してる。これまでもこれからも。

Posted by: Reine | Monday, August 13, 2007 at 21:55

他の映画をガシガシ観てしまいたいので、語句メモは後日(※私の言う‘後日’というのは数日~数年のスパン)

Posted by: Reine | Monday, August 13, 2007 at 21:59

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