« callejero | Main | Hispanic Beat Film Festival 04 / ヒスパニックビートフィルムフェスティバル2004 / 第1回スペイン・ラテンアメリカ映画祭 »

Monday, July 05, 2004

chiste

おことわり
今日の日記は大変にお品がお悪いです。たいていのことは言い放ってしまう私が一言ことわっとこうと思ったくらいなのですから、悪いんです。読むのはそのつもりで。
___

タイトルの「chiste」とは、jokeのことです。説明してる人がけっこういます。「chiste」を扱ってるスペイン語のサイトはいっぱいいっぱいある。ほんとにね、スペイン人の友人はやたら披露してくれるの。すごくたくさんの小咄を各自がネタ帳にためてあるって感じ。(そしてたぶん中南米の人々もおなじ状況だと思います)

ちなみに、「chiste」の中でも「chiste verde 」と言ったら、「dirty joke=a joke about sex」です。私も憶えちゃってるのが幾つかあり。日本でも飲み会の席なんかで説明したことがある。

じゃぁ、そんなのをとりあえず一つ書いておこうか。お昼時にアレだが。

___

あるところにワカモノ(童貞)がいました。カノジョもでき、いよいよ卒業できそうだってんで、薬局に行きました。薬局に入ってみたけど、店内には近所のおばちゃんたちがウヨウヨいたので、彼は恥ずかしくなってしまいました。こんなにおばちゃんが居たんでは買えないぢゃないか。

でも、彼は腹を括ってカウンターに向かったのです。

しかし。

薬剤師のオネイサンがなんだかすげぇフェロモン系の人でした。いよいよ買いにくい状況です。でも彼は勇気を奮い起こしたのです。「……コン……ドーム…ください…」(←やっぱり消え入るような声だ。やっぱり恥ずかしいのだ、彼は。)

薬剤師のオネイサンは無駄に艶かしく、慣れた感じで「サイズは?」って訊いてきました。「サッ…イズ……がっ………ある……のですかっ……」と彼は困ってしまいました。

オネイサン、無意味にセクシーヴォイスであっさりと説明します。「S、M、L、LL。4種類あんのよ。で、あなたは?

ワカモノ、モジモジ答えたの、「ボク、わからないんです」。

オネイサン、「しかたないわねぇ♥」とばかり、(客のおばちゃんたちからは見えないように)カウンタの内側で指を一本見せて質問してきたんです、

薬剤師
「あなた、太さ、これくらい?」


若者、カウンタの内側を覗いてみて、「いやぁ、さすがにもうちょっとあると思います」と答える。オネイサン、「正直に答えなきゃダメよ~ん」などと若干からかいつつ、またカウンタの内側で、

薬剤師「じゃぁ、これだとどうよ?」

覗き込んで若者、「…もうちょっと…あると思うんです……」。オネイサン、いよいよ愉しそうにカウンタの内側でこっそり指を増やす、

薬剤師「こんなもんでどうよ?」

覗き込んで若者、ようやくファイナルアンサー、「そう…です…ね。それくらい…ですね、です。それくらいです」

オネイサン、


やにわに、


なっ、ナニすんだっ、姐さんっっ。


で、


サクッと、


少年に言い放ったの、


あんた、Lだわ」。
___


さてさて。ご機嫌うかがいはこんな感じで。先日のmyイベントをダラダラとメモっとこう。


私は西村さんとメイクアップレッスンに出かけました。(私が5分遅刻した。お店と西村さんには途中で連絡いれといた) 

カルテとか作ってもらっちゃって、(証明写真よりもちょっと大きいってだけの簡易なものだけど)撮影もしてもらっちゃって。詳細は省くけど、ほんとに楽しかった。

あれだな、OPSIS(銀座でも日比谷でも)でいろいろこれまでにもやってもらったんだけど、いずれも素直にはしゃげるのは、やってくれるオネイサン・オニイサンたちが楽しそうだからだな。他人の仕事を「楽しそう」とか簡単に言っちゃうのはちょっと気がひけるのだが、でもみなさん私の髪を結い化粧を施し写真を撮ってくれるのを実に楽しそうにやってくれてる感じなのよね。

それが気持ちいいのね。温かい気持ちになれるというか。

あと素直に喜べるのはね、彼らがセールスを全くしないからだな。「このファンデ、すっごくいいでしょ? これは○○の品でいくらいくらだけど当店ではお安く手に入りますよ、どうしますか」とか、そういうトークが全く無い。どっかのメーカーの差し金(っつうか癒着?っていうかなんていうか)を一切感じない。そんなシステムとは無縁なんだと思う。

もしもそれをやられてたらゲンナリだろ。一度っきりだったろうし、友達に薦めることも、こうしてblogに書くこともなかっただろう。


さて。

我々二人は次のイベントへ急ぎました。写真を勉強している後輩がお友達と一緒にグループ展をしてますって案内状をくれたので行くことにしてたの。

それで、男友達と待ち合わせをしてたの。

メイクアップレッスンだけで終えて速やかに移動していれば余裕で待ち合わせ時刻に間に合ったはずなのに、プチ撮影をしてもらっちゃったりしてたでしょ? それでちょっと遅れちゃったの。私はメイクレッスン後にプチ撮影してもらおうなんて考えてはいなかったんですよ、私はね。でも、ほら、西村さんがー、「あたし、撮影してもらっちゃうーー」とか言ってたからー、ついつい「私も、私もーー」なんつってキャッキャキャッキャやってたからー、それで遅れちゃったのー。


パタパタと急いだけど、5分遅刻は必至で。そうこうする間にも男友達からは電話が入ったりするわけ。彼はもう待ち合わせ場所に着いちゃってるみたいなのよ。先日待ち合わせしたときも、我々が1分しか遅刻してないっていうのに、彼はけっこう前から待ってる感じだったもんなぁ。我々の遅刻率はこれまでのところ100%だ。1分~5分とはいえ、遅刻は遅刻だ。

彼があんなにパンクチュアルな人だとは知らなかったなぁ」と、なぜか咎めるような口調の我々。

なんだよ、そのふくれっ面は。ほんとに間違ってます>西村・レネ山


「やっぱりプチ撮影をしてもらっちゃったのが敗因だったかな」と分析しつつ足を速めた。そこで私、「まぁ、今日はねぇ、私がそもそも5分遅れたわけだから、私としてはなんとも言えないわけだが」と呟いて。

一瞬の間があって、二人で顔見合わせて、「………なんか言えや、謝れや、まずは。『なんとも言えない』って何だよ、『なんとも言えない』って!」と。

ほんとに間違ってますから>レネ山

すまんすまんて。ほんとにすみませんてば。最初に私がメイクアップレッスンに5分遅れなかったら、すべてが予定通りだったんです。


後輩とそのお友達の写真展は可愛らしく。いっぱい楽しく見ましたよ。お知らせありがとう、またグループ展があるときは教えてください>後輩

__


その後は呑みに行ったの。

呑んでたお店で、映画が流れてたの。『ショーシャンクの空に』だった。私、冤罪だとか刑務所の中でリンチみたいなのとかって、大っっっっっ嫌いなのよ。見ていられないのよ。だから、この映画も前半分はキチンと見たことがないわけ。

で、画面ではそんな陰惨な凄惨なシーンが続いてるわけ。牢名主みたいな男に殴られたり刃物で脅かされながら咥えるのを強要されたり犯されちゃったり輪姦されちゃいそうなシーンだったの。もう、ほんとうに苦痛・嫌悪なわけ、私は。


そして心の底から言ったの、「ほんとに刑務所ってこわくない?」って。男友達は「そうか、うん、そうだね、こわい…か。……こわい…ね」って、なんだか生返事なわけ。

だから私、画面を指してもうちょっと強く言ったのよ、

私: 
あぁた、だってさぁ、あんな男たちに後ろからヤられちゃうこと想像してみてよ……『後ろから』っつうか、まぁ、君たちは『後ろ』だけにあるんだけどさ。

彼: うん、僕達はそっちだけだね。

私: とにかくさぁ、こわいでしょ? こわいじゃない!

彼: うん、そうね、こわいね(←まだ生返事かよ)


私: 
(彼の飲んでたこんなような、いや、こんなようだったかな、とにかく、まぁ、わかるよね、そういう、縦に長いグラス、おぉ、そうですか、「タンブラー」というのですね、を指して) 

あぁた、こういうのが、アレなわけよ? こういう感じのヤツにどうこうされるわけよ? 恐ろしいでしょう? 死んぢゃいそうじゃない!


彼: (グラス、non non、「タンブラー」を見遣り) こっ、これっ……?

私: こーゆーのよ。

彼: これっ?

私: (グラスを親指と中指でくるりと掴むや)  あぁ、これはさすがに大き過ぎだわ。

彼: ………。

私: ………。


彼: いま、指で…計……ったのね…

___


その後の会話は弾むわけもなく、ぎこちなくお別れしました。

一日とても楽しかったです。まる。

|

« callejero | Main | Hispanic Beat Film Festival 04 / ヒスパニックビートフィルムフェスティバル2004 / 第1回スペイン・ラテンアメリカ映画祭 »

Comments

そういえば、スペイン人はchisteが好きですね。
クラスで一つずつchisteを言っていこうなんて時は、もう勘弁してくれって思ってました。
まず、そういうアメリカンでパーティーなジョークなんてのは自分のギャグセンスの対極にあるもんだし、そもそもスペイン語で語れるネタなんてないっちゅーの。
何だかそのネタを仕入れるためにリーダーズ・ダイジェストのスペイン語版を購入してたことまで思い出してしまったなぁ・・・。
ちなみに、イタリア人はかなりchiste上手でした。chistosoな人たち。

Posted by: abetchy | Monday, July 05, 2004 at 23:08

そうそう、それ、それ>クラスで一つずつchisteを言っていこうなんて時は、もう勘弁してくれ

「明日までにそれぞれ自国のchisteをまとめてくるように」とか言われて、ヨーロッパ人の級友なんかは「はーい」だったんだけど、日本人はたいてい困ってたな。

「でもなんとかして。なんだったらスペインのchisteを拾って来て」と言われてしまったので、大家さんの家まで行って、娘たちつかまえて「学校で話せるようなchisteを頼む」ってノートにメモって来たわよ、私は、その夜。

家族総出で次から次へと披露してくれましたが。

当時、私、この薬剤師の姐さんのchisteを知らないでよかったなぁと、いまホントに思います。知ってたら、翌日の授業で私、間違いなくこの話を披露しちゃってたわ。

いろんなものを売っ払っちゃってたと思うわ。

Posted by: Reine | Tuesday, July 06, 2004 at 00:54

スペイン人(特に男性)は放っておくと何時間でもchiste合戦してると思う。(っていうと大袈裟だけど)

仕事で来日したスペイン人の団体バスに乗って2時間くらい移動したときも、5人の初対面どうしのビジネスマンが、2時間まるまる披露しあってた。ヒドい感じのやつを。

その後、23時頃から夜の街に繰り出し、私は2時頃に早々に帰ったわけだけど、翌朝8時に集合したときはみなクタクタになってて。ぐったりとソファでつぶれてて。

一人chiste大好きなヤツが集合場所に現れたら、他の連中が、「今日はもうchiste勘弁してくれ」って泣きを入れてた。「朝6時まで延々コイツのchisteを聞かされて、俺、もうお腹の皮が痛い」って言ってた。

何時間しゃべってたのか、と。

Posted by: Reine | Tuesday, July 06, 2004 at 01:01

日本から後輩女子(スペイン語はほとんど知らない)が遊びに来たとき、スペイン人の男友達と呑みに行ったの。

彼がchisteをスペ語で語ってくれ

私がひとまずケタケタ笑い

それを日本語に訳して後輩女子に聞かせ

彼女がケタケタ笑い

彼に「次」ってお願いし

…っていうので軽く3~4時間はもった、なんてこともあった。

Posted by: Reine | Tuesday, July 06, 2004 at 01:07

自国のchisteをまとめてくるように、ってのはうちのクラスでもあったぞ。ないよ、日本には、そんなもん。ってスタンスだったんだが。でも、日本にはそういう(あなたたちみたいな)chisteの文化がなくって・・みたいな逃げをしようもんなら、日本人は笑いに飢えた哀しい人種みたいに括られそうになったりして。そうじゃないよ、笑いのセンスだけ比べたらスペイン人より(少なくとも自分は)かなり上だよ、なんて思ってみたり。

イタリア人のルカというおもしろい奴が居て。先生がイラスト(スープの中に入っていた蝶を男性がスプーンですくって店員を怒鳴っている絵)を見せて、スペイン語で何て言うか?と尋ねた時に、ルカが「ちょっと!この蝶々の茹で方、アルデンテじゃないんだけど!」って答えて、あぁこういうアドリブこそがおもしろい、と思った。ルカとはとても仲良くなれました。

Posted by: abetchy | Wednesday, July 07, 2004 at 00:20

「みんな、じゃぁ、こんなジョークを知ってるか」「あ、俺もそれ、知ってるー」的に飲み会の席で延々披露し合うことが、イコール、笑いのセンスが高い文化である、とはやっぱり思えなかったですよ、私も。

「じゃぁ、君たちはなにで笑うのだ」とか問われたような気がする。

出来上がった状態で世に出回ってるネタに頼って笑う[笑わせ合う]習慣は我々は持ってない、社会の、あるいは身の回りのリアル出来事をどう面白可笑しく語るか、すべては個人の腕にかかってくるのである、と答えたと思う。
__


アルデンテは前にも聞いてたはずなのに、やっぱり読んでるときに「ぷはっ」と声立てて笑っちゃってたな。ルカ、会いたいですな。

Posted by: Reine | Wednesday, July 07, 2004 at 09:16

今回の薬剤師の姐さんのchiste、どっかに掲載されてないかなと思ってちょっと探した。まだ見つからない。

代わりに別の、当時私が気に入ってたchisteを見つけてしまったりで、ちょっとsaudade(追懐)。そんな懐旧chisteを、そんじゃら訳しとこうかの。
__


御婦人がひとり、SEX SHOPに行って店員さんに尋ねた、

婦人: バイブ、ありますかしら?

店員: (※向こうをサーッと手で示し) あちらにございます。

婦人: (※しばしあっちを眺めて) あれがいいわ、端っこのあの赤いノ。


店員: えっと、すみません、わかりにくかったみたいで。えっとですね、あそこの消火器から向こうにズラーッと並んでますんで。

Posted by: Reine | Wednesday, July 07, 2004 at 09:33

婦人: バイブ、ありますかしら?

店員: (※向こうをサーッと手で示し)あちらにございます。

婦人: (※しばしあっちを眺めて)あれがいいわ、端っこのあの赤いノ。


店員: あぁあれは消火器ですよ。ところでサインをいただけますかね、柏原芳恵さん。

Posted by: abetchy | Wednesday, July 07, 2004 at 23:57

一生言われちゃうんだな、柏原。

ほんと、もう、昭和歌謡の闇を細かく覚えてるのをそろそろやめてあげなよ>Abetchy

もう勘弁してあげなよ。

舘ひろしと早見優の一件とだったら、いったいどっちが恥ずかしい思ひ出なんだろう。

Posted by: Reine | Thursday, July 08, 2004 at 10:22

館と早見の一件を知った時に、あぁやっぱり石原軍団×サンミュージックのつながりは深い(言葉通りの事件だな)と思った次第です。
岡田有希子×神田正輝とかね。(←笑えない。)

Posted by: abetchy | Thursday, July 08, 2004 at 22:58

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33847/2910297

Listed below are links to weblogs that reference chiste:

« callejero | Main | Hispanic Beat Film Festival 04 / ヒスパニックビートフィルムフェスティバル2004 / 第1回スペイン・ラテンアメリカ映画祭 »