« May 2005 | Main | July 2005 »

Sunday, June 26, 2005

Jamón Jamón / ハモン・ハモン (レストラン)

『ハモンハモン』@amazon
『Jamón, jamón』@IMDb
『ハモンハモン』@goo映画
『ハモンハモン』@みんなのレビュー

ビガス・ルナ監督だから、まぁ、当然っていうかなんていうか、やらしい映画だわね。この映画を授業で見せられた日には、あなた……。私がこの映画で覚えてるものといったら、

・にんにく
Osborneの黒い牛の看板(←映った……よね? )
・ペネロペのスカートの中に顔を突っ込んでるハビエル

それくらいなものです。そして、あとひとつ強烈に覚えてるのが……:

Abetchyと私(ともう一人の女友達)の間では、『ハモンハモン』という単語を耳にしたら必ず口走らなきゃいけないフレーズがあって、誰よりも早くそれを叫ばなきゃいけないというような競争意識すらあるんだが、それは「¡¡¡ エクスタ・シー、エクスタ・ノー !!!」です。映画の一シーン、ディスコ(クラブとはあえて言わない)でPenélope CruzとJavier Bardemが踊るときにかかってる曲です。「ecstasy(エクスタシー)の「シー」と、スペイン語の「Sí(=はい,Yes)」をかけてる……んだと思うんだが。

今調べたら、ほんとの曲名は、Chimo Bayoの『Así me gusta a mí』っていうみたい。「"chimo bayo" mp3」で探したらわりとすぐ。

いま約10年ぶりに聞いてみたら、意味がありそうな歌詞といえば「一度コレを知っちゃったらきっと気に入っちゃうよ、もう爆発寸前だ、最高だぜ」みたいな数行だけで、あとは歌詞らしいものはほとんど無いのね。「ちきたん ちきてぃたんたん たん け とぅんばん ばん け とぅんばん け てぺてぺ たんばんばん け とぅんばん け ぴん」を繰り返して、合間に「エクスタ・シー、エクスタ・ノー」が叫ばれるだけ。

まぁそんなわけで、我々は『ハモンハモン』って聞こえたらすかさず「¡¡¡エクスタ・シー、エクスタ・ノー!!!」と叫ぶのを常としています。


さて、今日はこの映画について書くのではないのです。この映画と同名のレストランに行ってきたとメモっておきたかっただけです。(※映画『ハモン・ハモン』の詳細は2008年2月25日の記事をどうぞ)

マッシュルームのセゴビア風
ハモンハモン ハモンハモン

スパニッシュ・オムレツ(つけあわせはラタトゥイユ?だろか?)
ハモンハモン

ヒコイワシのマリネ
ハモンハモン

いやぁ……どうかなぁ……。美味しかったっちゃぁ美味しかったけども……。どうなのかな。

オーナーが以前の店(※たしかここ)にいた頃の感じを想像して期待しすぎちゃってたんだろうかな。……リピートはしないなぁと思ったのでした。店近辺に住んでいる友人を連れて行くにはちょうどよいかなと思って下見気分で行ったんだけど、んーーー、別の店に行くことになりそうです。

まぁ、味音痴な私の言うことだからまともに聞いてくれなくていいのですがね。でも、味音痴である私は、たいていのものは「美味しい!」と心の底からコメントしますよ。あの夜はお腹空かせて行ったから尚のこと。「A buen hambre, no hay pan duro.(腹ペコの時は硬いパンなんて無い ⇒ 空きっ腹にまずい物なし)」であったはずなのですよ。

「いや、だって、あんたロクに頼んでないじゃん」ってツッコミたくなるかもしれないけど、だって無かったんだからしょうがない。menuに載ってるものがことごとく切れてたんだよ。エビもタコもなにも。サラダなんかはあったっつっても、スペインレストランに行ってるのにどこでも出るようなサラダをわざわざ注文しません。一人で行ったからpaellaも頼むに頼めず(←それはよその店でもだいたい諦める事柄)。あれら↑くらいしか頼もうと思えるものが無かったんだよ。

貧乏舌で好き嫌いもなくなんでもおいしくいただける幸せ者な私が肯定的感想を抱かずに帰宅するなんて、ほんと珍しいことよ。私自身が驚いているくらい。特に評判悪くも無さそうだしな。なんでだろか。

なんだろなぁ、場所が悪いんじゃないの? 所在地が悪いという意味じゃなくて店舗が悪いという意味。居抜き然としてるんだなぁ。とても居抜き。内装とかも、学園祭でやりそうな演出。TV番組で「お店改造計画」でもあれば申し込んだらいいんじゃないかと思った。内装を変えるだけできっとリピーターは増えると思ったなぁ。もうちょっと凝ってくれてる・整然としている店があったら、もっと都心から離れていたとしても、けっきょくファンシー好きでしかない私はおそらくそっちに行っちゃうだろうなぁ。

まぁ、でも、行ってみてください。美味しいは美味しいんだと思うから。

| | Comments (3) | TrackBack (1)

Monday, June 20, 2005

scarves

旧い男友達が私のメールやblogを読んで、「それにしても、そういう星の下、いや業というべきか?」「reneyama自身が良く悪くもそういうある意味でエイリアンたちを『呼んじゃう』能力があるのかもしれないね」と言う。

…えぇ……おっしゃるとおりかもよ。呼んじゃってるのかもよという事例はいくつか挙げられるけど、どれからUPしようか。とりあえずこの話にしときます。(※昔々の旧サイト時代の掲示板に旅先から記したものを蔵出し)

【状況説明】
数年前、ヨーロッパ某都市に滞在中の出来事。
大学通りという名の、中心街の大通りでのできごと。
すぐそばに某大学のキャンパスあり。
夕暮れ時。
まだ空の色は紫色ではなくてオレンジ色くらいの時間帯。


夕方までインターネットカフェにいた私。カフェを出るときにドアのところでぶつかった男性が居た(ようだ。私は気に留めてなかった。) 店を出て、家(=友人宅)に帰りましょうとチョコチョコ歩き出した私に、その男性が微笑んで声をかけてきた。「あなた、英語をしゃべりますか? えっと僕は○○○人(※ヨーロッパ)です」。「英語しゃべるけど、スペ語の方がマシ」と答えた私。

すると彼は、「あなたはスカーフが好きですか?」と尋ねてきた。好きでも嫌いでもないし、っつうか普通スカーフ好きか嫌いかなんて考えたこと無いでしょ? 私は無かった。で、「Ummm、まぁ、好き…なんじゃ…ない?」と答えた。みなさんそう答えるのではなかろか。

「僕はスカーフをした女性の写真を撮るのが趣味みたいなものでして、今からあなたを撮っていいですか? 僕がいくつか綺麗なスカーフを持っていますから、それを着けてみてくれればいいのです」と彼は言う。私としても友人宅に帰るにはちょっと早すぎたし、その夕べはもう特に予定も無かったし、「あ、なに? スカーフくれるの?」などと思ったもんだから、「それ、時間かかる?」と聞いた。「ぜんぜん。15分くらいでいいです」と彼。

「大学に行って、キャンパスにきれいな場所があるからそこまで行きましょう」って彼が言う。まだまだ人通りが激しい時間帯だし、ほんと大学はすぐそこだったから「はぁ、まぁ、いいですよ」っつって付き合ってあげた。授業を終えた学生とすれ違いながら、我々二人はきれいな中庭に落ち着いた。彼はかばんから4~5枚スカーフ(エルメス)を取り出すと、「じゃぁ、いいですか?」っつって私に着けた。

で、写真を撮り始めた。

途中から、「これ……。ん…??? なんか変?」って思った。スカーフ、とにかくつけてりゃいいみたいなの。適当なの。ファッションとしてのスカーフじゃないわけ、もはや。1枚つけてるっつうのに、もう一枚つけたりさえするわけ。

だから私は、「スカーフで首絞めて殺したりする?」とすら思ったし、あるいは、「私がこうやってスカーフでグルグル巻きになってて注意力が散漫になった隙に、仲間が私のバッグを取って逃げるのかい?」って思って、足でバッグを『手繰り寄せて』足に絡み付けといたりして万が一の事態に備えてた。

でも、そんな新手の泥棒的な気配もやはり感じられず。むぁったくのヨーロッパ人だしさ(←えっと…これは差別ではなくて区別ね)。それに、キャンパス内だし、人がまだまだ通ってる時間帯だったし。

だから次には、「これ加工して顔だけをエロなモノに使うのか?」と考えた。「あぁ、それなのかな、それだわ」と合点が行ったりしてた。

スカーフの巻き付いてる部分を、なんかほら、SMチックなものに置き換えたりして、そういう画像に加工するんだな…って。あぁ、顔出るのはヤベェな…ってさ。でも、ま、そんなもん、どうだっていいわ、私じゃないというのは私がわかってればいいのだ、などとも思ったし。しかし、どうだっていいわと思いつつも、やはり当然のことながら、謎が深まるにつれて私の顔はどんどん硬直してったように思う。

だから、「もう、私、帰らないといけないので」っつって終わらせた。そしたら荷物を片付けながら彼が静かに言ったさ、 「これで君もスカーフフェティシストの世界がわかっただろ」って。


「へ!?」って聞き返したら、「僕は、そうなんです」と。
「こういう嗜好をこれまでに聞いたことがある?」って。
「ないよ、ないよ!」と私。

ちょっと気を取り直したら若干ムカついてきた。なんだか少し気分を害した私は、「この写真、エロサイトに投稿したりするんだろ」と不機嫌そうに言った。しかし、彼はむしろキョトーーーンとしてて。「投稿? なんで??? これは…僕のコレクションに収めるだけ。僕の個人的な世界のためだけ。僕のこれは、『ぽるの界』とはいっさい関係が無い。これはフェチだ。フェチとぽるのは全然話が別だ」と。

彼: 君は、こういうフェチを理解できないでしょ
私: できなくもない
(彼は目ぇ真ん丸で驚いており)

彼: 理解する方向の返答をくれた人は君が初めてだ
私: 今までの女性は、じゃぁ、どういうリアクションだった?
彼: 気味悪がるのが大半。気味悪がらないにしても誰一人理解を示さない

彼: 君は興味があるのか?
私: そういうフェチってものがどういうもんかっつうこと自体には興味があるね

彼: え? じゃぁ、好き?
私: (大慌て) 好きじゃないよ?! 好きとかそういうことじゃなくて、そういうフェティシズムに興味が湧いたということ!


彼はむしろ、私が理解を示したことに、っつうか、理解を示そうという姿勢も持ち合わせていないわけじゃないということを述べたことに興味を抱いたようで、「お茶を御馳走しますから、もうちょっと僕としゃべってください」と言う。なので、その辺のカフェテリアに入ってお茶した。着席とほぼ同時にすごく色々質問したよ、私。「なんでも訊いてくれ」って彼が言うから。「じゃ、遠慮なく」っつって。

だいたい聞いた順番に思い出して書くとこうなる:

Q. あなたはhomosexualでは無いのね?
A. 無い

Q. インポテンツなわけでも無い? (←二問目がそれっ?)
A. 大丈夫。正常

Q. 普通に女の人とそうにぅことができる?
A. できる

Q. その際に、スカーフが無いと欲情しないってこと…?
A. そんなことぜんぜん無い。っつうか、そうにぅ場にスカーフを持ち込んだことは、僕とて無いです。

Q. 今まで声かけた人は何てコメントした?
A. っつうか、僕だって、そうしょっちゅうしょっちゅう声かけて写真撮ってまわってるわけじゃないです。応じてくれる女性もやたらと居るもんじゃなし。

Q. じゃ、なんで私に声かけたのさ
A. なんか……『人がよさそう』だったから、なんとなく……

Q. でも、それじゃぁあれじゃん、写真の‘コレクション’とは言えないじゃない。
A. だから…、僕はそういうためだけにプロのモデルを雇います。それで好きなだけ撮ります。町で歩いてるふつうの女性に声をかけて撮ったことはほとんど無い。

Q. あなたの彼女は何て言ってる?
A. 今はいない

Q. じゃぁ、元カノは?
A. これまで付き合った女性、2人にだけこの嗜好を告白したことがあるけど、2人ともてんで理解してくれなかった。僕がどこかおかしいと言った。気味悪がった。理解できないと言った。そして、告白したあと、ほどなくして2人とも僕から去っていった

Q. 裸の女性がスカーフをしてなきゃ欲情に役立たない?
A. そうじゃない。裸である必要はまったく無い。スカーフをしててくれればただそれだけで僕には充分。

Q. じゃ、裸の女性がスカーフで縛られてたりとか、そういうSMチックな光景が必要なわけでは…
A. 無い、全然無い。さっきから何度も言ってるが、僕のこのスカーフ嗜好は『ぽるの界』とは無縁なものなんだってば。

Q. いつから?
A. 10年くらい前かなぁ…。19歳とかそれくらいかな。

Q. あなた自身は何故だと思ってる? 理由が在る?
A. たぶんこれだろうと考えているのは、僕の従姉だな。小さい頃から彼女がスカーフをつけているのを目にしていた。すごく奇麗だなと思ってた。

Q. で? その従姉に対して、親族としての感情以上のものを抱いてたと?
A. 違う。彼女のことは好きだったけど、それは親戚への普通の想いだ。僕はスカーフが好きだった。あるいは、『スカーフをしている彼女』っつう全体像が好きだった。

Q. なんか直接のきっかけは他にあった?
A. ある日彼女の部屋に入ったら、彼女が直前まで着けていたスカーフがあった。僕はそれを手にとって、残り香を嗅いだ。その時、興奮している自分に気がついた。僕はそのスカーフを思わず持ち帰ってしまった。あれが直接的なきっかけと言えるだろう。そう、あれは19歳の時だった。

Q. なんか特にこだわりはあるの?
A. 絹じゃないとダメ。そして、女性が一度使ったものであれば尚いい。女性が一度身につけたものを僕にくれたりしたら、最高のプレゼント。そしてそこに彼女の香水が移っていたら、もう言うこと無い。

Q. 裸は必須条件では無いと言ったけど、実際のところ、どうよ? そうにぅシチュエーションにて、相手の女性がスカーフつけてたら、どうよ?
A. ……正直言えば………さ…い…こ…う……。僕の夢。でも、誰にもそんなこと頼めないからね。夢は夢だ

Q. あなたのこの嗜好は、男友達には?
A. まさか! 言えないよ。言えるわけない。

Q. 完全な秘密?
A. 秘密。男友達なんかには誰にも打ち明けられない。恋人だってああいう拒否反応を示すくらいなんだから、そんな、まさか、男友達なんかには……。

Q. でも、そういう嗜好の人々のコミュニティがネット上なんかにゃ在るでしょうが
A. こみゅ…にてぃ?

Q. そういう嗜好の人が集って画像を交換したりしてるサイトとかあんじゃないの?
A. だから、さっきも言ったけど、僕が撮った写真は僕のもので、僕のためだけのもので、なにが面白くてこんな大事なコレクションを他人と共有しなきゃいけないんだっつうの。それに第一、僕と同じフェチの人が存在するなんて、僕はこれまでに考えたことも無かった。君はそういうのを聞いたことがあるの?

Q. これ、ぶっちゃけて聞くけどさ、あなた、スカーフを使うわね?
A. な、何に?

Q. 『何に?』って……『ナニに』に決まってんでしょ。masturbationに、だよ。
A. …………つ、使います……恥ずかしながら。

Q. 今日の私の写真も使うつもりでいるわけ?
A. えーっと…えーっと……。君が僕に、使っていいよって許可してくれるんだったら、そうね、使う……ね……。

Q. ふーーーーん……。……まぁ、別にあなた個人が利用する分には、あたしはかまわないっちゃぁかまわないけどな
A. ほんとに!? (※喜色満面)

Q. でさ、ソレ一人でやってる時さ、何を想像しながらやるわけ?
A. んーーっと……。相手の女性が、そうね、やっぱり、裸だけどスカーフつけててくれる姿とかね、僕のこともスカーフで撫でてくれるとかね。

Q. ふーーん。……スカーフいっぱい持ってんの?
A. 何百枚と持ってるよ。大半がエルメス。エルメスが最高。

Q. エルメスのスカーフに給料を注ぎ込んでるってこと? (※れねやま、エルメスのスカーフがなんぼのもんか、全く知らないす)
A. えーっと、僕は、[  ※職業: 金融業界  ]をしていて生活には困ってないから、スカーフ買うくらいはなんでもないんです。


彼は荷物の中に、エルメスの新作春色コレクションみたいなプチカタログさえ持っており。そこには、奇麗なスカーフの写真が当然載ってる。そしてモデルがそれらを身につけてる写真もね。

「あなた、これ、なにが好きなの? んーーっと、質問変えると…えっと、なにで感じるの? スカーフで感じる? それともスカーフをつけたこのモデルたちで感じる?」と聞いたらちょっと考えて

「スカーフもすごく美しいと思う。でも、もちろんスカーフをつけたモデルたちはもっとイイって思う。で、さらに、これはプロの写真家が美しく撮った写真でしょ? 僕が撮った写真よりも遥かに美しいだろう? そうすると尚のこと僕は感じる。奇麗なスカーフ、奇麗な女、奇麗な写真、それら全てが僕のフェチを掻き立てる、っていうことになるかな」
だそうだ。

……と、まぁ、おおまかな会話はこんな感じでひとまず落ち着いた。気が緩みはじめた彼が、ちょっと言いにくそうにではあったが、「僕の夢はさっきも言ったけど、やっぱり、うん、そうだ、理解してくれる女性が居てくれて、そうにぅ場面に僕がスカーフを持ち込むことを受け入れてくれて、協力してくれることなんだな。今、君としゃべってて、それをハッキリと悟った。ありがとう。そして、厚かましいことを言うけども、僕はそれこそあれだ、君とそういうことを今日したいです」と言う。

「あ、ダメダメ。私、今日、せーりだから」と私は即答。「じゃぁ、怒らないで聞いて欲しいんだけど、僕の今の願望は、僕が一人でしている姿を君に見ていてもらいたいってこと。君はスカーフを持ってそこに居てくれるだけでいい」と言う。

「どこでそんなことできると思ってるわけ?(※反語)」と聞くと、カフェテリアのトイレを指して、「あそことか」と。

「時間が無いでしょうが。次から次へと人が来るんだし」といなしたら、「あ、だいじょぶだいじょぶ。僕、スカーフさえあればすぐ済むから」って(←この答え、私はけっこうウケちゃったのよね)。

| | Comments (15) | TrackBack (0)

« May 2005 | Main | July 2005 »