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Friday, September 30, 2005

Chueca

先日『Cachorro』を観ました。映画の舞台はMadridのChueca地区です。


昔、「Madridのゲイシーン探索」をテーマにChueca地区に宿泊したことがあります。ゲイ友ミゲル(仮名)と一緒に2~3泊した。

彼が全部プランを立ててくれた。素敵♥な2DKくらいのアパートを借りて二人で過ごしたんだわ。Madridに着いて、Chueca地区に着いて、どこかホテルかオスタルで彼がフロントか誰かと言葉を交わしてた。そうこうするうちに鍵を渡されて、我々はちょっと歩いたんだ。そこに素敵♥なアパートがあった。で、すんなりとそこに宿泊決定。

インターネットだとかじゃ無い時代にどうやってあれだけ確実なinfoを彼が得ていたかがよくわからない。旅行前にゲイ雑誌を見ていたとは思う。でも、あんまり詳しいことは話してくれなかったんだよなぁ、たしか。「僕達には僕達のネットワークがあるから ;-) 」なんつって煙に巻かれた気がする。


このたび訊いてみた。「どうやって宿なんか探してたの?」等々を。以下、私のQとミゲルのA(一部伏字):

Q: あのアパートどうしてどうやって見つけたんだっけ?
A: Hostal **** に行って、「アパートは扱って無いですか?」って訊いた。それで、C/ ***** という通りのアパートを紹介してもらった。

Q: 雑誌で情報を収集してたわけ?
A: そう、雑誌だよ。ほら、恥ずかしくって俺はとてもじゃないけど買えなくって、いつもReineに頼んで買ってもらってたじゃん、あの雑誌あの雑誌。Reineがいつもうちの前の広場のキオスクで買って来てくれた雑誌があるでしょ? あの雑誌だよ。

(そう言われて思い出した。いつも私はミゲルに頼まれて、というか命じられて、ものすごく破廉恥な、表紙もいろんなものがアラワになってるホモセクシャル専門雑誌を買いに行かされてたのだ。使いっ走り。「自分の家の近所でこんな雑誌買えないよーーー」って彼は言ってたけど、アタシにとっても近所だわい。ほんとに恥ずかしかったぞ、ほんっとに)


Q: 私たち、2軒のディスコに行ったよね? 1軒は宿から近くて小さめで。細長かった印象がある。ディスコというよりはBarだったよね。でも、そこにはあんまりオトコマエがいなかったからちょっと遠くの巨大ディスコに行ったんだよね、たしか。そこはマドリードでも最大級のディスコだとかなんとか言ってた??? でも結局そこでも別にオトコマエは居なくて、っていうか、あんたが歩いてたらガンガン言い寄られて、「君が今夜一番オトコマエだ」って囁かれたりしたんじゃなかったっけ?

A: 最初のは『WHY NOT?』じゃなかったかな。その後、『ÁNGEL』に移った。『ÁNGEL』は今はもう無いよ。ちなみに、今だったらhttp://www.chueca.comとかhttp://www.gaydar.esとかで情報集めるかな。雑誌は『ZERO』ね。

だそうです。


さて。この旅行の思い出を一つメモる。
この旅行はちょうどフランコの命日の2日、3日後だった。そんな時期だったので(?)、彼を偲んで(?)スキンヘッドの人々が街にはウヨウヨしてました。(その日前後はあまり町をウロウロするなと、むかーーし誰かに言われた気がするんだが、どうなのか、そんなに危ないもんなのか)

ミゲルと私は大通りを歩いてた。日曜の昼下がりだった。首都の大通りとは言え、日曜の午後って人通りも少なく(飲食)店も閉まってるのが多かった。わりかし閑散。

そんな時、大通りの反対側を歩いてる、人が良さそうとはとても言えない風貌の若者が目に入りました。通りのこっち側の我々とだいたい平行して歩いてた。それに気づいた頃からミゲルはピリピリし始めた。「Reine、僕達、危ないのかも……」などと言い出し、蒼ざめてた。

「なんで?」っつったら、あっち側を目線で指して言った。「ゲイと東洋人の二人組なんて格好の餌食でしょ。彼らが好きじゃないものが二人並んで歩いてんだよ? 襲撃されちゃうかも…」って。ちょっと涙目で。

私もそこで遅まきながら「ひーーーーーっ」ってなった。

そういうつもりで道の反対側のスキンヘッド氏を見ると、我々と歩調を合わせてるようにしか見えなくなってきて。「こっち窺ってる、窺ってるぅっ」なんつってビクビクした。私達は立ち止まってあっちを窺ってたんだけど、そうすっとタイミングの悪いことにあっちも立ち止まってるわけ。「止まった、止まったっ」なんつってガクガクし。「こっち見た、今、こっち見たっ」っつってブルブルし。ミゲルと私はチワワくらい震えた。

そうこうする内に、道のあっち側の男は先を歩いていた仲間と合流してまた立ち止まってるんだ。それでまた、「みんなでこっち見た、こっち見たっ」って、我々は固まって動けなくなってた。


お気づきかとも思うが、ホントーーに彼らがこっちを見てたかどうかは、かなり怪しいところです。でも、ホントーに我々の恐怖はシャレにならないくらい強烈でしたってば。


「逃げよう、どっかお店に入ろう!」って慌てて方向転換するミゲル。バタバタコソコソと逃げ始めた我々。その時、私、急に態度デカくなっちゃったんだよね。で、歩みもノロくなった。なんか悠長に歩き始めた。「何やってんの! 急いで!」とミゲルは恐慌をきたしている。

私: あのね、私、いいことに気づいちゃったんだー♥ んふふふん
ミ: なによ?!

私: 私はね、きっと大丈夫。彼らは私のことは排斥しないのよ。あんたはどーか知らないけど。(ノンキ)
ミ: 根拠は何っ?

私: だってね、私は日本人だよ?
ミ: 日本人だから何なのっ

私: だーーーってさーーー。日独伊三国同盟だよ。 日本って、あぁた、枢軸国だぜ? すんごく大まかに言ってみればかつての仲間みたいなもんだよ(!)。 私、言っちゃうもん、『あらぁ、枢軸国じゃなーい♥』『枢軸国のよしみでさ♥』って。だから、私はダイジョブ。 ゲイの貴方は危ないかもだけど

ミゲルは呆れ返っており。
「Reine、お前、ヴァカじゃない? あの人達がね、中学とか高校とかでね、歴史の授業を真面目に聞いてたタイプだと思う? 枢軸国なんてね、そんなの彼ら知らないよ? 知ったこっちゃないぜ? 枢軸国だろうが日本人だろうが、あいつらにとってはただの東洋人だよ? ゲイと一緒に居る東洋女だよ?」と。

私: …ダメ?
ミ: 全然ダメ

「そう言えばそうだよねっ」っつってまた逃げ始めた私。(※ナチスもファシストもネオナチもフランコも何もかもが私の頭の中で一絡げにされてることがむしろ怖い。ごめん、全然わかってないです)

結局、一軒のBARを見つけて逃げ込もうとしたんだが、《準備中》とかいう札がかかっており。「ひゃーーー」なんつって我々、ガシャガシャすごい勢いでドアを開けようとしてた。こじ開けようとしてた。そこへ、一人の皮ジャンのスキンヘッドが近づいてきて………


……あん時はね、「万事休す」って思った。「万事休す」なんて心境、それまでの人生で滅多に味わうこと無かったけど、あれは万事休した。「もうダメ……(泪)」っつって目をつぶっちゃう感じっつうのかな。息も止まる感じで。我々二人ドアに手かけたまんま固まった。

結局そのスキンヘッド氏は我々には目もくれず通り過ぎてくれたんですけどね。


ミゲルと私、顔見合わせて苦笑いしちゃって。後から後から笑いがこみ上げてきたけど、でも、あの瞬間は色んな悲惨なシーンを想像しましたよ。バットとか鉄パイプで殴られるんだと思ったんだ。マジで怖かった。いろんな映画でさ、racismとかさ、セクシャルマイノリティへの攻撃とかさ、あるじゃないですか。『Torch Song Trilogy』とか『Carlos SauraのTAXI』とか。そういう惨劇がよぎった瞬間だったのよ。

(※それらの映画のネタバラシ的ですみませんっした)

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Thursday, September 29, 2005

Cachorro / ベアー・パパ [スペイン映画]

(かなり長く・細かく書いてしまいます)

dangerけっこうストーリーを書いてしまっていますからね)


BarcelonaのFnacで購入したんだが中身が入ってなくて愕然とし、その後、闘いぬいてやっと手に入れた『Cachorro』のDVDをようやく見た。

Cachorroよくある「家族が急にできる(増える)」「擬似家族」ストーリーだけども、そこにホモセクシャルの事情が加えられているため、一味も二味も違う仕上がり、といったところ。

主人公はペドロ; 歯科医、oso(熊系)のhomosexual。


‘oso/熊系’とは
1. 「Ser oso es una opción dentro del universo gay. Se caracterizan por su barba, su peludo torso, sus barrigas cerveceras, sus camisas de leñador y su sentido del humor. (「熊系」はゲイ界での一つのタイプである。特徴としては、ヒゲ、毛深い胴体、ビールっ腹、ネルシャツ、そしてユーモアセンスが挙げられよう)」

http://www.el-mundo.es/especiales/2003/06/sociedad/orgullogay/album/12.htmlにosoの説明あり)

2. 俗語辞典より
oso: homosexual peludo y fuerte(毛深くて力強い同性愛男性)

3. 西和辞典より
oso: 熊のような男; 毛深い男; 力の強い男

4. 熊系の検索結果

こういう皆さんです
大八木淳史みたいのがいるね


さて、Madridで歯科医を生業にしているペドロである。
ヒッピーの姉ビオレッタは恋人ボルハとともに2週間のインド旅行へ発つ。一人息子のベルナルド(9歳)をペドロに預けるべく、Alpujarras(グラナダ県)からマドリードにやってくる。

空港に向かう途中ビオレッタとペドロは姉弟喧嘩を始める。
「A mí no me importa que me digas a la cara lo que piensas de mí. Lo que
me duele es que todavía lo digas como si fuese motivo de vergüenza, o de
castigo. (俺に面と向かって何を言おうがかまわない。ただ、姉さんは今でもまだ俺のことを恥だとか罰だとか思ってるみたいに言うだろ、それが苦しくてたまらないんだ)」

「Tú también me tratas como si tuviera que avergonzarme de ser lo que soy.
(だけどあなただってそうよ、私が私で居ることを恥じて生きなきゃいけないみたいに接するじゃない)」

「Porque en tu histeria nos llevas de comparsa a todos los demás, joder. (だって姉さんは自分のハイテンションに周りの俺たちみんなをエキストラかなんかみたいに巻き込むじゃねぇかよ)」


すぐに仲直りする。姉が弟に、「pero te tiene en un pedestal (ベルナルドは貴方のことを心の支えとしているのよ)」

母と叔父のそんな口喧嘩を目の当たりにしたベルナルドは、叔父ペドロの家に居候するのがちょっと不安になったようである。そんな息子に対して母ビオレッタが、「yo
soy la única que lo saca de quicio. Con el resto del mundo es un pedazo
de pan, pero conmigo se pone de una mala hostia. (ペドロ叔父さんをイライラさせるのってママだけだから大丈夫。他の人には本当に善い人だからね。あんなに不機嫌になるのはママに対してだけだから)」


こうしてペドロと甥っ子との生活が始まる。


ある日、ベルナルドの(別れた)父方のおばあちゃんテレサが訪ねて来る。ベルナルドはあまり祖母が好きではない。「昔いつも電話してきてくれたけど、何を喋ったかって言ったらママの悪口だけだった」。

テレサばあさんとペドロはサシで話す。
「孫のベルナルドと会わせてももらえず電話も取り次いでもらえず手紙も手渡してもらえないで今まで来たのだ / あなたの姉さんビオレッタが私を遠ざけ続けたから / 息子も亡くなった今、ベルナルドだけが私に遺された唯一人の家族なの / ビオレッタがインドに行っていて、今ここにこうして預けられているのであれば是非会わせてくれ」と主張するテレサばあさんと断るペドロ。

話しているうちテレサばあさんは昂じて、ついにはビオレッタを誹謗する。ペドロとは険悪な雰囲気のまま対談は終わった。


叔父と甥の生活は穏やかに続いていたが、ある日、外務省から電話が入る。ビオレッタに関するこの一報で、共同生活は長期化が決定的になった。ペドロは改装工事をして子ども部屋を用意さえする。(ここで、ベルナルドが壁のペンキの色を選ぶシーンがあるんだが、けっこう面白い。)

ペドロのゲイ友に囲まれる生活はベルナルドにとって楽しい日々だった。また、ベルナルドの世話に明け暮れるペドロの姿は周囲には、「Es bonito verte preocupado por alguien.(お前が誰かのことで気を揉む姿もいいもんだよ)」と映っているようである。

ゲイ仲間たちは、元恋人を失ってから家に篭りがちのペドロに元気を出してもらうため、サプライズパーティーを開く。さすがにペドロもこの夜は大はしゃぎする。

ハビはなぜ自宅でサプライズパーティーを催してくれたのか。―――ベルナルドが疲れて眠ってくれればハビがその夜は彼の面倒をそのまま見てやれる、一晩自由になれる。だから、お前は今夜くらいは羽を伸ばして来いよとペドロに勧めるのであった。


ペドロは久々に甥の世話から解放され、夜のゲイ街へと繰り出す。チュエカ地区からずーーーっと彼をつけてくる‘組合’っぽい男が一人いるのにはペドロも気づいていた。

後日、歯科医院で働くペドロに弁護士から一本の電話が入る………


(スペイン映画)

Cachorro (Miguel Albaladejo監督、José Luis García Pérez、David Castillo)
Cachorro @IMDb
Cachorro @Yahoo! Cine
・英語タイトル『Bear Club』
・2005年3月にFnacで買ってきた(15.95ユーロ)。

監督: Miguel Albaladejo ミゲル・アルバラデホ
脚本: Miguel Albaladejo Salvador García Ruiz サルバドール・ガルシア・ルイス 
出演:
José Luis García Pérez ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス ... Pedro ペドロ
David Castillo ダビ・カスティージョ ... Bernardo ベルナルド
Empar Ferrer エンパル・フェレール ... Doña Teresa ドニャ・テレサ
Elvira Lindo アルビラ・リンド ... Violeta ビオレタ
Arno Chevrier ... Manuel マヌエル
Mario Arias マリオ・アリアス ... Javi ハビ

(語句メモなどはコメント欄)

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Ya está.

映画『Cachorro』を観た
sexをしててもうイきそうだ、いや、もうイった、あぁもうイくよ僕、あぁ俺もイったよ……というシーンにて「Ya está」「Ya está」「Ya está」と男二人で吠えるシーンがある。「終わった」「もう終わりもう終わり」みたいな意味。

「Ya está」について思い出すことが一点:
10年ほど前か、アンダルシアの町を夜歩いていて、やたらと「Ya está」と言われた。道端ですれ違う若造たち・小僧らが、日本人女と見るとやたらと「Ya está」という声をかけて来た。ニヤニヤしながらね。面白そうな顔しやがってね。

これはですな、奴らには面白かったんだろうけども、俺ら日本人にとってはなーーーーーーんにも面白くないスパニッシュジョークなんですわ、おそらく。ここからは私の推論ですけども、えっと、アンダルシア方言がわからないとちょっとわかりにくいのですけどね、んーっと……、

「女とfuckした」のを日本語で何と言うのかと日本人に尋ねた現地人がいた(ということな)のでしょうな。日本人は、「『fuckした』ならば『ヤった』かなぁ」と答えたんじゃなかろうか。「『ヤッタ』っていうんだな?」とスペイン人は聞き返したろうか。日本人は「そうだ、『ヤった』だ」と言っただろう。

アンダルシアの人々が「やった(yatta)」を発音しようとすると、「ya」ははっきりと「ヤ」とは発音されないことが多いと思う。「ジャ」に近い音になるだろう。つまり「yatta(ヤった)」と言ってるつもりが、現地人の口からは「ジャッタ」に近く発音されていたと思う。「ジャッタ」(あるいは「ヤッタ」)ね。

さて。
「もう終わりだ」「終わった終わった」という先述の「Ya está」ですが、アンダルシア方言では「Ya está」は「ジャ・エスタ」とは聞こえません、「está」の「s」が落ち、「ジャ・エッタ」に、どうせそこまで落ちるのだったら、「está」の「e」も落ちてしまえということで、「ジャッタ」と聞こえます。これもまた「ジャッタ」(あるいは「ヤッタ」)ですわ。

つまりここでダジャレが生まれたわけです。「もう終わった、イった」という意味のスペイン語「Ya está.」と、「Fucked」という意味の日本語「やった」とを、かけているつもりなのですわ、彼らは。


更に、日本人は(アジア人は)短小で早くて弱いんだろう?という彼らの下卑た人種的偏見・人種的ブラックジョークもそこには在ったのではないかと私は考える。「Ya está.」「Ya está.」と話しかけてきてたあの連中は、日本男の早漏(eyaculación precoz)をネタにしていたのである、と。

「日本男とスペイン女がセックスしたってね。日本男はあっと言う間に果てちゃってさ、『あぁ、やった、やった』って息も絶え絶えで。スペイン女は呆れちゃって『¿Ya está? ¡¿Cómo que ya está?! No me entero de na´ .... (あんたもうイっちゃったの?もうイったってどーゆーことよ、こっちは挿れられたかどうかも気づかなかったってのに……)』って言い返した。

『ジャッタ』と男がいい、女が『ジャッタ?』と聞き返したってさ、ゲラゲラ………」みたいな、つまんないジョークではなかったのか。


(※「もう終わりぃぃぃぃっ?」という意味の「¿Ya está?」も、イントネーションが違うだけで発音は「ジャッタ?」である)

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Wednesday, September 28, 2005

cortar el bacalao

[鱈(タラ)を切る]

Sobresalir en un sitio o actividad, ser superior en algo, llevar la iniciativa. (ある場所や活動において傑出する,上位にある,主導権を握る) Se utiliza para definir a la persona que más importante o que más manda en algún lugar. (一番偉いあるいは一番支配的である人を描写するのに用いられるフレーズ)

≒ to have the upper hand

≒ tener la sartén por el mango

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Tuesday, September 27, 2005

buscarle tres pies al gato

[猫に3本(5本)の足を探す]

= buscarle cinco pies al gato

Buscar o ver complicaciones donde no las hay (不必要に問題を複雑にする,わざわざ面倒なことをする).

≒ to split hairs

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Monday, September 26, 2005

aguar la fiesta

[お祭りに水を差す]

aguar la fiesta = ser un aguafiestas

Turbar o estropear un proyecto, reunión, etc (計画だの集まりだのをぶち壊す). Estropear la alegría de algún acontecimiento con comentarios o comportamientos negativos (否定的なコメントや振る舞いによってある行事の盛り上がりを台無しにすること).

≒ to be a party pooper, to be a wet blanket

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Wednesday, September 21, 2005

obscena

(obsceno, -na = obscene)(今日の話は構造がちょっと複雑かも)

ここに書くまでもないような小さい一言はSNSの日記欄にちょこっとメモるようにしてる。こないだ私は「毒舌」について書き留めました:

自身のことを「あたしってけっこう毒舌で」などと言う女で毒舌がきちんと吐けてる女っていないよな。その女は同性に媚びるためにそう言ってみせてるだけで、それではなぜ同性に媚びるのかというと、同性に嫌われてない自分像ってやつを必要としているからであって、それはなんのために必要としているかといえばとどのつまり、異性対策だわな。

プロフィールにソレ系のフレーズを入れてる人間、きっとなんだかおんなじ臭いを放ってるはずよ。

私の周りにはヒドい毒舌家がヒドくごろごろしてるけども、誰一人そんなフレーズでは自分を語ってないわ。

それを読んだ女友達が「そうそう」「同感」「あと、これこれこういう人も同じ系統」「これこれこういう人もヤだけど、それは男・女関係無くヤだ」……と類例を挙げてくれた。そして私はもう一つ似たようなのを挙げた:
こういう系統で他には何があるだろうかというと、「猥談OKでーす♥」と言う(言ってみせる)女、かな。

ただコレに関しては、私自身が猥談大好きなので、何とも言えない。

いや、だって、ほんとに、私はソレ系の話が好きなのであるよ。昔つきあってたようなイチャイチャしてたような、そういう男の子がいたわけだけども、今でも会って話せば、「俺、reneyamaさんの猥談、ほんっとに好きなんだよね」と真っ直ぐな瞳で彼は言う。つまりそれっくらい、「彼氏」みたいな相手とでも爽やかにソレ系の話をしていたということです。


さて。
昔私が女友達数人に向けて書いたもので、「語学習得(のモチベーション)」に関するメールが見つかった。私がスペインに到着後、なんであんなに必死になって猛烈なスピードで闘わなきゃならなかったのかを説明してた。

どうやら、私は、「黙っていることができない」性分で、常になんかしらしゃべってないと死んじゃうから、早くことばを覚えないといけないという必要に迫られてたらしい。そして、特に「人のわるくち」と「猥談」ができないことが超ストレスになってて死んじゃう寸前だったから、そういう方面の語彙を増やすことに力をいれてたらしい。

・母国語で無口な人は、外国語でも無口だ。

・母国語でお喋りな人にとって、外国語習い始めの「乳幼児状態」の時期は、物凄いフラストレーションである

・「言いたいことが言えない」状況を、母国語でこらえられない人は、外国語でもとうてい我慢できない

・だから、「早く」しかも「速く」しゃべれるように、必死に語彙を増やす

・母国語で私が一番活き活きしゃべるのは「猥談」「陰口」であって、それを封じ込められる生活は耐えがたかったので、エロ系の語彙は真っ先に習得しなければならなかった(←真っ先かよ>我)

・その町の日本人女性の間で嫌われていた日本人オンナ(尻軽系)のことを、私がありとあらゆる形容詞を用いて語ったら、スペイン人の女友達が、「あんた、それ系の語彙、私より詳しいくらいだな」と褒めてくれた(←いんや、褒めてない、褒めてない)

・私は、つまり、猥談と陰口をしたいという欲求に突き動かされてスペ語を勉強したようだ


本当に(いまここでは「陰口」はさておき)猥談が好きだったようです。嘆かわしいことです。


さて。(←また「さて。」かよ)

先夜、大学の先輩男性と同期女子と会合をもった。私のむかーーしのサイトの掲示板(※かなり閉鎖的な空間; 私の女友達以外には誰も読みに来ない場)において、私がどんなことをたとえば放言していたのかを先輩男子にちょっと説明しているうちに、「あぁ、そういえばこんな話も書いたことがありますよ」と思い出した:

11 名前: Reine 投稿日: 2000/11/30(木) 00:43

こないだ、ゆったり入浴した後、布団に入ってニュースを見ていた。で、30分後くらいだったろうか、ちょっと体の向きを変えた。そしたら…

「え?……しっ、失禁?!」

って思うくらいの大量の水がソコから漏れ出ました。失禁どころか、「オネショ?…っつうかまだ私寝てないし…」って思うほどの量だった。

湯船につかってた時に、大量に水をソコに格納し、それがパカッと開いたソコから一気に放出された模様。30分もの長きに渡り、ソコに貯水されていた模様。

「バラスト水かよ……」って思って笑ってしまった。

バラストballast
船を安定させるために船底に積む水(・鉛・砂などの重量物)。
(目的港に着くと一気にダバーーッって放水しちゃうんだよね)

 ……そこまで話した時、先輩男性は破裂したように笑ったは笑ったんだが、すぐにものすごく恨めしそうな目で私を見据えて言いました。

「本当に勘弁してくれ。
やめてくれ。
俺たち男が最後まで抱きたいとしてきた幻想をお前が崩してくれた、どうしてくれるんだ。女の人のそんなこと、俺は聞かされたくなかった。あぁぁぁぁぁぁぁぁっ(※頭を抱える)(ぶるんぶるんとナニカを振り払うかのような仕草)

いま俺は、この8分くらいだったか、その8分の俺の記憶をドラえもんに消してもらいたがっている。それで、何も聞かなかった時点でのピュアな俺に戻りたい。ほんとーーーーーーに今の話は聞きたくなかった。ほんとうにどうしてくれる。今のこの俺の哀しみをどうしてくれるんだ」

みたいなことを強く訴えてきた。


それでわかったんだ、私。「あ! あたし、わかった!」って。「エウレカ!」と叫んだ。


猥談が好きであるという私のしている猥談と、「あたしって猥談とかもけっこうデキちゃうんですぅ♥」とプロフィールとかで述べるオンナノヒトのする猥談との決定的な違いはソコなのだ。彼女たちの「わいだん♥」とやらは、男の性欲をビンビンに掻き立て、「あたしをその対象にしてくださいね」と駆り立てるためのモンなんだろう???

私のは萎えさせるための猥談だったのだよ。

男友達の抱いている「女性(にょしょう)」への憧憬やら幻想やら期待やら夢想やら、それらすべてを打ち砕いてくれようと、意図してはいないものの、結果的に完膚なきまでにメッタメタに破壊しちゃう猥談。それが私reneyamaの言っている、「私って猥談が好きでー♠」でした。

そこに添えられていた空気は「♥マーク」ではなくて「♠」でした。剣でした。切った張ったでした。

この事実にやっと気づきました。そして先輩男性が一言、「それは決して褒められたことではないからな」。ごもっともです。反省します。もっと早く過ちに気づきたかったです。

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Saturday, September 10, 2005

por poco me muero

por poco + 現在形 = もう少しで~するところだった

過去のことを話してても「por poco」に「+ 現在形」で表わします。「casi」も同様。

ホントにそう使われてるんだろうか、過去のことを話してる中にあっても、「por poco」の後は現在形を持って来るんだろうか。ということで調べてみる。こういう時に「por poco」だけで検索してみても気が遠くなるばかりでダメですわ、たくさんすぎて。じゃなくて、「por poco me」って「me」でも入れて検索してみるとか「y por poco me」「y casi me」というように重文の後ろ半分を探すつもりにしてみるなどすると、手ごろな例文が見えてくると思う。

(※ ただ……。
ネット検索ってのは便利でもあるけど危険でもあるからちょっとね…。↑の例でもそうだったけども、自分の出したい答えが出てくれるための検索の仕方をしちゃうこともあるので、自分に騙されるなという戒めや、インターネット上に何か書こうとするような世代が用いるコトバヅカイが正しいものであるかどうかっていう吟味は忘れてはならないわけで。以下略)


で、なんだ。何をメモしようとしてたのかというと、「por poco me muero(もうちょいで死ぬところ)」だった話を書き留めようとしたのでした。昨夜わたしは死ぬかと思った。

泡立てネットで泡をモコモコつくって顔を洗うじゃん? その泡が顔全体を覆ってる状態で、なんだか私は息を吸ってしまったらしいんだよな。かなり思い切り。だから、モコモコの泡が一気に大量にノドの奥に入った。塊でスポンと。

何が起きたか一瞬わからなかったよ。
呼吸が停まるは、ノドは焼けるようだは、泡もこもこで洗顔中なので目が開けられないは……。目はつぶったまんまだったが、あの時の私は「目を白黒させて」いたと思う。

数秒ののちには「シャワーのお湯を出せ、出すのだ」と思いついたんだけど、シャーーーーッと出したところでそのお湯をどうするのか、と。口蓋内は洗い落としたけども、ノドの奥まで落ち込んだ泡はどうにもならないでしょう。……次の1秒後には「そうか、深くウガイをすれば…」と思いつき、必死にウガイ。そうすると洗顔料の匂いが鼻へ抜けてきて実に妙な感覚。

お風呂を出てからもしばらくは「おぇぇぇぇ」「えっへん」「ごっほん」と咳払いのようなのを繰り返した。9時間経った今でも食道なのかなんなのか、そういう位置が焼けるようであるし、声はガラガラだし(←いつも嗄れてるけども、いつもより3割増し嗄れてる)、口蓋垂近辺もかなりヒリヒリ(腫れてる感覚)ですよ、嚥下に差し障る感じ。

本当に苦しかった。痛かったです。恐ろしかったです。

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