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Saturday, November 13, 2004

cine

先日、スペイン映画をリストアップしてみてあらためて思ったことmemo

スペイン人、映画たくさん観てるよなぁ

ってこと。普段は即レスじゃない人や、メル友として日が浅く事務的なやりとりしかしてない人までが、今回の私の質問(近年のお薦め教えて)には早(く、かつ長)いレスをくれたんだよね。皆さん、複数挙げてくれる。「好き」を感じた。

「好き」というか、うーん、どうなんだろ。生活の一部になってるので、を感じた。たくさん観てるからこそお薦め作品を挙げられるんだろうな、と。

日本って映画は入り口で買うといくら? 1800円? 13ユーロってことか。スペインだと5~6ユーロなんだって? 他の物価やお給料との相対も考えなきゃいけないだろうから一口に「5ユーロ! 安いね!」というんでもないんだろうけど。注: 5ユーロ(685円)、6ユーロ(822円)


そんなこと考えて、あちらに住んでる友人ともちょっとやりとりした。まず映画館が多いよねという話。バルセロナに住んでる友人の場合、家から歩いて行ける距離に4館あると。昔わたしが住んだ町――バルセロナほど大都市じゃない――も、バスを使わないで行ける映画館が4つはあったと思う。中心部に住んでいたので、お夕飯後にトコトコと5分も歩けば2館あった。10分のとこにもう1つ、25分歩けばもう1つ。

友人曰く、「そうなると、日曜日とか何もすることがない日に映画行くんだよね。それに高くないし」――あぁ、やっぱり‘高くない’んだな――「だからスペイン人って映画たくさん見るのかもね」。

しかしここ。

「家から歩いていける」っていう点ね。ちょっともう、そういう町の造りからして日本の感覚とは違うんだよなっていうことを思わなきゃいけないのかもなぁ。

一つの‘街’が小さい?よね? こじんまりだよね。生活圏の広さ(狭さ)という概念からいうと、日本でいう「渋谷」とか「新宿」とか「柏」「横浜」とかが、イコール、スペインでいうところの「Granada」「Sevilla」みたいな感覚じゃない? うまく言えないんだけど。

その「渋谷」「新宿」「柏」「横浜」の中に、住む家、ショッピングセンター、海・山、学校、職場、商店、club、disco、bar…があり、そんな中に「映画館」もあると。職住近接。生活がぜんぶその範囲で済んじゃう。人によっては、ぜんぶ歩いて行けちゃったりする。あ、あと名所旧蹟もだ。

友人曰く、「日本って大変だよね。その‘街’に行くのが」。

そう。寝て起きたところ(つまり家)から、そのような活動場所へ移動するのに一時間はかかるよね? 私が東京近県育ちだから余計にそうなのかもしれないけどもね。私はちなみに高校は県内にもかかわらず65分、大学・職場が85分、部署によっては150分かかってたからね。片道ね、片道。左遷かよ。あぁ、そりゃぁもう「死む」ですよ、「死むー」。しかも満員電車な。


で、なんの話だ。

まぁ、こういう概念の違いがあるので、東京の人口が1200万(?)とかいうとスペイン人はビビるわけだよね。吐きそうな顔して聞いてる。ものすごい人口密度を想像しちゃってるんじゃないか。私たちが‘東京’に言及するときに想定してる広さと、彼らが思い描いている‘街’のソレとは、大きく違ってるんだよね。そこんとこの前提を詰めとかないと、吐きそうなまんま会話が続いちゃいそう。

そんなわけで、彼らは片田舎に住んでいる私がなぜ東京に夜遊びに行かないかを理解できないみたい。一時間も一時間半もかけて夜遊びに行くわけないじゃないですか、というのがピンと来ないみたい。っていうか、だって、都内の‘街’から‘街’だって、歩いて移動ってわけにいかないよね? 山手線の内側に住んでいたときだって、夜遊びゾーンから帰ってくるのはタクシーで数千円かかってたと思うんだ。

で、そうすると今度は、「Reineはすごい自然豊かな山奥に住んでいるのですね?」って思われかねない。たしかに自然豊かだが、my町にはmy町でちゃんと生活空間(っつうか都市機能)はそれなりに存在してるんだがね。たとえばGranada中心部から1時間半離れた地域というのと、東京中心部(といっても具体的にドコかはさておき)から一時間半離れた日本の市区町とでは、かなり違うと思うんだけどね。

そういえば、スペイン人の友人が千葉駅付近に滞在したとき、そこから八王子駅まで移動する間、車窓からの景色がほっとんど変化しなかったことを驚いていた。その行程って、ほとんどずっと、ビルのある景色が途切れないんじゃない? 私、よく憶えてないけど、スペインのMadridから電車で動き出した場合、20分もしたら野っ原……じゃない? それは大袈裟すぎ?


なんの話だったか……

スペイン人の友人夫婦が静寂な観光地(rural turism的な土地)に別荘を持ってて。「山村で一泊なんて乙じゃない?」と誘われて一夜過ごした。翌朝、彼らがいつもの街中心部まで出勤するのに、30分~1時間弱を車で行ったんだ。「日本の感覚だと、出勤に1時間かかるのは普通だな」って言ったら、「じゃぁ、毎日がこういう感じ?」と。「30分でofficeにつければラッキーだと思う」と私。

「こういう生活を選ぶ人も中にはいるけどね」と彼ら。「こういう自然のある地域に家を構えて勤務先は街なか、って人。でも、それはそれで不便でしょ」と。そういう感覚。


スペイン時代、友人の住む‘隣町’にバスで遊びに行ってた。学校の遠足でも利用したけど、‘長距離バス’なのかな。所要時間は1時間半。って、それぜんぜん‘遠足’な気分じゃなかったんだよな、私には。‘イベント’感が湧くような距離じゃないというか。乗り物で1時間半の移動なら、毎日通勤・通学してたっておかしくないもんなあ、という変な気分だった。


で、なんの話だったか。


そんなわけで、スペイン時代を思うと、学校から家まで30分歩いて帰ってくる間に映画館なんてザラザラ転がってるので、フラッと立ち寄ることなんてできたのね。そこへもってきて(他の物価・収入との比較はさておき)5~6ユーロとなると、うーん、どうだろ、やっぱり映画は観やすいんじゃないだろか。

だからみんなあんなにたくさん列挙してくれたんじゃないだろか(いや、「ビデオをレンタルしました/TVで観ました」のももちろんあっただろうけど)。

というちょっとしたmemoのつもりが長すぎ。

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Comments

ところで映画館の数え方って「一館」「二館」なのか? 気分でそうしちゃったけど

Posted by: Reine | Saturday, November 13, 2004 at 12:32

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