pronombres personales nominativos 主格人称代名詞
主語として用いられる人称代名詞。
(1人称、2人称、3人称)×(単数、複数)=ぜんぶで6分類。
単数 singular | 複数 plural | |
---|---|---|
1人称 primera persona |
私 yo | 私たち nosotros/as |
2人称 segunda persona |
君 tú | 君たち vosotros/as |
3人称 tercera persona |
あなた usted 彼 él 彼女 ella |
あなたがた ustedes 彼ら ellos 彼女ら ellas |
※usted→Ud.またはVd.と書くこともある
※ustedes→Uds.またはVds.と書くこともある
(1) túとustedの使い分け
tú / vosotros,as | usted / ustedes |
---|---|
親しい相手に 家族・恋人・友人など 子供どうし 大人から子供に向かって 雇い主が使用人に向かって |
心理的な距離を感じる相手に 礼儀正しく接するべき相手に あまり親しくない人どうし |
(2) 複数形について
男性だけ: nosotros, vosotros, ellos
女性だけ: nosotras, vosotras, ellas
⇒ 男女が混ざっているときは「男」: nosotros, vosotros, ellos
(3) vosotros/asについて
■スペイン
親しい相手(複数)に対して: vosotors/as
そうでない相手に対して: ustedes
■中南米
そういう区別はなく、ustedesだけを使う……のだそうですが、私は中南米のスペイン語についてはあまりよくわかってないので、このblogでは扱えません・扱いません。
初対面の相手にはustedで話しかけると覚えておいた方が、まぁ、お行儀はよいと思うよ。ustedを使うべきシチュエーションでtúを用いると無作法だと思われてしまうかも。たとえば私はバス切符売り場とか銀行とかタクシーの運転手さんにはustedで話す。
「年配だからusted」っていうんでもないんだよね。話し手が聞き手に対して仲間意識があると、年の差があってもtúを選ぶことが大いにある。愛がある、あるいは遠慮が無い、どちらかの場合に「tú」になるんだね。
まぁ、なんだそのぉ、「空気読め」ということなのです。
tutear(= hablar de tú)とは、「túで話す」。
知り合ってすぐはustedで話しかけるのが無難ですが、しだいに打ち解けて、いわゆる‘タメ口’でしゃべりたくなってくるでしょう。その時はどちらともなく、「Vamos a tutear. / Vamos a hablar de tú.(túで話そうよ)」などと切り出して話し方を切り替えたりする。
とにかく、「空気読め」なのです。
túとustedの違いについての過去の記事
⇒映画『Atraco a las tres』の中で
⇒映画『El viaje a ninguna parte』の中で
⇒映画『Belle Epoque』のコメント欄で
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Comments
基礎的なことをきちんと説明することがどんなに難しいか思い知りました。何がなんだかわかんなくなってくるし、つらいし、何よりもものすごくこっぱずかしい。
Posted by: Reine | Wednesday, April 25, 2007 22:40